四半期報告書-第63期第1四半期(令和2年3月1日-令和2年5月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
2019年12月に中華人民共和国の武漢市にて報告された新型コロナウイルス感染症は、WHOの当初の楽観的見通しに反し、2020年に入り急速に世界的に拡大し、多くの感染者が発生する事態となっております。我が国においても、2020年4月に政府より緊急事態宣言が発出され、国民の多くが自粛生活を強いられるなど、社会経済活動に大きなマイナスの影響を与えることとなりました。
こうした経済情勢下、当社グループの主力事業である工場廃液を中心とした産業廃棄物の処理業は、4月中旬以降、国内鉱工業生産が急速に低下するなか受注量は大きく減少することとなりました。またユーザーの工場における稼働率の低下や社員の出勤率の低下によりメンテナンス作業等の延期並びに中止も散見されました。さらには、原油価格下落の影響を受け、当社の販売するリサイクル燃料価格も下落し、業績の下押し要因となりました。
株式会社ダイセキ環境ソリューションが手掛ける土壌汚染処理関連事業は、新型コロナウイルス感染防止のため、一部ゼネコンが現場作業を中断する等の影響がありましたが、その直接的な影響は軽微でした。しかし、東京オリンピック関連工事終了後の土壌汚染処理マーケットの縮小傾向が続いており、高付加価値案件の取り込みが少なく、増収増益は確保したものの採算は悪化しました。また、外出自粛により営業活動ができないことによる新規案件の取り込みの遅れなど、新型コロナウイルスの影響が徐々に表れてきました。
株式会社ダイセキMCRが手掛ける鉛リサイクル事業は、順調に生産量を伸ばしましたが、世界的な自動車販売の下落により鉛相場が急落し、同社の鉛販売価格も大きく下落しました。このため、採算は悪化し、計画を下回ることとなりました。
システム機工株式会社が手掛ける大型タンク等の洗浄事業は、新型コロナウイルスの影響により一部現場がストップし、さらにはユーザーのテレワークの影響により工事の完了が当初計画より遅れたため、売上計上は、計画を下回りました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高13,451百万円(前年同四半期比0.7%減)、営業利益2,562百万円(同7.3%減)、経常利益2,682百万円(同4.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,497百万円(同17.3%減)となりました。
当社グループは、環境関連事業から構成される単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は90,806百万円と前連結会計年度末に比べ1,243百万円減少いたしました。これは主に投資有価証券が332百万円増加したものの、現金及び預金が984百万円、たな卸資産が281百万円、受取手形及び売掛金が274百万円それぞれ減少したことによります。負債は14,358百万円と前連結会計年度末に比べ1,378百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が1,049百万円減少したことによります。純資産は76,448百万円と前連結会計年度末に比べ134百万円増加いたしました。これは主に利益獲得等により利益剰余金が85百万円増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、23百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)経営成績の状況
2019年12月に中華人民共和国の武漢市にて報告された新型コロナウイルス感染症は、WHOの当初の楽観的見通しに反し、2020年に入り急速に世界的に拡大し、多くの感染者が発生する事態となっております。我が国においても、2020年4月に政府より緊急事態宣言が発出され、国民の多くが自粛生活を強いられるなど、社会経済活動に大きなマイナスの影響を与えることとなりました。
こうした経済情勢下、当社グループの主力事業である工場廃液を中心とした産業廃棄物の処理業は、4月中旬以降、国内鉱工業生産が急速に低下するなか受注量は大きく減少することとなりました。またユーザーの工場における稼働率の低下や社員の出勤率の低下によりメンテナンス作業等の延期並びに中止も散見されました。さらには、原油価格下落の影響を受け、当社の販売するリサイクル燃料価格も下落し、業績の下押し要因となりました。
株式会社ダイセキ環境ソリューションが手掛ける土壌汚染処理関連事業は、新型コロナウイルス感染防止のため、一部ゼネコンが現場作業を中断する等の影響がありましたが、その直接的な影響は軽微でした。しかし、東京オリンピック関連工事終了後の土壌汚染処理マーケットの縮小傾向が続いており、高付加価値案件の取り込みが少なく、増収増益は確保したものの採算は悪化しました。また、外出自粛により営業活動ができないことによる新規案件の取り込みの遅れなど、新型コロナウイルスの影響が徐々に表れてきました。
株式会社ダイセキMCRが手掛ける鉛リサイクル事業は、順調に生産量を伸ばしましたが、世界的な自動車販売の下落により鉛相場が急落し、同社の鉛販売価格も大きく下落しました。このため、採算は悪化し、計画を下回ることとなりました。
システム機工株式会社が手掛ける大型タンク等の洗浄事業は、新型コロナウイルスの影響により一部現場がストップし、さらにはユーザーのテレワークの影響により工事の完了が当初計画より遅れたため、売上計上は、計画を下回りました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高13,451百万円(前年同四半期比0.7%減)、営業利益2,562百万円(同7.3%減)、経常利益2,682百万円(同4.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,497百万円(同17.3%減)となりました。
当社グループは、環境関連事業から構成される単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は90,806百万円と前連結会計年度末に比べ1,243百万円減少いたしました。これは主に投資有価証券が332百万円増加したものの、現金及び預金が984百万円、たな卸資産が281百万円、受取手形及び売掛金が274百万円それぞれ減少したことによります。負債は14,358百万円と前連結会計年度末に比べ1,378百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が1,049百万円減少したことによります。純資産は76,448百万円と前連結会計年度末に比べ134百万円増加いたしました。これは主に利益獲得等により利益剰余金が85百万円増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、23百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。