四半期報告書-第23期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
(1)経営成績の状況
当社及び当社グループの当第1四半期連結累計期間における経営成績は、売上高は8,983百万円(前年同四半期比12.7%増)、経常利益は421百万円(前年同四半期比605.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は728百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失21百万円)となりました。
なお、当社は、当社の重要な連結子会社であるアイペット損害保険株式会社に関して、より損益実態を把握する上で有用な指標として、以下の調整を加味した利益を開示しております。
①普通責任準備金:当該金額の算定を初年度収支残方式から未経過保険料方式に変更
損害保険会社は、保険業法施行規則第70条第1項第1号に基づき、未経過保険料残高と初年度収支残高の大きい方を責任準備金として負債計上し、当事業年度の残高と前事業年度の残高の差分を繰入額として当事業年度に費用計上しますが、同社では初年度収支残高が未経過保険料残高を上回って推移しているため、現状、財務会計上は初年度収支残方式によっていますが、同社及び当社は社内管理用の指標として未経過保険料方式による損益を重要視しております。理由としまして、未経過保険料方式により算定された利益は、発生主義による利益と近似するため、期間比較が可能となり同社の経営実態を適切に反映していると考えております。また、上場企業のうち、初年度収支残方式に基づく損害保険会社が限られているため、競合他社との比較の観点からも、有用な情報と考えております。
②異常危険準備金:繰入額の影響を排除
異常危険準備金は、異常災害による損害の填補に備えるため、収入保険料の一定割合を毎期積み立てる責任準備金の一種であり、大蔵省告示第232号第2条の別表で記載されている損害率を超える場合に、その損害率を超える部分に相当する金額を取崩すこととされています。同社は損害率が基準よりも低いため、収入保険料に3.2%を乗じた金額を毎期積み立てておりますが、同社及び当社の調整計算は競合他社の同指標あるいは類似の指標と算定方法が近似するものであり、比較可能性を高めるものであります。
財務会計ベースのペットライフスタイルセグメント損益から調整後利益ベースのペットライフスタイルセグメント損益へ調整及び、調整後利益ベースでの連結業績は以下のとおりです。
また、調整額及び、調整後損益につきましては、監査法人の四半期レビューは受けておりません。
(単位:百万円)
(注)戻入れの場合はマイナスとなります。
当第1四半期連結累計期間における報告セグメントごとの業績は、以下のとおりです。
なお、当第1四半期連結会計期間において、当社の連結子会社であった株式会社ワークスタイルラボ及びピークス株式会社の全株式を譲渡したため、連結の範囲から除外しております。これに伴い、当第1四半期連結会計期間より「HRイノベーションセグメント」及び「ファンマーケティングセグメント」を報告セグメントから除外しております。
(ビジネスプロデュース事業)
ビジネスプロデュース事業では、主に大企業向けの事業創造支援や成長戦略立案支援に関する戦略コンサルティング、M&Aファイナンシャル・アドバイザリーの提供、及び社会課題を解決するための新たな官民連携の仕組みであるソーシャルインパクトボンド(SIB)を活用したファンド運営をしております。
顧客の事業創造ニーズの高まりに加え、積極的なマーケティング活動に取り組んだ結果、新規プロジェクトの受注高は前第4四半期連結会計期間に引き続き好調に推移しております。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は861百万円(前年同四半期は614百万円)、セグメント利益(営業利益)は368百万円(前年同四半期はセグメント利益(営業利益)241百万円)となりました。
(インキュベーション事業)
インキュベーション事業は、ベンチャー投資セグメント、ペットライフスタイルセグメントにより構成されております。
ベンチャー投資セグメントにおいては、スタートアップ企業等への投資育成を行っております。
当第1四半期連結累計期間においては、複数件のトレードセールによるキャピタルゲイン等を実現いたしました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は203百万円(前年同四半期は33百万円)、セグメント利益(営業利益)は80百万円(前年同四半期はセグメント損失(営業損失)115百万円)となりました。
