有価証券報告書-第36期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/24 15:01
【資料】
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【項目】
150項目
6.企業結合
2021年3月31日に終了した1年間
LINE㈱の取得およびLINEグループとZホールディングス㈱の経営統合
a.取引の概要
当社は、ZホールディングスとLINEグループそれぞれの事業領域におけるシナジーの獲得および経営資源の集約、新規事業領域における成長を目的として、LINE㈱の子会社化および同社とZホールディングスの経営統合を実施しました。
本取引において、まず当社は、保有するZホールディングスの株式の全てを汐留Zホールディングス㈱(その後、汐留Zホールディングス合同会社に法人格を変更)に譲渡した上で、LINE㈱の主要株主であるNAVER Corporationの完全子会社のNAVER J.Hub㈱と共同してLINE㈱の普通株式の公開買付および同株式のスクイーズアウトならびに当社とNAVER J.Hub㈱によるLINE㈱の保有割合の調整を実施しました。その結果、当社はLINE㈱の普通株式26,220千株を172,992百万円(取引コスト除く)で取得し、2021年2月25日に同社に対する議決権所有割合は11.2%となりました(以下ストラクチャー図(a)をご参照ください)。
次に、LINE㈱によるZホールディングスの普通株式の公開買付および汐留Zホールディングス合同会社との吸収合併を実施しました。その結果、2021年2月26日に当社およびNAVER CorporationにおけるLINE㈱に対する議決権所有割合はそれぞれ50.0%となりました。そして、LINE㈱は、2021年2月28日に会社分割によりその全事業をLINE分割準備㈱に承継し、商号をAホールディングス㈱(以下「Aホールディングス」)に変更しました。当社は、NAVER Corporationと締結した合弁契約により、Aホールディングスの取締役会構成員の過半数を選任する権利を有しています。したがって、当社はAホールディングスおよびLINE分割準備㈱を実質的に支配すると判断し、会社分割の実施により合弁契約の効力が生じた2021年2月28日に子会社としています。また、当社はAホールディングスを通じて、Zホールディングスの取締役会構成員の過半数を選任することができるため、当社はZホールディングスを引き続き支配していると判断しています(以下ストラクチャー図(b)をご参照ください)。
さらに、2021年3月1日にZホールディングスは、Aホールディングスとの間でLINE分割準備㈱の普通株式を株式交換(交換比率:Zホールディングスの普通株式1に対してLINE分割準備㈱の普通株式11.75、株式交換による交付株式数:Zホールディングスの普通株式2,831,284千株)することにより、LINE分割準備㈱を完全子会社としました。その結果、AホールディングスによるZホールディングスに対する議決権所有割合は65.3%となりました。その後、LINE分割準備㈱は、商号をLINE㈱に変更しました(以下ストラクチャー図(c)をご参照ください)。
ストラクチャー図
(a) LINE㈱の普通株式の公開買付およびスクイーズアウト
b) Zホールディングスの普通株式の公開買付およびLINE㈱による汐留Zホールディングス合同会社の吸収合併ならびにLINE事業の分割
(c) Zホールディングスとの株式交換

b.被取得企業の概要
名称 LINE㈱(注)
事業内容 モバイルメッセンジャー・アプリケーション「LINE」を基盤とした広告サービス
スタンプ販売およびゲームサービス等を含むコア事業の展開
Fintech、AIおよびコマースサービスを含む戦略事業の展開
(注) 汐留Zホールディングス合同会社との吸収合併における存続会社であるLINE㈱を指します。
なお、被取得企業であるLINE㈱は、a. 取引の概要 ストラクチャー図(b)の通り、
2021年2月28日に会社分割によりその全事業をLINE分割準備㈱(現LINE㈱)に承継し、商号をAホールディングスに変更しています。
c.支配獲得日
2021年2月28日
d.取得対価およびその内訳
(単位:百万円)
支配獲得日
(2021年2月28日)
支配獲得時に既に保有していたLINE㈱の普通株式の公正価値172,922
支配獲得時に譲渡した汐留Zホールディングス合同会社の
普通株式の公正価値
689,150
取得対価の合計A862,072

