有価証券報告書-第90期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)
有報資料
(1)経営成績の分析
①業績概要(連結)
○売上高(営業収益)
当連結会計年度は、販売電力量が589.8億kWhと前連結会計年度に比べ3.3億kWhの増となったことや燃料費調整制度の影響などにより、電気料金収入は446億円増加した。これに加え、平成24年7月に開始された「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に基づく交付金を計上したことなどにより、売上高(営業収益)は1兆2,560億円と、前連結会計年度に比べ563億円の増収となった。
修繕費や人件費の低減など経営全般の効率化に努めたものの、為替の円安等による原料費の増加などから、営業費用は1兆2,470億円と、前連結会計年度に比べ433億円の増加となった。
この結果、営業利益は89億円と、前連結会計年度に比べ129億円の増加となった。
○経常利益
支払利息などの営業外損益を加えた結果、経常損益は36億円の損失となり、前連結会計年度に比べ251億円の損失幅縮小となった。
○当期純利益
渇水準備金及び原子力発電工事償却準備金を引き当て、法人税などを控除した結果、93億円の純損失となった。
| 前連結会計年度 (億円) | 当連結会計年度 (億円) | 差引 (億円) | 増減率 (%) | |
| 売上高(営業収益) | 11,997 | 12,560 | 563 | 4.7 |
| 経常損失(△) | △287 | △36 | 251 | ― |
| 当期純損失(△) | △219 | △93 | 125 | ― |
| (参考)営業利益又は 営業損失(△) | △40 | 89 | 129 | ― |
(参考)中国電力個別決算
| 前事業年度 (億円) | 当事業年度 (億円) | 差引 (億円) | 増減率 (%) | |
| 売上高(営業収益) | 11,319 | 11,811 | 492 | 4.4 |
| 経常損失(△) | △381 | △182 | 198 | ― |
| 当期純損失(△) | △266 | △188 | 78 | ― |
| (参考)営業損失(△) | △165 | △31 | 134 | ― |
②収支諸元(中国電力個別)
○販売電力量
当事業年度の販売電力量は589.8億kWhと、前事業年度に比べ0.6%の増加となった。
電灯は、夏季の高気温による冷房需要の増加はあったものの、冬季の気温が高めに推移したことによる暖房需要の減少などから、前事業年度を下回った。
産業用の大口電力は、鉄鋼や機械が増加したことなどから、前事業年度を上回った。
○発受電電力量
自社の水力発電は、前事業年度に比べ出水増により増加した。
自社の火力発電及び他社受電は、水力発電の増や融通送電の減などにより減少した。
(注)島根原子力発電所1号機は平成22年3月から、また2号機は平成24年1月から運転を停止している。
○前提となる主要諸元
| 前事業年度 | 当事業年度 | |
| 販売電力量 | 586.5億kWh | 589.8億kWh |
| 為替レート(インターバンク) | 83円/$ | 100円/$ |
| 原油CIF価格 | 113.9$/b | 110.0$/b |
| 海外炭CIF価格 | 127.4$/t | 107.8$/t |
(2)財政状態の分析
資産・負債・純資産
資産は、島根原子力発電所3号機増設工事等に伴い固定資産仮勘定が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ486億円増加し、2兆9,480億円となった。
負債は、有利子負債の増加などから、前連結会計年度末に比べ577億円増加し、2兆3,415億円となった。
純資産は、配当金の支払いや当期純損失を計上したことなどから、前連結会計年度末に比べ90億円減少し、6,064億円となった。
この結果、自己資本比率は、20.4%となった。
| 前連結会計年度末 (億円) | 当連結会計年度末 (億円) | 差 引 (億円) | ||
| 資 産 | 28,993 | 29,480 | 486 | |
| (うち電気事業固定資産) (うち固定資産仮勘定) (うち流動資産) | (13,912) (5,639) (3,083) | (13,658) (5,864) (3,269) | (△254) (224) (186) | |
| 負 債 | 22,837 | 23,415 | 577 | |
| (うち有利子負債) | (18,123) | (18,579) | (455) | |
| 純 資 産 | 6,155 | 6,064 | △90 | |
| (自己資本) | (6,111) | (6,016) | (△94) | |
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
○営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純損失が減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ211億円増加の1,106億円の収入となった。
○投資活動によるキャッシュ・フロー
投融資による支出や設備投資が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ78億円増加の1,346億円の支出となった。
この結果、差引フリー・キャッシュ・フローは、239億円のマイナスとなった。
○財務活動によるキャッシュ・フロー
社債・借入金やコマーシャル・ペーパーによる資金の調達を行ったことなどにより、257億円の収入となった。
以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ17億円増加し、874億円となった。
| 項 目 | 前連結会計年度 (億円) | 当連結会計年度 (億円) | 差 引 (億円) | |
| ○営業活動によるキャッシュ・フロー | 894 | 1,106 | 211 | |
| ○投資活動によるキャッシュ・フロー | △1,268 | △1,346 | △78 | |
| 差引フリー・キャッシュ・フロー | △373 | △239 | 133 | |
| ○財務活動によるキャッシュ・フロー | 369 | 257 | △111 | |
| 社債・借入金による純増減 | 572 | 461 | △110 | |
| 配当金の支払など | △203 | △203 | △0 | |
| 現金及び現金同等物(増減額) | 0 | 17 | ||
| 現金及び現金同等物(期末残高) | 856 | 874 | 17 | |