ペットライフスタイルセグメントとは、連結子会社アイペットホールディングス株式会社の中核子会社であるアイペット損害保険株式会社が運営するペット向け医療保険等を指します。当第1四半期連結累計期間において、売上面では、アイペット損害保険株式会社の新規契約件数が堅調なペット需要を背景に順調に推移したことにより、拡大傾向が続いております。費用面では、保険契約の伸展に伴い、諸手数料及び集金費、ならびに正味支払保険金や損害調査費が増加いたしました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は7,918百万円(前年同四半期は6,639百万円)、セグメント利益(営業利益)は139百万円(前年同四半期はセグメント利益(営業利益)74百万円)となりました。
なお、アイペット損害保険株式会社の損益実態を把握する上で有用な指標である調整後利益では、セグメント利益(営業利益)756百万円となっております。
(2)財政状態の分析
① 資産
当第1四半期連結会計期間末における資産残高は33,884百万円(前連結会計年度末は33,574百万円)となり、前連結会計年度末と比較して309百万円増加しました。
主な要因は、アイペット損害保険株式会社による運用資産取得に伴う有価証券の増加等が挙げられます。
② 負債
当第1四半期連結会計期間末における負債残高は20,213百万円(前連結会計年度末は21,119百万円)となり、前連結会計年度末と比較して906百万円減少しました。
主な要因は、返済による短期借入金及び長期借入金の減少等が挙げられます。
③ 純資産
当第1四半期連結会計期間末における純資産残高は13,671百万円(前連結会計年度末は12,454百万円)となり、前連結会計年度末と比較して1,216百万円増加しました。
主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の積み上がりによる利益剰余金の増加等が挙げられます。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社及び当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当社及び当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
② 受注実績
当第1四半期連結累計期間における受注実績は次のとおりであります。
なお、ベンチャー投資セグメントにつきましては、受注という概念がございませんので記載しておりません。
(注) 各セグメントの金額は、セグメント間の取引を含んでおります。
③ 販売実績
当第1四半期連結累計期間における販売実績は次のとおりであります。
④ 投資実績
(注)1 新株予約権等は、当社コンサルティングサービスの対価として発行会社から無償で取得している場合がありますが、上表においては、その際の金額をゼロとし会社数のみを記載しております。
2 株式、新株予約権等を重複して投資を行っている会社があります。
3 市場価格のない株式等以外のものについては、取得原価を記載しております。
4 上表には余剰資金の運用目的の有価証券及び投資有価証券は含まれておりません。
5 当社グループは、未公開時点では投資をしていなかったPost-IPO企業の株式をIPO後に取得する場合がありますが、上表には当該投資金額及び会社数は含まれておりません。
6 期末において保有している新株予約権等を全て行使した場合の株式取得価額の総額は、以下のとおりであります。
(6)主要な設備
当第1四半期連結累計期間における主要な設備の異動はありません。
当社及び当社グループの当第1四半期連結累計期間における経営成績は、売上高は8,983百万円(前年同四半期比12.7%増)、経常利益は421百万円(前年同四半期比605.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は728百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失21百万円)となりました。
なお、当社は、当社の重要な連結子会社であるアイペット損害保険株式会社に関して、より損益実態を把握する上で有用な指標として、以下の調整を加味した利益を開示しております。
①普通責任準備金:当該金額の算定を初年度収支残方式から未経過保険料方式に変更
損害保険会社は、保険業法施行規則第70条第1項第1号に基づき、未経過保険料残高と初年度収支残高の大きい方を責任準備金として負債計上し、当事業年度の残高と前事業年度の残高の差分を繰入額として当事業年度に費用計上しますが、同社では初年度収支残高が未経過保険料残高を上回って推移しているため、現状、財務会計上は初年度収支残方式によっていますが、同社及び当社は社内管理用の指標として未経過保険料方式による損益を重要視しております。理由としまして、未経過保険料方式により算定された利益は、発生主義による利益と近似するため、期間比較が可能となり同社の経営実態を適切に反映していると考えております。また、上場企業のうち、初年度収支残方式に基づく損害保険会社が限られているため、競合他社との比較の観点からも、有用な情報と考えております。
②異常危険準備金:繰入額の影響を排除