当該企業結合に係る取得関連費用は1,970百万円であり、2020年3月31日に終了した1年間および2021年3月31日に終了した1年間においては、932百万円、1,038百万円をそれぞれ「販売費及び一般管理費」に計上しています。また、当社が支配獲得時に既に保有していたLINE㈱に対する資本持分を支配獲得日の公正価値で再測定した結果、△70百万円の段階取得による差額を認識しています。この金額は、連結包括利益計算書の「FVTOCIの資本性金融資産の公正価値の変動」に計上しています。
e.支配獲得日における資産・負債の公正価値、非支配持分およびのれん(注1)
(単位:百万円)
支配獲得日
(2021年2月28日)
現金及び現金同等物312,791
営業債権及びその他の債権67,553
その他(流動資産)46,687
有形固定資産21,905
使用権資産62,940
無形資産(注2)395,947
持分法で会計処理されている投資167,873
その他(非流動資産)104,809
資産合計1,180,505
有利子負債(流動および非流動)244,248
営業債務及びその他の債務233,671
その他(流動負債)49,169
繰延税金負債150,504
その他(非流動負債)20,745
負債合計698,337
純資産B482,168
非支配持分(注3)C250,760
のれん(注4)A-(B-C)630,664

(注1) 暫定的な金額の修正
取得対価は、支配獲得日における公正価値を基礎として、取得した資産および引き受けた負債に配分しています。2022年3月31日に終了した1年間において、取得対価の配分が完了したことから、2021年3月31日に終了した1年間の連結財務諸表を遡及修正しています。
当該遡及修正による2021年3月31日の連結財政状態計算書における取得資産および引受負債への主な修正内容は、有形固定資産の減少2,762百万円、識別可能無形資産を含む無形資産の減少14,092百万円、繰延税金負債の減少5,352百万円、非支配持分の減少5,861百万円、のれんの増加5,861百万円です。また、2021年3月31日に終了した1年間の連結損益計算書への影響は軽微です。
(注2) 識別可能な資産394,413百万円が含まれており、内訳については、以下の通りです。なお、顧客基盤の見積耐用年数は12年~18年、技術資産の見積耐用年数は8年です。商標権は、耐用年数を確定できない無形資産に分類しています。また、企業結合により識別した無形資産は、見積将来キャッシュ・フロー、割引率、既存顧客の逓減率、対象商標権から生み出される将来売上収益、ロイヤルティレート等の仮定に基づいて測定しています。
(単位:百万円)
支配獲得日
(2021年2月28日)
耐用年数を確定できない無形資産
商標権160,116
耐用年数を確定できる無形資産
顧客基盤232,019
技術資産2,278
合計394,413

(注3) 非支配持分は、支配獲得日における被取得企業の識別可能な純資産の公正価値に対する非支配持分割合で測定しています。
(注4) のれんは、今後の事業展開や当社グループと被取得企業とのシナジーにより期待される将来の超過収益力を反映したものです。
f. 子会社の支配獲得による収入
(単位:百万円)
支配獲得日
(2021年2月28日)
支配獲得時に被取得企業が保有していた現金及び現金同等物312,791
子会社の支配獲得による現金受入額312,791

g. 被取得企業の売上高および純損失
2021年3月31日に終了した1年間の連結損益計算書上に認識している、支配獲得日以降における被取得企業の売上高は25,205百万円、純損失は5,877百万円です。なお、純損失には減損損失10,002百万円および当該減損損失に係る繰延税金収益3,147百万円を含めています。
h. 企業結合が期首に完了したと仮定した場合の、連結売上高および連結純利益
支配獲得日が2020年4月1日であったと仮定した場合の、2021年3月31日に終了した1年間における当社の連結業績に係るプロフォーマ情報(非監査情報)は、以下の通りです。
(単位:百万円)
2021年3月31日に
終了した1年間
売上高(プロフォーマ情報)5,440,243
純利益(プロフォーマ情報)513,392


2022年3月31日に終了した1年間
重要な企業結合はありません。

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