四半期報告書-第98期第1四半期(平成29年4月1日-平成29年6月30日)

【提出】
2017/08/14 9:07
【資料】
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期累計期間(平成29年4月1日~平成29年6月30日)におけるわが国経済は、雇用情勢等の改善や各種政策により穏やかな回復基調が続いております。世界経済につきましては欧米等では、米国の政策に伴う不透明感が残るものの景気は着実な回復が続いており、またアジア地域等においても、景気は持ち直しの動きがみられるなど、全体的に穏やかな回復がみられました。
このような状況の中、当社におきましても、営業収入は堅調に推移しております。
当第1四半期累計期間(平成29年4月1日~平成29年6月30日)における当社の業績につきましては、営業収入の堅調な推移にも拘わらず、営業利益は前年同四半期比では大きく減少しております。これは、人件費を含めた原価率の上昇等によるものであります。
また、投資有価証券売却益12,562千円を特別利益として計上しております。
この結果、当第1四半期累計期間における営業収入は1,657,760千円で、前年同四半期累計期間と比べ79,027千円(5.0%)の増収となりました。営業利益は19,144千円で、前年同四半期累計期間と比べ34,469千円(64.3%)の大幅な減益、経常利益は54,205千円で、前年同四半期累計期間と比べ16,752千円(23.6%)の減益となりました。また、四半期純利益は56,087千円となり、前年同四半期累計期間と比べ6,440千円(10.3%)の減益となりました。
各セグメントの業績の状況は次の通りであります。
①港湾運送事業
当社の主要セグメントである当セグメントにおきましても、営業収入は堅調に推移したものの、人件費を含めた原価率の増加等により前年同四半期比減益となりました。
この結果、営業収入(セグメント間の内部売上高又は振替高を除く)は1,592,852千円で、前年同四半期累計期間と比べ72,099千円(4.7%)の増収となり、全セグメントの96.1%を占めております。
セグメント利益(営業利益)は112,666千円で、前年同四半期累計期間と比べ11,141千円(9.0%)の減益となりました。
②自動車運送事業
当セグメントにおきましては、引き続き採算悪化傾向にあります。
この結果、営業収入(セグメント間の内部売上高又は振替高を除く)は63,507千円で、前年同四半期累計期間と比べ7,213千円(12.8%)の増収となり、全セグメントの3.8%を占めております。
セグメント損失(営業損失)は11,691千円で、前年同四半期累計期間と比べ3,979千円(前年同四半期累計期間は7,712千円)の減益となりました。
③その他
当セグメントにおきましては、引き続き海上保険収入が伸び悩みました。
この結果、営業収入は1,400千円で、前年同四半期累計期間と比べ286千円(17.0%)の減収となり、全セグメントの0.1%を占めております。
セグメント利益(営業利益)は1,378千円で、前年同四半期累計期間と比べ287千円(17.2%)の減益となりました。
(2)財政状態の分析
(流動資産)
当第1四半期会計期間末における流動資産は、前事業年度末より105,416千円減少して3,272,010千円となりました。これは立替金の減少73,094千円、営業未収入金の減少40,297千円等によるものであります。
(固定資産)
当第1四半期会計期間末における固定資産は、前事業年度末より72,257千円増加して2,496,379千円となりました。これは投資有価証券の増加65,094千円、車両運搬具(純額)の増加13,939千円、のれんの減少6,982千円等によるものであります。
(繰延資産)
当第1四半期会計期間末における繰延資産は、前事業年度末より909千円減少して5,982千円となりました。これは社債発行費の減少によるものであります。
(流動負債)
当第1四半期会計期間末における流動負債は、前事業年度末より14,013千円減少して1,621,336千円となりました。これは未払金の増加71,536千円、未払法人税等の減少27,976千円、賞与引当金の減少27,280千円、短期借入金の減少25,200千円等によるものであります。
(固定負債)
当第1四半期会計期間末における固定負債は、前事業年度末より66,203千円減少して1,577,304千円となりました。これは長期借入金の減少48,632千円、社債の減少17,750千円等によるものであります。
(純資産)
当第1四半期会計期間末における純資産は、前事業度末より46,148千円増加して2,575,731千円となりました。これはその他有価証券評価差額金の増加52,291千円、利益剰余金の減少6,078千円等によるものであります。