異常危険準備金は、異常災害による損害の填補に備えるため、収入保険料の一定割合を毎期積み立てる責任準備金の一種であり、大蔵省告示第232号第2条の別表で記載されている損害率を超える場合に、その損害率を超える部分に相当する金額を取崩すこととされています。同社は損害率が基準よりも低いため、収入保険料に3.2%を乗じた金額を毎期積み立てておりますが、同社及び当社の調整計算は競合他社の同指標あるいは類似の指標と算定方法が近似するものであり、比較可能性を高めるものであります。
財務会計ベースのペットライフスタイルセグメント損益から調整後利益ベースのペットライフスタイルセグメント損益へ調整及び、調整後利益ベースでの連結業績は以下のとおりです。
また、調整額及び、調整後損益につきましては、監査法人の四半期レビューは受けておりません。
(単位:百万円)
第22期 第1四半期連結累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年6月30日) | 第23期 第1四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年6月30日) | |
財務会計ベースのペットライフスタイルセグメント損益 | 74 | 139 |
①に関する調整額 | 15 | 372 |
②に関する調整額(注) | 204 | 244 |
調整後ペットライフスタイルセグメント損益 | 294 | 756 |
調整後連結経常利益 | 279 | 1,039 |
調整後親会社株主に帰属する四半期純利益 | 67 | 976 |
(注)戻入れの場合はマイナスとなります。
当第1四半期連結累計期間における報告セグメントごとの業績は、以下のとおりです。
なお、当第1四半期連結会計期間において、当社の連結子会社であった株式会社ワークスタイルラボ及びピークス株式会社の全株式を譲渡したため、連結の範囲から除外しております。これに伴い、当第1四半期連結会計期間より「HRイノベーションセグメント」及び「ファンマーケティングセグメント」を報告セグメントから除外しております。
(ビジネスプロデュース事業)
ビジネスプロデュース事業では、主に大企業向けの事業創造支援や成長戦略立案支援に関する戦略コンサルティング、M&Aファイナンシャル・アドバイザリーの提供、及び社会課題を解決するための新たな官民連携の仕組みであるソーシャルインパクトボンド(SIB)を活用したファンド運営をしております。
顧客の事業創造ニーズの高まりに加え、積極的なマーケティング活動に取り組んだ結果、新規プロジェクトの受注高は前第4四半期連結会計期間に引き続き好調に推移しております。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は861百万円(前年同四半期は614百万円)、セグメント利益(営業利益)は368百万円(前年同四半期はセグメント利益(営業利益)241百万円)となりました。
(インキュベーション事業)
インキュベーション事業は、ベンチャー投資セグメント、ペットライフスタイルセグメントにより構成されております。
ベンチャー投資セグメントにおいては、スタートアップ企業等への投資育成を行っております。
当第1四半期連結累計期間においては、複数件のトレードセールによるキャピタルゲイン等を実現いたしました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は203百万円(前年同四半期は33百万円)、セグメント利益(営業利益)は80百万円(前年同四半期はセグメント損失(営業損失)115百万円)となりました。
ペットライフスタイルセグメントとは、連結子会社アイペットホールディングス株式会社の中核子会社であるアイペット損害保険株式会社が運営するペット向け医療保険等を指します。当第1四半期連結累計期間において、売上面では、アイペット損害保険株式会社の新規契約件数が堅調なペット需要を背景に順調に推移したことにより、拡大傾向が続いております。費用面では、保険契約の伸展に伴い、諸手数料及び集金費、ならびに正味支払保険金や損害調査費が増加いたしました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は7,918百万円(前年同四半期は6,639百万円)、セグメント利益(営業利益)は139百万円(前年同四半期はセグメント利益(営業利益)74百万円)となりました。
なお、アイペット損害保険株式会社の損益実態を把握する上で有用な指標である調整後利益では、セグメント利益(営業利益)756百万円となっております。
(2)財政状態の分析
① 資産
当第1四半期連結会計期間末における資産残高は33,884百万円(前連結会計年度末は33,574百万円)となり、前連結会計年度末と比較して309百万円増加しました。
主な要因は、アイペット損害保険株式会社による運用資産取得に伴う有価証券の増加等が挙げられます。
② 負債
当第1四半期連結会計期間末における負債残高は20,213百万円(前連結会計年度末は21,119百万円)となり、前連結会計年度末と比較して906百万円減少しました。
