有価証券報告書-第12期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)
(10) 【従業員株式所有制度の内容】
① 従業員株式所有制度の概要
当社の海外連結子会社であるMUFG Americas Holdings Corporationは、平成27年6月、当社及びMUFG Americas Holdings Corporation並びにそれらの子会社の主要な従業員の処遇の一部と株主の皆様の利益との連動性を高め、その雇用関係を維持し、労働意欲をより一層高めることにより、長期的な企業価値及び株式価値の向上を図ることを目的とし、当社ADR(米国預託証券)を取得することを目的とする信託を活用した株式賞与制度(Stock Bonus Plan)(以下、「本株式賞与制度」といいます。)を導入しております。なお、本株式賞与制度は、平成26年7月に実施された株式会社三菱東京UFJ銀行の米州事業統合(以下、「本米州事業統合」といいます。)に伴い、それ以前に株式会社三菱東京UFJ銀行米州本部において導入されていた株式賞与制度(以下、「旧株式賞与制度」といいます。)を、MUFG Americas Holdings Corporationが承継したものであり、旧株式賞与制度に基づき付与された当社ADRを受領する権利(RSU)は、本株式賞与制度に従い存続いたします。
本株式賞与制度では、MUFG Americas Holdings Corporationが、当社若しくはMUFG Americas Holdings Corporation又はそれらの子会社の従業員のうち、MUFG Americas Holdings Corporation及びその子会社であるMUFG Union Bank, N.A.が選定した者(以下、「対象従業員」といいます。)に対して、当該制度及び対象従業員との間の契約等に定める条件に従って、RSUを付与します。RSUは、対象従業員との間の契約において別途の定めがない限り、1個につき1ADRを受領する権利であり、確定日における在籍等を条件として、原則として付与日後1年毎に各対象従業員の有するRSUのうち3分の1ずつが確定するものです。MUFG Americas Holdings Corporationは、対象従業員のうちその有するRSUに係る権利が確定した者を受益者とする信託を設定し、当該信託は、対象従業員の有するRSUに係る権利確定の時期及び個数に従って、MUFG Americas Holdings Corporationが信託に対して信託譲渡した現金を原資として当社ADRを市場から購入し、当該当社ADRをRSUに係る権利の確定した対象従業員に対して譲渡します。対象従業員は、当該信託より当社ADRを取得するまで、議決権等の株主としての権利を行使できません。但し、当社ADRにつき金銭配当が支払われる場合は、対象従業員は、MUFG Americas Holdings Corporationとの間の契約において別途の定めがない限り、当該金銭配当相当額を受け取る権利を有し、RSUが確定する条件と同一の条件で支払いを受けます。なお、当該信託は、旧株式賞与制度に関連して、株式会社三菱東京UFJ銀行が設定した信託を承継するものです。
また、MUFG Americas Holdings Corporationは、本米州事業統合に伴いUnionBanCal Corporationから現在の商号へ変更する以前から、本株式賞与制度と同一の目的で株式賞与制度(以下、「UnionBanCal Corporation株式賞与制度」といいます。)を導入していましたが、UnionBanCal Corporation株式賞与制度は、本米州事業統合以後も、MUFG Americas Holdings Corporationにおいて引き続き存続します。但し、今後、UnionBanCal Corporation株式賞与制度に基づきRSUが付与されることはなく、UnionBanCal Corporation株式賞与制度に基づいて既に付与されたRSUが全て確定し、以下に定めるUnionBanCal Corporation対象従業員に対して当社ADRが譲渡された場合、UnionBanCal Corporation株式賞与制度は終了する予定です。
