有価証券報告書-第64期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)
(業績等の概要)
(1) 業績
当事業年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、政府による段階的な経済活動の再開や、全国的なワクチン接種の促進等により、持ち直しの傾向がみられました。しかしながらその後は、変異株による感染再拡大、資源価格高騰によるインフレ懸念、更にはロシアのウクライナ侵攻等、国内外の社会経済への影響を十分注視していく必要があり、景気の先行きは不透明感が増す状況にあります。
ゴルフ場業界におきましては、2020年度下期以降コロナ時代の安全なスポーツとしてゴルフが注目され、来場者や新規入会者が増加傾向にあり、総じて順調な基調を続けております。
当事業年度における営業日数は、荒天積雪等のクローズが5日ありましたものの、新型コロナウイルス感染拡大防止のため26日、また荒天により3日、計29日のクローズがありました前期に比べ、25日増加の308日となりました。来場者数は、会員23,784名(前期比3,388名増)、ゲスト12,221名(同2,369名増)の合計36,005名(同5,757名増)となり、1日平均の来場者数は前期と比べ10名増の116名となりました。
当事業年度の売上高は、来場者の増加及び年会費改定により、633,875千円と前期に比べ、131,502千円(26.2%)の増収となりました。
一方、経費面につきましては、来場者増加に伴うキャディ人件費、バンカー40箇所改修工事の砂代、樹木剪定費用、コロナ対策費用等の増加もありましたが、営業損失は135,823千円と前年同期と比べ88,509千円(60.5%)の減少となりました。
営業外損益につきましては、新規入会者が前期に比べ19名増の82名となり入会金収入が44,300千円増加したことなどにより、206,368千円(前期比19,719千円増)の収益となりました。
その結果、70,544千円の経常利益(前期は37,684千円の経常損失)となりました。
また、特別損失として主にバンカー40箇所改修工事に伴う有形固定資産除却損11,831千円を計上いたしますと、58,713千円の税引前当期純利益(前期は38,793千円の税引前当期純損失)となり、これに法人税、住民税及び事業税1,256千円を計上し、税効果会計に伴う法人税等調整額△11千円を計上した結果、57,469千円の当期純利益(前期は39,216千円の当期純損失)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物は、62,462千円と前年同期と比べ16,502千円(20.9%)の減少となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは143,729千円と前年同期と比べ113,119千円(369.5%)の増加となりました。これは税引前当期純利益58,713千円を計上いたしましたことと、有形固定資産除却損が11,831千円、未払消費税等が10,996千円増加したことなどによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは△116,131千円と前年同期に比べ106,233千円(1,073.3%)の減少となりました。これは定期預金の預入による支出が760,000千円、払戻による収入が730,000千円あり、また有形固定資産の取得による支出が86,131千円と前年実績に比べ26,234千円増加したことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは△44,101千円と前年同期に比べ14,816千円(50.59%)の減少となりました。これは会員預り金の受入による収入が101,000千円と前年実績に比べ23,000千円増加いたしましたものの、返還による支出が141,250千円と前年実績に比べ35,750千円増加したことなどによるものです。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 営業実績
(注) 1 金額はゴルフ場利用税を含まない実績収入額によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 2021年4月より年会費を改定いたしました。
(2) 主たる利用料金
(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
当社の経営陣は、財務諸表の作成に際し決算日における資産・負債の報告数字の開示、ならびに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定の設定を行わなければなりません。
経営陣は、棚卸資産、投資、法人税等、財務活動、退職金、偶発事象や訴訟等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。経営陣は、過去の実績や状況に応じて合理的だと考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行います。実際には、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、当社は新型コロナウイルス感染症による会計上の見積り等への影響はないと判断しております。
(2) 業績について
売上高は、前事業年度502,373千円、当事業年度633,875千円で、差引131,502千円の増加となっており、前事業年度対比126.2%の大幅な増収となっております。
売上総利益金額は、前事業年度494,979千円、当事業年度624,521千円で、差引129,542千円、前事業年度対比は126.2%と、大幅な増益となっております。また、売上総利益率は、98.5%と前事業年度と同様になっております。
販売費及び一般管理費につきましては、前事業年度719,311千円、当事業年度760,345千円で差引41,033千円とやや増加しております。これを売上対比でみますと、前事業年度143.2%に対し、当事業年度120.0%と減少しております。
経常損益金額は、前事業年度△37,684千円、当事業年度70,544千円で、差引108,228千円の増加となっております。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大による当社への影響は、今後、新型コロナウイルス感染症の収束時期やその他の状況の経過により、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 財政状態の分析
(資産)
