有価証券報告書-第83期(2025/04/01-2026/03/31)
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。
(経営成績等の状況の概要)
(1) 事業の状況およびその成果
当連結会計年度におけるわが国経済は、為替動向やエネルギー価格の高止まり等によるコスト上昇圧力は依然として強く、先行き不透明な状況が続く中、雇用・所得の改善を背景に個人消費も底堅く推移するなど、景気は緩やかに回復してまいりました。
ホテル業界におきましては、訪日外国人客数が、過去最高であった前期に対して398万人(9.3%)増の4,283万人と大きく伸長し、国内レジャー需要も持ち直すなど、総じて堅調な事業環境となりました。他方、人手不足の深刻化や人件費・調達コストの上昇など、運営面での課題も顕在化しております。
このような経営環境のもと、当社グループでは、将来的な成長目標としてビジョン2030を掲げ、「特定の国・地域においてマーケットリーダーとして機能する優良な国際高級ホテルチェーンとしての地位確立」を目指しております。具体的には、①150ホテル・4万室規模への事業拡大、②日本を含めた5つの国・地域においてマーケットリーダーとして機能、③顧客基盤500万人への拡大、④差別化戦略の徹底、⑤IT分野における優位性の確保、⑥事業ポートフォリオの変革の6項目の実現に向けて、各施策を着実に推進してまいりました。また、中長期的な課題となる労働力不足への対応として、業績の改善を前提とした大幅な処遇向上にも引き続き取り組んでおります。
新規事業におきましては、2025年7月に「オークラリゾート 箱根強羅」の運営管理契約を締結しました。また、2026年4月には「グランドニッコー・バンコク サトーン」が開業を予定しております。
このような取り組みの結果、当連結会計年度における売上高は、前年同期比2,803百万円(3.0%)減の90,278百万円となりました。経常利益は、前年同期比1,842百万円増の11,464百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比1,567百万円増の8,957百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
ホテル事業につきましては、訪日外国人客数が引き続き高水準で推移した一方で、2025年7月に連結子会社である㈱グランドニッコー東京の全株式を売却したことにより、売上高は前年同期比2,859百万円(3.3%)減の84,582百万円となりました。営業損益は、前年同期比1,770百万円増の11,070百万円の利益となりました。
レストラン事業につきましては、㈱ホテルオークラエンタープライズ、㈱コンチネンタルフーズともに売上増となり、売上高は前年同期比79百万円(1.9%)増の4,213百万円となりました。営業損益につきましては、前年同期比3百万円増の197百万円の利益となりました。
その他につきましては、㈱ホテルオークラエンタープライズは食品販売で受注が低迷したことから、売上高は前年同期比23百万円(1.6%)減の1,482百万円となり、営業損益につきましては、前年同期比55百万円増の178百万円の利益となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は15,023百万円と前年同期比9,765百万円(39.4%)の減少となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が11,191百万円と前年同期比1,468百万円の増加となった一方で、法人税等の支払額8,705百万円を計上したこと等により、7,009百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出2,467百万円等により、5,151百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出9,019百万円等により、12,030百万円の支出となりました。
(生産、受注及び販売の実績)
(1) 生産実績
生産活動は行っておりません。
(2) 受注実績
受注による販売活動はありません。
(3) 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、29,112百万円となり、前連結会計年度と比べ7,106百万円減少しました。主な増減は現預金が6,679百万円、売掛金が519百万円の減少となっております。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、121,621百万円と前連結会計年度と比べ2,110百万円減少しました。「有形固定資産」は減価償却費の計上により4,660百万円減少した一方で、資本的支出を2,764百万円実施したことにより、前連結会計年度と比べ1,757百万円減少の106,530百万円となりました。「投資その他の資産」は、投資有価証券が474百万円、繰延税金資産が489百万円増加となった一方で、その他のうち敷金が1,350百万円減少となったことにより、合計で前連結会計年度と比べ422百万円減少の12,754百万円となりました。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、43,040百万円と前連結会計年度と比べ12,726百万円減少しました。未払法人税等が6,849百万円、1年内返済予定の長期借入金が3,019百万円、短期借入金が2,147百万円減少したことが主な要因です。