有価証券報告書-第55期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当期におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善がすすみ、個人消費の持ち直しの動きもみられ、景気は緩やかな回復基調で推移しております。
ゴルフ場業界におきましては、来場者の高齢化と若年層のゴルフ離れにより、ゴルフ人口の減少化傾向が続いていることや、セルフを中心とした低価格化が拡大し、依然として厳しい経営環境が続いております。
このような状況の中、当社は「お客様がまた来たくなるゴルフ場」をありたい姿に掲げ、乗用ゴルフカートの更新やコース内トイレの改修、フェアウェイ排水設備の整備、花木の植栽などを実施するとともに、キャディを中心に接客技術向上のための教育を実施し、お客様の満足度向上に努めてまいりました。
営業面では当社の強みであるキャディ付プレーでコンペができることを積極的にPRし、大口コンペを誘致するとともに、レディス会を中心に女性客増強に努め、来場者の確保を図りました。
しかしながら、豪雨・猛暑・台風などの異常気象によりキャンセルが多発し、とりわけ台風24号によりコースや設備などに甚大な影響を受けて5日間のクローズを余儀なくされるなど、当期の来場者数は2,076名減少し46,342名(前期比95.7%)となりました。
a.財政状態
(資産)
当事業年度末における資産は、前事業年度末と比べ93,507千円減少し1,833,454千円(前期比95.2%)となりました。
流動資産では、89,635千円減少し421,145千円(同82.5%)となりました。この主な要因は現金及び預金の減少94,245千円であります。
固定資産では、3,871千円減少し1,412,308千円(同99.7%)となりました。この主な要因は有形固定資産取得による増加59,638千円、有形固定資産の圧縮記帳及び減価償却による減少63,368千円であります。
(負債)
当事業年度末における負債は、前事業年度末と比べ95,564千円減少し630,513千円(前期比86.8%)となりました。
流動負債では20,130千円減少し55,487千円(同73.4%)となりました。この主な要因は未払金の減少12,023千円と未払法人税等の減少4,153千円、未払消費税の減少3,845千円であります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は、前事業年度末と比べ2,056千円増加し1,202,940千円(前期比100.2%)となりました。
なお、2018年8月1日付けで資本金を393,200千円減少し、その他資本剰余金へ振替えております。この結果、自己資本比率は前事業年度末と比べ3.3%増加し65.6%となり、1株当たりの純資産額は前事業年度末と比べ2円57銭増加し1,505円18銭となりました。
b.経営成績
当期の売上高は、主に来場者の減少に伴う料金収入の減少18,262千円により、前期と比べ22,144千円減少し、510,781千円(前期比95.8%)となりました。営業費用では、主にキャディ費用の減少7,814千円とコース管理費の減少2,447千円、販売費及び一般管理費では、主に租税公課が5,298千円減少しました。
この結果、営業損失は6,900千円(前期は営業利益3,268千円)となりましたが、受取保険金などにより1,026千円増加し営業外収益は7,524千円(前期比115.8%)となり、経常利益は573千円(前期比5.9%)となりました。これに台風24号の被害による受取保険金で特別利益が29,339千円増加し、一方で被害にあった有形固定資産の除却・圧縮記帳及び災害損失などにより特別損失が27,541千円増加したことにより、当期純利益は2,056千円(同36.4%)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度における、現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、124,014千円となり、前期末に比べ39,245千円減少しました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は、35,072千円(前期比21.2%の収入減)となりました。これは主に、当期において税引前当期純利益2,458千円、非資金である減価償却費45,919千円を計上したこと、役員退職慰労引当金の減少が14,700千円であったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果使用した資金は、11,318千円(前期比68.4%の支出減)となりました。これは主に、定期預金の払戻し純増額55,000千円、有形固定資産の取得による支出60,610千円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は、63,000千円(前期比59.5%の支出減)となりました。これは主に、会員預り金の返還による支出62,500千円などによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.売上実績
