有価証券報告書-第67期(2024/04/01-2025/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
第67期の事業概況につきましてご報告申し上げます。
当事業年度は、総来場者数は56,709名でありました。今期は、悪天候・降雪によるクローズの影響があった他、夏季の猛暑の影響等により、前期に比べ731名減少しました。
通期の内訳としては、前期に比べて会員が26,838名で991名減少、ゲストは29,871名で260名増加しました。総来場者数に占める会員の比率は47.3%でした。
営業日数は315日となり、前期と同じ営業日で、月曜休場営業は前期に比べ3日減少の12日営業となりました。
売上高におきまして、前期に比べ、会員の来場者数及び総来場者数が減少し、サービス収入は782千円減少、諸経費収入は2,557千円減少したものの、コンペの増加に伴い単価の高いゲストが増加したこと等により、グリーンフィ収入は前期比15,275千円増加、キャディ料収入は17,898千円増加、食堂売上は12,607千円増加したこと、さらに、日本女子オープン開催に伴い、その他の営業収入が156,558千円増加したこと等により、売上高は前期に比べ204,881千円増の1,643,914千円となりました。
売上原価は、総来場者数減少の影響や給与等人件費減があったものの、コース整備業務委託費や昨今の諸物価高騰に伴う肥料薬品費・機械工具費等の上昇などにより業務費及び日本女子オープン関連のコース整備や大会グッズ作成費等が増加し、前期に比べ70,252千円増の1,084,288千円となりました。販売費及び一般管理費も、諸経費と同様に諸物価高騰に伴う電力燃料費及び修繕費等が高止まりしたこと、さらに日本女子オープン関連費用として242,011千円計上したことにより、前期に比べ247,426千円増の602,817千円となり、営業損失は43,190千円(前期は69,606千円の営業利益)となりました。
また、営業外収益として受取利息等の合計3,375千円、営業外費用として支払利息110千円をそれぞれ計上した結果、経常損失は39,925千円(前期は72,337千円の経常利益)となり、さらに特別損失56千円を加減した結果、税引前当期純損失は39,982千円となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、739,047千円と前年同期と比べ189,781千円(34.6%)増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動による資金の増加は78,171千円となりました。これは主に、減価償却費142,190千円、前払金の減少による増加額90,000千円及び会員預り金の受入による収入45,600千円等の増加要因と、税引前当期純損失39,982千円、仕入れ債務の減少額14,532千円、前受収益の減少額120,906千円及び会員預り金の返還による支出18,300千円等の減少要因があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、資金の増加は13,818千円となりました。これは主に、定期預金の払い戻しによる収入450,000千円の増加要因と、定期預金の預入れによる支出100,000千円、散水設備改修工事等の有形固定資産の取得による支出336,157千円等の減少要因があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は97,791千円となりました。これは、長期借入れによる収入100,000千円の増加要因と、ファイナンス・リース債務の返済による支出2,208千円の減少要因があったことによるものです。
③営業の状況
a 売上実績
b 利用実績
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度の末日現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この財務諸表の作成に当たりまして、重要な会計方針及び見積りにつきましては、十分検討して作成しております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当事業年度の総来場者数は、56,709名(会員26,838名⦅47.3%⦆、ゲスト29,871名⦅52.7%⦆)でありました。
上半期は4月・5月・9月にコンペや競技会練習ラウンド等によりゲスト来場者数が予算を上回りましたが、天候不順や夏季の猛暑等の影響により、会員・ゲストとも、特に7月・8月の来場者数が予算を大きく下回り、上期全体ではほぼ予算通りとなりました。(上期予算比で会員は△260人、ゲストは+309人、全体では+49人)
下半期は日本女子オープン開催後の10月・11月・1月にゲストを中心に来場者の増加が見られたものの、3月の降雪クローズ(3日)及び天候不順等による減少が大きく、全体では会員を中心に来場者数は予算を下回りました。(下期予算比で会員は△552人、ゲストは+112人、全体では△440人)
