有価証券報告書-第25期(平成30年9月1日-令和1年8月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費が引き続きタイトな雇用情勢を背景として賃金が伸びたこと等により堅調に推移した一方、企業部門は終わりの見通せない米中貿易摩擦に端を発した世界経済の減速懸念や、英国のBrexitの見通しの不確実性の再燃、新たに香港、韓国での火種の発生等による弱い外需に加え、堅調であった内需にも翳りが見えてきました。結果として企業業績にも不透明感が漂う展開となりました。
このような環境のもと、100円ショップ「Watts(ワッツ)」「Watts with(ワッツ ウィズ)」「meets.(ミーツ)」「silk(シルク)」等を展開する当社グループは、収益源の多角化を図るべく、国内100円ショップ事業だけではなく、ファッション雑貨店やディスカウントショップの運営等の国内その他事業、並びに海外事業にも取り組んでおります。
国内100円ショップ事業につきましては、店舗形態ごとの担当専任化、100円以外の価格帯(200円~1,000円)の商品導入、POSデータを活用した商品の入れ替え、キャッシュレス決済への対応等を進めてまいりました。また、100円ショップとディスカウントショップ「リアル」を組み合わせた「ワッツ門真南店」や北欧雑貨店「Sostrene Grene(ソストレーネ・グレーネ)」の商品コーナーを設けた「ワッツ鹿児島中央駅前イオン店」を展開する等、グループ事業間でのシナジー創出にも取り組んでおります。
出店状況につきましては、売上規模の小さな店舗が多い傾向は継続しているものの、通期計画の115店舗に対して111店舗(うちFC1店舗)の出店を行いました。一方で不採算店舗の整理や母店閉鎖等による退店が80店舗(うちFC5店舗)あり、当連結会計年度末店舗数は、直営が1,164店舗(35店舗純増)、FCその他が28店舗(4店舗純減)の計1,192店舗となりました。また、Wattsブランド店舗である「Watts」「Watts with」については、520店舗(101店舗純増)と全体の4割に拡大いたしました。
国内その他事業につきましては、心地よい生活を提案する雑貨店「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」は20店舗(1店舗減)となりました。ギフト向け商品やラッピング展開の強化等、既存店のレベルアップに注力しております。デンマークのライフスタイル雑貨店「Sostrene Grene」は5店舗(1店舗増)となりました。既存店売上高は未だ計画には届いていないものの、引き続きSNSを活用したプロモーションや品揃えの強化を行うことでリピーターの獲得に努めてまいります。生鮮スーパーとのコラボである「バリュー100」は1店舗(増減なし)となっております。ディスカウントショップ「リアル」は6店舗(2店舗増)となりました。
海外事業につきましては、東南アジアを中心とした均一ショップ「KOMONOYA(こものや)」は、タイで49店舗(12店舗増)、マレーシアで8店舗(1店舗減)、ベトナムで9店舗(2店舗減)、ペルーで20店舗(7店舗増)となりました。中国での均一ショップ「小物家園(こものかえん)」は、2店舗(増減なし)となっており、自社屋号の「KOMONOYA」「小物家園」の店舗数は88店舗(16店舗増)となりました。また、ほぼ当社商品で売場を構成する現地資本の均一ショップは、メキシコ、ブラジルといった国々を中心に地域、店舗数ともに徐々に拡大しており、当社グループ店舗と合わせて130店舗を超えました。前連結会計年度にマレーシアの現地法人を譲渡し、直営からFCに切り替えたことで、海外事業売上高は減少いたしましたが、商品供給先は着実に増えており、引き続き販路の拡大に向けた取組みを続けてまいります。
以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
また、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項(表示方法の変更)」に記載のとおり、当連結会計年度より表示方法の変更を行っており、経営成績については当該表示方法の変更を反映した組替え後の前連結会計年度の連結財務諸表の数値を用いて比較しております。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,612百万円増加し、21,557百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,979百万円増加し、11,690百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ367百万円減少し、9,867百万円となりました。
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は16,099百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,494百万円増加いたしました。これは、現金及び預金が928百万円、受取手形及び売掛金が272百万円、商品及び製品が269百万円、それぞれ増加したことなどによるものであります。
固定資産は、5,458百万円となり、前連結会計年度末に比べて117百万円増加いたしました。これは、無形固定資産のその他に含まれるソフトウェア仮勘定が55百万円、投資その他の資産のその他に含まれる長期貸付金が50百万円、それぞれ増加したことなどによるものであります。
この結果、総資産は21,557百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,612百万円増加いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は10,375百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,960百万円増加いたしました。これは、電子記録債務が1,044百万円、支払手形及び買掛金が699百万円、未払法人税等が115百万円、それぞれ増加したことなどによるものであります。
固定負債は、1,315百万円となり、前連結会計年度末に比べ19百万円増加いたしました。これは、長期借入金が40百万円増加した一方で、役員退職慰労引当金が14百万円減少したことなどによるものであります。
