四半期報告書-第63期第3四半期(令和2年9月1日-令和2年11月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大の影響により2020年4月に政府より緊急事態宣言が発出され、社会活動や経済活動が制約されるなど景気は急速に悪化いたしました。5月の緊急事態宣言解除後は、政府による段階的な経済活動の活性化政策、また中国経済の急回復や世界的金融緩和等による株高等の影響により、景気は徐々に回復してきておりますが、新型コロナウイルスの再拡大懸念の広がりにより、先行き不透明な状況が続いております。
こうした経済情勢下において、当社グループの主力事業である工場廃液を中心とした産業廃棄物の処理業は、国内鉱工業生産が2020年5月に底となり、その後力強さには欠けますが回復傾向が続いております。また、原油価格も年初に急落をしましたが、その後は低位ながら安定して推移しており、当社の販売するリサイクル燃料価格も夏場に底を打ち、横ばい状況が続きました。このような外部環境の変化を受け、産業廃棄物処理受託量も夏場を底として、まだまだ水準は低い状況ですが、徐々に回復傾向を示しております。
株式会社ダイセキ環境ソリューションが手掛ける土壌汚染処理関連事業は、いわゆるコロナショックにより市場が急速に縮小したため、受注単価の下落を招くなど外部環境が大幅に悪化し、利益率が大幅に低下いたしました。しかしながら、営業活動が通常に戻りつつあるなか、得意とするコンサルティング事業を含めた案件の獲得が再開され、全体の採算が改善傾向を示しつつあり、第2四半期を底にして業績は回復傾向を示しております。
株式会社ダイセキMCRが手掛ける鉛リサイクル事業は、2020年5月に当面の底を付けた鉛価格が緩やかな上昇局面となり、また工場稼働も順調に推移し、採算が改善したため、減収となったものの増益を確保しました。
また、システム機工株式会社が手掛ける大型タンク等の洗浄事業も、引続き受注は好調に推移し、年初にみられた工事の受注時期や工事期間が遅れる状況も改善されてきており、減収減益ではありますが業績は回復傾向を示しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高38,704百万円(前年同四半期比5.9%減)、営業利益7,681百万円(同10.7%減)、経常利益7,848百万円(同10.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益4,879百万円(同12.7%減)となりました。
当社グループは、環境関連事業から構成される単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は93,051百万円と前連結会計年度末に比べ1,001百万円増加いたしました。これは主に長期預金が1,000百万円、有価証券が906百万円それぞれ減少したものの、現金及び預金が2,924百万円増加したことによります。負債は14,077百万円と前連結会計年度末に比べ1,659百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が1,031百万円、短期借入金が1,010百万円それぞれ減少したことによります。純資産は78,973百万円と前連結会計年度末に比べ2,660百万円増加いたしました。これは主に利益獲得により利益剰余金が2,268百万円増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、68百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大の影響により2020年4月に政府より緊急事態宣言が発出され、社会活動や経済活動が制約されるなど景気は急速に悪化いたしました。5月の緊急事態宣言解除後は、政府による段階的な経済活動の活性化政策、また中国経済の急回復や世界的金融緩和等による株高等の影響により、景気は徐々に回復してきておりますが、新型コロナウイルスの再拡大懸念の広がりにより、先行き不透明な状況が続いております。
こうした経済情勢下において、当社グループの主力事業である工場廃液を中心とした産業廃棄物の処理業は、国内鉱工業生産が2020年5月に底となり、その後力強さには欠けますが回復傾向が続いております。また、原油価格も年初に急落をしましたが、その後は低位ながら安定して推移しており、当社の販売するリサイクル燃料価格も夏場に底を打ち、横ばい状況が続きました。このような外部環境の変化を受け、産業廃棄物処理受託量も夏場を底として、まだまだ水準は低い状況ですが、徐々に回復傾向を示しております。
株式会社ダイセキ環境ソリューションが手掛ける土壌汚染処理関連事業は、いわゆるコロナショックにより市場が急速に縮小したため、受注単価の下落を招くなど外部環境が大幅に悪化し、利益率が大幅に低下いたしました。しかしながら、営業活動が通常に戻りつつあるなか、得意とするコンサルティング事業を含めた案件の獲得が再開され、全体の採算が改善傾向を示しつつあり、第2四半期を底にして業績は回復傾向を示しております。
株式会社ダイセキMCRが手掛ける鉛リサイクル事業は、2020年5月に当面の底を付けた鉛価格が緩やかな上昇局面となり、また工場稼働も順調に推移し、採算が改善したため、減収となったものの増益を確保しました。
また、システム機工株式会社が手掛ける大型タンク等の洗浄事業も、引続き受注は好調に推移し、年初にみられた工事の受注時期や工事期間が遅れる状況も改善されてきており、減収減益ではありますが業績は回復傾向を示しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高38,704百万円(前年同四半期比5.9%減)、営業利益7,681百万円(同10.7%減)、経常利益7,848百万円(同10.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益4,879百万円(同12.7%減)となりました。
当社グループは、環境関連事業から構成される単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は93,051百万円と前連結会計年度末に比べ1,001百万円増加いたしました。これは主に長期預金が1,000百万円、有価証券が906百万円それぞれ減少したものの、現金及び預金が2,924百万円増加したことによります。負債は14,077百万円と前連結会計年度末に比べ1,659百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が1,031百万円、短期借入金が1,010百万円それぞれ減少したことによります。純資産は78,973百万円と前連結会計年度末に比べ2,660百万円増加いたしました。これは主に利益獲得により利益剰余金が2,268百万円増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、68百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。