UnionBanCal Corporation株式賞与制度では、UnionBanCal Corporationが、UnionBanCal Corporation又はその子会社の従業員のうち、UnionBanCal Corporationが選定した者(以下、「UnionBanCal Corporation対象従業員」といいます。)に対して、当該制度及びUnionBanCal Corporation対象従業員との間の契約等に定める条件に従って、RSUが付与されました。RSUは、UnionBanCal Corporation対象従業員との間の契約において別途の定めがない限り、1個につき1ADRを受領する権利であり、確定日における在籍等を条件として、原則として付与日後1年毎に各UnionBanCal Corporation対象従業員の有するRSUのうち3分の1ずつが確定するものです。UnionBanCal Corporationは、UnionBanCal Corporation対象従業員のうちその有するRSUに係る権利が確定した者を受益者とする信託を設定し、当該信託は、UnionBanCal Corporation対象従業員の有するRSUに係る権利確定の時期及び個数に従って、UnionBanCal Corporationが信託に対して信託譲渡した現金を原資として当社ADRを市場から購入し、当該当社ADRをRSUに係る権利の確定したUnionBanCal Corporation対象従業員に対して譲渡します。UnionBanCal Corporation対象従業員は、当該信託より当社ADRを取得するまで、議決権等の株主としての権利を行使できません。
(ⅰ)従業員に取得させる予定の株式の総数
23,600,901ADR(23,600,901原株)
(注)1 当社ADRと原株との交換比率は1対1です。
(注)2 平成29年5月31日現在において、旧株式所有制度、若しくは本株式所有制度又はUnionBanCal
Corporation株式賞与制度に基づき付与され、存続しているRSUに関して、対象従業員及びUnionBanCal Corporation対象従業員に取得させる予定の株式の総数を記載しています。
(ⅱ)当該従業員株式所有制度による受益権その他の権利を受けることができる者の範囲
対象従業員及びUnionBanCal Corporation対象従業員のうち権利確定日における在籍その他の所定の要件を充足する者(所定の要件を充足する退職者を含みます。)。
② 役員に対する株式所有制度
当社は、平成28年5月16日開催の報酬委員会において、当社の子会社であり、当社グループの中核を担う株式会社三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、三菱UFJホールディングス株式会社及び三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(4社を総称して、以下「中核事業会社」)並びに当社(中核事業会社と当社の5社を総称して、以下「対象会社」)の取締役、執行役、執行役員及びシニアフェロー(社外取締役及び監査委員を務める取締役を除く。以下「取締役等」)を対象に、新たなインセンティブプランとして信託を活用した業績連動型株式報酬制度(以下「本制度」)を導入することを決議いたしました。本制度の導入に伴い、従来のストックオプション制度は廃止しております。また、平成28年11月14日開催の報酬委員会において、過去に割当を受けた未行使のストックオプションを保有する取締役等を対象に、ストックオプションによる報酬制度から本制度への移行を行うことを決議いたしました。
(ⅰ)本制度の概要
本制度は、取締役等を対象に、役員報酬として当社株式及び当社株式の換価処分金額相当額の金銭を、当社株式から生じる配当金とともに交付又は給付するインセンティブプランです。本制度では、取締役等の退任時に株式交付等を行う信託Ⅰ・Ⅲと、対象期間の終了時に株式交付等を行う信託Ⅱの3種類を設定しています。信託Ⅰ・Ⅱは、当社グループの中期経営計画の期間に対応した3事業年度(当初は平成29年3月31日で終了する事業年度から平成30年3月31日で終了する事業年度までの2事業年度)の期間を対象として、役位や中期経営計画の業績目標の達成度等に応じて株式交付等を行います。また、信託Ⅲは、過去に割当を受けた未行使のストックオプションに代わるものです。
(ⅱ)信託契約の内容
(ⅲ)取得株式の総額
(イ)信託Ⅰ 約38億円(信託報酬及び信託費用等を含む。)
(ロ)信託Ⅱ 約59億円(同上)
(ハ)信託Ⅲ 約88億円(同上)
(ⅳ)受益権その他の権利を受け取ることができる者の範囲
対象会社の取締役等のうち、受益者要件を充足する者
① 従業員株式所有制度の概要
