有価証券報告書-第62期(2025/04/01-2026/03/31)

【提出】
2026/06/24 11:13
【資料】
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【項目】
85項目
(1)経営成績等の状況の概要
①財政状態及び経営成績の状況
当期におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景として、個人消費やインバウンド需要に持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、資源価格や物価の上昇、為替相場の変動に加え、海外経済の不確実性の影響等により、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
ゴルフ場業界におきましては、個人消費の持ち直しや余暇活動の多様化を背景に、プレー需要は概ね堅調に推移いたしました。また、訪日外国人観光客の増加に伴い、一部地域においてはインバウンド需要の回復も見られました。一方で、荒天や猛暑等の天候不順の影響に加え、人手不足の深刻化に伴う運営体制への影響、人件費やエネルギーコストの上昇などにより、経営環境は引き続き厳しい状況で推移いたしました。さらに、物価上昇に伴う消費者の節約志向の高まりや、他のレジャーとの競合等もあり、今後の需要動向についても不透明な状況にあります。
このような状況のもと、当クラブでは、「全組キャディ付きプレー」による他ゴルフ場との差別化を図るため、キャディの待遇改善による採用強化および研修を通じたサービス・技術力の向上に取り組んでまいりました。
営業面におきましては、天候不順の影響を受けたものの、「全組キャディ付きプレー」を前面に打ち出し、コンペ需要の獲得に努めるとともに、60周年特別プランの活用や一人予約制度の実施による誘客を図りました。加えて、BSテレビ番組への参画によるクラブ認知度向上施策にも取り組んだ結果、当期の来場者数は40,368人(前年同期比102.9%)となりました。
当期の業績につきましては、営業収益は538,400千円(前年同期比103.2%)となりました。営業費用、販売費及び一般管理費は、老朽設備の改修実施に加え、エネルギー単価および原材料価格の高騰により、光熱水費やコース管理費が増加したことから、541,060千円(前年同期比101.3%)となりました。
この結果、営業損失は2,660千円(前期営業損失12,522千円)となりましたが、経常利益は9,823千円(前期経常損失6,393千円)、当期純利益は7,358千円(前期純損失4,823千円)となりました。
a.財政状態
(資産)
当事業年度末における資産は、前事業年度末と比べ10,320千円増加し1,766,262千円(前期比100.5%)となりました。
流動資産では、55,423千円減少し355,234千円(同86.5%)となりました。この主な要因は現金及び預金の減少50,003千円であります。
固定資産では、65,743千円増加し1,411,028千円(同104.9%)となりました。この主な要因は建物の増加50,449千円であります。
(負債)
当事業年度末における負債は、前事業年度末と比べ2,961千円増加し839,574千円(前期比100.4%)となりました。
流動負債では9,650千円増加し132,303千円(同107.9%)となりました。この主な要因は未払金の増加8,081千円であります。
固定負債では6,688千円減少し、707,271千円(同99.1%)となりました。この主な要因は会員預り金の減少7,500千円であります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は、前事業年度末と比べ7,358千円増加し926,688千円(前期比100.8%)となりました。
この結果、自己資本比率は前事業年度末と比べ前年並みの52.5%となり、1株当たりの純資産額は前事業年度末と比べ9円20銭増加し1,159円51銭となりました。
b.経営成績
当期の来場者数は前期と比べ1,140人増加の40,368人となり、営業収益は前期と比べ16,901千円増加し、538,400千円(前期比103.2%)となりました。料金収入では前年同期より16,935千円増加の451,471千円(同103.9%)となり、会費収入では年会費他は21千円の減少、会員登録料は180千円増加し、78,102千円(同100.2%)となりました。
営業費用は前期と比べ15,568千円増加し、318,566千円(前期比105.1%)となりました。この主な要因はキャディ費用等の増加8,123千円であります。販売費及び一般管理費は前期と比べ8,529千円減少し、222,494千円(前期比96.3%)となりました。この主な要因は総務人員減による賃金の減少4,950千円、修繕費の減少2,226千円等であります。
この結果、営業損失は2,660千円(前期は営業損失12,522千円)となり、営業外収益は前期と比べ6,355千円増加し12,535千円(前期比202.8%)となりました。営業外費用51千円(前期比100.0%)を加減算した経常利益は9,823千円(前期は経常損失6,393千円)、当期純利益は7,358千円(前期は当期純損失4,823千円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度における、現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、149,732千円となり、前期末に比べ46,003千円減少しました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は、85,373千円(前期比201.4%の収入)となりました。これは主に、当期において税引前当期純利益4,550千円、非資金である減価償却費47,382千円を計上したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動で使用した資金は、121,481千円(前期比185.7%の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出125,631千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は、9,896千円(前期比181.7%の支出)となりました。これは主に、会員預り金償還による支出7,500千円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.売上実績
売上実績の内容は次のとおりであります。(下記金額はゴルフ場利用税、消費税を含まない実績収入です)
区分第61期(2024.4.1~2025.3.31)第62期(2025.4.1~2026.3.31)
科目金額(千円)%金額(千円)%
料金収入
ラウンドフィ284,263293,813
キャディフィ146,946154,250
雑収入 ※3,3263,408
小計434,53683.3451,47183.9
会費収入
年会費他50,54750,525
会員登録料27,39627,576
小計77,94415.078,10214.5
食堂売店収入
売上手数料9,0178,826
小計9,0171.78,8261.6
合計521,498100.0538,400100

