有価証券報告書-第41期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
①売上高の状況
当社グループの連結会計年度における売上高は、平成24年10月1日付で子会社化したアイシン通商株式会社、ロジェールジャパン株式会社の2社の売上高が年間フルに寄与したこともあり、前期比10.3%増の50,397百万円となりました。
当社単体の商品売上高は、前期比7.5%増の48,042百万円となりました。当事業年度においては、郊外型を中心に駅ビルや都心立地の商業施設に積極的に出店し、さらに小商圏型ショッピングセンターにも出店しました。また、大型商業施設には異なる業態での複数出店を推し進めた結果、新規出店は51店舗となりました。一方、期中退店は20店舗となり、店舗数は純増31店となりました。既存店売上は、財布の取扱いの拡充、ハンドバッグのプライベートブランド商品の拡大、40店舗の店舗改装等により堅調に推移し、既存店売上前期比は2月累計で100.8%と堅調に推移し、さらに3月には消費税増税前の駆け込み需要により売上が大きく伸長したため、3月累計で102.4%となりました。さらに新規出店効果や前事業年度の出店店舗の売上増加等により、全体として売上高を伸長することができました。
品種別に見ますと、財布・雑貨類は、売上高が前期比7.2%増となりました。財布は、専用什器の投入、サンプル陳列販売の導入等により取扱いを拡大したため、販売点数が10.3%増となり、前期比14.3%増となりましたが、雑貨は商品構成の見直しにより単価は7.1%上昇したものの、大きなトレンドがなく、販売点数が11.3%減少したため、前期比5.0%減となりました。メンズ・トラベルバッグは、メンズバッグは年間を通じて好調に推移し、また、平成24年9月以来、低下していたケース類の売上も平成25年10月以降下げ止まり、前期比7.4%増となりました。インポートバッグは、単価が8.8%上昇し、前期比10.3%増となりました。ハンドバッグは、プライベートブランド商品の取扱いを大幅に強化したことにより販売点数が12.4%増となり、前年同期比12.8%増となりました。カジュアルバッグは、期前半までは売上低下が続きましたが、期後半にはアパレルブランドと提携した商品群の売上が好調に推移し、前年同期比0.3%増と年間ではプラスに転じました。
②営業利益の状況
当社グループの当連結会計年度における営業利益は、前期比16.3%増の4,314百万円となりました。
当社単体の営業利益は、前期比16.4%増の4,148百万円となりましたが、これは、プライベートブランド商品の売上増加等により商品粗利益率が前期比0.5ポイント改善したことと、売上高の伸長に伴い販売費及び一般管理費率が0.2ポイント低下したことによるものであります。
③経常利益の状況
当社グループの当連結会計年度における経常利益は、前期比15.5%増の4,295百万円となりました。
当社単体の経常利益は、前期比14.9%増の4,107百万円となりました。これは、それぞれ営業利益の増加に伴うものであります。
④当期純利益の状況
当社グループの当連結会計年度における当期純利益は、前期比13.8%増の2,340百万円となりました。
当社単体の当期純利益は、前期比17.0%増の2,226百万円となりました。これはそれぞれ主に営業利益の増加に伴うものであります。
(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(4) 経営戦略の現状と見通し
経営戦略の現状につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」に記載のとおりであります。
次期につきましては、政府の経済政策による景気の回復が引き続き期待されるものの、消費税増税や円安等による物価の上昇が個人消費に及ぼす影響が懸念され、流通業を取り巻く環境は先行きが不透明な状況が続くものと思われます。
このような状況下ではありますが、当社グループは「MD(商品政策)改革」を目標に掲げ、従来のMDを抜本的に見直し、新規ブランドの導入、プライベートブランド商品とメーカーコラボレート商品の拡張等に努め、業容の拡大を図ってまいります。
カジュアルバッグについては、人気アパレルブランドとの提携により売上回復が顕著となっておりますが、より多くのブランドとの提携を進め、当社の独占販売または優先販売の商品の開発、導入を推進し、同業他社との差別化を図るとともに、売上の拡大を図ってまいります。
ハンドバッグについては、売上が急伸しているプライベートブランドの「efffy」、「kissora」の一層の強化を図り、それぞれのオンリーショップだけでなく、「SAC’S BAR」や「GRAN SAC’S」の店舗内でのコーナー展開によるブランドイメージの確立、売上の拡大を図ってまいります。
好調に推移しているメンズバッグについては、大手取引先との連携を密にして売れ筋商品を確保するとともに、常に商品構成を見直し、品揃えの充実、新規ブランドの導入等を行ない、それぞれの店舗が「地域一番店」であり続けるよう、努力してまいります。トラべルバッグについては、高品質のオリジナル商品の開発に注力するとともに、ブランド商品の強化を図り、より付加価値の高い商品を取り扱ってまいります。
財布については、新規ブランドの導入、売場の拡張を続けて、売上伸長を維持してまいります。また、雑貨については、売上伸長を見込むカジュアルバッグとのコーディネート提案を取り入れ、売上の回復を図ってまいります。
商品粗利益率については、それぞれの品種において、プライベートブランド商品やさまざまなブランドとのコラボレート商品の販売を強化し、向上を図ってまいります。
(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
①キャッシュ・フロー
「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
②財政状況
(資産の状況)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて3,278百万円増加し、19,631百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1,895百万円増加、受取手形及び売掛金が375百万円増加、商品及び製品が925百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて665百万円増加し、12,149百万円となりました。これは主に、有形固定資産が487百万円増加、敷金及び保証金が141百万円増加したこと等によるものであります。
以上の結果、当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて3,944百万円増加し、31,781百万円となりました。
(負債の状況)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて1,237百万円増加し、8,581百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が322百万円増加、1年内償還予定の社債が500百万円増加、未払法人税等が210百万円増加したこと等によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて829百万円増加し、4,003百万円となりました。これは主に、社債が500百万円増加、リース債務が134百万円増加したこと等によるものであります。
以上の結果、当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて2,066百万円増加し、12,584百万円となりました。
(純資産の状況)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べて1,877百万円増加し、19,196百万円となりました。これは主に、配当金463百万円の支払による減少があった一方で、当期純利益2,340百万円の計上等によるものであります。
(6) 経営者の問題認識と今後の方針について
「第2 事業の状況 3 対処すべき課題」に記載のとおりであります。