有価証券報告書-第43期(平成26年11月1日-平成27年10月31日)
金融商品関係
(金融商品関係)
1 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社は、自動車用品の中でもタイヤ・ホイールを専門に扱う事業を行っております。当該事業の計画に照らし適切な資金需要を想定し、資金運用並びに資金調達を行っております。
資金運用については短期的な預金等に限定し、資金調達については設備投資計画に照らして必要がある場合に銀行等金融機関からの借入を行っております。デリバティブ取引は、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である売掛金は、顧客の信用リスクに晒されておりますが、クレジット販売に関する債権は、リスクは限定的であります。未収入金は主に仕入先からの仕入値引であり、取引先の信用リスクに晒されておりますが、リスクは限定的であります。
営業債務である買掛金は、1年以内の支払期日であります。借入金は、主に設備投資に必要な資金の調達を目的としたものであり、借入期間は最長で16年であります。買掛金、長期借入金は資金調達に係る流動性リスクに晒されております。買掛金の一部は、商品の輸入に伴う外貨建てのものがあり、為替の変動に係る市場リスクに晒されておりますが、前渡条件の取引や為替予約を行っております。また、長期借入金は金利の変動に係る市場リスクに晒されております。
デリバティブ取引は、外貨建の営業債務に係る為替の変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした為替予約取引であります。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
売掛金は、販売管理規程及び債権管理規程に従い、管理部で取引相手毎に、期日及び残高を管理するとともに、回収懸念の早期把握や軽減を図っております。未収入金は、債権管理規程に従い、管理部で取引相手毎に、期日及び残高を管理することにより、回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
デリバティブ取引については、取引相手先を一定の格付けを有する金融機関に限定しているため信用リスクはほとんどないと認識しております。
② 市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理
借入金について、管理部で金利の変動をモニタリングし、金利の上昇局面では固定金利条件の借入や、金利の下降局面では借換等を行い金利の変動に係るリスクを低減しております。
重要な外貨建購入予定取引について、為替予約を利用して為替相場の変動に係るリスクを低減しております。為替予約取引については社内管理規程に従い、管理部において取引額に応じた決裁担当者の承認を得て行っております。また取引担当者はデリバティブ報告書を作成し、月次報告を管理部長に対して行っております。振当処理の要件を満たしている為替予約については、振当処理を採用しておりますが、ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジ方針、ヘッジの有効性の評価方法等については、前述の「重要な会計方針」に記載されている「ヘッジ会計の方法」をご覧ください。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
当社は、管理部において適時に資金繰計画を作成、更新し流動性リスクを管理するとともに、金融機関と当座貸越契約を締結することで、流動性リスクを低減しております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価格のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。また、注記事項「デリバティブ取引関係」におけるデリバティブ取引に関する契約額などについては、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
2 金融商品の時価等に関する事項
貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。
前事業年度(平成26年10月31日)
(※1) 長期借入金には1年内返済予定の金額を含んでおります。
(※2) デリバティブ取引は、債権・債務を差し引きして表示しており、合計で正味の債務となる場合については、 △で表示しております。
当事業年度(平成27年10月31日)
(※) 長期借入金には1年内返済予定の金額を含んでおります。
(注1)金融商品の時価の算定方法及びデリバティブ取引に関する事項
資産
(1)売掛金、(2)未収入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
負債
(1)買掛金、(2)短期借入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(3)長期借入金
変動金利によるものは、市場金利を反映しており、また、当社の信用状態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額によっております。固定金利によるものは、元利金の合計額を同様の新規借入を行なった場合に想定される利率で割り引いて算定する方法によっております。
デリバティブ取引
時価は、取引金融機関から提示された価格に基づいて算定しております。
(注2)金銭債権の決算日後の償還予定額
前事業年度(平成26年10月31日)
当事業年度(平成27年10月31日)
(注3)有利子負債の決算日後の返済予定額
前事業年度(平成26年10月31日)
当事業年度(平成27年10月31日)
1 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社は、自動車用品の中でもタイヤ・ホイールを専門に扱う事業を行っております。当該事業の計画に照らし適切な資金需要を想定し、資金運用並びに資金調達を行っております。
資金運用については短期的な預金等に限定し、資金調達については設備投資計画に照らして必要がある場合に銀行等金融機関からの借入を行っております。デリバティブ取引は、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である売掛金は、顧客の信用リスクに晒されておりますが、クレジット販売に関する債権は、リスクは限定的であります。未収入金は主に仕入先からの仕入値引であり、取引先の信用リスクに晒されておりますが、リスクは限定的であります。
営業債務である買掛金は、1年以内の支払期日であります。借入金は、主に設備投資に必要な資金の調達を目的としたものであり、借入期間は最長で16年であります。買掛金、長期借入金は資金調達に係る流動性リスクに晒されております。買掛金の一部は、商品の輸入に伴う外貨建てのものがあり、為替の変動に係る市場リスクに晒されておりますが、前渡条件の取引や為替予約を行っております。また、長期借入金は金利の変動に係る市場リスクに晒されております。