この結果、年間総来場者数は、予算57,100人に対し391人減の56,709人となりました。(予算比で会員は△812人、ゲストは+421人)
売上高におきましては、会員グリーンフィ収入は前期比1,497千円の減少、諸経費収入は2,557千円の減少となりましたが、ゲストグリーンフィが前期比16,772千円増加し、加えて昨年10月からキャディフィを値上げしたこと等によりキャディ料収入が17,898千円増加したこと、新規週日会員が31名入会したことにより登録料収入が5,040千円増加したこと、食堂売上収入が12,607千円増加したこと、さらには日本女子オープン関連収入によりその他の営業収入の増加分156,558千円を計上したことなどにより、売上高は前期に比べ204,881千円増の1,643,914千円となりました。
売上原価は、総来場者数減少の影響や人件費減(退職者増加と採用難等)があったものの、コース管理課社員の退職者増を補うためのコース整備業務委託費や昨今の諸物価高騰に伴う肥料薬品費・機械工具費等の上昇などによりコース維持費が17,419千円増加したこと、及び2022年度以降の高水準な設備支出により減価償却費が前期比28,237千円増加したことなどにより、前期に比べ70,252千円増の1,084,288千円となりました。また、販売費及び一般管理費についても、電力燃料費及び修繕費等が高止まりしたこと、さらには日本女子オープン関連費用として242,011千円を計上したことにより、前期に比べ247,426千円増の602,817千円となり、その結果、43,190千円の営業損失となりました(前期は69,606千円の営業利益)。
なお、上記の内、日本女子オープン関連収支については、開催協力金や協賛広告料等収入269,306千円、コース整備費用や大会グッズ作成費等原価11,404千円、開催協力金や大会会場設営費用等一般管理費242,011千円を計上し、営業利益は15,890千円となりました。
また、営業外収益として受取利息等3,375千円、営業外費用110千円を計上した結果、経常損失は39,925千円(前期は72,337千円の経常利益)となり、特別損失56千円の損失を加えた結果、税引前当期純損失は39,982千円となりました。
当社の事業年度末の財務状態におきましては、前事業年度末と比べ、流動資産は1,007,816千円(前事業年度比177,097千円減少)となりました。これは主として、有価証券が70,041千円増加したものの、現金及び預金が160,218千円減少及び前払金90,000千円が減少したこと等によります。次に、固定資産は2,844,216千円(前事業年度比454,238千円増加)となりました。これは主として、有形固定資産の取得等により有形固定資産が526,351千円増加したこと等によるものです。流動負債は1,450,415千円(前事業年度比215,410千円増加)となりました。これは主として、未払金が328,912千円増加、1年内返済予定の長期借入金が20,040千円増加及び前受金が11,169千円増加したこと等の増加要因と、買掛金が14,532千円減少、未払消費税等が14,269千円減少及び前受収益が120,906千円減少したこと等の減少要因があったことによるものです。次に、固定負債は1,117,427千円(前事業年度比104,469千円増加)となりました。これは主として、リース債務が2,208千円減少したものの、長期借入金が79,960千円増加、会員預り金が27,300千円増加したこと等によります。
以上の結果、純資産は1,284,189千円(前事業年度比42,738千円減少)となりました。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、景気の変動、若者のゴルフ離れやプレーヤーの高年齢化等の構造的な問題、また、台風や異常気象といった天候問題が挙げられます。加えて、大型設備投資・諸物価高騰・人件費増加による費用の増大が収支を圧迫する要因となっています。このような状況の中、継続的に行っている来場促進策や良好なコースコンディションを提供することで来場者を確保し収益増を図ることにより、健全な経営を維持できるよう努めております。
③資本の財源及び資金の流動性
当社の運転資金需要のうち主なものは、設備の更新や一般管理費等の営業費用であります。当社は、事業上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、運転資金は、自己資金を基本としていますが、2024年度から開始した、散水設備改修工事、コース管理棟・機材倉庫の移転新築工事などの大型設備投資に伴う一時的な支出増大に対し、一定の手元資金を確保するため、当期末に銀行借り入れを実施し、来期はさらに、一時的な運転資金の不足リスクに備えて、取引銀行と「当座貸越契約」を締結いたします。これらにより必要な資金を確保し手元資金の安定化を図るとともに、キャッシュ・フロー管理の徹底に努めてまいります。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