この結果、負債合計は、11,690百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,979百万円増加いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は9,867百万円となり、前連結会計年度末に比べ367百万円減少いたしました。これは、利益剰余金が133百万円減少したことに加え、自己株式を135百万円取得したことなどによるものであります。この結果、自己資本比率は47.1%(前連結会計年度末は52.2%)となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の売上高は51,399百万円(前期比3.9%増、計画比98.8%)となりました。100円ショップ事業において、既存店対前期比が通期で99.7%と前期を下回ったことに加え、最低賃金の上昇による人件費の増加や出店競争の激化に伴う家賃比率の上昇といったコストが嵩んだこと等により、営業利益は716百万円(前期比28.4%減、計画比77.9%)、経常利益は656百万円(前期比36.8%減、計画比74.6%)となりました。また、第2四半期連結会計期間において、「Sostrene Grene」の店舗設備等で減損損失を計上したことを主因として、親会社株主に帰属する当期純利益は70百万円(前期比88.9%減、計画比26.1%)となりました。(前期比は前連結会計年度実績比、計画比は2019年4月11日付「第2四半期連結業績予想と実績値との差異及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」にて公表した2019年8月期連結会計年度の連結業績予想比)
なお、当社グループの事業は、100円ショップの運営及びその付随業務の単一セグメントであるため、セグメントの記載をしておりません。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ928百万円増加し、6,075百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は2,279百万円(前年同期は687百万円の獲得)となりました。収入の主な内訳は、当連結会計年度の末日が金融機関の休日であったこと等による仕入債務の増加額1,779百万円及び、減価償却費437百万円、税金等調整前当期純利益378百万円、減損損失197百万円であります。支出の主な内訳は、売上債権の増加額281百万円、法人税等の支払額273百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は832百万円(前年同期は615百万円の使用)となりました。この主な内訳は、新規出店のための有形固定資産の取得による支出561百万円、敷金及び保証金の差入による支出220百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は510百万円(前年同期は658百万円の使用)となりました。これは、主として長期借入金の返済による支出664百万円によるものであります。
③ 仕入及び販売の実績
当社グループは、単一セグメントであるため、事業部門別及び地方別により記載しております。
当連結会計年度の仕入、販売の実績は次のとおりであります。
a.商品仕入実績
当連結会計年度における事業部門別の商品仕入実績は、以下のとおりであります。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.販売実績
(a)当連結会計年度における事業部門別の販売実績は、以下のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.上記の100円ショップ事業「卸他」には、100円ショップ以外の業態の販売額を含めております。
3.販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の得意先はありません。
(b)当連結会計年度における地方別・事業部門別の売上高は、以下のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.地方別の区分は、次のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成に採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。連結財務諸表の作成においては、過去の実績やその時点で合理的と考えられる情報に基づき、会計上の見積りや判断を行っておりますが、見積りや判断は特有の不確実性を伴うため、実際の結果と異なることがあり、結果的に連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.売上高及び売上総利益
売上高は51,399百万円(前期比3.9%増)で、内訳は、100円ショップ事業直営店舗が42,529百万円(同3.1%増)、卸他が8,870百万円(同7.7%増)であります。これは、100円ショップの新規出店を上半期を中心に行ったこと、前期4月にディスカウントショップを運営する「有限会社リアル」を新たに子会社化したこと等によるものであります。また、売上総利益率は37.6%(同0.4ポイント減)で、売上総利益は19,337百万円(同2.8%増)となりました。
b.販売費及び一般管理費及び営業利益
販売費及び一般管理費は18,620百万円(同4.6%増)で、売上高に占める比率は36.2%(同0.2ポイント増)となりました。これは、100円ショップ既存店売上高が対前期比99.7%と100.0%を下回った一方で、最低賃金上昇に伴う人件費の増加や出店競争激化に伴う家賃比率の上昇といったコストが嵩んだこと等によるものであります。この結果、営業利益は716百万円(同28.4%減)となりました。
c.営業外損益及び経常利益
営業外収益は32百万円で、前連結会計年度に比べ46百万円減少いたしました。営業外費用は93百万円で前連結会計年度に比べ50百万円増加いたしました。この結果、経常利益は656百万円(同36.8%減)となりました。
d.特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益
