四半期報告書-第98期第2四半期(平成29年7月1日-平成29年9月30日)

【提出】
2017/11/13 9:07
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期累計期間(平成29年4月1日~平成29年9月30日)におけるわが国経済は、雇用情勢等の改善や各種政策により穏やかな回復基調が続いております。世界経済につきましては、北朝鮮情勢をめぐる警戒感が高まる中、米国を中心とした先進国の景気回復を追い風に堅調に推移しました。またアジア地域等においても景気は持ち直しの動きがみられるなど、全体的に穏やかな回復がみられました。
このような状況の中、当社におきましても、営業収入は堅調に推移しております。
当第2四半期累計期間(平成29年4月1日~平成29年9月30日)における当社の業績につきましては、営業収入の堅調な推移にも拘わらず、営業利益は前年同四半期比では大きく減少しております。これは人件費を含めた原価率の上昇等によるものであります。
また、投資有価証券売却益29,741千円を特別利益として、投資有価証券売却損23,311千円を特別損失として計上しております。
この結果、当第2四半期累計期間における営業収入は3,352,241千円で、前年同四半期累計期間と比べ151,186千円(4.7%)の増収となりました。営業利益は11,594千円で、前年同四半期累計期間と比べ49,360千円(81.0%)の大幅な減益、経常利益は97,513千円で、前年同四半期累計期間と比べ31,984千円(24.7%)の減益となりました。また、四半期純利益は87,443千円となり、前年同四半期累計期間と比べ40,380千円(31.6%)の減益となりました。
各セグメントの業績の状況は次の通りであります。
①港湾運送事業
当社の主要セグメントである当セグメントにおきましても、営業収入は堅調に推移したものの、人件費を含めた原価率の上昇等により前年同四半期比減益となりました。
この結果、営業収入(セグメント間の内部売上高又は振替高を除く)は3,214,496千円で、前年同四半期累計期間と比べ130,837千円(4.2%)の増収となり、全セグメントの95.9%を占めております。
セグメント利益(営業利益)は213,775千円で、前年同四半期累計期間と比べ34,192千円(13.8%)の減益となりました。
②自動車運送事業
当セグメントにおきましては、引き続き採算悪化傾向にあります。
営業収入(セグメント間の内部売上高又は振替高を除く)は134,951千円で、前年同四半期累計期間と比べ20,646千円(18.1%)の増収となり、全セグメントの4.0%を占めております。
セグメント損失(営業損失)は24,298千円で、前年同四半期累計期間と比べ3,132千円(前年同四半期累計期間は△21,166千円)の減益となりました。
③その他
当セグメントにおきましては、引き続き海上保険収入が伸び悩みました。
この結果、営業収入は2,793千円で、前年同四半期累計期間と比べ296千円(9.6%)の減収となり、全セグメントの0.1%を占めております。
セグメント利益(営業利益)は2,735千円で、前年同四半期累計期間と比べ293千円(9.7%)の減益となりました。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第2四半期会計期間末における流動資産は、前事業年度末より70,328千円減少して3,307,097千円となりました。これは現金及び預金の減少152,983千円、立替金の増加69,823千円、営業未収入金の増加7,477千円等によるものであります。
(固定資産)
当第2四半期会計期間末における固定資産は、前事業年度末より40,855千円増加して2,464,976千円となりました。これは投資有価証券の増加49,356千円、差入保証金の減少18,326千円等によるものであります。
(繰延資産)
当第2四半期会計期間末における繰延資産は、前事業年度末より1,819千円減少して5,073千円となりました。これは社債発行費の減少によるものであります。
(流動負債)
当第2四半期会計期間末における流動負債は、前事業年度末より4,832千円増加して1,640,183千円となりました。これは1年内返済予定の長期借入金の増加58,200千円、短期借入金の減少50,400千円等によるものであります。
(固定負債)
当第2四半期会計期間末における固定負債は、前事業年度末より102,197千円減少して1,541,310千円となりました。これは社債の減少63,400千円、長期借入金の減少20,576千円等によるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産は、前事業度末より66,072千円増加して2,595,654千円となりました。これはその他有価証券評価差額金の増加40,891千円、利益剰余金の増加25,277千円等によるものであります。
(3)キャッシュ・フロ-の状況
当第2四半期累計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末比152,983千円減少し、1,971,490千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、25,953千円(前年同四半期は179,648千円)でありました。これは、税引前四半期純利益計上109,954千円、減価償却費計上41,913千円、仕入債務の増加23,846千円、立替金の増加△69,823千円、その他負債の減少△38,619千円等が主な要因となっております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、△13,562千円(前年同四半期は△39,583千円)でありました。これは、投資有価証券の取得による支出△359,380千円、有形固定資産の取得による支出△30,891千円、投資有価証券の売却による収入357,344千円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、△165,373千円(前年同四半期は62,687千円)でありました。これは、長期借入れによる収入360,000千円、長期借入の返済による支出△322,376千円、社債の償還による支出△78,400千円、配当金による支出△60,584千円、リース債務の支払による支出△13,517千円等によるものです。