有価証券報告書-第155期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/29 9:15
【資料】
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【項目】
133項目

対処すべき課題

ながでんグループを取り巻く事業環境は、沿線の人口減少により市場縮小が続く状況下で、近年はインバウンド需要の拡大が収益の下支えとなったものの、新型コロナウイルスの影響が長期化した場合は、愉送サービスやおもてなしサービスを中心にグループ全体の収益に重大な影響を及ぼすことが懸念されます。さらに、大型賃貸物件でテナント退去を控えており、一転してかつてない厳しい状況に直面します。
このような経営環境の中、当社グループは、グループ経営理念「ながでんグループは旅客輸送で培った安全・安心ノウハウを活かし、地域の快適な生活に資するサービスを提供します」の実現により、地域とお客さまの期待を持続的に超える企業グループになることをめざしてまいります。。各セグメントの優先して対処すべき課題は次のとおりです。
愉送サービス事業群では、安全マネジメント体制を一層強化し、安全・安心で快適な輸送サービスを提供するほか、新型コロナウイルス感染防止の対策を進めるとともに収束後の利用者確保に努めてまいります。
生活サービス事業群では、新型コロナウイルスの影響により会員数が減少したスポーツクラブ事業の早期回復を図ってまいります。
不動産サービス事業群では、新規分譲用地取得と早期商品化に注力してまいります。
おもてなしサービス事業群では、当面はインバウンドの入込みが見込めないことから国内需要を喚起した商品造成により集客を図ってまいります。
関連サービス事業群では、旅行部で新型コロナウイルスの影響により中止・延期した顧客へのフォロー営業に努めてまいります。