当社の海外連結子会社であるMUFG Americas Holdings Corporationは、平成27年6月、当社及びMUFG Americas Holdings Corporation並びにそれらの子会社の主要な従業員の処遇の一部と株主の皆様の利益との連動性を高め、その雇用関係を維持し、労働意欲をより一層高めることにより、長期的な企業価値及び株式価値の向上を図ることを目的とし、当社ADR(米国預託証券)を取得することを目的とする信託を活用した株式賞与制度(Stock Bonus Plan)(以下、「本株式賞与制度」といいます。)を導入しております。なお、本株式賞与制度は、平成26年7月に実施された株式会社三菱東京UFJ銀行の米州事業統合(以下、「本米州事業統合」といいます。)に伴い、それ以前に株式会社三菱東京UFJ銀行米州本部において導入されていた株式賞与制度(以下、「旧株式賞与制度」といいます。)を、MUFG Americas Holdings Corporationが承継したものであり、旧株式賞与制度に基づき付与された当社ADRを受領する権利(RSU)は、本株式賞与制度に従い存続いたします。
本株式賞与制度では、MUFG Americas Holdings Corporationが、当社若しくはMUFG Americas Holdings Corporation又はそれらの子会社の従業員のうち、MUFG Americas Holdings Corporation及びその子会社であるMUFG Union Bank, N.A.が選定した者(以下、「対象従業員」といいます。)に対して、当該制度及び対象従業員との間の契約等に定める条件に従って、RSUを付与します。RSUは、対象従業員との間の契約において別途の定めがない限り、1個につき1ADRを受領する権利であり、確定日における在籍等を条件として、原則として付与日後1年毎に各対象従業員の有するRSUのうち3分の1ずつが確定するものです。MUFG Americas Holdings Corporationは、対象従業員のうちその有するRSUに係る権利が確定した者を受益者とする信託を設定し、当該信託は、対象従業員の有するRSUに係る権利確定の時期及び個数に従って、MUFG Americas Holdings Corporationが信託に対して信託譲渡した現金を原資として当社ADRを市場から購入し、当該当社ADRをRSUに係る権利の確定した対象従業員に対して譲渡します。対象従業員は、当該信託より当社ADRを取得するまで、議決権等の株主としての権利を行使できません。但し、当社ADRにつき金銭配当が支払われる場合は、対象従業員は、MUFG Americas Holdings Corporationとの間の契約において別途の定めがない限り、当該金銭配当相当額を受け取る権利を有し、RSUが確定する条件と同一の条件で支払いを受けます。なお、当該信託は、旧株式賞与制度に関連して、株式会社三菱東京UFJ銀行が設定した信託を承継するものです。
また、MUFG Americas Holdings Corporationは、本米州事業統合に伴いUnionBanCal Corporationから現在の商号へ変更する以前から、本株式賞与制度と同一の目的で株式賞与制度(以下、「UnionBanCal Corporation株式賞与制度」といいます。)を導入していましたが、UnionBanCal Corporation株式賞与制度は、本米州事業統合以後も、MUFG Americas Holdings Corporationにおいて引き続き存続します。但し、今後、UnionBanCal Corporation株式賞与制度に基づきRSUが付与されることはなく、UnionBanCal Corporation株式賞与制度に基づいて既に付与されたRSUが全て確定し、以下に定めるUnionBanCal Corporation対象従業員に対して当社ADRが譲渡された場合、UnionBanCal Corporation株式賞与制度は終了する予定です。
UnionBanCal Corporation株式賞与制度では、UnionBanCal Corporationが、UnionBanCal Corporation又はその子会社の従業員のうち、UnionBanCal Corporationが選定した者(以下、「UnionBanCal Corporation対象従業員」といいます。)に対して、当該制度及びUnionBanCal Corporation対象従業員との間の契約等に定める条件に従って、RSUが付与されました。RSUは、UnionBanCal Corporation対象従業員との間の契約において別途の定めがない限り、1個につき1ADRを受領する権利であり、確定日における在籍等を条件として、原則として付与日後1年毎に各UnionBanCal Corporation対象従業員の有するRSUのうち3分の1ずつが確定するものです。UnionBanCal Corporationは、UnionBanCal Corporation対象従業員のうちその有するRSUに係る権利が確定した者を受益者とする信託を設定し、当該信託は、UnionBanCal Corporation対象従業員の有するRSUに係る権利確定の時期及び個数に従って、UnionBanCal Corporationが信託に対して信託譲渡した現金を原資として当社ADRを市場から購入し、当該当社ADRをRSUに係る権利の確定したUnionBanCal Corporation対象従業員に対して譲渡します。UnionBanCal Corporation対象従業員は、当該信託より当社ADRを取得するまで、議決権等の株主としての権利を行使できません。