第67期の事業概況につきましてご報告申し上げます。
当事業年度は、総来場者数は56,709名でありました。今期は、悪天候・降雪によるクローズの影響があった他、夏季の猛暑の影響等により、前期に比べ731名減少しました。
通期の内訳としては、前期に比べて会員が26,838名で991名減少、ゲストは29,871名で260名増加しました。総来場者数に占める会員の比率は47.3%でした。
営業日数は315日となり、前期と同じ営業日で、月曜休場営業は前期に比べ3日減少の12日営業となりました。
売上高におきまして、前期に比べ、会員の来場者数及び総来場者数が減少し、サービス収入は782千円減少、諸経費収入は2,557千円減少したものの、コンペの増加に伴い単価の高いゲストが増加したこと等により、グリーンフィ収入は前期比15,275千円増加、キャディ料収入は17,898千円増加、食堂売上は12,607千円増加したこと、さらに、日本女子オープン開催に伴い、その他の営業収入が156,558千円増加したこと等により、売上高は前期に比べ204,881千円増の1,643,914千円となりました。
売上原価は、総来場者数減少の影響や給与等人件費減があったものの、コース整備業務委託費や昨今の諸物価高騰に伴う肥料薬品費・機械工具費等の上昇などにより業務費及び日本女子オープン関連のコース整備や大会グッズ作成費等が増加し、前期に比べ70,252千円増の1,084,288千円となりました。販売費及び一般管理費も、諸経費と同様に諸物価高騰に伴う電力燃料費及び修繕費等が高止まりしたこと、さらに日本女子オープン関連費用として242,011千円計上したことにより、前期に比べ247,426千円増の602,817千円となり、営業損失は43,190千円(前期は69,606千円の営業利益)となりました。
また、営業外収益として受取利息等の合計3,375千円、営業外費用として支払利息110千円をそれぞれ計上した結果、経常損失は39,925千円(前期は72,337千円の経常利益)となり、さらに特別損失56千円を加減した結果、税引前当期純損失は39,982千円となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、739,047千円と前年同期と比べ189,781千円(34.6%)増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動による資金の増加は78,171千円となりました。これは主に、減価償却費142,190千円、前払金の減少による増加額90,000千円及び会員預り金の受入による収入45,600千円等の増加要因と、税引前当期純損失39,982千円、仕入れ債務の減少額14,532千円、前受収益の減少額120,906千円及び会員預り金の返還による支出18,300千円等の減少要因があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、資金の増加は13,818千円となりました。これは主に、定期預金の払い戻しによる収入450,000千円の増加要因と、定期預金の預入れによる支出100,000千円、散水設備改修工事等の有形固定資産の取得による支出336,157千円等の減少要因があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は97,791千円となりました。これは、長期借入れによる収入100,000千円の増加要因と、ファイナンス・リース債務の返済による支出2,208千円の減少要因があったことによるものです。
③営業の状況
a 売上実績
| 月別 | グリーン フィ収入 (千円) | サービス 料収入 (千円) | 諸経費 収入 (千円) | キャディ料 収入 (千円) | 売店売上 収入 (千円) | 食堂売上 収入 (千円) | その他 (千円) | 会員登録料収入 (千円) | 年会費 収入 (千円) | 年間ロッカーフィ収入 (千円) | 計 (千円) |
| 2024年4月 | 38,584 | 1,616 | 21,494 | 22,699 | 3,648 | 14,974 | 1,278 | 14,707 | 8,166 | 826 | 127,996 |
| 5月 | 34,761 | 1,994 | 21,455 | 22,883 | 3,818 | 15,528 | 1,814 | 14,407 | 8,166 | 750 | 125,581 |
| 6月 | 33,172 | 1,167 | 19,362 | 20,457 | 4,009 | 13,056 | 1,706 | 14,557 | 8,166 | 750 | 116,045 |
| 7月 | 25,813 | 1,245 | 18,156 | 19,847 | 3,790 | 11,241 | 976 | 15,307 | 8,166 | 757 | 105,301 |
