有価証券報告書-第50期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度は、国内経済に力強さが見受けられず、更にコロナウイルス感染症により政府が緊急事態宣言を発出されたことで実体経済が急速に減退し、先行きへの不透明感が先行する状況にありました。当社では、コロナ禍による被害を可能な限り最小限度に食い止めるためにコスト削減や助成金の活用等で採算維持に努めました。
当業界においては、従来よりシニア層をはじめ個人消費の回復に力強さを感じることが出来ず、集客競争による低料金化が常態化し、コロナ禍も相俟って厳しい状況が続くものと懸念されました。このような状況の中、バッテリーカートをガソリンカートへの入替えや念願であったGPSカート・ナビゲーションシステムを導入し、顧客満足度の向上や業務効率化を目指してきました。現下の厳しい経営環境にあっては集客減少を食い止める効果があったものと思われ、当事業年度においては昨年度に続き利益計上となりました。
(2)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当社は、ゴルフ場事業及びこれに付帯する業務の単一セグメントであるため、種類別の業績を記載しています。
当事業年度の業績を種類別に見ると次のとおりです。
会員収入は、年会費減少となるも新入会員の増加による名義書換料の増加により、売上高64,797千円(前事業年度対比699千円増、1.1%増)となりました。
ゴルフ場収入は、暖冬の影響により営業日数が増加したものの、コロナ禍によるコンペのキャンセルで入場者数が27,340人(前事業年度比1,173人減、4.1%減)となり、売上高184,560千円(前事業年度比21,640千円減、10.5%減)となりました。
レストラン等収入は、緊急事態宣言中の営業休止とコンペ自粛によるパーティー減少により売上高23,314千円(前事業年度比12,468千円減、34.8%減)となりました。
この結果、営業収入は前事業年度に比し33,409千円(10.9%)減の272,672千円となりました。他方、営業費用は人件費、修繕費等の削減により、前事業年度に比し24,287千円(8.3%)減の268,189千円となり、営業利益は4,483千円(前事業年度は13,604千円の営業利益)、営業外収益9,025千円、営業外費用7,272千円を加減して、経常利益は6,236千円(前事業年度は7,278千円の経常利益)、当期純利益6,475千円(前事業年度は11,472千円の当期純利益)となりました。
②財政状態
(流動資産)
流動資産は、前事業年度に比し99,730千円増加し237,960千円となりました。これは長期借入金で100,000千円の運転資金を調達し現金及び預金102,537千円の増加が主な要因です。
(固定資産)
固定資産は、前事業年度に比し11,448千円増加し809,589千円となりました。これはリース資産の取得24,486千円がありましたが、減価償却費が33,167千円あったことが主な要因です。
(流動負債)
流動負債は、前事業年度に比し3,936千円減少し40,531千円となりました。これはリース債務2,231千円減少が主な要因です。
(固定負債)
固定負債は、前事業年度に比し108,640千円増加し953,293千円となりました。これはリース債務26,934千円増加と長期借入金100,000千円増加が主な要因です。
(純資産)
純資産は、前事業年度に比し6,475千円増加し53,724千円となりました。これは繰越利益剰余金の増加によります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、営業活動により43,676千円増加し、投資活動により32,925千円減少し、財務活動により78,786千円増加した結果、前事業年度末に比べ82,537千円(177.4%)増加し、176,237千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は43,676千円であり、前事業年度に比べ9,737千円減少しました。これは税引前当期純利益6,804千円(前事業年度は税引前当期純利益11,801千円)と減価償却費33,167千円(前事業年度は減価償却費38,982千円)が主な要因です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果支出した資金は39,925千円であり、前事業年度に比べ40,739千円減少しました。これは有形固定資産及び無形固定資産の取得で20,454千円、定期預金の預入による支出20,000千円が主な要因です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果得られた資金は78,786千円であり、前事業年度に比べ110,265千円増加しました。これは長期借入金100,000千円が主な要因です。
(4)生産、受注及び販売の実績
a.販売実績
(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておらず、販売価格によっております。
2.当社は、ゴルフ場事業及びこれに付帯する業務の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしてお りません。
b.入場者実績
(5)経営者の視点による経営成績等に関する分析・検討内容
①経営成績
前期は経費削減等による経営改革を断行し大幅な増益となりましたが、今期はコロナ禍の影響により減収減益となりました。期首は暖冬で入場者数及び売上高で好調な滑り出しとなりましたが、上期の業績ではコロナ禍の影響で対前期比で大幅な減収減益となり通期の見通しは赤字は必至と予想していました。しかしながら、夏頃から入場者数は復調し、雇用調整助成金等の公的制度活用により黒字計上となりました。
②財務政策
当社の運転資金は、人件費や仕入れ等の営業費用に必要な資金は手元流動性資金で賄っています。設備資金はコースの修繕費用、建物や構築物等固定資産の購入・修繕であり、設備投資計画に基づき内部資金またはファイナンス・リースの利用により調達しています。安定的な事業継続を経営の主軸に置き、手元資金の積上げと設備投資の財源を維持するために必要な収益の確保を財務政策としています。なお、今期はコロナ禍で業績の見通しが立てにくいなかで、7月に日本政策金融公庫の制度融資で100,000千円の資金調達を行い、財務政策上は万全の措置を講じました。
当事業年度は、国内経済に力強さが見受けられず、更にコロナウイルス感染症により政府が緊急事態宣言を発出されたことで実体経済が急速に減退し、先行きへの不透明感が先行する状況にありました。当社では、コロナ禍による被害を可能な限り最小限度に食い止めるためにコスト削減や助成金の活用等で採算維持に努めました。
