有価証券報告書-第58期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/24 10:42
【資料】
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【項目】
82項目
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、当事業年度より、「収益認識に関する会計基準」 (企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
詳細は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当期におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、緊急事態宣言発令やまん延防止等重点措置が断続的に発出され、経済活動が大幅に制限を受けたものの、ワクチン接種が進むとともに感染状況が落ち着きつつあり、個人消費や国内景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、年明けからのオミクロン株の急激な感染拡大や、ロシアによるウクライナ軍事進攻の影響を受けた原油高をはじめとした物価高騰により、景気動向の先行きは依然として不透明な状況にあります。
ゴルフ場業界におきましては、天候不順や新型コロナウイルス感染再拡大の影響を受け、企業のプレー自粛等によりコンペ数が減少する一方、ゴルフが比較的感染リスクが低いスポーツとして認知されてきたことや、若者や女性の利用増もあり、来場者は増加傾向となりました。
このような状況の中、当社は「お客様がまた来たくなるゴルフ場」をありたい姿に掲げ、来場者・従業員の検温やマスク着用、フロント・レストラン・売店での新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底し、お客様に安心してご来場いただける環境づくりに努めるとともに、キャディを中心に接客技術向上のための教育を実施し、お客様の満足度向上に努めてまいりました。
営業面では当社の強みであるキャディ付プレーでコンペができることをPRし誘客に努め、料金対策や集客ツールとしてのLINE活用などにより個人客の獲得に注力した結果、多くの個人客の獲得につながり、当期の来場者数は44,860名(前年同期比110.9%)となりました。
その結果、営業収益は507,536千円(同112.7%)となり、営業費用・販売費及び一般管理費は517,090千円(同101.5%)、営業損失は9,553千円(前期は営業損失58,899千円)、経常損失は3,929千円(前期は経常損失14,374千円)、当期純損失は4,691千円(前期は当期純損失15,099千円)となりました。なお、当期から適用した「収益認識に関する会計基準」等により、会員登録料収入が従来と比べ12,375千円減少し、営業収益、経常損益、税引前当期純損益が同額減少しております。
a.財政状態
(資産)
当事業年度末における資産は、前事業年度末と比べ14,379千円減少し1,737,291千円(前期比99.2%)となりました。
流動資産では、15,462千円増加し379,920千円(同104.2%)となりました。この主な要因は現金及び預金の増加11,757千円であります。
固定資産では、29,842千円減少し1,357,370千円(同97.8%)となりました。この主な要因は有形固定資産取得による増加25,538千円、減価償却による減少53,864千円であります。
(負債)
当事業年度末における負債は、前事業年度末と比べ240,272千円増加し814,784千円(前期比141.8%)となりました。
流動負債では21,983千円増加し94,826千円(同130.2%)となりました。この主な要因は当期から適用した「収益認識に関する会計基準」等による契約負債の増加25,534千円であります。
固定負債では218,289千円増加し、719,958千円(同143.5%)となりました。この主な要因は当期から適用した「収益認識に関する会計基準」等による契約負債の増加236,802千円であります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は、前事業年度末と比べ254,652千円減少し922,506千円(前期比78.4%)となりました。この主な要因は当期から適用した「収益認識に関する会計基準」等による繰越利益剰余金の減少262,336千円であります。
この結果、自己資本比率は前事業年度末と比べ14.1ポイント減少し53.1%となり、1株当たりの純資産額は前事業年度末と比べ318円64銭減少し1,154円28銭となりました。
b.経営成績
当期の来場者数は新型コロナウイルス感染症の影響が薄れ、前期と比べ4,406人増加の44,860人となり、営業収益は前期と比べ57,140千円増加し、507,536千円(前期比112.7%)となりました。料金収入では前年同期より54,894千円増の437,457千円(同114.3%)となり、会費収入では年会費他は70千円の増加、会員登録料が1,524千円増加し、61,826千円(同102.6%)となりました。
営業費用は前期と比べ11,259千円増加し、320,039千円(前期比103.6%)となりました。この主な要因は来場者増に伴うキャディ費用の増加7,585千円であります。販売費及び一般管理費は前期と比べ3,464千円減少し、197,050千円(前期比98.3%)となりました。この主な要因は修繕費の減少1,438千円、LINEを活用しDMを削減したことによる通信運搬費の減少1,454千円であります。
