有価証券報告書-第54期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/28 15:08
【資料】
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【項目】
107項目

対処すべき課題

(1)当社グループの現状の認識について
当社グループは、「創造 和 挑戦」を社是とし、お客様からの信頼をもとに未来をひらき、世界中のお客様と感動と喜びを分かち合い、豊かで安全・安心な社会の創生に貢献してゆくことを企業理念としております。
次期につきましては、公共分野と金融分野を中心に受注・売上高のさらなる拡大を見込んでおります。
このような環境の中、当社グループは、WebRings Plusをはじめとするパッケージや各種ソリューション、サービスの充実を図るとともに、プロジェクト管理の徹底や品質の向上に一層努め、事業拡大と収益力強化に取り組んでまいります。
また、当社グループは、中長期的に、持続的な成長と高収益体質を確立し、株主・お客様・従業員など当社を取り巻くすべてのステークホルダーの満足を図ることを目指しており、以下の課題に取り組んでまいります。
(2)当面の対処すべき課題の内容及び対処方針
① 受注・売上の拡大
今後も情報サービス市場の中で、産業・金融・公共の3つの分野を中核として、既存のお客様により良いソリューションを提供し、新規のお客様との取引の拡大に取り組み、受注・売上の増大を図ってまいります。
② ビジネスモデル改革による高収益体質への転換
従来の人員派遣型ビジネスからサービス提供型ビジネスへ、特に主力商品サービスの拡販や、パッケージのクラウド提供などの高付加価値ビジネスに傾注し、高収益体質への転換を図ってまいります。
③ 技術力の向上
当社グループの得意分野における技術・ノウハウを蓄積し、市場の要求に応える先端技術を積極的に取り込み、それらをパッケージ開発などに最大限に活用してまいります。
④ グループ内外との連携による事業の拡大
当社グループ各社との連携を強化することにより、経営効率をさらに高め、連結業績の向上を図ってまいります。また、グループ外では業務提携及びM&Aを積極的に推進・活用し、業容拡大、必要な技術・ノウハウの取得に努めてまいります。
⑤ 品質の向上とプロジェクト管理の徹底
当社の製品・サービスの品質が競争力の基盤であると認識し、継続的に品質向上に取り組んでおり、全社レベルでの教育・研修やキャンペーン活動などを通じて社員のさらなる品質意識の向上を図ってまいります。また、見積もり及び初期の段階からのプロジェクト管理徹底及び生産・管理ツールの活用により、不調プロジェクトの撲滅に取り組んでまいります。
⑥ 活力ある組織構築と人材育成
「仕事に厳しく、人に優しい職場づくり」に向け、社内のコミュニケーションを活発化し、活力ある組織体制を構築いたします。さらに、技術、プロジェクト管理、マネジメント、国際化などの面で、高収益企業を支える幅広い人材の育成を図ってまいります。
⑦ 経営管理の強化とCSRの推進
グループ内の経営管理強化のため、内部統制体制を拡充し、社員のコンプライアンス意識の維持・向上のための教育を充実させ、情報セキュリティや個人情報保護のさらなる徹底を推進いたします。また、企業に求められる社会的責任を果たすため、環境保全活動や社会貢献活動などに取り組み、社会の発展に寄与してまいります。
⑧ コーポレート・ガバナンスの強化
当社のコーポレート・ガバナンスは、企業価値の継続的向上を目的に、以下を基本方針として強化してまいります。
a.株主の権利・利益を守り、株主の平等性を保障するとともに、株主をはじめとするステークホルダーとの円滑な関係を構築することにより、会社の健全な経営を維持する。
b.会社の財務状況、業績等を含む重要事項について、適時適切な情報開示を行うことによって、企業活動の透明性を確保する。
c.取締役会、監査役及び監査役会による経営の監督・監視を充実させ、株主に対するアカウンタビリティを確保する。