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、26,629百万円と前連結会計年度と比べ7,953百万円減少しました。長期借入金が6,000百万円、退職給付に係る負債が1,876百万円減少したことが主な要因です。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、81,063百万円と前連結会計年度と比べ11,462百万円増加しました。利益剰余金が8,567百万円、その他有価証券評価差額金が463百万円、退職給付に係る調整累計額が524百万円、為替換算調整勘定が869百万円、非支配株主持分が1,037百万円増加したことが主な要因です。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は、訪日外国人客数が引き続き高水準で推移した一方で、2025年7月に連結子会社である㈱グランドニッコー東京の全株式を売却したことにより、90,278百万円と前年同期と比べ2,803百万円の減収となりました。
営業費用は売上原価が626百万円減少し、販売費及び一般管理費は3,713百万円の減少となりました。その結果、営業利益は、前年同期と比べ1,760百万円増の11,382百万円となりました。
営業外収益は、関連会社の持分法投資利益が前年同期と比べ93百万円増の269百万円となりました。この結果、経常利益は、前年同期と比べ1,842百万円増の11,464百万円となりました。特別利益として、固定資産売却益3百万円を計上しました。また、特別損失として、関係会社株式売却損227百万円、固定資産除却損40百万円、関係会社清算損7百万円を計上しました。
これらの結果、税金等調整前当期純利益は、前年同期比1,468百万円増の11,191百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比1,567百万円増の8,957百万円となりました。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金運営は、事業活動にかかる運転資金については営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源としておりますが、債権回収までに必要な資金については銀行借入による短期資金調達枠を設定することによって、流動性を保持しております。
また、当社と連結子会社間は「CMS預貸制度(キャッシュ・マネージメント・システム)」により資金融通を行うことで資金効率を高めております。
(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
(経営成績等の状況の概要)
(1) 事業の状況およびその成果
当連結会計年度におけるわが国経済は、為替動向やエネルギー価格の高止まり等によるコスト上昇圧力は依然として強く、先行き不透明な状況が続く中、雇用・所得の改善を背景に個人消費も底堅く推移するなど、景気は緩やかに回復してまいりました。
ホテル業界におきましては、訪日外国人客数が、過去最高であった前期に対して398万人(9.3%)増の4,283万人と大きく伸長し、国内レジャー需要も持ち直すなど、総じて堅調な事業環境となりました。他方、人手不足の深刻化や人件費・調達コストの上昇など、運営面での課題も顕在化しております。
このような経営環境のもと、当社グループでは、将来的な成長目標としてビジョン2030を掲げ、「特定の国・地域においてマーケットリーダーとして機能する優良な国際高級ホテルチェーンとしての地位確立」を目指しております。具体的には、①150ホテル・4万室規模への事業拡大、②日本を含めた5つの国・地域においてマーケットリーダーとして機能、③顧客基盤500万人への拡大、④差別化戦略の徹底、⑤IT分野における優位性の確保、⑥事業ポートフォリオの変革の6項目の実現に向けて、各施策を着実に推進してまいりました。また、中長期的な課題となる労働力不足への対応として、業績の改善を前提とした大幅な処遇向上にも引き続き取り組んでおります。
新規事業におきましては、2025年7月に「オークラリゾート 箱根強羅」の運営管理契約を締結しました。また、2026年4月には「グランドニッコー・バンコク サトーン」が開業を予定しております。
このような取り組みの結果、当連結会計年度における売上高は、前年同期比2,803百万円(3.0%)減の90,278百万円となりました。経常利益は、前年同期比1,842百万円増の11,464百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比1,567百万円増の8,957百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
ホテル事業につきましては、訪日外国人客数が引き続き高水準で推移した一方で、2025年7月に連結子会社である㈱グランドニッコー東京の全株式を売却したことにより、売上高は前年同期比2,859百万円(3.3%)減の84,582百万円となりました。営業損益は、前年同期比1,770百万円増の11,070百万円の利益となりました。
レストラン事業につきましては、㈱ホテルオークラエンタープライズ、㈱コンチネンタルフーズともに売上増となり、売上高は前年同期比79百万円(1.9%)増の4,213百万円となりました。営業損益につきましては、前年同期比3百万円増の197百万円の利益となりました。
