訂正有価証券報告書-第80期(平成25年9月1日-平成26年8月31日)

【提出】
2015/04/10 16:40
【資料】
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【項目】
112項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループにおける財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われており、その結果は連結財務諸表に反映されております。なおこれらの見積りは、当連結会計年度末において判断したものであり、見積りには不確実性が内在しているため、将来生じる実際の結果と異なる可能性があります。
(2) 財政状態の分析
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ8億9千6百万円減少し、221億3千5百万円となりました。流動資産は、現金及び預金の増加3千7百万円、未成工事支出金の増加3千1百万円、前払金等のその他の流動資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ1億8千万円増加し、29億7千3百万円となりました。固定資産は、減価償却等により有形固定資産が9億1千9百万円減少、また、店舗閉店に伴う敷金の戻し入れ等により投資その他の資産のその他が9千5百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ10億1千3百万円減少し、191億6千1百万円となりました。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ6億9千8百万円減少し、207億4千2百万円となりました。なお、当連結会計年度に当社の長短借入金及び社債につきまして、シンジケートローンによるリファイナンスを行ったことから、前連結会計年度に比べ流動負債が71億1千1百万円減少し固定負債が64億1千2百万円増加しております。流動・固定の長短借入金及び社債の合計が2億9百万円減少し、流動・固定の預り敷金が2億4千4百万円、リース負債が1億3千9百万円減少しております。
純資産合計は、当期純損失2億円及びその他有価証券評価差額金1千2百万円の増加等により前連結会計年度末に比べ1億9千7百万円減少し、13億9千2百万円となっております。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の6.9%から6.3%に減少しております。
(3) 経営成績の分析
当社グループは、全事業ともに減収となりましたが、中でも興行事業が前連結会計年度に比べ13億8千万円の大幅な減収となり、当連結会計年度の売上高は121億9千5百万円と前連結会計年度に比べ26億1千3百万円の減収となりました。営業利益は2億8千3百万円と、興行部門の減益が大きく前連結会計年度に比べ6億3百万円の減益に、また、当社のリファイナンス費用2億4千4百万円を営業外費用に計上したこと等により、経常損失は3億4千5百万円と前連結会計年度に比べ8億6千7百万円の減益となりました。また、特別利益に店舗移転受取補償金2億円を、特別損失に固定資産除却損1千5百万円及び投資有価証券評価損1千3百万円を計上した結果、当期純損失は2億円と前連結会計年度と比べ4億9千7百万円の減益となりました。
(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループのキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。