四半期報告書-第95期第2四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/11/13 9:33
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24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期累計期間(平成26年4月1日~平成26年9月30日)におけるわが国経済は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動からの持ち直しの動きは鈍く、工場の海外移転により円安のメリットを享受できない輸出企業も多く、景気の先行きは不透明な状況にあります。
当業界におきましては、規制緩和と荷主メーカーの大幅な物流コスト見直しにより低価格化競争が続き、引き続き厳しい環境にあります。
このような状況の中、当社におきましては、新規取引をはじめ受注の拡大に取組んでまいりました。
しかしながら、売上の増加率を上回る原価率の上昇やリーマンショック以降経費削減策として実行してきた従業員の給与・賃金の労働条件等の協力を一部見直ししたこと等による経費増加から損益分岐点が上がり、利益が減少しております。受取家賃の増加等により、営業外損益は増加しております。
この結果、当第2四半期累計期間における営業収入は、3,301,588千円で、前年同四半期累計期間と比べ、113,082千円(3.6%)の増収となりました。しかしながら、営業損失は30,812千円で、前年同四半期累計期間と比べ、94,350千円(―%)の減益、経常損失は3,056千円で、前年同四半期累計期間と比べ、73,802千円(―%)の減益となりました。また、四半期純利益は1,034千円となり、前年同四半期累計期間と比べ、56,840千円(98.2%)の減益となりました。
各セグメントの業績の状況は次の通りであります。
①港湾運送事業
当社の主要セグメントである当セグメントにおきましては、円安継続の影響により、輸出関連の収入は堅調に推移したものの、輸入関連の収入は厳しいものがありました。
この結果、営業収入(セグメント間の内部売上高又は振替高を除く)は、3,175,816千円で、前年同四半期累計期間と比べ、120,997千円(4.0%)の増収となり、全セグメントの96.2%を占めております。
しかしながら、経費増加等の影響で、セグメント利益(営業利益)は、170,182千円で、前年同四半期累計期間と比べ、80,128千円(32.0%)の減益となりました。
②自動車運送事業
当セグメントにおきましては、引き続き厳しい状況が続きました。
この結果、営業収入(セグメント間の内部売上高又は振替高を除く)は、121,235千円で、前年同四半期累計期間と比べ、7,613千円(5.9%)の減収となり、全セグメントの3.7%を占めております。
セグメント損失(営業損失)は、29,942千円で、前年同四半期累計期間と比べ、6,096千円(前年同四半期累計期間は△23,846千円)の減益となりました。
③その他
当セグメントにおきましては、前年同四半期累計期間と比べ、輸入関連の荷動きが減少したことにより、海上保険収入が伸び悩みました。
この結果、営業収入は、4,537千円で、前年同四半期累計期間と比べ、300千円(6.2%)の減収となり、全セグメントの0.1%を占めております。
セグメント利益(営業利益)は、4,460千円で、前年同四半期累計期間と比べ、287千円(6.1%)の減益となりました。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第2四半期会計期間末における流動資産は、前事業年度末より168,846千円増加して3,558,936千円となりました。これは立替金の増加117,516千円、現金及び預金の増加38,402千円、前払費用の増加17,144千円等によるものであります。
(固定資産)
当第2四半期会計期間末における固定資産は、前事業年度末より21,953千円増加して2,332,470千円となりました。これは投資有価証券の増加40,442千円、のれんの減少13,965千円等によるものであります。
(繰延資産)
当第2四半期会計期間末における繰延資産は、前事業年度末より2,381千円増加して16,419千円となりました。これは社債発行に伴う社債発行費の増加2,381千円によるものであります。
(流動負債)
当第2四半期会計期間末における流動負債は、前事業年度末より22,043千円増加して2,157,852千円となりました。これは前受金の増加53,819千円、1年内償還予定の社債の増加47,600千円、営業未払金の増加47,300千円、1年内返済予定の長期借入金の減少65,228千円、短期借入金の減少45,200千円等によるものであります。
(固定負債)
当第2四半期会計期間末における固定負債は、前事業年度末より137,766千円増加して1,706,863千円となりました。これは社債の増加78,600千円、退職給付引当金の増加43,340千円等によるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産は、前年事業度末より33,371千円増加して2,043,109千円となりました。これはその他有価証券評価差額金の増加32,468千円等によるものであります。
(3)キャッシュ・フロ-の状況
当第2四半期累計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末比178,302千円増加し、1,903,223千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、42,212千円(前年同四半期は△37,780千円)でありました。これは、税引前四半期純利益計上4,218千円、減価償却費計上40,299千円、仕入債務の増加47,851千円、売上債権の減少5,351千円、その他負債の増加59,174千円、立替金の増加△117,516千円等が主な要因となっております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、110,493千円(前年同四半期は63,070千円)でありました。これは、定期預金の払戻しによる収入226,500千円、定期預金の預入による支出△86,600千円、有形固定資産の取得による支出△24,287千円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、25,595千円(前年同四半期は80,978千円)でありました。これは、長期借入れによる収入616,400千円、長期借入の返済による支出△653,882千円、社債の発行による収入195,982千円、社債の償還による支出△73,800千円、短期借入れの増加△45,200千円、リース債務の支払による支出△13,773千円等によるものです。