有価証券報告書-第60期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/21 14:58
【資料】
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【項目】
82項目
(1)経営成績等の状況の概要
①財政状態及び経営成績の状況
当期におけるわが国経済は、ロシア・ウクライナ戦争の長期化、国際情勢の不安定さが続く中、金融引き締めにもかかわらず円安の進行による物価の上昇、イスラエル紛争によるエネルギー価格の高騰など厳しい経営状況に直面しました。
ゴルフ業界におきましては、コロナ禍からの回復でライフスタイルが変化し、2020年度に大きく落ち込んだゴルフ場の売上高は、コロナ禍以前の水準に回復し、今年度は2022年度と同水準で推移をしています。
このような状況の中、弊社は「浜松カントリークラブを訪れる全ての人が快適かつ楽しい空間を創造できる」をありたい姿に掲げ、全組キャディ付プレーに取り組むため、キャディへの実践的な接客、コース案内、危険防止の研修を取り入れ、お客様の安全・安心を提供できる環境を整えてまいりました。
また、営業面では、他ゴルフ場との差別化を図る策として、「キャディ付プレー」を前面に出しコンペ需要の獲得に取り組むとともに、個人客へは、自社ホームページ及びGDO、楽天等のWebサイトをこまめに更新することで誘客に努めました。しかしながら、荒天、猛暑等の天候不順は、多くのプレーヤーの足を止める状況に陥ることになりました。加えて、人件費の高騰、物品等の値上げは企業努力だけでは吸収できず、2023年9月よりプレー料金を値上げさせていただきました。当期の来場者数は、42,408名(前年同期比94.7%)となりました。
その結果、当期の業績は、営業収益518,859千円(前年同期比 101.4%)となりました。営業費用・販売費および一般管理費は来場者数の減少によるキャディ人件費の減少、水道光熱費が前年より減少、物件費などの削減に努めたことで517,840千円(前年同期比98.4%)、営業利益は1,019千円(前期営業損失14,296千円)、経常利益は8,443千円(前期経常損失8,197千円)となり、当期純利益は10,048千円(前期純損失8,401千円)となりました。
a.財政状態
(資産)
当事業年度末における資産は、前事業年度末と比べ19,897千円増加し1,740,935千円(前期比101.2%)となりました。
流動資産では、36,317千円増加し438,817千円(同109.0%)となりました。この主な要因は現金及び預金の増加21,726千円であります。
固定資産では、16,420千円減少し1,302,118千円(同98.8%)となりました。この主な要因は減価償却による減少49,157千円であります。
(負債)
当事業年度末における負債は、前事業年度末と比べ9,848千円増加し816,782千円(前期比101.2%)となりました。
流動負債では14,821千円増加し109,296千円(同115.7%)となりました。この主な要因は未払金の増加16,452千円であります。
固定負債では4,972千円減少し、707,486千円(同99.3%)となりました。この主な要因は契約負債の減少3,541千円であります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は、前事業年度末と比べ10,048千円増加し924,152千円(前期比101.1%)となりました。
この結果、自己資本比率は前事業年度末と比べ前年並みの53.1%となり、1株当たりの純資産額は前事業年度末と比べ12円57銭増加し1,156円34銭となりました。
b.経営成績
当期の来場者数は前期と比べ2,368人減少の42,408人となりましたが、営業収益は前期と比べ7,056千円増加し、518,859千円(前期比101.4%)となりました。料金収入では前年同期より6,595千円増の447,411千円(同101.5%)となり、会費収入では年会費他は119千円の減少、会員登録料は35千円増加し、62,456千円(同99.9%)となりました。
営業費用は前期と比べ6,234千円減少し、305,495千円(前期比98.0%)となりました。この主な要因はキャディ費用等の減少12,792千円であります。販売費及び一般管理費は前期と比べ2,025千円減少し、212,344千円(前期比99.1%)となりました。この主な要因は水道光熱費の減少4,240千円ではありますが、例年に比べまだ高い状況にあります。
