有価証券報告書-第85期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)
(1)経営成績等の概要
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度は、新型コロナウイルス感染症による政府の緊急事態宣言を受け2020年4月9日から同年5月31日まで営業をクローズしたことにより、損益に多大な影響を受けました。このため、運転資金を確保する目的で、日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」の制度を利用するとともに、会員の皆様には新型コロナウイルス感染症特別徴収のご負担をお願いいたしました。尚、日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」の制度は、一定期間の返済猶予や利率の優遇といった条件が付された借入内容となっております。
来場者数に関しましては、降雪等の影響はなかったものの営業をクローズしたことやほとんどの貸切営業が中止となったことにより前年比8,177名減となりました。
当事業年度における営業日数は260日(前期比56日減)、総来場者数は17,069名(前期比8,177名減)となりました。
その結果、営業収入は481,882千円(前期比206,142千円減)となりました。
営業費用につきましては、892,611千円(前期比76,419千円減)となり、営業損益は410,728千円の損失(前期は281,005千円の損失)となりました。
また、会員移動に伴う入会金収入が225,000千円(前期比30,000千円減)となりましたが、134,700千円の
新型コロナウイルス感染症特別徴収を計上させていただいたことなどから、経常損益は19,786千円の損失
(前期は28,121千円の利益)となりました。これに、特別損失7,955千円を計上し、法人税等を計上した後の当期純
損失は、30,031千円(前期は31,570千円の利益)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前期末に比べ117,556千円増加の806,579千円になりました。
当期における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度における営業活動による資金の増加は、44,816千円(前期は136,287千円の増加)となりました。これは税引前当期純損失を計上したものの、減価償却費の計上及び前受金の増加などによるものです。
(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度における投資活動による資金の減少は、119,100千円(前期は42,441千円の減少)となりました。これは、クラブハウス熱源機器設備関係の交換による建物附属設備の増加、6番昇降ネット工事による構築物の増加、Bグリーン周辺バミューダ芝張替工事によるコース勘定の増加、及び雨水泥水対策工事などが、主な支出内容であります。
(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度における財務活動による資金の増加は、191,841千円(前期は1,313千円の減少)となりました。これは長期借入金による200,000千円の資金調達及び会員預り金の返金による7,000千円の支出などによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
当事業年度の営業実績は次のとおりであります。
(注) 上記金額には消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当該事業年度の末日現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、重要な会計方針及び見積りにつき十分検討して作成しております。
(税効果会計)
当社は、繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、重要な繰越欠損金が存在しており、翌期課税所得の発生が
確実に見込まれる状況とはいえないことから、繰延税金資産の回収可能性を合理的に見積もることは困難と判断し、繰延税金資産は計上しておりません。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(財政状態)
当期末における自己資本比率は77.2%、固定負債は14.3%であり、合計で固定資産66.8%を上回っております。
当期末の総資産は、前期末に比べ170,725千円増加し、2,666,129千円(前期比6.8%増)となりました。貸借対照表の主要項目ごとの主な増減は次のとおりであります。
(流動資産)
流動資産は、前期末に比べ142,226千円増加し、884,906千円(前期比19.2%増)となりました。これは、主に現金及び預金の増加によるものであります。
(固定資産)
固定資産は前期末に比べ28,499千円増加し、1,781,223千円(前期比1.6%増)となりました。これは、主に有形固定資産及び投資その他の資産の増加が減価償却費の減少を上回ったためであります。
(負債)
負債は、前期末に比べ200,757千円増加し、608,701千円(前期比49.2%増)となりました。これは、主に長期借入金の増加などによるものであります。
(純資産)
純資産は、前期末に比べ30,031千円減少し、2,057,428千円(前期比1.4%減)となりました。これは、主に当期純損失の計上によるものであります。
(経営成績)
営業収入は481,882千円(前事業年度比206,142千円減)となりました。これは主として新型コロナウイルス感染症による政府の緊急事態宣言を受け営業をクローズしたこと等によるものです。
営業費用は892,611千円(前事業年度比76,419千円減)となりました。これも主として新型コロナウイルス感染症による政府の緊急事態宣言を受け営業をクローズしたこと等によるものです。この結果、営業損失は410,728千円(前事業年度は281,005千円の損失)となりました。
営業外収益は、入会金収入225,000千円(前事業年度比30,000千円減)及び会員の皆様にお願いいたしました新型コロナウイルス感染症特別徴収134,700千円などにより391,070千円(前事業年度比81,869千円増)、営業外費用は128千円(前事業年度比54千円増)となりました。この結果、経常損失は19,786千円(前事業年度は28,121千円の経常利益)となり、固定資産除却損7,955千円及び法人税等の税金を計上し、当期純損失は30,031千円(前事業年度は31,570千円の当期純利益)となりました。
③資本の財源及び資本の流動性
当社の資金需要のうち主なものは、一般管理費等の営業費用ならびに設備の新設、更新に係る投資であります。
これらの必要資金は、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資本により賄うことを基本方針としております。
