四半期報告書-第21期第1四半期(平成27年4月1日-平成27年6月30日)

【提出】
2015/08/14 16:02
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25項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間(平成27年4月1日から平成27年6月30日まで。なお、決算日が異なる北米連結子会社5社については、原則として平成27年1月1日から平成27年3月31日までの経営成績が含まれております。)における当社グループの事業環境につき、ご報告いたします。
当社グループが米国ネバダ州に保有する2つの金鉱山における金生産事業は、スタンダード鉱山及びフロリダキャニオン鉱山の合計での金生産量が7,694オンス(前年同期比43.2%減)となりました。
主たる生産を行っておりますスタンダード鉱山におきましては、生産予定区域であるサウスピットでの採掘をほぼ終え、ノースエクスパンションと呼ぶ鉱区において採掘を継続いたしました。また、既存のリーチパッド上におきましては、金回収の効率向上を目的としたドーザーを用いたリッピング(堆積表面部での採掘)を実施しました。フロリダキャニオン鉱山におきましては、リーチパッドへの希シアン溶液の散布を継続いたしました。しかしながら、スタンダード鉱山にて採掘を行なった区域での金品位が低かったことに加え、リーチパッドでの希シアン溶液の堆積した鉱石への浸透が、鉱石表面の硬化などの理由より予想を下回ったことから、対前年同期比における金生産量が大きく減少する結果となりました。
フロリダキャニオン鉱山でのリーチパッド建設に始まる操業再開につきましては、修正施業案に係わる認可承認を得て、採掘計画や設備投資計画の立案を進めました。
当第1四半期連結会計期間における金価格は、1月は1,200ドル台を下回る水準で迎え、3月に一時1,150ドル台へと下落したものの、おおむね1,200ドル台を中心に推移しました。
他方、当第1四半期連結会計期間における米ドル為替レートは、1月を120円台で迎え、一時116円台となりましたが、おおむね120円台前後の小幅な推移となりました。
スタンダード鉱山における近時の金生産量の減少傾向を受け、当第1四半期連結累計期間において、第三者機関におけるリーチパッド上の鉱石の評価、すなわち、リーチパッド上にある既積鉱石中の金含有量のうち、回収が見込まれる金量から回収済の金量を差引いた金量(在庫金量)に関する評価を実施しました。この結果、リーチパッド上の鉱石に係る評価損4,386百万円を売上原価に計上しております。しかしながら、当該評価は今後の回収見込み金量に対するものであり、現行の金生産量が直ちに大幅に減少するものではございません。また、評価はその時点における見積りに基づくものであり、実際の金生産量が今回の評価結果を超えて発生する可能性もございます。この場合、原価性が極めて低い売上計上が可能となり、加えて、金価格の上昇が見込まれる場合には、回復を実現するまでに要する時間は更に短縮されるものと考えております。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における業績は、前年同期と比較して金生産量の大幅な減少による影響を受け、売上高は1,118百万円(前年同期比40.0%減)、営業損失は4,485百万円(前年同期は212百万円の営業利益)、経常損失は4,671百万円(同39百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は4,674百万円(同27百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。なお、多額の親会社株主に帰属する四半期純損失を計上した結果、当第1四半期連結会計期間末における純資産は1,317百万円の債務超過となっております。
(2) 財政状態の分析
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ166百万円増加し、2,539百万円となりました。これは主にリーチパッド上の鉱石が213百万円増加したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ4,020百万円減少し、5,231百万円となりました。これは主に投資その他の資産におけるリーチパッド上の鉱石が4,342百万円減少したことによるものであります。
この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,853百万円減少し、7,770百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ17百万円減少し、4,356百万円となりました。これは主に短期借入金が641百万円、その他が449百万円それぞれ増加し、ロイヤリティ債務が1,102百万円減少したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ885百万円増加し、4,731百万円となりました。これは主にロイヤリティー債務が1,087百万円増加し、長期借入金が269百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ867百万円増加し、9,088百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,721百万円減少し、△1,317百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失を4,674百万円計上したことによるものであります。
(3) 研究開発活動
特記すべき事項はありません。
(4) 事業等のリスクに記載した重要事象等についての分析・検討内容及び当該重要事象等を解消し、又は改善するための対応策
当社グループは、当第1四半期連結累計期間にたな卸資産(リーチパッド上の鉱石)の評価損4,386百万円を計上した結果、当第1四半期連結会計期間末において1,317百万円の債務超過となりました。また、前年同期と比較して金生産量の減少による影響を受け、当第1四半期連結累計期間における売上高は1,118百万円(前年同期比40.0%減)と著しく減少しております。このような厳しい事業環境のもと、営業収入を借入金の返済に優先的に充当する状況が生じた結果、当第1四半期連結会計期間末において営業債務及び未払債務の一部に滞留が発生しております。加えて、手元資金残高に比して借入金残高の水準が高く、今後、約定どおりの返済に支障を来すおそれがあります。
一方、当社の連結子会社であるJipangu International Inc. の借入金のうち788百万円について、当第1四半期連結会計期間末において「EBITDA(利払前・税引前・減価償却前・その他償却前利益)が過去12ヶ月間の借入金等に係る利息支払額に対して1.25倍以下となる場合」等とした期限の利益を喪失する財務制限条項に抵触しております。
以上により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。
当社グループは、これらの状況を解消するため、以下に記載の対応策を実施しております。
① 当社グループでは、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (重要な後発事象) 1.借入契約の締結」に記載のとおり、平成27年6月18日、既存借入金の借換え及び運転資金の確保のための借入契約を締結し、同日、実行しました。引き続き、新たな戦略的成長を見据えた事業資金の確保並びに財務基盤の健全化及び安定化を目的とした資金調達を進めていく一方、不採算鉱山からの戦略的撤退を含めた金生産事業に対する抜本的な事業構造改革を行ってまいります。金価格の動向をみつつ、新たな設備投資を抑制し、最低限の費用にて金生産事業を継続維持しつつ、経済効果性の維持が困難であり企業価値の毀損につながる可能性が高いと判断される鉱山につきましては、戦略的な撤退を含めた検討及び実施を速やかに実現してまいります。
② 人員配置の適正化、売上原価の低減並びに販売費及び一般管理費の削減を図り、支出の抑制に努めてまいります。
③ 借入金に関する財務制限条項への抵触につきましては、取引金融機関に対して適用免除に関する協議を進めてまいります。

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