当業界においては、従来よりシニア層をはじめ個人消費の回復に力強さを感じることが出来ず、集客競争による低料金化が常態化し、コロナ禍も相俟って厳しい状況が続くものと懸念されました。このような状況の中、バッテリーカートをガソリンカートへの入替えや念願であったGPSカート・ナビゲーションシステムを導入し、顧客満足度の向上や業務効率化を目指してきました。現下の厳しい経営環境にあっては集客減少を食い止める効果があったものと思われ、当事業年度においては昨年度に続き利益計上となりました。
(2)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当社は、ゴルフ場事業及びこれに付帯する業務の単一セグメントであるため、種類別の業績を記載しています。
当事業年度の業績を種類別に見ると次のとおりです。
会員収入は、年会費減少となるも新入会員の増加による名義書換料の増加により、売上高64,797千円(前事業年度対比699千円増、1.1%増)となりました。
ゴルフ場収入は、暖冬の影響により営業日数が増加したものの、コロナ禍によるコンペのキャンセルで入場者数が27,340人(前事業年度比1,173人減、4.1%減)となり、売上高184,560千円(前事業年度比21,640千円減、10.5%減)となりました。
レストラン等収入は、緊急事態宣言中の営業休止とコンペ自粛によるパーティー減少により売上高23,314千円(前事業年度比12,468千円減、34.8%減)となりました。
この結果、営業収入は前事業年度に比し33,409千円(10.9%)減の272,672千円となりました。他方、営業費用は人件費、修繕費等の削減により、前事業年度に比し24,287千円(8.3%)減の268,189千円となり、営業利益は4,483千円(前事業年度は13,604千円の営業利益)、営業外収益9,025千円、営業外費用7,272千円を加減して、経常利益は6,236千円(前事業年度は7,278千円の経常利益)、当期純利益6,475千円(前事業年度は11,472千円の当期純利益)となりました。
②財政状態
(流動資産)
流動資産は、前事業年度に比し99,730千円増加し237,960千円となりました。これは長期借入金で100,000千円の運転資金を調達し現金及び預金102,537千円の増加が主な要因です。
(固定資産)
固定資産は、前事業年度に比し11,448千円増加し809,589千円となりました。これはリース資産の取得24,486千円がありましたが、減価償却費が33,167千円あったことが主な要因です。
(流動負債)
流動負債は、前事業年度に比し3,936千円減少し40,531千円となりました。これはリース債務2,231千円減少が主な要因です。
(固定負債)
固定負債は、前事業年度に比し108,640千円増加し953,293千円となりました。これはリース債務26,934千円増加と長期借入金100,000千円増加が主な要因です。
(純資産)
純資産は、前事業年度に比し6,475千円増加し53,724千円となりました。これは繰越利益剰余金の増加によります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、営業活動により43,676千円増加し、投資活動により32,925千円減少し、財務活動により78,786千円増加した結果、前事業年度末に比べ82,537千円(177.4%)増加し、176,237千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は43,676千円であり、前事業年度に比べ9,737千円減少しました。これは税引前当期純利益6,804千円(前事業年度は税引前当期純利益11,801千円)と減価償却費33,167千円(前事業年度は減価償却費38,982千円)が主な要因です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果支出した資金は39,925千円であり、前事業年度に比べ40,739千円減少しました。これは有形固定資産及び無形固定資産の取得で20,454千円、定期預金の預入による支出20,000千円が主な要因です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果得られた資金は78,786千円であり、前事業年度に比べ110,265千円増加しました。これは長期借入金100,000千円が主な要因です。
(4)生産、受注及び販売の実績
a.販売実績
| 種類別(千円) | 第50期 (自令和2年1月1日 至令和2年12月31日) | 前年同期比(%) |
| 会員収入 年会費 名義書換料等 | 59,819 4,977 | △1.3 42.5 |
| 小 計 | 64,797 | 1.1 |
| ゴルフ場収入 グリーンフィ キャディフィ 付帯収入 | 89,792 30,156 64,611 | △11.0 △29.3 3.2 |
| 小 計 | 184,560 | △10.5 |
| レストラン等収入 レストラン収入 コース売店収入 | 18,282 5,031 | △37.5 △23.1 |
| 小 計 | 23,314 | △34.8 |
| 合 計 | 272,672 | △10.9 |
(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておらず、販売価格によっております。
2.当社は、ゴルフ場事業及びこれに付帯する業務の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしてお りません。
b.入場者実績
| 区分別(人) | 第50期 (自令和2年1月1日 至令和2年12月31日) | 前年同期比(%) |
| 営業日数 | 330日 | 5.4 |
| メンバー 無記名 ビジター | 18,560 668 8,112 | 5.4 △46.9 △15.9 |
| 合 計 | 27,340 | △4.1 |
(5)経営者の視点による経営成績等に関する分析・検討内容
①経営成績
前期は経費削減等による経営改革を断行し大幅な増益となりましたが、今期はコロナ禍の影響により減収減益となりました。期首は暖冬で入場者数及び売上高で好調な滑り出しとなりましたが、上期の業績ではコロナ禍の影響で対前期比で大幅な減収減益となり通期の見通しは赤字は必至と予想していました。しかしながら、夏頃から入場者数は復調し、雇用調整助成金等の公的制度活用により黒字計上となりました。
②財務政策
当社の運転資金は、人件費や仕入れ等の営業費用に必要な資金は手元流動性資金で賄っています。設備資金はコースの修繕費用、建物や構築物等固定資産の購入・修繕であり、設備投資計画に基づき内部資金またはファイナンス・リースの利用により調達しています。安定的な事業継続を経営の主軸に置き、手元資金の積上げと設備投資の財源を維持するために必要な収益の確保を財務政策としています。なお、今期はコロナ禍で業績の見通しが立てにくいなかで、7月に日本政策金融公庫の制度融資で100,000千円の資金調達を行い、財務政策上は万全の措置を講じました。