当事業年度における資産合計は、3,526,658千円と前年同期と比べ、36,458千円(1.0%)の増加となりました。うち流動資産は、865,147千円と前年同期と比べ、5,652千円(0.7%)の増加となりました。主な増加要因は、未収入金が2,890千円、商品及び貯蔵品が4,997千円それぞれ減少いたしましたが、現金・預金が13,497千円増加したことなどによるものです。また固定資産は、2,661,510千円と前年同期と比べ、30,806千円(1.2%)の増加となりました。主な増加要因は有形固定資産が26,814千円、無形固定資産が4,074千円それぞれ増加し、減価償却累計額が44,758千円増加したことなどによるものです。
(負債)
当事業年度における負債合計は、2,424,447千円と前年同期と比べ、19,077千円(0.8%)の減少となりました。うち流動負債は、108,807千円と前年同期と比べ、13,559千円(14.2%)の増加となりました。主な増加要因は、設備関係未払金が23,447千円、未払消費税等が10,996千円それぞれ増加し、未払金が12,692千円、賞与引当金が10,616千円それぞれ減少したことなどによるものです。固定負債は、2,315,640千円と前年同期と比べ、32,636千円(1.4%)の減少となりました。主な減少要因は、リース債務が8,041千円増加いたしましたが、会員預り金が40,250千円減少したことなどによるものです。
(純資産)
当事業年度における純資産合計は1,102,210千円と前年同期と比べ、55,535千円(5.3%)の増加となりました。主な増加要因は、当期純利益57,469千円の計上などにより、繰越利益剰余金が57,790千円増加したことなどによるものです。
(4) 資本の財源及び資金調達の流動性についての分析
① 資金需要
当社の主要な資金需要として、設備投資、運転資金(労務費、経費等の営業費用)及び法人税等の支払い等に資金を充当しております。
重要な資本的支出の予定及び資金の調達方法については、「第3 設備の状況 3設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりです。
② 資金の源泉
主として営業活動によるキャッシュ・フローにより、必要とする資金を調達しております。
キャッシュ・フローの分析
「(業績等の概要) (2) キャッシュ・フローの状況」に記載した事項をご参照ください。
③ 流動性
当社は、従来から営業活動により資金を得ており、今後も引き続き資金源になると見込んでおります。営業活動によるキャッシュ・フローで通常の事業活動における必要資金はまかなえると予想しております。
(1) 業績
当事業年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、政府による段階的な経済活動の再開や、全国的なワクチン接種の促進等により、持ち直しの傾向がみられました。しかしながらその後は、変異株による感染再拡大、資源価格高騰によるインフレ懸念、更にはロシアのウクライナ侵攻等、国内外の社会経済への影響を十分注視していく必要があり、景気の先行きは不透明感が増す状況にあります。
ゴルフ場業界におきましては、2020年度下期以降コロナ時代の安全なスポーツとしてゴルフが注目され、来場者や新規入会者が増加傾向にあり、総じて順調な基調を続けております。
当事業年度における営業日数は、荒天積雪等のクローズが5日ありましたものの、新型コロナウイルス感染拡大防止のため26日、また荒天により3日、計29日のクローズがありました前期に比べ、25日増加の308日となりました。来場者数は、会員23,784名(前期比3,388名増)、ゲスト12,221名(同2,369名増)の合計36,005名(同5,757名増)となり、1日平均の来場者数は前期と比べ10名増の116名となりました。
当事業年度の売上高は、来場者の増加及び年会費改定により、633,875千円と前期に比べ、131,502千円(26.2%)の増収となりました。
一方、経費面につきましては、来場者増加に伴うキャディ人件費、バンカー40箇所改修工事の砂代、樹木剪定費用、コロナ対策費用等の増加もありましたが、営業損失は135,823千円と前年同期と比べ88,509千円(60.5%)の減少となりました。
営業外損益につきましては、新規入会者が前期に比べ19名増の82名となり入会金収入が44,300千円増加したことなどにより、206,368千円(前期比19,719千円増)の収益となりました。
その結果、70,544千円の経常利益(前期は37,684千円の経常損失)となりました。
また、特別損失として主にバンカー40箇所改修工事に伴う有形固定資産除却損11,831千円を計上いたしますと、58,713千円の税引前当期純利益(前期は38,793千円の税引前当期純損失)となり、これに法人税、住民税及び事業税1,256千円を計上し、税効果会計に伴う法人税等調整額△11千円を計上した結果、57,469千円の当期純利益(前期は39,216千円の当期純損失)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物は、62,462千円と前年同期と比べ16,502千円(20.9%)の減少となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは143,729千円と前年同期と比べ113,119千円(369.5%)の増加となりました。これは税引前当期純利益58,713千円を計上いたしましたことと、有形固定資産除却損が11,831千円、未払消費税等が10,996千円増加したことなどによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは△116,131千円と前年同期に比べ106,233千円(1,073.3%)の減少となりました。これは定期預金の預入による支出が760,000千円、払戻による収入が730,000千円あり、また有形固定資産の取得による支出が86,131千円と前年実績に比べ26,234千円増加したことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは△44,101千円と前年同期に比べ14,816千円(50.59%)の減少となりました。これは会員預り金の受入による収入が101,000千円と前年実績に比べ23,000千円増加いたしましたものの、返還による支出が141,250千円と前年実績に比べ35,750千円増加したことなどによるものです。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 営業実績
| 年度別 | 年会費 ロッカー費 (千円) | ゴルフプレーフィ | 食堂・売店 売上高 (千円) | その他収入 (千円) | 合計 (千円) | ||||
