半期報告書-第63期(令和2年3月1日-令和3年2月28日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。
① 財政状態及び経営成績の状況
当中間会計期間において、新型コロナウイルス感染症の影響による来場者数の減少により、売上高が減少した。
3月から8月の上半期の来場者数は、3月は前年並みであったが、4月の緊急事態宣言発令後の4月、5月の2ヶ月間で前年比1,439名が減少した。6月に入り緊急事態宣言が解除されたものの客足は戻らず、更に7月には連日の悪天候が追い打ちをかけ6月、7月の2ヶ月間でも前年比1,161名が減少した。8月は1ヶ月間を通して天候に恵まれ前期比で836名増加したが、上半期来場者数は前年比1,953名減少の9,853名であった。
この結果、当中間会計期間の業績はゴルフ場売上高が前年同期の22,325千円の減少、年会費収入が前年同期の1,714千円の減少、別荘管理収入が前年同期の8,192千円の減少等により、売上高は133,293千円(前年同期比80.5%)となった。営業損失は15,869千円(前年同期は営業損失9,395千円)となった。経常損失は14,183千円(前年同期は経常損失10,082千円)となった。さらに役員退職慰労金7,000千円等により中間純損失は29,493千円(前年同期は中間純損失7,169千円)となった。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりである。
ゴルフ場事業
当セグメントにおいては、新型コロナウイルス感染症の影響などにより1,953名の来場者数が減少、また、会員の退会により年会費収入も減少した。その結果、ゴルフ場売上高は前年同期比22,325千円減少の73,623千円となった。ゴルフ場事業収益は103,303千円(前年同期比81.1%)、セグメント損失は8,428千円(前年同期はセグメント損失3,273千円)となった。
転貸事業
当セグメントにおいては、建物等の修繕工事の減少により工事分担金が1,548千円減少、仲介件数の減少により事務手数料が2,232千円減少、自社物件の販売がなかったことにより権利金が2,760千円減少によって、転貸事業収益は29,990千円(前年同期比78.5%)、セグメント利益は5,769千円(前年同期比65.3%)となった。
② キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前事業年度末に比べ13,291千円減少し、86,209千円となった。
また、当中間会計期間における各キャッシュ・フローは次のとおりである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において営業活動の結果、減少した資金は41,924千円(前年同期は、11,565千円の増加)となった。これは主に税引前中間純損失21,147千円の計上、減価償却費10,317千円の計上、営業未収入金の増加8,724千円、未払金の増加7,719千円、その他の負債の減少29,944千円によるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において投資活動の結果、減少した資金は3,730千円(前年同期は、37,263千円の増加)となった。これは主に有形固定資産の取得による支出3,450千円によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において財務活動の結果、増加した資金は32,363千円(前年同期は、9,968千円の減少)となった。これは主に長期借入れによる収入40,000千円、長期借入金の返済による支出1,116千円、リース債務の返済による支出5,990千円によるものである。
③ 生産、受注及び販売の状況
a.生産実績
当社はゴルフ場事業及び転貸事業を行っており、生産形式の営業活動を行っていないため、該当事項はなし。
b.受注実績
当社はゴルフ場事業及び転貸事業を行っており、受注形式の営業活動を行っていないため、該当事項はなし。
c.利用実績
| 内訳 | 当中間会計期間 (自 2020年3月1日 至 2020年8月31日) | |
| 人数(人) | 前年同期比(%) | |
| メンバー | 4,699 | 84.0 |
| ビジター | 5,154 | 82.9 |
| 合計 | 9,853 | 83.5 |
d.販売実績
ゴルフ場事業
| 内訳 | 当中間会計期間 (自 2020年3月1日 至 2020年8月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| プレー収入 | 57,234 | 78.4 |
| 食堂・売店収入 | 16,337 | 71.6 |
| その他の収入 | 51 | 73.2 |
| 年会費及びロッカー収入 | 27,350 | 94.1 |
| 会員登録料収入 | 2,329 | 100.1 |
| 合計 | 103,303 | 81.1 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれていない。
転貸事業
| 内訳 | 当中間会計期間 (自 2020年3月1日 至 2020年8月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| 地代収入 | 4,857 | 96.9 |
| 管理費収入 | 11,761 | 97.7 |
| 水道料収入 | 4,638 | 101.8 |
| その他の収入 | 8,733 | 52.7 |
| 合計 | 29,990 | 78.5 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれていない。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものである。
① 重要な会計方針及び見積り
当社の中間財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されている。この中間財務諸表の作成に当って、当社経営者は、資産・負債の報告金額及び報告期間における収益・費用の報告金額を継続的かつ適正に評価するために、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられるさまざまな方法に基づき十分な検証を行っている。
② 当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態
(資産の部)
当中間会計期間末における総資産は863,907千円で、前事業年度末(886,342千円)に比較して22,435千円の減少となった。
主な増減内容は現金及び預金の増加6,708千円、営業未収金の増加8,724千円、預け金の減少20,000千円、有形固定資産の減少7,094千円、繰延税金資産の減少9,197千円等によるものである。
(負債の部)
当中間会計期間末における負債は431,358千円で、前事業年度末(423,770千円)に比較して7,587千円の増加となった。
主な増減内容は未払金の増加7,719千円、借入金の増加38,884千円、前受金の減少29,897千円、リース債務の減少6,916千円等によるものである。
(純資産の部)
当中間会計期間末における純資産は432,549千円で、前事業年度末(462,572千円)に比較して30,023千円の減少となった。
これは、繰越利益剰余金の減少29,493千円等によるものである。
b.経営成績
当中間会計期間において、新型コロナウイルス感染症の影響により、緊急事態宣言発令以降に、予約のキャンセルが相次ぐとともに、3密を避けるプレーヤーが増加し、1組当たりのプレーヤーの人数が減少したことにより、前期比で来場者数が大きく減少し、売上高が減少した。
c.キャッシュ・フローの分析
「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。
d.経営成績に重要な影響を与える要因について
当中間会計期間において、経営成績に重要な影響を与える新たな要因は次の通りである。
新型コロナウイルス感染症の更なる拡大や長期化は、来場者数に影響を与え、売上高の減少の重要な要因となる。
e.経営戦略の現状と見通し
当中間会計期間においての経営戦略はこれまでの戦略に加え、新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策を徹底し、来場者及び従業員の安全を確保することによりゴルフ場が安心で安全な場所であることを内外に発信しながら、集客を図る。
f.資本の財源及び資金の流動性
当社の運転資金の需要のうち主なものは、コース及びクラブハウス等の維持に関する設備の更新及び労務費、地代、販売経費及び一般管理費等の営業費用である。
これらに必要な資金は銀行預金等を主としており、営業売上は現金またはカード決済であるため、現状では資金の流動性には問題ない。