半期報告書-第62期(平成31年3月1日-令和2年2月29日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。
① 財政状態及び経営成績の状況
当中間会計期間のゴルフ事業は、会員の高齢化による退会及び来場回数の減少や、過去に例のないような悪天候などによって引き続き厳しい状況が続いている。特に7月は悪天候が17日でそのうち濃霧の日が12日あったことによって、来場者数はここ10年で最悪となってしまった。その結果、来場者数は前年同期の117人減少の11,806人となった。
一方、転貸借事業は概ね順調だったが、前年に比べると自社物件の販売が1件少なかったため、販売収益が減少となった。
コース管理及び設備関係では、昨年来行っているNo14、No15、No17の3面のグリーンの改修が終了した。また、No5、No9、No18の3面のグリーン改修が進行中である。
消費税率変更対応は、新たなソフトを入れずに従来のソフトの変更で行うことにした。
この結果、当中間会計期間の業績はゴルフ場売上高が前年同期の2,465千円の減少、年会費収入が前年同期の1,573千円の減少、会員登録料収入が前年同期の2,348千円の減少及び別荘管理収入が前年同期の2,438千円の減少により、売上高は165,522千円(前年同期比94.9%)となった。営業損失は9,395千円(前年同期は営業損失3,107千円)となった。経常損失は10,082千円(前年同期は経常損失2,084千円)となった。中間純損失は7,169千円(前年同期は中間純損失2,109千円)となった。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりである。
ゴルフ場事業
当セグメントにおいては、悪天候により117人の来場者数が減少、6月の土日の悪天候による客単価の低下が響いて、ゴルフ場売上高は減少となった。また、会員の高齢化によって退会が増え、更に新規会員がそれをカバーするほどには増加しなかったため、年会費収入も減少した。
その結果、ゴルフ場売上高は前年同期比2,465千円減少の95,949千円となった。ゴルフ場事業収益は127,339千円(前年同期比95.2%)、セグメント損失は3,273千円(前年同期はゼグメント損失1,456千円)となった。
転貸事業
当セグメントにおいては、工事分担金が356千円の増加、権利金600千円の増加があったが、事務手数料が2,310千円の減少及びサポートサービス1,051千円の減少によって、転貸事業収益は38,182千円(前年同期比94.0%)、セグメント利益は8,841千円(前年同期比74.1%)となった。
② キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前事業年度末に比べ38,860千円増加し、102,410千円となった。
また、当中間会計期間における各キャッシュ・フローは次のとおりである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において営業活動の結果、増加した資金は11,565千円(前年同期は、15,378千円の減少)となった。これは主に税引前中間純損失10,082千円の計上、減価償却費11,473千円の計上、未払金の増加12,351千円、その他の資産の減少30,037千円、その他の負債の減少30,813千円によるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において投資活動の結果、増加した資金は37,263千円(前年同期は、108千円の減少)となった。これは投資有価証券の償還による収入38,885千円、有形固定資産の取得による支出1,621千円によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において財務活動の結果、減少した資金は9,968千円(前年同期は、10,722千円の減少)となった。これは主に長期借入金の返済による支出3,236千円、リース債務の返済による支出6,732千円によるものである。
③ 生産、受注及び販売の状況
a.生産実績
当社はゴルフ場事業及び転貸事業を行っており、生産形式の営業活動を行っていないため、該当事項はなし。
b.受注実績
当社はゴルフ場事業及び転貸事業を行っており、受注形式の営業活動を行っていないため、該当事項はなし。
c.利用実績
| 内訳 | 当中間会計期間 (自 平成31年3月1日 至 令和元年8月31日) | |
| 人数(人) | 前年同期比(%) | |
| メンバー | 5,591 | 99.9 |
| ビジター | 6,215 | 98.2 |
| 合計 | 11,806 | 99.0 |
d.販売実績
ゴルフ場事業
| 内訳 | 当中間会計期間 (自 平成31年3月1日 至 令和元年8月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| プレー収入 | 73,044 | 96.7 |
| 食堂・売店収入 | 22,833 | 100.0 |
| その他の収入 | 70 | 94.9 |
| 年会費及びロッカー収入 | 29,065 | 94.9 |
