訂正有価証券報告書-第64期(2023/04/01-2024/03/31)
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績
2023年度は、5月に新型コロナウイルスの感染法上の位置付けが5類に移り、観光・宿泊業は急激な回復がみられました。2022年2月に勃発したロシアのウクライナ侵攻は未だ続いており、加えて2023年10月にはパレスチナ・イスラエル戦争が始まり、エネルギーや食料価格の高騰と併せて円安も続き、国内経済を取り巻く環境は依然厳しいままです。
県内においては、TSMCの進出による、関連したインフラの整備、雇用の創出等、好影響が多方面に渡りましたが、一方で人手不足と賃金上昇などをもたらしました。
このような中、当期は客室の改装工事も終わり、4月29日からは高付加価値の客室販売もはじまりました。また、コロナの5類移行により、宿泊だけでなく宴会、食堂の客足も戻りはじめました。これに対応すべく部署間の協力や効率化を行いましたが、急激な需要増加に対する人手不足により、受注の調整をおこなう場面も見られました。コスト面では、原価上昇への対応と高付加価値化を目指し、価格改定を行い原価率の低減を実現しました。人件費においては、短時間労働者の活用と受注調整による効率化により人件費率を抑え、収益性の向上に努めて参りました。
当期の売上高は2,623百万円、客室の改装工事による影響もあり、前期に比べて633百万円、31.8%の増収となりました。
一方、費用につきましては、営業費の合計は2,468百万円、前期に比べて273百万円の増加となりました。
この結果、営業利益 155百万円(前年同期は営業損失204百万円)、経常利益 135百万円(前年同期は経常損失230百万円)、当期純利益 134百万円(前期同期は当期純損失203百万円)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
ホテル
宴会部門の増収が大きく、前年を上回り当期の売上高は、2,396百万円と前年同期と比べ625百万円、35.3%の増収となりました。
イ.客室部門
客室部門においては、コロナ後を見据えた高付加価値の客室工事が終了し、4月29日から全室販売となりました。コロナ禍の収束による観光業の活性化もあり、販売室単価は対前年で+3,108円、稼働率・宿泊人員も伸ばし予算達成いたしました。売上高は562百万円、前期に比べて169百万円、43.2%の増収となりました。
ロ.食堂部門
食堂部門においては、コロナ禍からの回復が進んだ感はありましたが、夜の営業の集客が伸びず、人員不足とも相まって九曜杏・エルドラードについては一部夜の営業を休止しました。売上高は、エルドラード、キャッスルワールドは前年に届かなかったものの、部門全体では前期、予算とも達成となりました。部門全体での売上高は447百万円、前期に比べて15百万円、3.6%の増収となりました。
ハ.宴会部門
婚礼宴会においては、対前年プラス3件、人数でプラス1,956名とコロナの終息による個人消費の回復傾向が高まり、売上高は前期、予算とも達成となりました。
法人宴会においても、前期に比べて大きな回復が見られ、医療関連企業を中心とした年末年始の宴会もおこなわれるようになり、前期に比べて394百万円の売上増となりました。
宴会部門全体の売上高は、1,300百万円、前期に比べて449百万円、52.9%の増収となりました。
ニ.その他部門
おせち料理については、従業員数の減少に伴う製造能力の低下もあり前期の売上高を下回りましたが、予算に対しては10百万円のプラスでした。委託製造販売商品の契約終了もあり、その他部門全体の売上高は85百万円、前期に比べて9百万円、10.1%の減収となりました。
館外部門
館外部門においては、「テル熊本クラブ」はコロナ禍の収束による宿泊、宴会の利用が増え、前期、予算ともにプラスとなりました。「キャッスルワールド」は、客数及び一人当たりの購入量の減少で前期、予算ともマイナスでした。部門全体での売上高は、227百万円、前期に比べて8百万円、3.7%の増収となりました。
生産、受注及び販売の実績
当社はホテル業を主たる事業としているため、生産及び受注の実績は記載しておりません。なお、当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメント別売上状況
(2) 財政状態
当事業年度末の総資産は、前年同期に比べ 139百万円(5.5%)増加し、2,656百万円となりました。これは、現金及び預金が、前年同期に比べ146百万円(73.7%)増加したことが主なものであります。
セグメントごとの資産、負債等は、算出が困難なため、記載しておりません。
(3) キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物は、営業活動により408百万円増加し、投資活動により134百万円減少し、財務活動により127百万円減少し、この結果、146百万円の増加となり、当期末残高は345百万円(前年同期比73.7%増)となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、当事業年度において、408百万円獲得(前年同期は、71百万円獲得)しております。これは、当事業年度において 退職給付引当金が22百万円減少したものの、税引前当期純利益を134百万円(前年同期は、税引前当期純損失202百万円)計上し、減価償却費158百万円を計上したこと等が主なものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、当事業年度において、134百万円使用(前年同期は、251百万円使用)しております。これは、前年同期と比較して、有形固定資産の取得による支出が90百万円(42.0%)減少したこと等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、当事業年度において、127百万円使用(前年同期は、69百万円獲得)しております。これは、前年同期と比較して、短期借入れによる収入が200百万円減少し、長期借入金の返済による支出が2百万円減少したことによるものであります。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、営業活動によるキャッシュ・フローが得られると、借入金をまず返済し、また重要な資本的支出が発生した場合、営業活動によるキャッシュ・フローを充て、不足した場合には金融機関からの借入で補います。なお、当事業年度末現在において、重要な資本的支出の計画はありません。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績
2023年度は、5月に新型コロナウイルスの感染法上の位置付けが5類に移り、観光・宿泊業は急激な回復がみられました。2022年2月に勃発したロシアのウクライナ侵攻は未だ続いており、加えて2023年10月にはパレスチナ・イスラエル戦争が始まり、エネルギーや食料価格の高騰と併せて円安も続き、国内経済を取り巻く環境は依然厳しいままです。