この結果、営業損失は9,553千円(前期は営業損失58,899千円)となり、営業外収益は前期と比べ38,900千円減少し5,675千円(前期比12.7%)となりました。この主な要因は前期において今期にはないコロナ関連の雇用調整助成金を含む助成金収入24,580千円や落雷による受取保険金15,501千円があったことによるものです。営業外費用51千円(前期比100.0%)を加減算した経常損失は3,929千円(前期は経常損失14,374千円)、当期純損失は4,691千円(前期は当期純損失15,099千円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度における、現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、176,271千円となり、前期末に比べ11,757千円増加しました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は、64,013千円(前期比44.8%の収入増)となりました。これは主に、当期において税引前当期純損失4,529千円、非資金である減価償却費53,864千円を計上したこと、未払消費税が6,937千円増加したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動で使用した資金は、32,306千円(前年同期に得られた資金は16,532千円)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出31,706千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は、19,949千円(前期比49.4%の支出減)となりました。これは主に、会員預り金の返還による支出15,000千円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.売上実績
売上実績の内容は次のとおりであります。(下記金額はゴルフ場利用税、消費税を含まない実績収入です)
区分第57期(2020.4.1~2021.3.31)第58期(2021.4.1~2022.3.31)
科目金額(千円)%金額(千円)%
料金収入
ラウンドフィ229,459258,656
キャディフィ149,376174,634
雑収入 ※13,7254,165
小計382,56284.9437,45786.2
会費収入
年会費他34,93135,002
会員登録料※225,30026,824
小計60,23113.461,82612.2
食堂売店収入
売上手数料7,6018,253
小計7,6011.78,2531.6
合計450,396100.0507,536100.0

(注)※1 雑収入の内訳は貸クラブ料、貸ボール料等です。
※2 「収益認識に関する会計基準」等の適用により、当事業年度の会員登録料計上額が12,375千円減少して
おります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たって、貸借対照表日(2022年3月31日)現在における資産・負債の計上金額、及び当事業年度(自2021年4月1日至2022年3月31日)における費用の計上金額に影響する見積りを使用する必要があります。
当社の重要な会計方針のうち、見積りの必要なものは以下のとおりであります。
a.退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務(簡便法)に基づき計上しておりますが、当該退職給付債務は、当事業年度末における要支給額に基づいて算定しております。
b.役員退職慰労引当金
内規による期末要支給額に基づいて算定しております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当期における経営成績は、コロナウィルス感染症の影響が薄れ、来場者数が増加(前期比110.9%)し、営業収益は507,536千円(同112.7%)となりました。経費につきましては、営業費用は11,259千円増加し320,039千円(前期比103.6%)となり、販売費及び一般管理費については3,464千円減少し197,050千円(同98.3%)となりました。
この結果、営業損失は9,553千円(前期は営業損失58,899千円)、営業外損益を加減算した経常損失は3,929千円(前期は経常損失14,374千円)、当期純損失は4,691千円(前期は当期純損失15,099千円)となりました。
主な内容は「経営成績等の状況の概要」で述べたとおりです。
a.経営成績に重要な影響を与える要因について
「経営成績等の状況の概要」で述べたとおり、ゴルフ場業界においては、高齢プレーヤーのリタイアや料金低価格化傾向が今後も続くことが予想されます。また、新型コロナウイルスの感染が収束するまではコンペ自粛により来場者及び収入が減少することも想定されます。従って、営業収益の見通しにつきましては、厳しいものがあると予測しております。
b.経営戦略の現状と見通し
当社は、このような状況を踏まえ、お客様の満足度を高めるべく、良好なコースコンディションのもとキャディ付プレーが楽しめるように努めてまいります。
c.資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金状況は、現金及び現金同等物の残高が当事業年度末において176,271千円となっております。固定負債に計上されている会員預り金の残高が445,000千円あるため借入金残高はありません。なお、会員からの償還希望は落ち着いた状況にあると認識しております。また、運転資金につきましては、内部資金により調達することとしております。
d.経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善な経営方針を立案するように努めております。しかしながら、ゴルフ場業界を取り巻く環境を勘案すると、当社の事業環境もさらに厳しくなると予想され、一層の営業努力と合理化・効率化が必要であると認識しております。

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