特別損失は277百万円で、前連結会計年度に比べ143百万円増加いたしました。これは主に、「Sostrene Grene」の店舗設備等で減損損失を計上したことによるものであります。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は70百万円(同88.9%減)となりました。また、1株当たり当期純利益は5円26銭であります。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① キャッシュ・フローについて
キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
② 資金需要
当社グループの運転資金需要の主なものは、商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、新規出店及び改装に係る設備投資等によるものであります。
③ 財務政策
当社グループの運転資金及び設備資金につきましては、自己資金及び借入金等にて充当しております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は1,021百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は6,075百万円となっております。
(5)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は常に経営の効率性向上による収益性を追求しており、経営指標として売上高経常利益率と自己資本当期純利益率(ROE)を重視しております。足元の状況を踏まえ、次期の計画はそれぞれ1.5%及び3.4%としておりますが、中期的にはそれぞれ5.0%、10.0%を目指してまいりたいと考えております。
売上高経常利益率は、2017年8月期が2.7%、2018年8月期が2.1%、2019年8月期が1.3%と推移しております。ROEは、2017年8月期が8.7%、2018年8月期が6.2%、2019年8月期が0.7%と推移しております。
当該指標の目標達成に向けて、引き続き取り組んでまいります。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費が引き続きタイトな雇用情勢を背景として賃金が伸びたこと等により堅調に推移した一方、企業部門は終わりの見通せない米中貿易摩擦に端を発した世界経済の減速懸念や、英国のBrexitの見通しの不確実性の再燃、新たに香港、韓国での火種の発生等による弱い外需に加え、堅調であった内需にも翳りが見えてきました。結果として企業業績にも不透明感が漂う展開となりました。
このような環境のもと、100円ショップ「Watts(ワッツ)」「Watts with(ワッツ ウィズ)」「meets.(ミーツ)」「silk(シルク)」等を展開する当社グループは、収益源の多角化を図るべく、国内100円ショップ事業だけではなく、ファッション雑貨店やディスカウントショップの運営等の国内その他事業、並びに海外事業にも取り組んでおります。
国内100円ショップ事業につきましては、店舗形態ごとの担当専任化、100円以外の価格帯(200円~1,000円)の商品導入、POSデータを活用した商品の入れ替え、キャッシュレス決済への対応等を進めてまいりました。また、100円ショップとディスカウントショップ「リアル」を組み合わせた「ワッツ門真南店」や北欧雑貨店「Sostrene Grene(ソストレーネ・グレーネ)」の商品コーナーを設けた「ワッツ鹿児島中央駅前イオン店」を展開する等、グループ事業間でのシナジー創出にも取り組んでおります。
出店状況につきましては、売上規模の小さな店舗が多い傾向は継続しているものの、通期計画の115店舗に対して111店舗(うちFC1店舗)の出店を行いました。一方で不採算店舗の整理や母店閉鎖等による退店が80店舗(うちFC5店舗)あり、当連結会計年度末店舗数は、直営が1,164店舗(35店舗純増)、FCその他が28店舗(4店舗純減)の計1,192店舗となりました。また、Wattsブランド店舗である「Watts」「Watts with」については、520店舗(101店舗純増)と全体の4割に拡大いたしました。
国内その他事業につきましては、心地よい生活を提案する雑貨店「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」は20店舗(1店舗減)となりました。ギフト向け商品やラッピング展開の強化等、既存店のレベルアップに注力しております。デンマークのライフスタイル雑貨店「Sostrene Grene」は5店舗(1店舗増)となりました。既存店売上高は未だ計画には届いていないものの、引き続きSNSを活用したプロモーションや品揃えの強化を行うことでリピーターの獲得に努めてまいります。生鮮スーパーとのコラボである「バリュー100」は1店舗(増減なし)となっております。ディスカウントショップ「リアル」は6店舗(2店舗増)となりました。
海外事業につきましては、東南アジアを中心とした均一ショップ「KOMONOYA(こものや)」は、タイで49店舗(12店舗増)、マレーシアで8店舗(1店舗減)、ベトナムで9店舗(2店舗減)、ペルーで20店舗(7店舗増)となりました。中国での均一ショップ「小物家園(こものかえん)」は、2店舗(増減なし)となっており、自社屋号の「KOMONOYA」「小物家園」の店舗数は88店舗(16店舗増)となりました。また、ほぼ当社商品で売場を構成する現地資本の均一ショップは、メキシコ、ブラジルといった国々を中心に地域、店舗数ともに徐々に拡大しており、当社グループ店舗と合わせて130店舗を超えました。前連結会計年度にマレーシアの現地法人を譲渡し、直営からFCに切り替えたことで、海外事業売上高は減少いたしましたが、商品供給先は着実に増えており、引き続き販路の拡大に向けた取組みを続けてまいります。
以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
また、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項(表示方法の変更)」に記載のとおり、当連結会計年度より表示方法の変更を行っており、経営成績については当該表示方法の変更を反映した組替え後の前連結会計年度の連結財務諸表の数値を用いて比較しております。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,612百万円増加し、21,557百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,979百万円増加し、11,690百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ367百万円減少し、9,867百万円となりました。