県内においては、TSMCの進出による、関連したインフラの整備、雇用の創出等、好影響が多方面に渡りましたが、一方で人手不足と賃金上昇などをもたらしました。
このような中、当期は客室の改装工事も終わり、4月29日からは高付加価値の客室販売もはじまりました。また、コロナの5類移行により、宿泊だけでなく宴会、食堂の客足も戻りはじめました。これに対応すべく部署間の協力や効率化を行いましたが、急激な需要増加に対する人手不足により、受注の調整をおこなう場面も見られました。コスト面では、原価上昇への対応と高付加価値化を目指し、価格改定を行い原価率の低減を実現しました。人件費においては、短時間労働者の活用と受注調整による効率化により人件費率を抑え、収益性の向上に努めて参りました。
当期の売上高は2,623百万円、客室の改装工事による影響もあり、前期に比べて633百万円、31.8%の増収となりました。
一方、費用につきましては、営業費の合計は2,468百万円、前期に比べて273百万円の増加となりました。
この結果、営業利益 155百万円(前年同期は営業損失204百万円)、経常利益 135百万円(前年同期は経常損失230百万円)、当期純利益 134百万円(前期同期は当期純損失203百万円)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
ホテル
宴会部門の増収が大きく、前年を上回り当期の売上高は、2,396百万円と前年同期と比べ625百万円、35.3%の増収となりました。
イ.客室部門
客室部門においては、コロナ後を見据えた高付加価値の客室工事が終了し、4月29日から全室販売となりました。コロナ禍の収束による観光業の活性化もあり、販売室単価は対前年で+3,108円、稼働率・宿泊人員も伸ばし予算達成いたしました。売上高は562百万円、前期に比べて169百万円、43.2%の増収となりました。
ロ.食堂部門
食堂部門においては、コロナ禍からの回復が進んだ感はありましたが、夜の営業の集客が伸びず、人員不足とも相まって九曜杏・エルドラードについては一部夜の営業を休止しました。売上高は、エルドラード、キャッスルワールドは前年に届かなかったものの、部門全体では前期、予算とも達成となりました。部門全体での売上高は447百万円、前期に比べて15百万円、3.6%の増収となりました。
ハ.宴会部門
婚礼宴会においては、対前年プラス3件、人数でプラス1,956名とコロナの終息による個人消費の回復傾向が高まり、売上高は前期、予算とも達成となりました。
法人宴会においても、前期に比べて大きな回復が見られ、医療関連企業を中心とした年末年始の宴会もおこなわれるようになり、前期に比べて394百万円の売上増となりました。
宴会部門全体の売上高は、1,300百万円、前期に比べて449百万円、52.9%の増収となりました。
ニ.その他部門
おせち料理については、従業員数の減少に伴う製造能力の低下もあり前期の売上高を下回りましたが、予算に対しては10百万円のプラスでした。委託製造販売商品の契約終了もあり、その他部門全体の売上高は85百万円、前期に比べて9百万円、10.1%の減収となりました。
館外部門
館外部門においては、「テル熊本クラブ」はコロナ禍の収束による宿泊、宴会の利用が増え、前期、予算ともにプラスとなりました。「キャッスルワールド」は、客数及び一人当たりの購入量の減少で前期、予算ともマイナスでした。部門全体での売上高は、227百万円、前期に比べて8百万円、3.7%の増収となりました。
生産、受注及び販売の実績
当社はホテル業を主たる事業としているため、生産及び受注の実績は記載しておりません。なお、当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメント別売上状況
| セグメント別区分 | 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| ホテル | 客室部門 | 562,828 | 43.2 |
| 食堂部門 | 447,508 | 3.6 | |
| 宴会部門 | 1,300,601 | 52.9 | |
| その他部門 | 85,174 | △ 10.1 | |
| 小計 | 2,396,112 | 35.3 | |
| 館外部門 | テル熊本クラブ | 73,038 | 19.9 |
| キャッスルワールド | 154,500 | △ 2.6 | |
| 小計 | 227,538 | 3.7 | |
| 合計 | 2,623,650 | 31.8 | |
(2) 財政状態
当事業年度末の総資産は、前年同期に比べ 139百万円(5.5%)増加し、2,656百万円となりました。これは、現金及び預金が、前年同期に比べ146百万円(73.7%)増加したことが主なものであります。
セグメントごとの資産、負債等は、算出が困難なため、記載しておりません。
(3) キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物は、営業活動により408百万円増加し、投資活動により134百万円減少し、財務活動により127百万円減少し、この結果、146百万円の増加となり、当期末残高は345百万円(前年同期比73.7%増)となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、当事業年度において、408百万円獲得(前年同期は、71百万円獲得)しております。これは、当事業年度において 退職給付引当金が22百万円減少したものの、税引前当期純利益を134百万円(前年同期は、税引前当期純損失202百万円)計上し、減価償却費158百万円を計上したこと等が主なものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、当事業年度において、134百万円使用(前年同期は、251百万円使用)しております。これは、前年同期と比較して、有形固定資産の取得による支出が90百万円(42.0%)減少したこと等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、当事業年度において、127百万円使用(前年同期は、69百万円獲得)しております。これは、前年同期と比較して、短期借入れによる収入が200百万円減少し、長期借入金の返済による支出が2百万円減少したことによるものであります。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、営業活動によるキャッシュ・フローが得られると、借入金をまず返済し、また重要な資本的支出が発生した場合、営業活動によるキャッシュ・フローを充て、不足した場合には金融機関からの借入で補います。なお、当事業年度末現在において、重要な資本的支出の計画はありません。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。