主な要因は、返済による短期借入金及び長期借入金の減少等が挙げられます。
③ 純資産
当第1四半期連結会計期間末における純資産残高は13,671百万円(前連結会計年度末は12,454百万円)となり、前連結会計年度末と比較して1,216百万円増加しました。
主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の積み上がりによる利益剰余金の増加等が挙げられます。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社及び当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当社及び当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
② 受注実績
当第1四半期連結累計期間における受注実績は次のとおりであります。
なお、ベンチャー投資セグメントにつきましては、受注という概念がございませんので記載しておりません。
区分 | 前第1四半期連結累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年6月30日) | 当第1四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年6月30日) | 前年同四半期比 (%) |
金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
ビジネスプロデュース事業 (セグメント) | 952 | 946 | △0.6 |
インキュベーション事業 | 7,365 | 7,906 | 7.3 |
(内訳) | |||
ペットライフスタイルセグメント | 6,639 | 7,906 | 19.1 |
HRイノベーションセグメント | 324 | - | - |
ファンマーケティングセグメント | 401 | - | - |
合計 | 8,318 | 8,853 | 6.4 |
(注) 各セグメントの金額は、セグメント間の取引を含んでおります。
③ 販売実績
当第1四半期連結累計期間における販売実績は次のとおりであります。
区分 | 当第1四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年6月30日) | |
金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
ビジネスプロデュース事業 (セグメント) | 861 | 40.1 |
インキュベーション事業 | 8,121 | 10.3 |
(内訳) | ||
ベンチャー投資セグメント | 203 | 504.3 |
ペットライフスタイルセグメント | 7,918 | 19.3 |
セグメント間の内部売上高又は振替高 | - | - |
合計 | 8,983 | 12.7 |
④ 投資実績
証券種類 | 前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 当第1四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年6月30日) | ||||||
投資実行高 | 期末投資残高 | 投資実行高 | 期末投資残高 | |||||
金額 (百万円) | 会社数 (社) | 金額 (百万円) | 会社数 (社) | 金額 (百万円) | 会社数 (社) | 金額 (百万円) | 会社数 (社) | |
株式・出資金等 | 1,136 | 22 | 6,033 | 66 | 171 | 3 | 6,200 | 65 |
新株予約権等 | 30 | 1 | - | 5 | - | - | - | 5 |
合計 | 1,166 | 23 | 6,033 | 69 | 171 | 3 | 6,200 | 68 |
(注)1 新株予約権等は、当社コンサルティングサービスの対価として発行会社から無償で取得している場合がありますが、上表においては、その際の金額をゼロとし会社数のみを記載しております。
2 株式、新株予約権等を重複して投資を行っている会社があります。
3 市場価格のない株式等以外のものについては、取得原価を記載しております。
4 上表には余剰資金の運用目的の有価証券及び投資有価証券は含まれておりません。
5 当社グループは、未公開時点では投資をしていなかったPost-IPO企業の株式をIPO後に取得する場合がありますが、上表には当該投資金額及び会社数は含まれておりません。
6 期末において保有している新株予約権等を全て行使した場合の株式取得価額の総額は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 | 当第1四半期連結会計期間 |
98百万円 | 98百万円 |
(6)主要な設備
当第1四半期連結累計期間における主要な設備の異動はありません。