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は16,099百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,494百万円増加いたしました。これは、現金及び預金が928百万円、受取手形及び売掛金が272百万円、商品及び製品が269百万円、それぞれ増加したことなどによるものであります。
固定資産は、5,458百万円となり、前連結会計年度末に比べて117百万円増加いたしました。これは、無形固定資産のその他に含まれるソフトウェア仮勘定が55百万円、投資その他の資産のその他に含まれる長期貸付金が50百万円、それぞれ増加したことなどによるものであります。
この結果、総資産は21,557百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,612百万円増加いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は10,375百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,960百万円増加いたしました。これは、電子記録債務が1,044百万円、支払手形及び買掛金が699百万円、未払法人税等が115百万円、それぞれ増加したことなどによるものであります。
固定負債は、1,315百万円となり、前連結会計年度末に比べ19百万円増加いたしました。これは、長期借入金が40百万円増加した一方で、役員退職慰労引当金が14百万円減少したことなどによるものであります。
この結果、負債合計は、11,690百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,979百万円増加いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は9,867百万円となり、前連結会計年度末に比べ367百万円減少いたしました。これは、利益剰余金が133百万円減少したことに加え、自己株式を135百万円取得したことなどによるものであります。この結果、自己資本比率は47.1%(前連結会計年度末は52.2%)となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の売上高は51,399百万円(前期比3.9%増、計画比98.8%)となりました。100円ショップ事業において、既存店対前期比が通期で99.7%と前期を下回ったことに加え、最低賃金の上昇による人件費の増加や出店競争の激化に伴う家賃比率の上昇といったコストが嵩んだこと等により、営業利益は716百万円(前期比28.4%減、計画比77.9%)、経常利益は656百万円(前期比36.8%減、計画比74.6%)となりました。また、第2四半期連結会計期間において、「Sostrene Grene」の店舗設備等で減損損失を計上したことを主因として、親会社株主に帰属する当期純利益は70百万円(前期比88.9%減、計画比26.1%)となりました。(前期比は前連結会計年度実績比、計画比は2019年4月11日付「第2四半期連結業績予想と実績値との差異及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」にて公表した2019年8月期連結会計年度の連結業績予想比)
なお、当社グループの事業は、100円ショップの運営及びその付随業務の単一セグメントであるため、セグメントの記載をしておりません。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ928百万円増加し、6,075百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は2,279百万円(前年同期は687百万円の獲得)となりました。収入の主な内訳は、当連結会計年度の末日が金融機関の休日であったこと等による仕入債務の増加額1,779百万円及び、減価償却費437百万円、税金等調整前当期純利益378百万円、減損損失197百万円であります。支出の主な内訳は、売上債権の増加額281百万円、法人税等の支払額273百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は832百万円(前年同期は615百万円の使用)となりました。この主な内訳は、新規出店のための有形固定資産の取得による支出561百万円、敷金及び保証金の差入による支出220百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は510百万円(前年同期は658百万円の使用)となりました。これは、主として長期借入金の返済による支出664百万円によるものであります。
③ 仕入及び販売の実績
当社グループは、単一セグメントであるため、事業部門別及び地方別により記載しております。
当連結会計年度の仕入、販売の実績は次のとおりであります。
a.商品仕入実績
当連結会計年度における事業部門別の商品仕入実績は、以下のとおりであります。
| 区分 | 当連結会計年度 (自 2018年9月1日 至 2019年8月31日) | 前年同期比(%) |
| 100円ショップ事業(千円) | 32,337,894 | 105.2 |
| 合計(千円) | 32,337,894 | 105.2 |
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.販売実績
(a)当連結会計年度における事業部門別の販売実績は、以下のとおりであります。
| 区分 | 当連結会計年度 (自 2018年9月1日 至 2019年8月31日) | 前年同期比(%) | |
| 100円ショップ事業(千円) | 直営 | 42,529,043 | 103.1 |
| 卸他 | 8,870,030 | 107.7 | |
| 合計(千円) | 51,399,073 | 103.9 | |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.上記の100円ショップ事業「卸他」には、100円ショップ以外の業態の販売額を含めております。
3.販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の得意先はありません。
