半期報告書-第97期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当中間連結会計期間における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、海外経済の減速の影響を受け、輸出を中心に弱さが続いているものの、企業収益は高水準で底堅く推移し、個人消費は雇用所得環境の改善が続くなか持ち直しの動きが続くなど、総じてみれば緩やかな回復を維持しました。
県内経済におきましては、企業の生産活動は、外需の減速の影響を受け弱含みで推移し、個人消費は、雇用情勢の回復ペースが鈍化するなか横ばいで推移しました。
このような経済情勢の中で、当社は第6次中期経営計画「アクション2021-行動と実践-」をスタートさせ、連結売上高118億円、連結経常利益4億円、グループ全体の借入金10億円減額を目標に掲げ、売上の拡大と利益の確保に努めました。
この結果、当中間連結会計期間の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。
a.財政状態
当中間連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ3億8千8百万円減少し、206億7千7百万円となりました。
当中間連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ3億1千8百万円減少し、116億8千1百万円となりました。
当中間連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ6千9百万円減少し、89億9千5百万円となりました。
b.経営成績
当中間連結会計期間の売上高は58億2千2百万円(前年同期比0.9%増)で、前中間連結会計期間に比べ5千3百万円の増収となりましたが、営業利益は2億5千万円(前年同期比2.2%減)の計上となり、前中間連結会計期間に比べ5百万円の減益となりました。営業外収益は受取配当金等、合計2千1百万円を計上し、支払利息や持分法による投資損失等の営業外費用8千6百万円を差し引いた結果、経常利益は1億8千5百万円(前年同期比26.3%減)となりました。特別損益を加減した税金等調整前中間純利益は1億7千6百万円(前中間連結会計期間は税金等調整前中間純損失3千6百万円)となり、親会社株主に帰属する中間純損失は6百万円(前中間連結会計期間は親会社株主に帰属する中間純損失1億9千2百万円)となりました。
事業の種類別セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
(一般旅客自動車運送事業)
乗合バス事業では、山形仙台間高速バスをはじめとした都市間バスが好調に推移しましたが、貸切バス事業及びハイヤー・タクシー事業では、乗務員不足により稼働が減少したため、売上高は前中間連結会計期間に比べ4百万円減少し、20億9千3百万円(前年同期比0.2%減)となりました。営業損失は7千7百万円となり、前中間連結会計期間に比べ1千万円落ち込みました。
(索道事業)
索道事業は、冬季間がオンシーズンであり季節による繁閑が大きいものの、夏山トレッキングなどで夏季の利用拡大に努めました。売上高は前中間連結会計期間に比べ1千3百万円増加し、1億4千9百万円(前年同期比9.9%増)となりました。営業損失は1億1千7百万円となり、前中間連結会計期間に比べ2千9百万円改善しました。
(旅館業)
当中間連結会計期間は、月山リゾートインでゴールデンウィーク期間が好調に推移し、売上高は前中間連結会計期間に比べ2百万円増加し、7千8百万円(前年同期比3.8%増)となりました。営業利益は1千3百万円となり、前中間連結会計期間に比べ3百万円増加しました。
(不動産業)
当中間連結会計期間は、分譲地販売が低調に推移し、売上高は前中間連結会計期間に比べ7千万円減少し、5億9千1百万円(前年同期比10.6%減)となりました。営業利益は2億7千8百万円となり、前中間連結会計期間に比べ1千万円減少しました。
(旅行業)
当中間連結会計期間は、地域に密着した営業を展開し集客に努めました。売上高は1億4千4百万円(前年同期比同等)を計上し、前中間連結会計期間とほぼ同額となりました。営業損失は1千6百万円となり、前中間連結会計期間に比べ1百万円落ち込みました。
(スポーツ施設業)
当中間連結会計期間は、新規施設の運営を受託し、売上高は前中間連結会計期間に比べ1千7百万円増加し、4億3百万円(前年同期比4.4%増)となりました。営業利益は7百万円となり、前中間連結会計期間の営業損失0百万円から8百万円改善しました。
(各種商品小売業)
当中間連結会計期間は、Windows7のサポート終了に伴う買い替え特需や消費税増税前の駆け込み需要によりパソコン販売が増加し、売上高は前中間連結会計期間に比べ6千万円増加し、18億1千2百万円(前年同期比3.4%増)を計上しました。しかしながら、営業利益は9千9百万円となり、前中間連結会計期間に比べ1千9百万円減少しました。
(自動車整備事業)
当中間連結会計期間は、自社車両の作業減少により、外部からの依頼を順調に受注でき、売上高は前中間連結会計期間に比べ1千万円増加し、8千3百万円(前年同期比13.7%増)となりました。しかしながら、営業損失は5百万円となり、前中間連結会計期間の営業利益0百万円から6百万円落ち込みました。
(その他の事業)
その他の事業の主要となる遊園地事業は、開園50周年記念イベントの開催やゴールデンウィークの大型連休の影響などにより、大きく売上が増加しました。その他の事業全体の売上高は前中間連結会計期間に比べ2千3百万円増加し、4億6千5百万円(前年同期比5.2%増)となりました。営業利益は6千4百万円で、前中間連結会計期間に比べ2百万円増加しました。
②キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ6億4千万円減少し、23億5百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動による資金の増加は、2千万円(前中間連結会計期間は6千6百万円の増加)となりました。これは主として、税金等調整前中間純利益1億7千6百万円に、減価償却費4億2千7百万円等を加算し、その他流動負債の減少額1億6千万円、法人税等の支払額1億4千1百万円及び売上債権の増加額1億3千7百万円等を減算したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動による資金の減少は、4億3千8百万円(前中間連結会計期間は1億7千4百万円の減少)となりました。これは主として、固定資産の取得による支出2億8千1百万円及び投資有価証券の取得による支出1億円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動による資金の減少は、2億2千2百万円(前中間連結会計期間は5千7百万円の増加)となりました。これは主として、長期借入れによる収入3億円及び短期借入金の純増額2億円があったものの、長期借入金の返済による支出5億2千8百万円及びファイナンス・リース債務の返済による支出1億4千1百万円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
