有価証券報告書-第35期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/27 12:24
【資料】
PDFをみる
【項目】
126項目
(1)経営成績等の状況の概要
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の適用が繰り返される一方で、3回目のワクチン接種が開始されましたが、感染拡大は収まる気配なく、経済活動の正常化には至りませんでした。また、原材料価格の高騰により、食料、エネルギー、物流などあらゆるものの価格が上昇しており、家計への影響が次第に色濃くなるとともに、総じて回復傾向にあった企業業績も冷や水を浴びせられた格好となりました。海外においては、新型コロナ関連規制の解除が進み、企業業績の回復が進む一方で、様々な要因による原材料価格の高騰がインフレを加速させており、世界経済の下振れリスクとして懸念されております。
リユース市場においては、「サスティナブル商品」に代表されるように、リユースやリサイクルへのニーズが年々高まるとともに、中古品への抵抗感が薄れる傾向にあり、加えてEコマースや個人間売買にけん引された市場は拡大が続いております。また、近年はショッピングセンターへの出店が、明らかに増加傾向にあります。
ゴルフ用品市場においては、海外ツアーや東京オリンピックにおける日本人選手の活躍もあり、ゴルフ人気は続いているものの、前連結会計年度から見られるコロナ禍による需要は一巡した感があります。また、世界的なゴルフ人気による需要の増加に加え、原材料不足、生産ラインの停止、物流の停滞に代表されるサプライチェーンの混乱などによる品不足も回復に時間を要しております。なお、株式会社矢野経済研究所「YPSゴルフデータ」によりますと、新品クラブ及び用品類販売の年間合計(2021年4月~2022年3月)実績は、全カテゴリーで数量、金額ともに前年実績を上回っており、同データのレポートからは、その中でも新製品クラブの需要が好調で市場をけん引していることと、全てのカテゴリーで販売単価が上昇していることが窺えます。
ゴルフ場及び練習場においては、経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」によりますと、2022年1月~3月の利用者数前年同月比は、ゴルフ場が1月112.5%、2月91.4%、3月101.8%、練習場が1月102.5%、2月94.2%、3月100.9%となりました。年間を通して見ると、ゴルフ場、練習場ともに、春から初夏にかけては大きく前年実績を上回り、夏以降は勢いが鈍化するものの、前年実績は2ヶ月を除き上回って推移いたしました。
このような経営環境のなか、当社グループではゴルフ人気を背景に、売上高が2018年3月期以来の過去最高を更新するとともに、前連結会計年度に続いて過去最高益を更新いたしました。また、第二の創業期と位置付けた5年間(2021年3月期~2026年3月期)を対象とする「中期経営計画 Challenge2026」をスタートいたしました。当連結会計年度は、特にゴルフ市場におけるトップシーズンである第1四半期と第3四半期において、前連結会計年度より続くゴルフ人気の風を捉え、順調に業績を積み上げたことで、やや低調に推移した第2四半期と第4四半期を十分に補いました。しかしながら、4月にリニューアルしたECサイト「ゴルフドゥ!オンラインショップ」は伸び悩みが続き、現在も継続的に機能や利便性の向上に努めております。
直営事業においては、前連結会計年度の勢いそのままに、「ゴルフドゥ!」店舗は好スタートを切りました。7、8月は緊急事態宣言等の適用に加えオリンピック観戦により、その勢いはやや落ち着きましたが、10月以降は同宣言等の解除や、天候に恵まれたことで、好調に推移いたしました。しかしながら、2、3月はコロナ禍に伴うゴルフ需要にも鈍化の傾向が強まり、加えて気温が低く推移したことで、思うように業績を伸ばすことができませんでした。また、前々連結会計年度からの粗利益率向上効果も次第に薄れて行きましたが、前連結会計年度より直営店に転換した九州地方の6店舗は安定した業績で推移いたしました。なお、当連結会計年度の「ゴルフドゥ!」直営店の売上高前年増減率は、全店ベース15.0%増、既存店ベース5.2%増となりました。
フランチャイズ事業においては、「ゴルフドゥ!」直営店と同様に好スタートを切りましたが、7月以降は総じて苦戦が続きました。店舗を取り巻く環境は直営店と大差ありませんが、1店舗当たりの中古クラブの在庫量の差が、直営店との業績の差となって現れた感があります。なお、当連結会計年度の「ゴルフドゥ!」フランチャイズ店の売上高前年増減率は、全店ベース3.2%減、既存店ベース3.9%増となりました。
当連結会計年度における「ゴルフドゥ!」は、フランチャイズ店として11月に「甲府バイパス店」、3月に「白山松任店」が新規オープンし、2022年3月31日現在の店舗数は、直営23店舗、フランチャイズ51店舗で合計74店舗、当連結会計年度の売上高前年増減率は、全店ベース4.1%増、既存店ベース4.5%増となりました。
営業販売事業においては、前連結会計年度同様に米国輸入品の欠品や納期遅れが一年を通して続き、業績の回復には至りませんでした。国内ECモールに出店している「GOLF J-WINGS」は、月によって波はあるものの、米国輸入品の優先投入効果もあり、年間合計では売上高、営業利益ともに前年実績を上回りました。
