有価証券報告書-第56期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/19 12:08
【資料】
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【項目】
87項目
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当期におけるわが国経済は、国内においては消費増税、国外においては米中貿易摩擦に起因した経済停滞、加えて新型コロナウイルスの世界的な流行により景気が大幅に減速し、先行きが一層不透明な状況になっております。
ゴルフ場業界におきましては、来場者の高齢化と若年層のゴルフ離れにより、ゴルフ人口の減少化傾向が続いていることや、セルフを中心とした低価格化が拡大し、依然として厳しい経営環境が続いております。
このような状況の中、当社は「お客様がまた来たくなるゴルフ場」をありたい姿に掲げ、乗用ゴルフカートや自動精算機の更新、カート道補修工事などを実施するとともに、キャディを中心に接客技術向上のための教育を実施し、お客様の満足度向上に努めてまいりました。
営業面では当社の強みであるキャディ付プレーでコンペができることを積極的にPRし、大口コンペを誘致するとともに、レディス会を中心に女性客増加に努め、来場者の確保を図ってまいりました。
しかしながら、新型コロナウイルスの影響により3月の来場者が前年比85%と大幅に減少し、当期の来場者数は683名減少し45,659名(前期比98.5%)となりました。
a.財政状態
(資産)
当事業年度末における資産は、前事業年度末と比べ35,347千円減少し1,798,106千円(前期比98.1%)となりました。
流動資産では、35,382千円減少し385,763千円(同91.6%)となりました。この主な要因は現金及び預金の減少20,848千円であります。
固定資産では、34千円増加し1,412,343千円(同100.0%)となりました。この主な要因は固定資産取得による増加53,300千円、有形固定資産の減価償却による減少50,252千円であります。
(負債)
当事業年度末における負債は、前事業年度末と比べ24,664千円減少し605,848千円(前期比96.1%)となりました。
流動負債では14,125千円増加し69,612千円(同125.5%)となりました。この主な要因は未払金の増加7,139千円と未払消費税等の増加7,104千円であります。
固定負債では38,790千円減少し、536,235千円(同93.3%)となりました。この主な要因は会員預り金の減少52,500千円、リース債務の増加13,576千円であります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は、前事業年度末と比べ10,682千円減少し1,192,258千円(前期比99.1%)となりました。
この結果、自己資本比率は前事業年度末と比べ1.1%増加し66.3%となり、1株当たりの純資産額は前事業年度末と比べ13円37銭減少し1,491円81銭となりました。
b.経営成績
梅雨明け遅れ・雨天増加・台風など天候不順や新型コロナウィルス感染拡大防止による影響でプレー予約キャンセルが増加し、来場者数は46,342人から45,659人と683人減少しました。当期の売上高は前期と比べ690千円減少し、510,090千円(前期比99.9%)となりました。料金収入では平日料金の一部見直しなどにより前年同期より480千円多い445,647千円(同100.1%)となり、会費収入では年会費他は1,137千円増加したものの、会員登録料が1,800千円減少したため、55,821千円(同98.8%)となりました。営業費用は前期と比べ8,735千円増加し、312,352千円(前期比102.9%)となりました。この主な要因はコース管理社員増員による賃金手当の増加3,058千円、除草剤・農薬によるコース管理費の増加2,670千円、固定資産取得による減価償却費の増加1,582千円であります。販売費及び一般管理費は前期と比べ811千円減少し、213,253千円(前期比99.6%)となりました。この主な要因はコース内橋梁安全点検調査などによる支払手数料の増加3,791千円、固定資産取得による減価償却費の増加2,749千円、報酬及び給与の減少7,219千円であります。
この結果、営業損失は15,515千円(前期は営業損失6,900千円)となり、営業外収益5,952千円(前期比79.1%)と営業外費用51千円(前期比100.0%)を加減算した経常損失は9,613千円(前期は経常利益573千円)、当期純損失は10,682千円(前期は当期純利益2,056千円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度における、現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、143,165千円となり、前期末に比べ19,151千円増加しました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は、62,704千円(前期比78.8%の収入増)となりました。これは主に、当期において税引前当期純損失9,265千円、非資金である減価償却費50,252千円を計上したこと、売上債権の増減額が11,502千円、未払消費税等の増減額が7,104千円であったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果得られた資金は、11,665千円(前期は11,318千円の支出)となりました。これは主に、定期預金の払戻し純増額40,000千円、有形固定資産の取得による支出27,194千円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は、55,217千円(前期比12.4%の支出減)となりました。これは主に、会員預り金の返還による支出52,500千円などによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.売上実績
売上実績の内容は次のとおりであります。
区分第55期(2018.4.1~2019.3.31)第56期(2019.4.1~2020.3.31)
科目金額(千円)%金額(千円)%
料金収入
ラウンドフィ285,665285,827
キャディフィ156,961155,924
雑収入 ※12,5393,895
小計445,16687.1445,64787.4
会費収入
年会費他35,28436,421
会員登録料21,20019,400
小計56,48411.155,82110.9
食堂売店収入
売上手数料9,1308,621
小計9,1301.88,6211.7
合計510,781100.0510,090100.0

(注)※1 雑収入の内訳は貸クラブ料、貸ボール料等です。
2 上記の金額はゴルフ場利用税、消費税等を含まない実績収入です。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たって、貸借対照表日(2020年3月31日)現在における資産・負債の計上金額、及び当事業年度(自2019年4月1日至2020年3月31日)における費用の計上金額に影響する見積りを使用する必要があります。
当社の重要な会計方針のうち、見積りの必要なものは以下のとおりであります。
a.退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務(簡便法)に基づき計上しておりますが、当該退職給付債務は、当事業年度末における要支給額に基づいて算定されております。
b.役員退職慰労引当金
内規による期末要支給額に基づいて算定されております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当期における経営成績は、来場者数が減少(前期比98.5%)し、営業収益は510,090千円(同99.9%)となりました。経費につきましては、営業費用は8,735千円増加し312,352千円(前期比102.9%)となり、販売費及び一般管理費については811千円減少し213,253千円(同99.6%)となりました。主な内訳は「経営成績等の状況の概要」の経営成績で述べたとおりです。
以上の結果、経常損失は9,613千円(前期は経常利益573千円)、当期純損失は10,682千円(前期は当期純利益2,056千円)となりました。
a.経営成績に重要な影響を与える要因について
「経営成績等の状況の概要」で述べたとおり、ゴルフ場業界においては、ゴルフ人口減少や料金低価格化傾向が今後も続くことが予想されます。また、新型コロナウイルスの感染が収束するまでは来場者及び収入の減少が続くことが想定されます。従って、営業収益の見通しにつきましては、厳しいものがあると予測しております。
b.経営戦略の現状と見通し
当社は、このような状況を踏まえ、お客様の満足度を高めるべく、良好なコースコンディションのもとキャディ付プレーが楽しめるように努めてまいります。
c.資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金状況は、現金及び現金同等物の残高が当事業年度末において143,165千円となっております。固定負債に計上されている会員預り金の残高が495,000千円あるため借入金残高はありません。なお、会員からの償還希望は落ち着いた状況にあると認識しております。また、運転資金につきましては、内部資金により調達することとしております。
d.経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善な経営方針を立案するように努めております。しかしながら、ゴルフ場業界を取り巻く環境を勘案すると、当社の事業環境もさらに厳しくなると予想され、一層の営業努力と合理化・効率化が必要であると認識しております。

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