有価証券報告書-第62期(平成31年1月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/03/31 9:11
【資料】
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【項目】
82項目
(1)経営成績等の概要
①経営成績
2019年12月の日銀短観・業況判断DIは、大企業・製造業が4四半期連続で低下し、水準もゼロになりました。海外経済の減速に伴う輸出の低迷や、大型台風などの影響による生産停止を背景に、一般機械や自動車を中心に大幅に低下しました。一方、大企業・非製造業は高水準での推移が持続しています。消費増税の影響で小売業などの消費関連が低下、IT関連は堅調に推移しています。
ゴルフ業界におきましては、群馬県ゴルフ場来場者推移比較表を見ますと、1月・2月は暖冬や降雪日が少なかったことから、2018年対比、平均13.4%の来場者増になりましたが、6月・10月は台風の影響から、平均△11.4%の来場者減になり、年間△0.9%の減少となりました。業界では、高齢化の進む中、新たなゴルフ人口の掘り起こしを模索していますが、打開策が見いだせない状況です。
その様な状況下、当クラブでは、前年度のつつじグリーンの第5世代芝、ピュアディスティンクションの播種に加え当事業年度、さくらグリーンを同じく第5世代芝、トリプルセブンを播種し、美しく高速なグリーンが誕生いたしました。また、引き続きフェアウェイの日照の確保のため支障木の伐採等を実施致しました。
営業面では、伊香保温泉とのタイアップを強化し、宿泊者料金をメンバー紹介料金と同額に設定しました。送客施設には手数料をお支払いするとともに、無料宿泊券の提供を頂き、クラブ主催のコンペ賞品にさせていただきました。企画面では、毎年行っているジュニアゴルフサマーキャンプ、コース散策企画等を開催しました。
当事業年度の実績としては、台風等天候不良の影響から、営業日数は320日(クローズ日数45日)対前年比7日減、△2.1%となりました。来場者数も14,410人から14,067人と前期比97.6%となりましたが、売上高は、205,666千円から228,883千円と11.3%の増加となりました。
販売費及び一般管理費は、112,056千円と前期比10.2%の増加、営業費用は、238,982千円と前期比13.2%の増加となりました。結果、営業利益は、122,154千円の損失となりました。
②キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べ7,667千円増加し、10,582千円となりました。
また、当事業年度における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果、使用した資金は61,323千円(前事業年度は、100,029千円の支出)となりました。これは税引前当期純損失などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果、使用した資金は26,993千円(前事業年度は23,514千円の支出)となりました。これは有形固定資産の取得による支出があったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果、増加した資金は95,985千円(前事業年度は、108,934千円の増加)となりました。これは短期借入れによる収入があったことなどによるものであります。
③収容能力及び収容実績並びに営業実績
a.収容能力
コース1年当たり収容能力は、次のとおりであります。
前事業年度(平成30年12月31日現在)当事業年度(令和元年12月31日現在)
60,480 人60,480人

(注) 計算方法は次のとおりであります。
1ヶ月28日稼動として1日当たり収容人員(180人)をそれぞれ乗じたものであります。
b.収容実績
(ア) 最近2年間の収容実績は、次のとおりであります。
前事業年度
(自 平成30年1月1日
至 平成30年12月31日)
当事業年度
(自 平成31年1月1日
至 令和元年12月31日)
来場者数(人)稼働率(%)来場者数(人)稼働率(%)
14,41023.814,06723.3

(注)1.稼働率=(収容実績(人数)/収容能力(人数))×100%
2.金額は別項、営業実績の項に掲記しております。
(イ) 料金の設定状況は、次のとおりであります。
メンバービジター
平日土曜日日・祝日
グリーンフィー※無料4,500円9,000円9,000円
利用税600円600円600円600円
振興基金30円30円30円30円
諸経費1,200円3,000円3,000円3,000円
カートフィー4,500円4,500円4,500円4,500円
改造協力金1,000円2,000円2,000円2,000円
7,330円14,630円19,130円19,130円
メンバーキャディフィー2,000(4バッグ)、3,000(3バッグ)、5,000(2バッグ)、7,000(1バッグ)
ビジターキャディフィー3,000(4バッグ)、4,000(3バッグ)、6,000(2バッグ)、12,000(1バッグ)
貸クラブ3,000円(フルセット)
貸靴500円

※ ビジターの冬季料金は、以下のとおりであります。
冬季料金(円) (1.1~3.31)
グリーンフィー平日500
土曜日2,500
日曜、祝日2,500

(注) 表示料金には、消費税等は含まれておりません。
c.営業実績
最近2事業年度の営業実績は次のとおりであります。
種別第61期
自 平成30年1月1日
至 平成30年12月31日
比率(%)第62期
自 平成31年1月1日
至 令和元年12月31日
比率(%)
営業日数(日)327-320-
来場人員
メンバー(名)4,26029.64,41831.4
ビジター(名)10,15070.49,64968.6
計(名)14,410100.014,067100.0
ゴルフ収入(千円)178,11886.6189,91883.0
食堂売上高(千円)21,52510.532,74714.3
売店売上高(千円)6,0222.96,2172.7
営業収入合計(千円)205,666100.0228,883100.0