その他につきましては、㈱ホテルオークラエンタープライズは食品販売で受注が低迷したことから、売上高は前年同期比23百万円(1.6%)減の1,482百万円となり、営業損益につきましては、前年同期比55百万円増の178百万円の利益となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は15,023百万円と前年同期比9,765百万円(39.4%)の減少となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が11,191百万円と前年同期比1,468百万円の増加となった一方で、法人税等の支払額8,705百万円を計上したこと等により、7,009百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出2,467百万円等により、5,151百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出9,019百万円等により、12,030百万円の支出となりました。
(生産、受注及び販売の実績)
(1) 生産実績
生産活動は行っておりません。
(2) 受注実績
受注による販売活動はありません。
(3) 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前年同期比(%) |
| ホテル事業 | 84,582 | 96.7 |
| レストラン事業 | 4,213 | 101.9 |
| その他 | 1,482 | 98.4 |
| 合計 | 90,278 | 97.0 |
(注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1) 財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、29,112百万円となり、前連結会計年度と比べ7,106百万円減少しました。主な増減は現預金が6,679百万円、売掛金が519百万円の減少となっております。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、121,621百万円と前連結会計年度と比べ2,110百万円減少しました。「有形固定資産」は減価償却費の計上により4,660百万円減少した一方で、資本的支出を2,764百万円実施したことにより、前連結会計年度と比べ1,757百万円減少の106,530百万円となりました。「投資その他の資産」は、投資有価証券が474百万円、繰延税金資産が489百万円増加となった一方で、その他のうち敷金が1,350百万円減少となったことにより、合計で前連結会計年度と比べ422百万円減少の12,754百万円となりました。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、43,040百万円と前連結会計年度と比べ12,726百万円減少しました。未払法人税等が6,849百万円、1年内返済予定の長期借入金が3,019百万円、短期借入金が2,147百万円減少したことが主な要因です。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、26,629百万円と前連結会計年度と比べ7,953百万円減少しました。長期借入金が6,000百万円、退職給付に係る負債が1,876百万円減少したことが主な要因です。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、81,063百万円と前連結会計年度と比べ11,462百万円増加しました。利益剰余金が8,567百万円、その他有価証券評価差額金が463百万円、退職給付に係る調整累計額が524百万円、為替換算調整勘定が869百万円、非支配株主持分が1,037百万円増加したことが主な要因です。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は、訪日外国人客数が引き続き高水準で推移した一方で、2025年7月に連結子会社である㈱グランドニッコー東京の全株式を売却したことにより、90,278百万円と前年同期と比べ2,803百万円の減収となりました。
営業費用は売上原価が626百万円減少し、販売費及び一般管理費は3,713百万円の減少となりました。その結果、営業利益は、前年同期と比べ1,760百万円増の11,382百万円となりました。
営業外収益は、関連会社の持分法投資利益が前年同期と比べ93百万円増の269百万円となりました。この結果、経常利益は、前年同期と比べ1,842百万円増の11,464百万円となりました。特別利益として、固定資産売却益3百万円を計上しました。また、特別損失として、関係会社株式売却損227百万円、固定資産除却損40百万円、関係会社清算損7百万円を計上しました。
これらの結果、税金等調整前当期純利益は、前年同期比1,468百万円増の11,191百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比1,567百万円増の8,957百万円となりました。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金運営は、事業活動にかかる運転資金については営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源としておりますが、債権回収までに必要な資金については銀行借入による短期資金調達枠を設定することによって、流動性を保持しております。
また、当社と連結子会社間は「CMS預貸制度(キャッシュ・マネージメント・システム)」により資金融通を行うことで資金効率を高めております。
(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。