また、当事業年度におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による先行き不透明な状況から、一部金融機関からの借り入れを実行いたしました。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度は、新型コロナウイルス感染症による政府の緊急事態宣言を受け2020年4月9日から同年5月31日まで営業をクローズしたことにより、損益に多大な影響を受けました。このため、運転資金を確保する目的で、日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」の制度を利用するとともに、会員の皆様には新型コロナウイルス感染症特別徴収のご負担をお願いいたしました。尚、日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」の制度は、一定期間の返済猶予や利率の優遇といった条件が付された借入内容となっております。
来場者数に関しましては、降雪等の影響はなかったものの営業をクローズしたことやほとんどの貸切営業が中止となったことにより前年比8,177名減となりました。
当事業年度における営業日数は260日(前期比56日減)、総来場者数は17,069名(前期比8,177名減)となりました。
その結果、営業収入は481,882千円(前期比206,142千円減)となりました。
営業費用につきましては、892,611千円(前期比76,419千円減)となり、営業損益は410,728千円の損失(前期は281,005千円の損失)となりました。
また、会員移動に伴う入会金収入が225,000千円(前期比30,000千円減)となりましたが、134,700千円の
新型コロナウイルス感染症特別徴収を計上させていただいたことなどから、経常損益は19,786千円の損失
(前期は28,121千円の利益)となりました。これに、特別損失7,955千円を計上し、法人税等を計上した後の当期純
損失は、30,031千円(前期は31,570千円の利益)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前期末に比べ117,556千円増加の806,579千円になりました。
当期における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度における営業活動による資金の増加は、44,816千円(前期は136,287千円の増加)となりました。これは税引前当期純損失を計上したものの、減価償却費の計上及び前受金の増加などによるものです。
(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度における投資活動による資金の減少は、119,100千円(前期は42,441千円の減少)となりました。これは、クラブハウス熱源機器設備関係の交換による建物附属設備の増加、6番昇降ネット工事による構築物の増加、Bグリーン周辺バミューダ芝張替工事によるコース勘定の増加、及び雨水泥水対策工事などが、主な支出内容であります。
(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度における財務活動による資金の増加は、191,841千円(前期は1,313千円の減少)となりました。これは長期借入金による200,000千円の資金調達及び会員預り金の返金による7,000千円の支出などによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
当事業年度の営業実績は次のとおりであります。
区分 | 当事業年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日) | 前年同期比(%) | |
営業日数 | 260日 | 82.3 | |
来場者数 | 会員 | 8,122人 | 91.1 |
ゲスト | 8,947人 | 54.8 | |
合計 | 17,069人 | 67.6 | |
営業収入 | プレー収入 | 316,790千円 | 61.4 |
年会費収入 | 135,510千円 | 101.1 | |
その他収入 | 29,581千円 | 77.7 | |
合計 | 481,882千円 | 70.0 |
(注) 上記金額には消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当該事業年度の末日現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、重要な会計方針及び見積りにつき十分検討して作成しております。
(税効果会計)
当社は、繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、重要な繰越欠損金が存在しており、翌期課税所得の発生が
確実に見込まれる状況とはいえないことから、繰延税金資産の回収可能性を合理的に見積もることは困難と判断し、繰延税金資産は計上しておりません。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(財政状態)
当期末における自己資本比率は77.2%、固定負債は14.3%であり、合計で固定資産66.8%を上回っております。
当期末の総資産は、前期末に比べ170,725千円増加し、2,666,129千円(前期比6.8%増)となりました。貸借対照表の主要項目ごとの主な増減は次のとおりであります。
(流動資産)
流動資産は、前期末に比べ142,226千円増加し、884,906千円(前期比19.2%増)となりました。これは、主に現金及び預金の増加によるものであります。
(固定資産)
固定資産は前期末に比べ28,499千円増加し、1,781,223千円(前期比1.6%増)となりました。これは、主に有形固定資産及び投資その他の資産の増加が減価償却費の減少を上回ったためであります。
(負債)
負債は、前期末に比べ200,757千円増加し、608,701千円(前期比49.2%増)となりました。これは、主に長期借入金の増加などによるものであります。
(純資産)
純資産は、前期末に比べ30,031千円減少し、2,057,428千円(前期比1.4%減)となりました。これは、主に当期純損失の計上によるものであります。
(経営成績)
営業収入は481,882千円(前事業年度比206,142千円減)となりました。これは主として新型コロナウイルス感染症による政府の緊急事態宣言を受け営業をクローズしたこと等によるものです。
営業費用は892,611千円(前事業年度比76,419千円減)となりました。これも主として新型コロナウイルス感染症による政府の緊急事態宣言を受け営業をクローズしたこと等によるものです。この結果、営業損失は410,728千円(前事業年度は281,005千円の損失)となりました。
営業外収益は、入会金収入225,000千円(前事業年度比30,000千円減)及び会員の皆様にお願いいたしました新型コロナウイルス感染症特別徴収134,700千円などにより391,070千円(前事業年度比81,869千円増)、営業外費用は128千円(前事業年度比54千円増)となりました。この結果、経常損失は19,786千円(前事業年度は28,121千円の経常利益)となり、固定資産除却損7,955千円及び法人税等の税金を計上し、当期純損失は30,031千円(前事業年度は31,570千円の当期純利益)となりました。
③資本の財源及び資本の流動性
当社の資金需要のうち主なものは、一般管理費等の営業費用ならびに設備の新設、更新に係る投資であります。
これらの必要資金は、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資本により賄うことを基本方針としております。
また、当事業年度におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による先行き不透明な状況から、一部金融機関からの借り入れを実行いたしました。