| 8月 | 20,031 | 1,292 | 16,045 | 17,695 | 2,724 | 8,607 | 916 | 13,507 | 8,166 | 750 | 89,735 |
| 9月 | 23,669 | 1,284 | 16,543 | 17,265 | 4,303 | 15,290 | 207,650 | 20,937 | 8,170 | 750 | 315,864 |
| 10月 | 43,883 | 1,560 | 22,761 | 28,293 | 5,324 | 18,908 | 215 | 18,327 | 8,166 | 772 | 148,212 |
| 11月 | 46,751 | 1,823 | 24,190 | 28,559 | 4,273 | 19,043 | 2,465 | 15,087 | 8,166 | 753 | 151,113 |
| 12月 | 35,130 | 1,614 | 21,426 | 25,790 | 3,476 | 14,597 | 36,835 | 15,367 | 8,166 | 750 | 163,156 |
| 2025年1月 | 21,811 | 1,546 | 17,818 | 21,671 | 2,603 | 9,549 | △5 | 13,807 | 8,166 | 756 | 97,724 |
| 2月 | 21,787 | 1,459 | 16,609 | 19,563 | 3,366 | 8,201 | 19 | 16,007 | 8,166 | 750 | 95,931 |
| 3月 | 29,120 | 1,275 | 17,252 | 20,641 | 3,107 | 11,980 | 6 | 14,107 | 8,730 | 668 | 106,890 |
| 合計 | 374,519 | 17,880 | 233,116 | 265,369 | 44,445 | 160,978 | 253,879 | 186,130 | 98,560 | 9,035 | 1,643,914 |
| 1ヵ月平均 | 31,209 | 1,490 | 19,426 | 22,114 | 3,703 | 13,414 | 21,156 | 15,510 | 8,213 | 752 | 136,992 |
| 前期比較増減 (△は減少) | 15,275 | △782 | △2,557 | 17,898 | 723 | 12,607 | 156,558 | 5,040 | 52 | 67 | 204,881 |
b 利用実績
| 月別 | メンバー (人) | ゲスト (人) | 計 (人) |
| 2024年4月 | 2,525 | 2,712 | 5,237 |
| 5月 | 2,612 | 2,569 | 5,181 |
| 6月 | 2,380 | 2,350 | 4,730 |
| 7月 | 1,930 | 2,507 | 4,437 |
| 8月 | 1,802 | 2,118 | 3,920 |
| 9月 | 1,641 | 2,403 | 4,044 |
| 10月 | 2,403 | 3,047 | 5,450 |
| 11月 | 2,462 | 3,430 | 5,892 |
| 12月 | 2,562 | 2,658 | 5,220 |
| 2025年1月 | 2,368 | 1,972 | 4,340 |
| 2月 | 2,026 | 2,026 | 4,052 |
| 3月 | 2,127 | 2,079 | 4,206 |
| 合計 | 26,838 | 29,871 | 56,709 |
| 比率 | 47.3% | 52.7% | 100% |
| 前期比較増減(△は減少) | △991 | 260 | △731 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度の末日現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この財務諸表の作成に当たりまして、重要な会計方針及び見積りにつきましては、十分検討して作成しております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当事業年度の総来場者数は、56,709名(会員26,838名⦅47.3%⦆、ゲスト29,871名⦅52.7%⦆)でありました。
上半期は4月・5月・9月にコンペや競技会練習ラウンド等によりゲスト来場者数が予算を上回りましたが、天候不順や夏季の猛暑等の影響により、会員・ゲストとも、特に7月・8月の来場者数が予算を大きく下回り、上期全体ではほぼ予算通りとなりました。(上期予算比で会員は△260人、ゲストは+309人、全体では+49人)
下半期は日本女子オープン開催後の10月・11月・1月にゲストを中心に来場者の増加が見られたものの、3月の降雪クローズ(3日)及び天候不順等による減少が大きく、全体では会員を中心に来場者数は予算を下回りました。(下期予算比で会員は△552人、ゲストは+112人、全体では△440人)