アパレル事業においては、8、9、2及び3月を除き、他の8ヶ月は売上高、営業利益ともに前年同月実績を上回り、かつ黒字となりました。新型コロナウイルス感染者数の増減が客数に比例しており、ひいては業績にも影響を及ぼしております。なお、2019年4月に事業を開始して以来、通期では初めて黒字となりました。
以上の結果、当連結会計年度の経営成績は売上高57億31百万円(前連結会計年度比8.8%増)、営業利益2億44百万円(同5.3%増)、経常利益2億48百万円(同8.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2億27百万円(同64.0%増)となりました。
当連結会計年度におけるセグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(直営事業)
当連結会計年度における直営事業の売上高は40億99百万円(前連結会計年度売上高は36億36百万円)、セグメント利益は3億79百万円(前連結会計年度セグメント利益は3億42百万円)となりました。
(フランチャイズ事業)
当連結会計年度におけるフランチャイズ事業の売上高は5億10百万円(前連結会計年度売上高は4億64百万円)、セグメント利益は1億47百万円(前連結会計年度セグメント利益は1億56百万円)となりました。
(営業販売事業)
当連結会計年度における営業販売事業の売上高は11億48百万円(前連結会計年度売上高は11億97百万円)、セグメント利益は37百万円(前連結会計年度セグメント利益は21百万円)となりました。
(アパレル事業)
当連結会計年度におけるアパレル事業の売上高は49百万円(前連結会計年度売上高は45百万円)、セグメント利益は2百万円(前連結会計年度セグメント損失は4百万円)となりました。
当連結会計年度末における財政状態は、次のとおりであります。
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ2億73百万円の増加となり、33億62百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ2億46百万円の増加となり、26億2百万円となりました。これは主に現金及び預金が1億70百万円減少、売掛金が44百万円、商品が3億33百万円増加したことによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ27百万円の増加となり、7億58百万円となりました。これは主に有形固定資産が39百万円減少、無形固定資産が83百万円増加したことによるものです。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ2百万円の増加となり、25億72百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ2百万円の減少となり、17億72百万円となりました。これは主に買掛金が1億31百万円増加、未払法人税等が95百万円、その他流動負債に含まれる未払消費税等が47百万円減少したことによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ4百万円の増加となり、8億円となりました。これは主に社債が20百万円減少、長期借入金が20百万円増加したことによるものです。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ2億71百万円の増加となり、7億89百万円となりました。これは主に利益剰余金が2億27百万円増加したことによるものです。
この結果、自己資本比率は22.7%(前連結会計年度末は16.2%)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による支出、投資活動による支出及び財務活動による支出の結果、7億24百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益、棚卸資産の増加、仕入債務の増加、法人税等の支払等により、51百万円の支出となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、ネット事業プログラム等の資産の取得による支出等により、1億23百万円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入、長期借入金の返済による支出等により、0百万円の支出となりました。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2021年4月1日
至 2022年3月31日)
前年同期比(%)
直営事業 (千円)4,099,344112.7
フランチャイズ事業 (千円)499,003110.2
営業販売事業 (千円)1,083,08995.8
アパレル事業 (千円)49,601108.3
合計 (千円)5,731,039108.8

(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、以下のとおりです。
当社グループの当連結会計年度の財政状態は、総資産33億62百万円(前連結会計年度末比2億73百万円増)、流動資産26億2百万円(同2億46百万円増)、固定資産7億58百万円(同27百万円増)。負債25億72百万円(同2百万円増)、流動負債17億72百万円(同2百万円減)、固定負債8億円(同4百万円増)。純資産7億89百万円(同2億71百万円増)。この結果、自己資本比率は22.7%(前連結会計年度末は16.2%)となりました。