| グリーンフィ | キャディ フィその他 (千円) | ||||||||
| 会員 | ゲスト | ||||||||
| 人員 (人) | フィ (千円) | 人員 (人) | フィ (千円) | ||||||
| 第63期 (自 2020年4月 至 2021年3月) | 123,346 | 20,396 | 36,318 | 9,852 | 78,866 | 227,996 | 17,693 | 18,151 | 502,373 |
| 第64期 (自 2021年4月 至 2022年3月) | 169,679 | 23,784 | 42,783 | 12,221 | 103,186 | 273,107 | 23,131 | 21,986 | 633,875 |
(注) 1 金額はゴルフ場利用税を含まない実績収入額によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 2021年4月より年会費を改定いたしました。
(2) 主たる利用料金
| 摘要 | 2020年4月~ 2021年3月 (円) | 2021年4月~ 2022年3月 (円) | ||
| 会員のグリーンフィ | 70歳未満 | 1日 | 1,900 | 同左 |
| 70歳以上 80歳未満 | 1日 | 1,900 | 同左 | |
| 80歳以上 | 1日 | 700 | 同左 | |
| ゲストのグリーンフィ | 平日 | 1日 | 9,000・14,000・15,000 | 同左 |
| 土曜日 | 1日 | 18,000・23,000・24,000 | 同左 | |
| 日曜日・祝日 | 1日 | 18,000・23,000・24,000 | 同左 | |
| キャディフィ (1ラウンドに付4バッグ) | ハウスキャディ | 4,300 | 同左 | |
(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
当社の経営陣は、財務諸表の作成に際し決算日における資産・負債の報告数字の開示、ならびに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定の設定を行わなければなりません。
経営陣は、棚卸資産、投資、法人税等、財務活動、退職金、偶発事象や訴訟等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。経営陣は、過去の実績や状況に応じて合理的だと考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行います。実際には、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、当社は新型コロナウイルス感染症による会計上の見積り等への影響はないと判断しております。
(2) 業績について
売上高は、前事業年度502,373千円、当事業年度633,875千円で、差引131,502千円の増加となっており、前事業年度対比126.2%の大幅な増収となっております。
売上総利益金額は、前事業年度494,979千円、当事業年度624,521千円で、差引129,542千円、前事業年度対比は126.2%と、大幅な増益となっております。また、売上総利益率は、98.5%と前事業年度と同様になっております。
販売費及び一般管理費につきましては、前事業年度719,311千円、当事業年度760,345千円で差引41,033千円とやや増加しております。これを売上対比でみますと、前事業年度143.2%に対し、当事業年度120.0%と減少しております。
経常損益金額は、前事業年度△37,684千円、当事業年度70,544千円で、差引108,228千円の増加となっております。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大による当社への影響は、今後、新型コロナウイルス感染症の収束時期やその他の状況の経過により、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 財政状態の分析
(資産)
当事業年度における資産合計は、3,526,658千円と前年同期と比べ、36,458千円(1.0%)の増加となりました。うち流動資産は、865,147千円と前年同期と比べ、5,652千円(0.7%)の増加となりました。主な増加要因は、未収入金が2,890千円、商品及び貯蔵品が4,997千円それぞれ減少いたしましたが、現金・預金が13,497千円増加したことなどによるものです。また固定資産は、2,661,510千円と前年同期と比べ、30,806千円(1.2%)の増加となりました。主な増加要因は有形固定資産が26,814千円、無形固定資産が4,074千円それぞれ増加し、減価償却累計額が44,758千円増加したことなどによるものです。
(負債)
当事業年度における負債合計は、2,424,447千円と前年同期と比べ、19,077千円(0.8%)の減少となりました。うち流動負債は、108,807千円と前年同期と比べ、13,559千円(14.2%)の増加となりました。主な増加要因は、設備関係未払金が23,447千円、未払消費税等が10,996千円それぞれ増加し、未払金が12,692千円、賞与引当金が10,616千円それぞれ減少したことなどによるものです。固定負債は、2,315,640千円と前年同期と比べ、32,636千円(1.4%)の減少となりました。主な減少要因は、リース債務が8,041千円増加いたしましたが、会員預り金が40,250千円減少したことなどによるものです。
(純資産)
当事業年度における純資産合計は1,102,210千円と前年同期と比べ、55,535千円(5.3%)の増加となりました。主な増加要因は、当期純利益57,469千円の計上などにより、繰越利益剰余金が57,790千円増加したことなどによるものです。
(4) 資本の財源及び資金調達の流動性についての分析
① 資金需要
当社の主要な資金需要として、設備投資、運転資金(労務費、経費等の営業費用)及び法人税等の支払い等に資金を充当しております。
重要な資本的支出の予定及び資金の調達方法については、「第3 設備の状況 3設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりです。
② 資金の源泉
主として営業活動によるキャッシュ・フローにより、必要とする資金を調達しております。
キャッシュ・フローの分析
「(業績等の概要) (2) キャッシュ・フローの状況」に記載した事項をご参照ください。
③ 流動性
当社は、従来から営業活動により資金を得ており、今後も引き続き資金源になると見込んでおります。営業活動によるキャッシュ・フローで通常の事業活動における必要資金はまかなえると予想しております。