販売実績
当中間連結会計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当中間連結会計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年9月30日) | 前年同期比(%) |
| 一般旅客自動車運送事業(千円) | 2,093,496 | 99.7 |
| 索道事業(千円) | 149,331 | 109.9 |
| 旅館業(千円) | 78,936 | 103.8 |
| 不動産業(千円) | 591,987 | 89.3 |
| 旅行業(千円) | 144,059 | 100.0 |
| スポーツ施設業(千円) | 403,257 | 104.4 |
| 各種商品小売業(千円) | 1,812,368 | 103.4 |
| 自動車整備事業(千円) | 83,947 | 113.7 |
| その他の事業(千円) | 465,207 | 105.2 |
| 合計(千円) | 5,822,592 | 100.9 |
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの中間連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この中間連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの中間連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5経理の状況 1.中間連結財務諸表等 (1)中間連結財務諸表 注記事項 中間連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
②当中間連結会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状況の分析
(流動資産)
当中間連結会計期間末における流動資産は48億1千万円(前連結会計年度末51億6千6百万円)となり、3億5千6百万円減少しました。これは主として、受取手形及び売掛金が1億3千7百万円増加及びたな卸資産が9千8百万円増加したものの、現金及び預金が6億3千8百万円減少したことによるものであります。
(固定資産)
当中間連結会計期間末における固定資産は158億6千7百万円(前連結会計年度末158億9千9百万円)となり、3千2百万円減少しました。これは主として、建設仮勘定が6千2百万円増加したものの、建物及び構築物が減価償却等により7千7百万円減少及び投資有価証券が2千5百万円減少したことによるものであります。
(流動負債)
当中間連結会計期間末における流動負債は73億8百万円(前連結会計年度末73億9千8百万円)となり、9千万円減少しました。これは主として、短期借入金が1億4千8百万円増加したものの、流動負債その他が前受金の減少等により1億7千1百万円減少及び支払手形及び買掛金が4千8百万円減少したことによるものであります。
(固定負債)
当中間連結会計期間末における固定負債は43億7千3百万円(前連結会計年度末46億2百万円)となり、2億2千8百万円減少しました。これは主として、長期借入金が1億7千7百万円減少及び長期預り保証金が4千4百万円減少したことによるものであります。
(純資産合計)
当中間連結会計期間末における純資産合計は89億9千5百万円(前連結会計年度末90億6千5百万円)となり、6千9百万円減少しました。これは主として、その他有価証券評価差額金が6千6百万円減少したことによるものであります。
b.経営成績の分析
当社グループの当中間連結会計期間の経営成績は、不動産業にて分譲地販売が低調に推移しましたが、各種商品小売業にてWindows7のサポート終了に伴う買い替え特需や消費税増税前の駆け込み需要によりパソコン販売が増加しました。またその他の事業では、遊園地業を営むリナワールドが開園50周年を迎え記念イベントを開催したことやゴールデンウィークの大型連休の影響により売上を伸ばしました。その結果、売上高は58億2千2百万円(前年同期比0.9%増)となり、前中間連結会計期間に比べ5千3百万円の増収となりました。しかしながら、人件費の増加や車両代替に伴う減価償却費の増加があり、営業利益は2億5千万円(前年同期比2.2%減)となりました。
なお、セグメントごとの経営成績については、「第2事業の状況 3.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.経営成績」に記載のとおりであります。
営業外収益は、受取配当金等、合計2千1百万円を計上し、支払利息や持分法による投資損失等の営業外費用8千6百万円を差し引いた結果、経常利益は1億8千5百万円(前年同期比26.3%減)となりました。
特別損益を加減した結果、税金等調整前中間純利益は1億7千6百万円(前中間連結会計期間は税金等調整前中間純損失3千6百万円)となりました。
これより、法人税等、非支配株主に帰属する中間純利益を差し引き、親会社株主に帰属する中間純損失は6百万円(前中間連結会計期間は親会社株主に帰属する中間純損失1億9千2百万円)となりました。
c.資本の財源及び資金の流動性についての分析
(キャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2事業の状況 3.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品販売における売上原価、人件費及び燃料油脂費などの営業費用並びに法人税等の支払によるものであります。投資資金需要の主なものは、設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当中間連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は78億6千3百万円となっております。また、当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は23億5百万円となっております。