デリバティブ取引は、外貨建の営業債務に係る為替の変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした為替予約取引であります。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
売掛金は、販売管理規程及び債権管理規程に従い、管理部で取引相手毎に、期日及び残高を管理するとともに、回収懸念の早期把握や軽減を図っております。未収入金は、債権管理規程に従い、管理部で取引相手毎に、期日及び残高を管理することにより、回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
デリバティブ取引については、取引相手先を一定の格付けを有する金融機関に限定しているため信用リスクはほとんどないと認識しております。
② 市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理
借入金について、管理部で金利の変動をモニタリングし、金利の上昇局面では固定金利条件の借入や、金利の下降局面では借換等を行い金利の変動に係るリスクを低減しております。
重要な外貨建購入予定取引について、為替予約を利用して為替相場の変動に係るリスクを低減しております。為替予約取引については社内管理規程に従い、管理部において取引額に応じた決裁担当者の承認を得て行っております。また取引担当者はデリバティブ報告書を作成し、月次報告を管理部長に対して行っております。振当処理の要件を満たしている為替予約については、振当処理を採用しておりますが、ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジ方針、ヘッジの有効性の評価方法等については、前述の「重要な会計方針」に記載されている「ヘッジ会計の方法」をご覧ください。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
当社は、管理部において適時に資金繰計画を作成、更新し流動性リスクを管理するとともに、金融機関と当座貸越契約を締結することで、流動性リスクを低減しております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価格のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。また、注記事項「デリバティブ取引関係」におけるデリバティブ取引に関する契約額などについては、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
2 金融商品の時価等に関する事項
貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。
前事業年度(平成26年10月31日)
貸借対照表計上額 | 時価 | 差額 | |
(1) 売掛金 | 1,375,728千円 | 1,375,728千円 | ― |
(2) 未収入金 | 858,489千円 | 858,489千円 | ― |
資産計 | 2,234,217千円 | 2,234,217千円 | ― |
(1) 買掛金 | 2,360,283千円 | 2,360,283千円 | ― |
(2) 短期借入金 | 2,700,000千円 | 2,700,000千円 | ― |
(3) 長期借入金 (※1) | 1,265,000千円 | 1,266,234千円 | 1,234千円 |
負債計 | 6,325,283千円 | 6,326,517千円 | 1,234千円 |
デリバティブ取引 (※2) | 22,571千円 | 22,571千円 | ― |
(※1) 長期借入金には1年内返済予定の金額を含んでおります。
(※2) デリバティブ取引は、債権・債務を差し引きして表示しており、合計で正味の債務となる場合については、 △で表示しております。
当事業年度(平成27年10月31日)
貸借対照表計上額 | 時価 | 差額 | |
(1) 売掛金 | 1,926,419千円 | 1,926,419千円 | ― |
(2) 未収入金 | 948,390千円 | 948,390千円 | ― |
資産計 | 2,874,809千円 | 2,874,809千円 | ― |
(1) 買掛金 | 2,698,579千円 | 2,698,579千円 | ― |
(2) 短期借入金 | 2,700,000千円 | 2,700,000千円 | ― |
(3) 長期借入金 (※) | 5,690,000千円 | 5,687,123千円 | △2,876千円 |
負債計 | 11,088,579千円 | 11,085,703千円 | △2,876千円 |
(※) 長期借入金には1年内返済予定の金額を含んでおります。
(注1)金融商品の時価の算定方法及びデリバティブ取引に関する事項
資産
(1)売掛金、(2)未収入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
負債
(1)買掛金、(2)短期借入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(3)長期借入金
変動金利によるものは、市場金利を反映しており、また、当社の信用状態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額によっております。固定金利によるものは、元利金の合計額を同様の新規借入を行なった場合に想定される利率で割り引いて算定する方法によっております。
デリバティブ取引
時価は、取引金融機関から提示された価格に基づいて算定しております。
(注2)金銭債権の決算日後の償還予定額
前事業年度(平成26年10月31日)
1年以内 | 1年超 5年以内 | 5年超 10年以内 | 10年超 | |
売掛金 | 1,375,728千円 | ― | ― | ― |
未収入金 | 858,489千円 | ― | ― | ― |
合計 | 2,234,217千円 | ― | ― | ― |
当事業年度(平成27年10月31日)
1年以内 | 1年超 5年以内 | 5年超 10年以内 | 10年超 | |
売掛金 | 1,926,419千円 | ― | ― | ― |
未収入金 | 948,390千円 | ― | ― | ― |
合計 | 2,874,809千円 | ― | ― | ― |
(注3)有利子負債の決算日後の返済予定額
前事業年度(平成26年10月31日)
1年以内 | 1年超 2年以内 | 2年超 3年以内 | 3年超 | |
短期借入金 | 2,700,000千円 | ― | ― | ― |
長期借入金 | 475,000千円 | 400,000千円 | 390,000千円 | ― |
合計 | 3,175,000千円 | 400,000千円 | 390,000千円 | ― |
当事業年度(平成27年10月31日)
1年以内 | 1年超 2年以内 | 2年超 3年以内 | 3年超 | |
短期借入金 | 2,700,000千円 | ― | ― | ― |
長期借入金 | 726,666千円 | 716,666千円 | 326,666千円 | 3,920,000千円 |
合計 | 3,426,666千円 | 716,666千円 | 326,666千円 | 3,920,000千円 |