当連結会計年度は、資産は現金及び預金が1億70百万円減少、商品が3億33百万円増加、有形固定資産が39百万円減少、無形固定資産が83百万円増加、負債は買掛金が1億31百万円増加、未払法人税等が95百万円、その他流動負債に含まれる未払消費税が47百万円減少となりました。商品の増加は、コロナ禍による購入需要、フランチャイズ加盟需要に備えるため、未払法人税等の減少は、過年度に計上しておりました貸倒引当金繰入額が法人税法上損金算入されたことが要因となっております。
当社グループの当連結会計年度の経営成績は売上高57億31百万円(前連結会計年度売上高は52億66百万円)、営業利益2億44百万円(前連結会計年度営業利益は2億32百万円)、経常利益2億48百万円(前連結会計年度経常利益は2億28百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益2億27百万円(前連結会計年度親会社株主に帰属する当期純利益は1億38百万円)となりました。
当連結会計年度は、前連結会計年度から引き続き3密回避レジャーとしてゴルフが注目され続けたことによりゴルフドゥ!直営店及びフランチャイズ加盟店で好成績を収め、売上高過去最高額、過去最高益となりました。また、利益剰余金が回復したことにより1株当たり5円の配当を行うことといたしました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、51百万円の使用となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、1億23百万円の使用となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、0百万円の使用となりました。
当連結会計年度は、コロナ禍により好成績を収めた前連結会計年度において利益の源である商品の確保に大変苦労した背景があり、一年を通して商品確保に努めたため、商品は前連結会計年度末に比べ3億33百万円増加しております。その豊富な商品を活用し、販売活動を行った結果、売上高最高額、過去最高益となりました。また、2021年4月にリニューアルしたECサイトの更なる機能や利便性の向上を図るべくシステム開発への投資を行っております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等、注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に、重要な会計上の見積りについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等、注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
④ セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(直営事業)
前連結会計年度の勢いそのままに、「ゴルフドゥ!」店舗は好スタートを切りました。7、8月は緊急事態宣言等の適用に加えオリンピック観戦により、その勢いはやや落ち着きましたが、10月以降は同宣言等の解除や、天候に恵まれたことで、好調に推移いたしました。しかしながら、2、3月はコロナ禍に伴うゴルフ需要にも鈍化の傾向が強まり、加えて気温が低く推移したことで、思うように業績を伸ばすことができませんでした。また、前々連結会計年度からの粗利益率向上効果も次第に薄れて行きましたが、前連結会計年度より直営店に転換した九州地方の6店舗は安定した業績で推移いたしました。この結果、当連結会計年度における直営事業の売上高は40億99百万円(前連結会計年度売上高は36億36百万円)、セグメント利益は3億79百万円(前連結会計年度セグメント利益は3億42百万円)となりました。
(フランチャイズ事業)
「ゴルフドゥ!」直営店と同様に好スタートを切りましたが、7月以降は総じて苦戦が続きました。店舗を取り巻く環境は直営店と大差ありませんが、1店舗当たりの中古クラブの在庫量の差が、直営店との業績の差となって現れた感があります。なお、11月に「甲府バイパス店」、3月に「白山松任店」が新規オープンしております。この結果、当連結会計年度におけるフランチャイズ事業の売上高は5億10百万円(前連結会計年度売上高は4億64百万円)、セグメント利益は1億47百万円(前連結会計年度セグメント利益は1億56百万円)となりました。
(営業販売事業)
前連結会計年度同様に米国輸入品の欠品や納期遅れが一年を通して続き、業績の回復には至りませんでした。国内ECモールに出店している「GOLF J-WINGS」は、月によって波はあるものの、米国輸入品の優先投入効果もあり、年間合計では売上高、営業利益ともに前年実績を上回りました。この結果、当連結会計年度における営業販売事業の売上高は11億48百万円(前連結会計年度売上高は11億97百万円)、セグメント利益は37百万円(前連結会計年度セグメント利益は21百万円)となりました。
(アパレル事業)
8、9、2及び3月を除き、他の8ヶ月は売上高、営業利益ともに前年同月実績を上回り、かつ黒字となりました。新型コロナウイルス感染者数の増減が客数に比例しており、ひいては業績にも影響を及ぼしております。なお、2019年4月に事業を開始して以来、通期では初めて黒字となりました。この結果、当連結会計年度におけるアパレル事業の売上高は49百万円(前連結会計年度売上高は45百万円)、セグメント利益は2百万円(前連結会計年度セグメント損失は4百万円)となりました。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。