(注) 上記金額には、消費税等及びゴルフ場利用税は含まれておりません。
(2)経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
①財政状態の分析
(流動資産)
当事業年度末における流動資産の残高は、37,028千円(前事業年度末は、27,958千円)となり、9,069千円増加しました。増加の主なものは、現金及び預金の増加であります。
(固定資産)
当事業年度末における固定資産の残高は、415,369千円(前事業年度末は、399,380千円)となり、15,989千円増加しました。増加の主なものは、コース改修によるコース勘定の増加であります。
(流動負債)
当事業年度末における流動負債の残高は、416,697千円(前事業年度末は、233,312千円)となり、183,384千円増加しました。増加の主なものは、短期借入金の増加であります。
(固定負債)
当事業年度末における固定負債の残高は、183,266千円(前事業年度末は、251,844千円)となり、68,578千円減少しました。減少の主なものは、長期借入金の減少であります。
②経営成績の分析
当事業年度における営業収入は、228,883千円と前期比11.3%の増加となりました。営業費用は238,982千円と前期比13.2%の増加、販売費及び一般管理費は112,056千円と前期比10.2%の増加となり、当期純損失は、89,747千円となりました。
当事業年度において営業収入は、ゴルフ収入及び食堂収入の増収により増収となり、営業費用並びに販売費及び一般管理費については諸経費の削減に努めましたが、当期純損失を計上するにいたりました。
経営上の目標達成状況を判断するための客観的指標としていた債務超過額につきましては、当期において更に89,747千円の債務超過額が増加いたしました。この結果を受け来期は以下の対策を講じます。
1.グリーン改修ならびにコース改造などの大型投資を終えたことで、来期は営業費用の圧縮を図ります。過去3年間の営業収入の推移を比較しますと193,516千円、205,666千円、228,883千円と着実に増加しております。平均顧客単価も11,145円から13,253円と18.9%増加しております。引き続き、この情勢を維持し、年率10%の営業収入の増加と年率10%の営業経費の減少を図ります。また、来期は、4月16日より日本のゴルフ場では画期的な料金体系に致します。曜日、季節を問わず、料金を統一したものとし、メンバー料金8,000円(税等別)、ゲスト料金(メンバー紹介・伊香保温泉宿泊者)16,000円(税等別)、ビジター料金24,000円(税等別)に改めます。この料金体系を経年維持し、ゴルフ業界に一石を投じます。
2.現在のコース管理を維持するとともに、植栽を施し一年中花木が咲く美しいコースにし、レディース・競技用ティーイングエリアを増設し幅広いニーズに対応できるコースに致します。
3.伊香保温泉との協力体制を強化し、ゴルフをプレーされない方のレストランのご利用をアピールして収益向上を目指します。
以上の諸対策を講じることにより、3年後の第65期には単年度営業利益及びキャッシュ・フローの黒字化を目指します。
③キャッシュ・フロ-の状況の分析
キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の概要 ②キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
④資本の財源及び資金の流動性
当社は、運転資金及び設備資金につきましては、借入または内部資金により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達につきましては、当社の大株主である日本土地山林株式会社のグループ会社である高砂企業株式会社からの借入を基本としております。
令和元年12月31日現在、長期借入金(1年内返済予定を含む)及び短期借入金の残高は、383,000千円であります。
⑤継続企業の前提に関する重要事象等の対応策
当社は、平成16年12月期以来連続で営業損失が発生しており、当事業年度においては、89,747千円の当期純損失を計上した結果、147,565千円の債務超過になっております。また、営業キャッシュ・フローについては、平成20年12月期以来連続でマイナスとなっております。これらの状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
当社は、当該状況を解消すべく、既存利用者数の増加対策では、前期に引き続き、コース改造とコースメンテナンスを徹底して行い県内一の美しいコースを目指し集客を図ります。3年間の営業収入の推移も対前年比で106%、111%と順調に上昇しております。来期は営業収入の10%増と各部署の仕入高の10%の抑制を目標とし、3年後の黒字収支を実現して参ります。
この他、資金面においては、高砂企業株式会社(当社の大株主である日本土地山林株式会社のグループ会社)からの支援・協力により、令和2年度において、60,000千円の短期資金の借入と必要な場合の既存資金の期日延長の承諾を得ております。
⑥将来に関する事項
以上に記載している将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(令和2年3月31日)現在において判断したものであります。

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