| 会員登録料収入 | 2,325 | 49.8 |
| 合計 | 127,339 | 95.2 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれていない。
転貸事業
| 内訳 | 当中間会計期間 (自 平成31年3月1日 至 令和元年8月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| 地代収入 | 5,013 | 98.6 |
| 管理費収入 | 12,035 | 99.2 |
| 水道料収入 | 4,555 | 100.0 |
| その他の収入 | 16,577 | 88.0 |
| 合計 | 38,182 | 94.0 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれていない。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものである。
① 重要な会計方針及び見積り
当社の中間財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されている。この中間財務諸表の作成に当って、当社経営者は、資産・負債の報告金額及び報告期間における収益・費用の報告金額を継続的かつ適正に評価するために、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられるさまざまな方法に基づき十分な検証を行っている。
② 当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態
世界的な温暖化により異常気象が異常で無くなりつつある現状は、当社の立地条件が雨・霧という悪天候に左右される率が平地に比べ多いということを考えると非常に厳しいと言える。これらを財政面でサポートするには更なる経費を削減することが大事だと考える。そのため、今年から構造改革に着手して、来年度にはそれを経費削減に寄与させる予定である。
(資産の部)
当中間会計期間末における総資産は901,813千円で、前事業年度末(937,386千円)に比較して35,572千円の減少となった。
主な増減内容は現金及び預金の減少20,024千円、預け金の増加28,885千円、投資有価証券の減少38,800千円等によるものである。
(負債の部)
当中間会計期間末における負債は418,082千円で、前事業年度末(447,879千円)に比較して29,796千円の減少となった。
主な増減内容は未払金の増加12,351千円、流動負債「その他」に含まれる前受金の減少31,192千円、リース債務の減少6,732千円等によるものである。
(純資産の部)
当中間会計期間末における純資産は483,730千円で、前事業年度末(489,506千円)に比較して5,776千円の減少となった。
これは、繰越利益剰余金の減少7,169千円等によるものである。
b.経営成績
前述の経営成績の状況に記載したように、当中間会計期間における営業損益は9,395千円の損失となった。財政状況の中で述べた経費削減と並行して営業の活性化が必要と考え、営業部隊を増強した。それによって、今まであまり力を入れてこなかった自社WEB及び他社WEBによるビジターの集客に力を入れる。また、悪天候が普通となる現状を考えると、悪天候でも来場していただける施策を検討する時期に来ているように思う。特に何回も来ていただけるリピーターを増やすことが重要で、そのための施策の一つとして、お客様の声を改善・サービスに反映すること更に推進していく。
c.キャッシュ・フローの分析
「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。
d.経営成績に重要な影響を与える要因について
当社を取り巻くゴルフ場業界は、レジャーの多様化と少子高齢化によるゴルフ人口の減少と、不況による個人の消費活動の鈍化が来場者数の減少に影響を与え続けている。さらに霧が発生しやすい立地や長期のクローズを余儀なくされる冬季の降雪は更に来場者を減少させ、加えて各地に大きな災害をもたらす近年の台風は、当社のゴルフコースや別荘地にも大きなダメージを及ぼす等、これら厳しい気象環境も経営成績を悪化させる大きな要因となっている。
e.経営戦略の現状と見通し
当社の商品はゴルフコースと従業員のホスピタリティである。年間を通して安定したコースコンディションを保ち、ご来場されたお客様に楽しい時間と空間を提供することが重要であると考える。歴史あるメンバーシップのコースとしての品格を保つために会員サービスも充実させ、ご満足いただけるクラブライフを提供する。今や顧客獲得に不可欠なインターネットによる集客を更に強化し、季節感ある各種のイベントを充実させるなどのサービスの向上を図り、お客様に選ばれ、愛されるゴルフ場になるための営業努力を日々重ねていくことが重要であると考える。
f.資本の財源及び資金の流動性
当社の運転資金の需要のうち主なものは、コース及びクラブハウス等の維持に関する設備の更新及び労務費、地代、販売経費及び一般管理費等の営業費用である。
これらに必要な資金は銀行預金等を主としており、営業売上は現金またはカード決済であるため、現状では資金の流動性には問題ない。