この結果、営業利益は1,019千円(前期は営業損失14,296千円)となり、営業外収益は前期と比べ1,330千円増加し7,481千円(前期比121.6%)となりました。営業外費用57千円(前期比111.8%)を加減算した経常利益は8,443千円(前期は経常損失8,197千円)、当期純利益は10,048千円(前期は当期純損失8,401千円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度における、現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、224,197千円となり、前期末に比べ21,726千円増加しました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は、42,296千円(前期比81.8%の収入減)となりました。これは主に、当期において税引前当期純利益8,443千円、非資金である減価償却費49,157千円を計上したこと、その他資産が15,689千円増加したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動で使用した資金は、15,570千円(前期比117.1%の支出増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出15,570千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は、4,999千円(前期比41.0%の支出減)となりました。これは主に、リース債務の支払いによる支出4,699千円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.売上実績
売上実績の内容は次のとおりであります。(下記金額はゴルフ場利用税、消費税を含まない実績収入です)
区分第59期(2022.4.1~2023.3.31)第60期(2023.4.1~2024.3.31)
科目金額(千円)%金額(千円)%
料金収入
ラウンドフィ266,882283,857
キャディフィ169,772159,566
雑収入 ※4,1603,988
小計440,81686.1447,41186.2
会費収入
年会費他35,39135,271
会員登録料27,14927,184
小計62,54012.262,45612.0
食堂売店収入
売上手数料8,4458,991
小計8,4451.78,9911.8
合計511,802100.0518,859100.0

(注)※ 雑収入の内訳は貸クラブ料、貸ボール料等です。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たって、貸借対照表日(2024年3月31日)現在における資産・負債の計上金額、及び当事業年度(自2023年4月1日至2024年3月31日)における費用の計上金額に影響する見積りを使用する必要があります。
当社の重要な会計方針のうち、見積りの必要なものは以下のとおりであります。
a.退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務(簡便法)に基づき計上しておりますが、当該退職給付債務は、当事業年度末における要支給額に基づいて算定しております。
b.役員退職慰労引当金
内規による期末要支給額に基づいて算定しております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当期における経営成績は、来場者数は若干減少(前期比94.7%)しましたが、営業収益は518,859千円(同101.4%)となりました。経費につきましては、営業費用は6,234千円減少し305,495千円(前期比98.0%)となり、販売費及び一般管理費については2,025千円減少し212,344千円(同99.1%)となりました。
この結果、営業利益は1,019千円(前期は営業損失14,296千円)、営業外損益を加減算した経常利益は8,443千円(前期は経常損失8,197千円)、当期純利益は10,048千円(前期は当期純損失8,401千円)となりました。
主な内容は「経営成績等の状況の概要」で述べたとおりです。
a.経営成績に重要な影響を与える要因について
「経営成績等の状況の概要」で述べたとおり、ゴルフ場業界においては、高齢プレーヤーのリタイアやセルフ化による料金低価格化傾向が今後も続くことが予想されます。従って、営業収益の見通しにつきましては、厳しいものがあると予測しております。
b.経営戦略の現状と見通し
当社は、このような状況を踏まえ、お客様の満足度を高めるべく、良好なコースコンディションのもとキャディ付プレーが楽しめるように努めてまいります。
c.資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金状況は、現金及び現金同等物の残高が当事業年度末において224,197千円となっております。固定負債に計上されている会員預り金の残高が437,500千円あるため借入金残高はありません。なお、会員からの償還希望は落ち着いた状況にあると認識しております。また、運転資金につきましては、内部資金により調達することとしております。
d.経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善な経営方針を立案するように努めております。しかしながら、ゴルフ場業界を取り巻く環境を勘案すると、当社の事業環境もさらに厳しくなると予想され、一層の営業努力と合理化・効率化が必要であると認識しております。

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