売上実績の内容は次のとおりであります。
(注)※1 雑収入の内訳は貸クラブ料、貸ボール料等です。
2 上記の金額はゴルフ場利用税、消費税等を含まない実績収入です。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たって、貸借対照表日(2019年3月31日)現在における資産・負債の計上金額、及び当事業年度(自2018年4月1日至2019年3月31日)における費用の計上金額に影響する見積りを使用する必要があります。
当社の重要な会計方針のうち、見積りの必要なものは以下のとおりであります。
a.退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務(簡便法)に基づき計上しておりますが、当該退職給付債務は、当事業年度末における要支給額に基づいて算定されております。
b.役員退職慰労引当金
内規による期末要支給額に基づいて算定されております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当期における経営成績は、「経営成績等の状況の概要」で述べたとおり、来場者数が大幅に減少(前期比95.7%)し、営業収益は510,781千円(同95.8%)となりました。主な内訳は以下のとおりです。
豪雨・猛暑・台風など天候不順の影響を受け、来場者数が48,418人から46,342人と2,076人減少したことに伴い、料金収入は前年同期より18,262千円少ない445,166千円(同96.1%)となりました。名義変更料は新規登録料が7件減少したことなどにより21,200千円(同88.0%)、年会費は35,284千円(同99.1%)となり、会費収入は56,484千円(同94.6%)となりました。経費につきましては、経営合理化を進め経費削減に努めた結果、営業費用は7,409千円減少し303,616千円(前期比97.6%)となり、販売費及び一般管理費については4,565千円減少し214,065千円(同97.9%)となりました。主な内訳は以下のとおりです。営業費用では、キャディ費用は来場者数減少に伴いラウンド回数が減少し156,905千円(前期比95.3%)となりました。販売費及び一般管理費では、役員報酬の減少などにより報酬及び給与は78,079千円(同98.4%)となり、法人事業税の減少により租税公課は14,036千円(同72.6%)となりました。コース管理費では、拡大する松くい虫被害の対策として、薬剤散布・樹幹注入・枯松伐採を実施し、5,559千円(前期は4,160千円)支出しましたが、経費削減に努めた結果39,480千円(前期比94.2%)となりました。
以上の結果、経常利益は573千円(前期比5.9%)、当期純利益は2,056千円(同36.4%)となりました。
なお、「経営成績等の状況の概要」で述べたとおり、台風24号の被害による損失や受取保険金などは特別損益に計上されております。
a.経営成績に重要な影響を与える要因について
「経営成績等の状況の概要」で述べたとおり、ゴルフ場業界においては、ゴルフ人口減少や料金低価格化傾向が今後も続くことが予想されます。従って、営業収益の見通しにつきましては、厳しいものがあると予測しております。
b.経営戦略の現状と見通し
当社は、このような状況を踏まえ、お客様の満足度を高めるべく、良好なコースコンディションのもとキャディ付プレーが楽しめるように努めてまいります。
c.資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金状況は、現金及び現金同等物の残高が当事業年度末において124,014千円となっております。固定負債に計上されている会員預り金の残高が547,500千円あるため借入金残高はありません。なお、会員からの償還希望は落ち着いた状況にあると認識しております。また、運転資金につきましては、内部資金により調達することとしております。
d.経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善な経営方針を立案するように努めております。しかしながら、ゴルフ場業界を取り巻く環境を勘案すると、当社の事業環境もさらに厳しくなると予想され、一層の営業努力と合理化・効率化が必要であると認識しております。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当期におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善がすすみ、個人消費の持ち直しの動きもみられ、景気は緩やかな回復基調で推移しております。
ゴルフ場業界におきましては、来場者の高齢化と若年層のゴルフ離れにより、ゴルフ人口の減少化傾向が続いていることや、セルフを中心とした低価格化が拡大し、依然として厳しい経営環境が続いております。