(ⅰ)従業員に取得させる予定の株式の総数
23,600,901ADR(23,600,901原株)
(注)1 当社ADRと原株との交換比率は1対1です。
(注)2 平成29年5月31日現在において、旧株式所有制度、若しくは本株式所有制度又はUnionBanCal
Corporation株式賞与制度に基づき付与され、存続しているRSUに関して、対象従業員及びUnionBanCal Corporation対象従業員に取得させる予定の株式の総数を記載しています。
(ⅱ)当該従業員株式所有制度による受益権その他の権利を受けることができる者の範囲
対象従業員及びUnionBanCal Corporation対象従業員のうち権利確定日における在籍その他の所定の要件を充足する者(所定の要件を充足する退職者を含みます。)。
② 役員に対する株式所有制度
当社は、平成28年5月16日開催の報酬委員会において、当社の子会社であり、当社グループの中核を担う株式会社三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、三菱UFJホールディングス株式会社及び三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(4社を総称して、以下「中核事業会社」)並びに当社(中核事業会社と当社の5社を総称して、以下「対象会社」)の取締役、執行役、執行役員及びシニアフェロー(社外取締役及び監査委員を務める取締役を除く。以下「取締役等」)を対象に、新たなインセンティブプランとして信託を活用した業績連動型株式報酬制度(以下「本制度」)を導入することを決議いたしました。本制度の導入に伴い、従来のストックオプション制度は廃止しております。また、平成28年11月14日開催の報酬委員会において、過去に割当を受けた未行使のストックオプションを保有する取締役等を対象に、ストックオプションによる報酬制度から本制度への移行を行うことを決議いたしました。
(ⅰ)本制度の概要
本制度は、取締役等を対象に、役員報酬として当社株式及び当社株式の換価処分金額相当額の金銭を、当社株式から生じる配当金とともに交付又は給付するインセンティブプランです。本制度では、取締役等の退任時に株式交付等を行う信託Ⅰ・Ⅲと、対象期間の終了時に株式交付等を行う信託Ⅱの3種類を設定しています。信託Ⅰ・Ⅱは、当社グループの中期経営計画の期間に対応した3事業年度(当初は平成29年3月31日で終了する事業年度から平成30年3月31日で終了する事業年度までの2事業年度)の期間を対象として、役位や中期経営計画の業績目標の達成度等に応じて株式交付等を行います。また、信託Ⅲは、過去に割当を受けた未行使のストックオプションに代わるものです。
(ⅱ)信託契約の内容
信託Ⅰ・Ⅱ | 信託Ⅲ | |
信託の種類 | 特定単独運用の金銭信託以外の金銭の信託(他益信託) | |
信託の目的 | 対象会社の取締役等に対するインセンティブの付与 | |
委託者 | 当社 | |
受託者 | 三菱UFJ信託銀行株式会社 (共同受託者 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | |
受益者 | 対象会社の取締役等のうち受益者要件を充足する者 | |
信託管理人 | 各対象会社と利害関係のない第三者(公認会計士) | |
信託契約日 | 平成28年5月17日 | 平成28年11月15日 |
信託の期間 | 平成28年5月17日~平成30年8月末日 | 平成28年11月15日~平成31年11月末日 |
制度開始日 | 平成28年7月1日 | 平成28年12月1日 |
議決権行使 | 行使しない | |
取得株式の種類 | 当社普通株式 | |
株式の取得方法 | 株式市場から取得 | |
帰属権利者 | 当社 |
(ⅲ)取得株式の総額
(イ)信託Ⅰ 約38億円(信託報酬及び信託費用等を含む。)
(ロ)信託Ⅱ 約59億円(同上)
(ハ)信託Ⅲ 約88億円(同上)
(ⅳ)受益権その他の権利を受け取ることができる者の範囲
対象会社の取締役等のうち、受益者要件を充足する者