有価証券報告書-第157期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/29 9:16
【資料】
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【項目】
128項目

対処すべき課題

当社グループを取り巻く事業環境は、長引く新型コロナウイルス感染症の影響によりかつてない厳しい経営環境が続き、交通事業をはじめ観光事業、旅行事業、スポーツクラブ事業などを中心に甚大な影響を受けております。
このような状況下、当社グループでは、グループ経営体系の根幹をなす「グループ社是」「グループ経営方針」を令和3年1月に新たに制定し、コロナ禍からの回復を図り将来のありたい姿の実現に向け、令和6年度までに取り組むべき事業戦略を示した「ながでんグループ第6次中期経営計画 SUNRISE 2022」を令和4年度からスタートさせます。SUNRISE 2022では社是と経営理念に基づき「お客さまのため」「地域のため」「従業員のため」の3つを軸としたグループ経営ビジョンのもと、事業環境の変化に対応し、持続的かつ中長期的な成長を果たすための施策を推し進めるとともに、従業員一人ひとりが自覚を持ってSDGsの達成に向けて取り組んでまいります。
また、当社グループの事業について従来の5事業群から「モビリティ」「Life」「まちづくり」「観光」の4つのセグメントに体系・構成を変更いたします。セグメントにつきましては、「第1 企業の概況 3事業の内容」に記載したとおりであります。
各セグメントの対処すべき課題は次のとおりです。
モビリティ事業では、厳しい事業環境が続く中で安定した利益を確保するため、固定費圧縮による経営改善策を進めてまいります。
Life事業では、令和2年8月に開設した「デイトレセンター リヴァール長野」の運営を軌道に乗せるべく新規利用者の獲得を図ってまいります。
まちづくり事業では、権堂ウエストプラザの早期開店に向けて入居テナントとの調整を進めてまいります。
観光事業では、地域内居住者の需要喚起を目的としたマイクロツーリズムを推進するほか、アフターコロナを見据えたインバウンド向けの継続的な情報発信を行なってまいります。