このような状況の中、当社は「お客様がまた来たくなるゴルフ場」をありたい姿に掲げ、乗用ゴルフカートの更新やコース内トイレの改修、フェアウェイ排水設備の整備、花木の植栽などを実施するとともに、キャディを中心に接客技術向上のための教育を実施し、お客様の満足度向上に努めてまいりました。
営業面では当社の強みであるキャディ付プレーでコンペができることを積極的にPRし、大口コンペを誘致するとともに、レディス会を中心に女性客増強に努め、来場者の確保を図りました。
しかしながら、豪雨・猛暑・台風などの異常気象によりキャンセルが多発し、とりわけ台風24号によりコースや設備などに甚大な影響を受けて5日間のクローズを余儀なくされるなど、当期の来場者数は2,076名減少し46,342名(前期比95.7%)となりました。
a.財政状態
(資産)
当事業年度末における資産は、前事業年度末と比べ93,507千円減少し1,833,454千円(前期比95.2%)となりました。
流動資産では、89,635千円減少し421,145千円(同82.5%)となりました。この主な要因は現金及び預金の減少94,245千円であります。
固定資産では、3,871千円減少し1,412,308千円(同99.7%)となりました。この主な要因は有形固定資産取得による増加59,638千円、有形固定資産の圧縮記帳及び減価償却による減少63,368千円であります。
(負債)
当事業年度末における負債は、前事業年度末と比べ95,564千円減少し630,513千円(前期比86.8%)となりました。
流動負債では20,130千円減少し55,487千円(同73.4%)となりました。この主な要因は未払金の減少12,023千円と未払法人税等の減少4,153千円、未払消費税の減少3,845千円であります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は、前事業年度末と比べ2,056千円増加し1,202,940千円(前期比100.2%)となりました。
なお、2018年8月1日付けで資本金を393,200千円減少し、その他資本剰余金へ振替えております。この結果、自己資本比率は前事業年度末と比べ3.3%増加し65.6%となり、1株当たりの純資産額は前事業年度末と比べ2円57銭増加し1,505円18銭となりました。
b.経営成績
当期の売上高は、主に来場者の減少に伴う料金収入の減少18,262千円により、前期と比べ22,144千円減少し、510,781千円(前期比95.8%)となりました。営業費用では、主にキャディ費用の減少7,814千円とコース管理費の減少2,447千円、販売費及び一般管理費では、主に租税公課が5,298千円減少しました。
この結果、営業損失は6,900千円(前期は営業利益3,268千円)となりましたが、受取保険金などにより1,026千円増加し営業外収益は7,524千円(前期比115.8%)となり、経常利益は573千円(前期比5.9%)となりました。これに台風24号の被害による受取保険金で特別利益が29,339千円増加し、一方で被害にあった有形固定資産の除却・圧縮記帳及び災害損失などにより特別損失が27,541千円増加したことにより、当期純利益は2,056千円(同36.4%)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度における、現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、124,014千円となり、前期末に比べ39,245千円減少しました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は、35,072千円(前期比21.2%の収入減)となりました。これは主に、当期において税引前当期純利益2,458千円、非資金である減価償却費45,919千円を計上したこと、役員退職慰労引当金の減少が14,700千円であったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果使用した資金は、11,318千円(前期比68.4%の支出減)となりました。これは主に、定期預金の払戻し純増額55,000千円、有形固定資産の取得による支出60,610千円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は、63,000千円(前期比59.5%の支出減)となりました。これは主に、会員預り金の返還による支出62,500千円などによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.売上実績
売上実績の内容は次のとおりであります。
| 区分 | 第54期(2017.4.1~2018.3.31) | 第55期(2018.4.1~2019.3.31) | ||
| 科目 | 金額(千円) | % | 金額(千円) | % |
| 料金収入 | ||||
| ラウンドフィ | 296,340 | 285,665 | ||