(注)※ 雑収入の内訳は貸クラブ料、貸ボール料等です。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たって、貸借対照表日(2026年3月31日)現在における資産・負債の計上金額、及び当事業年度(自2025年4月1日至2026年3月31日)における費用の計上金額に影響する見積りを使用する必要があります。
当社の重要な会計方針のうち、見積りの必要なものは以下のとおりであります。
a.退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務(簡便法)に基づき計上しておりますが、当該退職給付債務は、当事業年度末における要支給額に基づいて算定しております。
b.役員退職慰労引当金
内規による期末要支給額に基づいて算定しております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当期における経営成績は、来場者数が増加(前期比102.9%)し、営業収益は538,400千円(同103.2%)となりました。経費につきましては、営業費用は15,568千円増加し318,566千円(前期比105.1%)となり、販売費及び一般管理費については8,529千円減少し222,494千円(同96.3%)となりました。
この結果、営業損失は2,660千円(前期は営業損失12,522千円)、営業外損益を加減算した経常利益は9,823千円(前期は経常損失6,393千円)、当期純利益は7,358千円(前期は当期純損失4,823千円)となりました。
主な内容は「経営成績等の状況の概要」で述べたとおりです。
a.経営成績に重要な影響を与える要因について
「経営成績等の状況の概要」で述べたとおり、ゴルフ場業界においては、荒天や猛暑等による来場者数の減少、物価上昇に伴う消費者の節約志向の高まりによる影響が今後も続くことが予想されます。従って、営業収益の見通しにつきましては、厳しいものがあると予測しております。
b.経営戦略の現状と見通し
当社は、このような状況を踏まえ、お客様の満足度を高めるべく、良好なコースコンディションのもとキャディ付プレーが楽しめるように努めてまいります。
c.資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金状況は、現金及び現金同等物の残高が当事業年度末において149,732千円となっております。固定負債に計上されている会員預り金の残高が427,500千円あるため借入金残高はありません。なお、会員からの償還希望は落ち着いた状況にあると認識しております。また、運転資金につきましては、内部資金により調達することとしております。
d.経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善な経営方針を立案するように努めております。しかしながら、ゴルフ場業界を取り巻く環境を勘案すると、当社の事業環境もさらに厳しくなると予想され、一層の営業努力と合理化・効率化が必要であると認識しております。

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