有価証券報告書-第63期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/24 9:09
【資料】
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【項目】
95項目
(業績等の概要)
(1) 業績
当事業年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大を受けた緊急事態宣言の発令や各自治体からの要請により、企業活動や個人消費活動が大幅に制限されたことで、景気が急速に悪化いたしました。感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを段階的に引き上げていく中で、個人消費は持ち直しつつも、国内外の感染者数が再度増加傾向にある等、収束時期が見通せず、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
ゴルフ場業界におきましては、コロナ禍におけるレジャースポーツの中でもゴルフは「3密」を避けやすい屋外スポーツであることが認知されましたものの、依然として少子高齢化に伴うゴルフ人口全体の大幅な減少、価格競争による収益力の低下、更には人出不足や異常気象への対応等、依然厳しい経営環境が続いております。
当事業年度における営業日数は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため26日、また荒天により3日、計29日のクローズがあり、前期に比べ25日減の283日となりました。来場者数は、会員20,396名(前期比149名減)、ゲスト9,852名(同4,156名減)の合計30,248名(同4,305名減)となり、1日平均の来場者数は前期と比べ6名減の106名となりました。
当事業年度の売上高は、コロナ禍の影響による来場者の減少(特にゲスト来場者)、食堂の縮小営業等が大きく影響し502,373千円と前期に比べ、92,274千円(15.5%)の減収となりました。
一方、営業損益につきましては、コロナ禍における水道光熱費、消耗品費等の減少がありましたものの、新規コース管理機械の減価償却費、枯枝等引取処理費の増加もあり、部門ごとに経費節減に努めましたものの、営業損失は224,332千円と前年同期に比べ84,325千円(60.2%)の増加となりました。
営業外損益につきましては、入会金収入が前期に比べ3,300千円増加し、また新型コロナウイルス感染症にかかる雇用調整助成金をはじめとする各種助成金、給付金等の収入が30,324千円あり、186,648千円(前期比27,377千円増)の収益となりました。
その結果、37,684千円の経常損失(前期は19,263千円の経常利益)となりました。
また、特別損失として主に6号井戸掘削工事に伴う有形固定資産除却損1,108千円を計上いたしましたことにより、38,793千円の税引前当期純損失(前期は11,468千円の税引前当期純利益)となり、これに法人税、住民税及び事業税530千円を計上し、税効果会計に伴う法人税等調整額△107千円を計上した結果、39,216千円の当期純損失(前期は9,056千円の当期純利益)となりました。
(注) 本報告書における売上高、仕入高に係わる消費税につきましては、すべて税抜きで表示しております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物は、78,965千円と前年同期と比べ8,572千円(9.8%)の減少となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは30,609千円と前年同期と比べ64,818千円(67.9%)の減少となりました。これは税引前当期純損失38,793千円を計上いたしましたことと、未収入金が10,410千円、たな卸資産が4,128千円増加し、未払消費税等が5,003千円、賞与引当金が4,046千円減少したことなどによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは△9,897千円と前年同期に比べ60,121千円(85.9%)の増加となりました。これは定期預金の預入による支出が740,000千円、定期預金の払戻による収入が790,000千円あり、また有形固定資産の取得による支出が60,537千円と前年実績に比べ9,829千円減少したことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは△29,284千円と前年同期に比べ3,200千円(9.9%)の増加となりました。これは会員預り金の受入による収入が78,000千円と前年実績に比べ500千円減少いたしましたものの、返還による支出も105,500千円と前年実績に比べ3,700千円減少したことなどによるものです。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 営業実績
年度別年会費
ロッカー費
(千円)
ゴルフプレーフィ食堂・売店
売上高
(千円)
その他収入
(千円)
合計
(千円)
グリーンフィキャディ
フィその他
(千円)
会員ゲスト
人員
(人)
フィ
(千円)
人員
(人)
フィ
(千円)
第62期
(自 2019年4月
至 2020年3月)
125,22420,54536,62514,008120,467261,68825,85524,786594,647
第63期
(自 2020年4月
至 2021年3月)
123,34620,39636,3189,85278,866227,99617,69318,151502,373

