四半期報告書-第64期第1四半期(令和3年3月1日-令和3年5月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、昨年から続く新型コロナ感染症拡大の影響により、引続き社会経済活動が大きく制限される中、2021年4月には3度目の緊急事態宣言が発出されるなど、先行き不透明な状況が続きました。しかしながら、新型コロナウイルスワクチン接種が世界的に進んだことにより、世界経済は徐々に立直りつつあります。その影響により、日本国内の鉱工業生産はコロナショック以前に近い水準まで回復し、大きく下げた原油や非鉄金属といった資源価格も上昇してまいりました。
こうした経済情勢下、当社グループの主力事業である工場廃液を中心とした産業廃棄物の処理業は、国内鉱工業生産の回復とともに受注量・工場稼働率は昨年夏より上昇傾向となりました。また、原油価格の上昇に伴い、リサイクル燃料の販売価格も徐々に上昇し、採算は改善され、増収増益となりました。ただし、緊急事態宣言の影響により、メンテナンス等の案件が下期にずれ込むものもあったため、売上に関しては計画を下回りましたが、計画以上に利益率を改善することができたため、利益面では計画を上回りました。
株式会社ダイセキ環境ソリューションが手掛ける土壌汚染処理関連事業は、引続き土壌汚染の処理単価が低迷し、採算が改善されない状況が続きましたが、営業活動に関しては前年同期とは異なり、コロナの影響はほぼ解消され、積極的な営業活動が可能となりました。その結果、コンサルティング等の高難易度案件の獲得が進んだことにより、採算の改善が進み、増収増益となりました。
株式会社ダイセキMCRが手掛ける鉛リサイクル事業は、順調に生産量は伸びました。また、鉛価格も上昇したことにより採算は大きく改善し、大幅な増収増益となりました。
システム機工株式会社が手掛ける大型タンク等の洗浄事業は、引続きほぼ100%の稼働状況が続いておりますが、工事完了による売上計上時期が下期に集中することとなり、当第1四半期連結累計期間は売上・利益ともに計画を下回りました。しかしながら、受注状況は順調であり、通期での計画達成は問題ない状況です。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高14,038百万円(前年同四半期比4.3%増)、営業利益3,123百万円(同21.8%増)、経常利益3,146百万円(同17.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,003百万円(同33.8%増)と増収増益を確保し、いずれも過去最高の業績となりました。
当社グループは、環境関連事業から構成される単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は95,955百万円と前連結会計年度末に比べ198百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が1,798百万円減少したものの、長期預金が1,500百万円、有形固定資産が148百万円、受取手形及び売掛金が141百万円、たな卸資産が86百万円それぞれ増加したことによります。負債は14,281百万円と前連結会計年度末に比べ758百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が771百万円減少したことによります。純資産は81,673百万円と前連結会計年度末に比べ956百万円増加いたしました。これは主に利益獲得等により利益剰余金が805百万円増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、26百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、昨年から続く新型コロナ感染症拡大の影響により、引続き社会経済活動が大きく制限される中、2021年4月には3度目の緊急事態宣言が発出されるなど、先行き不透明な状況が続きました。しかしながら、新型コロナウイルスワクチン接種が世界的に進んだことにより、世界経済は徐々に立直りつつあります。その影響により、日本国内の鉱工業生産はコロナショック以前に近い水準まで回復し、大きく下げた原油や非鉄金属といった資源価格も上昇してまいりました。
こうした経済情勢下、当社グループの主力事業である工場廃液を中心とした産業廃棄物の処理業は、国内鉱工業生産の回復とともに受注量・工場稼働率は昨年夏より上昇傾向となりました。また、原油価格の上昇に伴い、リサイクル燃料の販売価格も徐々に上昇し、採算は改善され、増収増益となりました。ただし、緊急事態宣言の影響により、メンテナンス等の案件が下期にずれ込むものもあったため、売上に関しては計画を下回りましたが、計画以上に利益率を改善することができたため、利益面では計画を上回りました。
株式会社ダイセキ環境ソリューションが手掛ける土壌汚染処理関連事業は、引続き土壌汚染の処理単価が低迷し、採算が改善されない状況が続きましたが、営業活動に関しては前年同期とは異なり、コロナの影響はほぼ解消され、積極的な営業活動が可能となりました。その結果、コンサルティング等の高難易度案件の獲得が進んだことにより、採算の改善が進み、増収増益となりました。
株式会社ダイセキMCRが手掛ける鉛リサイクル事業は、順調に生産量は伸びました。また、鉛価格も上昇したことにより採算は大きく改善し、大幅な増収増益となりました。
システム機工株式会社が手掛ける大型タンク等の洗浄事業は、引続きほぼ100%の稼働状況が続いておりますが、工事完了による売上計上時期が下期に集中することとなり、当第1四半期連結累計期間は売上・利益ともに計画を下回りました。しかしながら、受注状況は順調であり、通期での計画達成は問題ない状況です。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高14,038百万円(前年同四半期比4.3%増)、営業利益3,123百万円(同21.8%増)、経常利益3,146百万円(同17.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,003百万円(同33.8%増)と増収増益を確保し、いずれも過去最高の業績となりました。
当社グループは、環境関連事業から構成される単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は95,955百万円と前連結会計年度末に比べ198百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が1,798百万円減少したものの、長期預金が1,500百万円、有形固定資産が148百万円、受取手形及び売掛金が141百万円、たな卸資産が86百万円それぞれ増加したことによります。負債は14,281百万円と前連結会計年度末に比べ758百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が771百万円減少したことによります。純資産は81,673百万円と前連結会計年度末に比べ956百万円増加いたしました。これは主に利益獲得等により利益剰余金が805百万円増加したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、26百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。