四半期報告書-第95期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/02/12 10:45
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【項目】
23項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間(平成26年4月1日~平成26年12月31日)におけるわが国経済は、大手を中心とした企業業績の回復等により景気回復の兆しは見えるものの、個人消費の伸び悩みや急速に変動する為替相場への警戒感から、景気の先行きは依然不透明な状況にあります。
当業界におきましては、規制緩和と荷主メーカーの大幅な物流コスト見直しにより低価格化競争が続き、引き続き厳しい環境にあります。
このような状況の中、当社におきましては、新規取引をはじめ受注の拡大に取組んでまいりました。
当第3四半期会計期間(平成26年10月1日~平成26年12月31日)における当社の業績は、急速に回復してまいりました。主な要因として、比較的取引採算の良好な業者を中心に受注が増加したこと等があります。
しかしながら、第2四半期会計期間(平成26年7月1日~平成26年9月30日)における利益の落ち込みが大きかったため、当第3四半期累計期間の業績は、好調であった前年同四半期累計期間と比較すると、利益面で大幅に減少しております。受取家賃の増加等により、営業外損益は増加しております。また、特別利益25百万円のうち22百万円は、投資有価証券売却益であります。
この結果、当第3四半期累計期間における営業収入は、5,038,933千円で、前年同四半期累計期間と比べ、202,572千円(4.2%)の増収となりました。しかしながら、営業利益は9,696千円で、前年同四半期累計期間と比べ、72,730千円(88.2%)の減益、経常利益は47,033千円で、前年同四半期累計期間と比べ、46,031千円(49.5%)の減益となりました。また、四半期純利益は61,419千円となり、前年同四半期累計期間と比べ、50,239千円(45.0%)の減益となりました。
各セグメントの業績の状況は次の通りであります。
①港湾運送事業
当社の主要セグメントである当セグメントにおきましては、円安継続の影響により、輸出関連の収入は堅調に推移したものの、輸入関連の収入は厳しいものがありました。
この結果、営業収入(セグメント間の内部売上高又は振替高を除く)は、4,851,940千円で、前年同四半期累計期間と比べ、213,043千円(4.6%)の増収となり、全セグメントの96.3%を占めております。
しかしながら、経費増加等の影響で、セグメント利益(営業利益)は、304,004千円で、前年同四半期累計期間と比べ、58,346千円(16.1%)の減益となりました。
②自動車運送事業
当セグメントにおきましては、引き続き厳しい状況が続きました。
この結果、営業収入(セグメント間の内部売上高又は振替高を除く)は、180,325千円で、前年同四半期累計期間と比べ、10,125千円(5.3%)の減収となり、全セグメントの3.6%を占めております。
セグメント損失(営業損失)は、45,897千円で、前年同四半期累計期間と比べ、10,912千円(前年同四半期累計期間は△34,984千円)の減益となりました。
③その他
当セグメントにおきましては、前年同四半期累計期間と比べ、輸入関連の荷動きが減少したことにより、海上保険収入が伸び悩みました。
この結果、営業収入は、6,667千円で、前年同四半期累計期間と比べ、345千円(4.9%)の減収となり、全セグメントの0.1%を占めております。
セグメント利益(営業利益)は、6,564千円で、前年同四半期累計期間と比べ、312千円(4.5%)の減益となりました。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産は、前事業年度末より310,334千円増加して3,700,424千円となりました。これは立替金の増加150,219千円、現金及び預金の増加114,204千円、営業未収入金の増加39,096千円等によるものであります。
(固定資産)
当第3四半期会計期間末における固定資産は、前事業年度末より48,936千円増加して2,359,452千円となりました。これは投資有価証券の増加89,573千円、のれんの減少20,948千円等によるものであります。
(繰延資産)
当第3四半期会計期間末における繰延資産は、前事業年度末より1,354千円増加して15,392千円となりました。これは社債発行に伴う社債発行費の増加1,354千円によるものであります。
(流動負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債は、前事業年度末より30,667千円増加して2,166,486千円となりました。これは営業未払金の増加55,832千円、1年内償還予定の社債の増加47,600千円、1年内返済予定の長期借入金の減少28,580千円、賞与引当金の減少28,120千円等によるものであります。
(固定負債)
当第3四半期会計期間末における固定負債は、前事業年度末より204,763千円増加して1,773,860千円となりました。これは長期借入金の増加110,960千円、社債の増加60,850千円等によるものであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は、前年事業度末より125,183千円増加して2,134,921千円となりました。これは繰越利益剰余金の増加61,419千円、その他有価証券評価差額金の増加63,953千円等によるものであります。