(注) 1 金額はゴルフ場利用税を含まない実績収入額によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 2019年4月より食堂及びコース売店を、株式会社ダイナックホールディングスに業務委託いたしました。
(2) 主なる利用料金
摘要2019年4月~
2020年3月
(円)
2020年4月~
2021年3月
(円)
会員のグリーンフィ70歳未満1日1,9001,900
70歳以上
80歳未満
1日1,9001,900
80歳以上1日700700
ゲストのグリーンフィ平日1日9,000・14,0009,000・14,000・15,000
土曜日1日18,000・22,00018,000・23,000・24,000
日曜日・祝日1日18,000・22,00018,000・23,000・24,000
キャディフィ
(1ラウンドに付4バッグ)
ハウスキャディ4,3004,300

(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 2020年4月よりゲストのグリーンフィを繁忙期、通常期、閑散期に分けて改定しております。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。
当社の経営陣は、財務諸表の作成に際し決算日における資産・負債の報告数字の開示、並びに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定の設定を行わなければなりません。
経営陣は、棚卸資産、投資、法人税等、財務活動、退職金、偶発事象や訴訟等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。経営陣は、過去の実績や状況に応じて合理的だと考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行います。実際には、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、当社は新型コロナウイルス感染症による会計上の見積り等への影響はないと判断しております。
(2) 業績について
売上高は、前事業年度594,647千円、当事業年度502,373千円で、差引92,274千円の減少となっており、前事業年度対比15.5%の減少となっております。
売上総利益金額は、前事業年度585,934千円、当事業年度494,979千円で、差引90,955千円の減少となっており、前事業年度対比は15.5%の減少となっております。また、売上総利益率は、98.5%と前事業年度と同様になっております。
販売費及び一般管理費につきましては、前事業年度725,941千円、当事業年度719,311千円で差引6,629千円とほぼ前年並みとなっております。これを売上対比でみますと、前事業年度122.1%に対し、当事業年度143.2%と増加しております。
経常損益金額は、前事業年度19,263千円、当事業年度△37,684千円で、差引56,948千円の減少となっております。
また、特別損失として主に6号井戸掘削工事に伴う有形固定資産除却損1,108千円を計上したため、38,793千円の税引前当期純損失(前期は11,468千円の税引前当期純利益)となり、これに法人税、住民税及び事業税530千円を計上し、税効果会計に伴う法人税調整額△107千円を計上した結果、39,216千円の当期純損失(前期は9,056千円の当期純利益)となりました。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大による当社への影響は、今後、新型コロナウイルス感染症の収束時期やその他の状況の経過により、当社の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 財政状態の分析
(資産)
当事業年度における資産合計は、3,490,199千円と前年同期と比べ、64,415千円(1.8%)の減少となりました。うち流動資産は、859,495千円と前年同期と比べ、45,179千円(5.0%)の減少となりました。主な減少要因は、未収入金が10,410千円増加いたしましたが、現金・預金が58,572千円減少したことなどによるものです。また固定資産は、2,630,704千円と前年同期と比べ、19,235千円(0.7%)の減少となりました。主な減少要因は有形固定資産が36,626千円増加いたしましたが、減価償却累計額が53,530千円増加したことなどによるものです。
(負債)
当事業年度における負債合計は、2,443,524千円と前年同期と比べ、25,579千円(1.0%)の減少となりました。うち流動負債は、95,248千円と前年同期と比べ、2,599千円(2.8%)の増加となりました。主な増加要因は、未払金が15,786千円増加し、賞与引当金が4,046千円、未払消費税等が5,003千円、未払法人税等が2,177千円それぞれ減少したことなどによるものです。固定負債は、2,348,276千円と前年同期と比べ、28,178千円(1.2%)の減少となりました。主な減少要因は、会員預り金が27,500千円減少したことなどによるものです。
(純資産)
当事業年度における純資産合計は1,046,674千円と前年同期と比べ、38,835千円(3.6%)の減少となりました。主な減少要因は、当期純損失39,216千円の計上などにより、繰越利益剰余金が38,962千円減少したことなどによるものです。
(4) 資本の財源及び資金調達の流動性についての分析
① 資金需要
当社の主要な資金需要として、設備投資、運転資金(労務費、経費等の営業費用)及び法人税等の支払い等に資金を充当しております。
重要な資本的支出の予定及び資金の調達方法については、「第3 設備の状況 3設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりです。
② 資金の源泉
主として営業活動によるキャッシュ・フローにより、必要とする資金を調達しております。
キャッシュ・フローの分析
「(業績等の概要) (2) キャッシュ・フローの状況」に記載した事項をご参照ください。
③ 流動性
当社は、従来から営業活動により資金を得ており、今後も引き続き資金源になると見込んでおります。営業活動によるキャッシュ・フローで通常の事業活動における必要資金はまかなえると予想しております。

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