この結果、年間総来場者数は、予算57,100人に対し391人減の56,709人となりました。(予算比で会員は△812人、ゲストは+421人)
売上高におきましては、会員グリーンフィ収入は前期比1,497千円の減少、諸経費収入は2,557千円の減少となりましたが、ゲストグリーンフィが前期比16,772千円増加し、加えて昨年10月からキャディフィを値上げしたこと等によりキャディ料収入が17,898千円増加したこと、新規週日会員が31名入会したことにより登録料収入が5,040千円増加したこと、食堂売上収入が12,607千円増加したこと、さらには日本女子オープン関連収入によりその他の営業収入の増加分156,558千円を計上したことなどにより、売上高は前期に比べ204,881千円増の1,643,914千円となりました。
売上原価は、総来場者数減少の影響や人件費減(退職者増加と採用難等)があったものの、コース管理課社員の退職者増を補うためのコース整備業務委託費や昨今の諸物価高騰に伴う肥料薬品費・機械工具費等の上昇などによりコース維持費が17,419千円増加したこと、及び2022年度以降の高水準な設備支出により減価償却費が前期比28,237千円増加したことなどにより、前期に比べ70,252千円増の1,084,288千円となりました。また、販売費及び一般管理費についても、電力燃料費及び修繕費等が高止まりしたこと、さらには日本女子オープン関連費用として242,011千円を計上したことにより、前期に比べ247,426千円増の602,817千円となり、その結果、43,190千円の営業損失となりました(前期は69,606千円の営業利益)。
なお、上記の内、日本女子オープン関連収支については、開催協力金や協賛広告料等収入269,306千円、コース整備費用や大会グッズ作成費等原価11,404千円、開催協力金や大会会場設営費用等一般管理費242,011千円を計上し、営業利益は15,890千円となりました。
また、営業外収益として受取利息等3,375千円、営業外費用110千円を計上した結果、経常損失は39,925千円(前期は72,337千円の経常利益)となり、特別損失56千円の損失を加えた結果、税引前当期純損失は39,982千円となりました。
当社の事業年度末の財務状態におきましては、前事業年度末と比べ、流動資産は1,007,816千円(前事業年度比177,097千円減少)となりました。これは主として、有価証券が70,041千円増加したものの、現金及び預金が160,218千円減少及び前払金90,000千円が減少したこと等によります。次に、固定資産は2,844,216千円(前事業年度比454,238千円増加)となりました。これは主として、有形固定資産の取得等により有形固定資産が526,351千円増加したこと等によるものです。流動負債は1,450,415千円(前事業年度比215,410千円増加)となりました。これは主として、未払金が328,912千円増加、1年内返済予定の長期借入金が20,040千円増加及び前受金が11,169千円増加したこと等の増加要因と、買掛金が14,532千円減少、未払消費税等が14,269千円減少及び前受収益が120,906千円減少したこと等の減少要因があったことによるものです。次に、固定負債は1,117,427千円(前事業年度比104,469千円増加)となりました。これは主として、リース債務が2,208千円減少したものの、長期借入金が79,960千円増加、会員預り金が27,300千円増加したこと等によります。
以上の結果、純資産は1,284,189千円(前事業年度比42,738千円減少)となりました。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、景気の変動、若者のゴルフ離れやプレーヤーの高年齢化等の構造的な問題、また、台風や異常気象といった天候問題が挙げられます。加えて、大型設備投資・諸物価高騰・人件費増加による費用の増大が収支を圧迫する要因となっています。このような状況の中、継続的に行っている来場促進策や良好なコースコンディションを提供することで来場者を確保し収益増を図ることにより、健全な経営を維持できるよう努めております。
③資本の財源及び資金の流動性
当社の運転資金需要のうち主なものは、設備の更新や一般管理費等の営業費用であります。当社は、事業上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、運転資金は、自己資金を基本としていますが、2024年度から開始した、散水設備改修工事、コース管理棟・機材倉庫の移転新築工事などの大型設備投資に伴う一時的な支出増大に対し、一定の手元資金を確保するため、当期末に銀行借り入れを実施し、来期はさらに、一時的な運転資金の不足リスクに備えて、取引銀行と「当座貸越契約」を締結いたします。これらにより必要な資金を確保し手元資金の安定化を図るとともに、キャッシュ・フロー管理の徹底に努めてまいります。