有価証券報告書-第69期(令和3年1月1日-令和3年12月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
・来場者数の増加
コロナ禍においてゴルフ業界は、健康的な戸外スポーツとしての良さが再認識され、海外旅行(出張)や三密イベントを回避する客層がゴルフ場に足を向ける契機となり、さらに男女ともに日本人プロ選手活躍の明るいニュースが市場を活気づけています。
当クラブにおいても、来場者総数が60,588名(前年比124%)となり、コロナ前からの変化をみる為に2019年と比較すると3,319名(6%)上回りました。特に新入会員の増加(後掲)や西コースの電磁誘導カートへの強い需要を背景にして会員の来場が大きく伸びました。(2019年比117% +5,303名)。一方でゲストの来場者数は22,276名となり、コロナ前の2019年には10%(△2,505名)届きませんでした。前年に続き、緊急事態宣言下で大型コンペ、パーティーが自粛されたことが原因で、法人の需要は未だ回復していないのが現状です。
・新入会員の増加
ここ2~3年進めてきた入会手続きや会員預り金の見直し、会員権業者との関係強化が奏功、コロナ禍時代のゴルフ再評価の上げ潮にも乗り、新規入会・名義登録件数は146件(2019年/114件、2020年/91件)と近年最高の水準となりました。
・収支の状況
その結果、 売上高は1,347百万円で、前年比308百万円(29.7%)増となりました。営業外収益は会員登録変更料が増加して366百万円と前年比147百万円(67.0%)増となりました。一方、売上原価並びに販売費及び一般管理費は1,627百万円と前年比153百万円(10.4%)増となり、経常利益は138百万円(前年△135百万円)と前年の損失を取り戻す利益となりました。当期純利益は129百万円(前年△144百万円)となりました。
セグメントの業績については、ゴルフ場事業及びこれに附帯する事業の単一セグメントのため、記載を省略しております。
(a)財政状態
(資産の部)
当事業年度末における資産の部の合計は11,969百万円で、前事業年度末(11,350百万円)に比較して619百万円増加となりました。これは主に流動資産の現金及び預金が当事業年度末2,384百万円、前事業年度末2,050百万円と333百万円増加、有価証券が当事業年度末500百万円、前事業年度末100百万円と400百万円増加、有形固定資産が当事業年度末5,496百万円、前事業年度末5,542百万円と46百万円減少、投資その他の資産が当事業年度末3,485百万円、前事業年度末3,558百万円と72百万円減少したことによるものであります。
(負債の部)
当事業年度末における負債の部の合計は10,951百万円で、前事業年度末(10,462百万円)に比較して489百万円増加となりました。これは主に流動負債が当事業年度306百万円、前事業年度144百万円と161百万円増加したこと、及び固定負債の会員預り金が当事業年度末は10,568百万円、前事業年度末が10,245百万円と322百万円増加したことによるものであります。
(純資産の部)
当事業年度末における純資産の部の合計は1,017百万円で、前事業年度末(887百万円)に比較して129百万円増加となりました。これは繰越利益剰余金が当事業年度末は△55百万円、前事業年度末が△185百万円と129百万円増加したことによるものであります。
(b)経営成績
当事業年度における売上高は1,347百万円で前事業年度(1,038百万円)に比較して、308百万円増加となりました。これは主にコース使用料収入が当事業年度は941百万円、前事業年度は682百万円と258百万円増加したことによるものであります。
売上原価並びに販売費及び一般管理費は1,627百万円で前事業年度(1,473百万円)に比較して、153百万円増加となりました。これは来場者数増加によるキャディなど人件費の増加、及び前事業年度の西コースカート導入による減価償却費が当事業年度に増加したことなどによるものであります。
この結果、営業損失は279百万円(前事業年度は435百万円)、経常利益は138百万円(前事業年度は経常損失135百万円)、当期純利益は129百万円(前事業年度は当期純損失144百万円)となりました。
(c)資本の財源及び資金の流動性について
当社の運転資金及び設備投資資金は、営業活動から獲得する自己資金及び会員預り金の収入により資金調達を行っております。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度のキャッシュ・フローについては、営業活動により得られた資金は442百万円で、投資活動により使用した資金は631百万円であり、財務活動により得られた資金は322百万円となりました。
この結果、現金及び現金同等物は133百万円増加し、2,184百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動の結果、得られた資金は442百万円(前事業年度は43百万円の支出)であり、前事業年度に比べ486百万円増加しました。これは主に税引前当期純利益が当事業年度は125百万円に対して、前事業年度は税引前当期純損失が138百万円と263百万円増加したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動の結果、使用した資金は631百万円(前事業年度は378百万円の支出)であり、前事業年度に比べ253百万円増加しました。これは主に投資有価証券の取得による支出が減少したこと、投資有価証券の満期償還による収入が減少したこと、及び定期預金に預け入れたことによる支出が増加したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動の結果、得られた資金は322百万円(前事業年度は188百万円)であり、前事業年度に比べ134百万円増加しました。これは会員預り金の入金による収入が増加したこと等によるものであります。
③ 収容能力
当ゴルフ場の設備は1日400名の利用者を受け入れることができます。
(営業の実績)
ゴルフ場来場者数(延人員)及び売上高の前事業年度及び当事業年度の実績は次の通りであります。
| 年 度 | 会 員(人) | 家 族(人) | ゲスト(人) | 合 計(人) |
| 前 期 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日) | 29,585 | 1,870 | 17,355 | 48,810 |
| 比 率(%) | 60.6 | 3.8 | 35.6 | 100.0 |
| 年 度 | 会 員(人) | 家 族(人) | ゲスト(人) | 合 計(人) |
| 当 期 (自 2021年1月1日 至 2021年12月31日) | 35,801 | 2,511 | 22,276 | 60,588 |
| 比 率(%) | 59.1 | 4.1 | 36.8 | 100.0 |
| 年 度 | コース 使用料収入 (百万円) | 年会費収入 (百万円) | ロッカー 使用料収入 (百万円) | 食堂売上 (百万円) | その他収入 (百万円) | 計 (百万円) |
| 前 期 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日) | 683 | 197 | 18 | 136 | 5 | 1,039 |
| 比 率(%) | 65.7 | 19.0 | 1.7 | 13.1 | 0.5 | 100.0 |
| 年 度 | コース 使用料収入 (百万円) | 年会費収入 (百万円) | ロッカー 使用料収入 (百万円) | 食堂売上 (百万円) | その他収入 (百万円) | 計 (百万円) |
| 当 期 (自 2021年1月1日 至 2021年12月31日) | 941 | 209 | 18 | 172 | 5 | 1,347 |
| 比 率(%) | 69.8 | 15.6 | 1.4 | 12.8 | 0.4 | 100.0 |
(注) 上記の表には消費税等を含んでおりません。
(2)当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この財務諸表を作成するにあたって、繰延税金資産の回収可能性等の資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いているため、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
繰延税金資産の回収可能性については、中期経営計画、タックス・プランニング等に基づいて将来の課税所得を見積もった上で、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかにより判断しております。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積りへの反映については、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載しておりますので、記載は省略しております。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(1)経営成績等の状況の概要をご参照下さい。