| キャディフィ | 162,953 | 156,961 | ||
| 雑収入 ※1 | 4,135 | 2,539 | ||
| 小計 | 463,428 | 87.0 | 445,166 | 87.1 |
| 会費収入 | ||||
| 年会費 | 35,607 | 35,284 | ||
| 名義変更料 | 24,100 | 21,200 | ||
| 小計 | 59,707 | 11.2 | 56,484 | 11.1 |
| 食堂売店収入 | ||||
| 売上手数料 | 9,788 | 9,130 | ||
| 小計 | 9,788 | 1.8 | 9,130 | 1.8 |
| 合計 | 532,925 | 100.0 | 510,781 | 100.0 |
(注)※1 雑収入の内訳は貸クラブ料、貸ボール料等です。
2 上記の金額はゴルフ場利用税、消費税等を含まない実績収入です。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たって、貸借対照表日(2019年3月31日)現在における資産・負債の計上金額、及び当事業年度(自2018年4月1日至2019年3月31日)における費用の計上金額に影響する見積りを使用する必要があります。
当社の重要な会計方針のうち、見積りの必要なものは以下のとおりであります。
a.退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務(簡便法)に基づき計上しておりますが、当該退職給付債務は、当事業年度末における要支給額に基づいて算定されております。
b.役員退職慰労引当金
内規による期末要支給額に基づいて算定されております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当期における経営成績は、「経営成績等の状況の概要」で述べたとおり、来場者数が大幅に減少(前期比95.7%)し、営業収益は510,781千円(同95.8%)となりました。主な内訳は以下のとおりです。
豪雨・猛暑・台風など天候不順の影響を受け、来場者数が48,418人から46,342人と2,076人減少したことに伴い、料金収入は前年同期より18,262千円少ない445,166千円(同96.1%)となりました。名義変更料は新規登録料が7件減少したことなどにより21,200千円(同88.0%)、年会費は35,284千円(同99.1%)となり、会費収入は56,484千円(同94.6%)となりました。経費につきましては、経営合理化を進め経費削減に努めた結果、営業費用は7,409千円減少し303,616千円(前期比97.6%)となり、販売費及び一般管理費については4,565千円減少し214,065千円(同97.9%)となりました。主な内訳は以下のとおりです。営業費用では、キャディ費用は来場者数減少に伴いラウンド回数が減少し156,905千円(前期比95.3%)となりました。販売費及び一般管理費では、役員報酬の減少などにより報酬及び給与は78,079千円(同98.4%)となり、法人事業税の減少により租税公課は14,036千円(同72.6%)となりました。コース管理費では、拡大する松くい虫被害の対策として、薬剤散布・樹幹注入・枯松伐採を実施し、5,559千円(前期は4,160千円)支出しましたが、経費削減に努めた結果39,480千円(前期比94.2%)となりました。
以上の結果、経常利益は573千円(前期比5.9%)、当期純利益は2,056千円(同36.4%)となりました。
なお、「経営成績等の状況の概要」で述べたとおり、台風24号の被害による損失や受取保険金などは特別損益に計上されております。
a.経営成績に重要な影響を与える要因について
「経営成績等の状況の概要」で述べたとおり、ゴルフ場業界においては、ゴルフ人口減少や料金低価格化傾向が今後も続くことが予想されます。従って、営業収益の見通しにつきましては、厳しいものがあると予測しております。
b.経営戦略の現状と見通し
当社は、このような状況を踏まえ、お客様の満足度を高めるべく、良好なコースコンディションのもとキャディ付プレーが楽しめるように努めてまいります。
c.資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金状況は、現金及び現金同等物の残高が当事業年度末において124,014千円となっております。固定負債に計上されている会員預り金の残高が547,500千円あるため借入金残高はありません。なお、会員からの償還希望は落ち着いた状況にあると認識しております。また、運転資金につきましては、内部資金により調達することとしております。
d.経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善な経営方針を立案するように努めております。しかしながら、ゴルフ場業界を取り巻く環境を勘案すると、当社の事業環境もさらに厳しくなると予想され、一層の営業努力と合理化・効率化が必要であると認識しております。