(b)当連結会計年度における地方別・事業部門別の売上高は、以下のとおりであります。
| 地方別 | 金額(千円) | 前年比(%) | 店舗数 | ||
| 期末店舗数 | 新規出店数 | 閉鎖店舗数 | |||
| 北海道地方 | 1,979,879 | 109.5 | 73 | 4 | 4 |
| 東北地方 | 1,853,824 | 111.2 | 71 | 12 | 3 |
| 関東地方 | 12,555,052 | 100.0 | 283 | 23 | 22 |
| 中部地方 | 6,698,783 | 104.6 | 191 | 23 | 8 |
| 近畿地方 | 10,400,623 | 103.9 | 223 | 22 | 21 |
| 中四国地方 | 4,598,629 | 99.5 | 173 | 12 | 12 |
| 九州地方 | 4,442,251 | 106.3 | 150 | 14 | 5 |
| 100円ショップ直営計 | 42,529,043 | 103.1 | 1,164 | 110 | 75 |
| 卸他 | 8,870,030 | 107.7 | 148 | 29 | 15 |
| 全社合計 | 51,399,073 | 103.9 | 1,312 | 139 | 90 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.地方別の区分は、次のとおりであります。
| 北海道地方 | 北海道 |
| 東北地方 | 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県 |
| 関東地方 | 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県 |
| 中部地方 | 新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 |
| 近畿地方 | 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県 |
| 中四国地方 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県 |
| 九州地方 | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成に採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。連結財務諸表の作成においては、過去の実績やその時点で合理的と考えられる情報に基づき、会計上の見積りや判断を行っておりますが、見積りや判断は特有の不確実性を伴うため、実際の結果と異なることがあり、結果的に連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.売上高及び売上総利益
売上高は51,399百万円(前期比3.9%増)で、内訳は、100円ショップ事業直営店舗が42,529百万円(同3.1%増)、卸他が8,870百万円(同7.7%増)であります。これは、100円ショップの新規出店を上半期を中心に行ったこと、前期4月にディスカウントショップを運営する「有限会社リアル」を新たに子会社化したこと等によるものであります。また、売上総利益率は37.6%(同0.4ポイント減)で、売上総利益は19,337百万円(同2.8%増)となりました。
b.販売費及び一般管理費及び営業利益
販売費及び一般管理費は18,620百万円(同4.6%増)で、売上高に占める比率は36.2%(同0.2ポイント増)となりました。これは、100円ショップ既存店売上高が対前期比99.7%と100.0%を下回った一方で、最低賃金上昇に伴う人件費の増加や出店競争激化に伴う家賃比率の上昇といったコストが嵩んだこと等によるものであります。この結果、営業利益は716百万円(同28.4%減)となりました。
c.営業外損益及び経常利益
営業外収益は32百万円で、前連結会計年度に比べ46百万円減少いたしました。営業外費用は93百万円で前連結会計年度に比べ50百万円増加いたしました。この結果、経常利益は656百万円(同36.8%減)となりました。
d.特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益
特別損失は277百万円で、前連結会計年度に比べ143百万円増加いたしました。これは主に、「Sostrene Grene」の店舗設備等で減損損失を計上したことによるものであります。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は70百万円(同88.9%減)となりました。また、1株当たり当期純利益は5円26銭であります。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① キャッシュ・フローについて
キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
② 資金需要
当社グループの運転資金需要の主なものは、商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、新規出店及び改装に係る設備投資等によるものであります。
③ 財務政策
当社グループの運転資金及び設備資金につきましては、自己資金及び借入金等にて充当しております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は1,021百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は6,075百万円となっております。
(5)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は常に経営の効率性向上による収益性を追求しており、経営指標として売上高経常利益率と自己資本当期純利益率(ROE)を重視しております。足元の状況を踏まえ、次期の計画はそれぞれ1.5%及び3.4%としておりますが、中期的にはそれぞれ5.0%、10.0%を目指してまいりたいと考えております。
売上高経常利益率は、2017年8月期が2.7%、2018年8月期が2.1%、2019年8月期が1.3%と推移しております。ROEは、2017年8月期が8.7%、2018年8月期が6.2%、2019年8月期が0.7%と推移しております。
当該指標の目標達成に向けて、引き続き取り組んでまいります。