有価証券報告書-第22期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におきましては、前年度に発表いたしました「長期経営方針~EVOL2027~」に基づき「ホスピタリティ産業にイノベーションを起こす」というミッションの下、「国内ウェディング事業」「海外外・リゾートウェディング事業」「ホテル事業」3事業の成長戦略を推進してまいりました。
主力である国内ウェディング事業は、安定したキャッシュフローを生み出し、他2事業の成長投資を支えるべく、経営資源の最適配置、費用の効率化を進め、収益改善を図りました。
また、今後の成長事業となるホテル事業、海外・リゾートウェディング事業に関しても、新規出店に向けた不動産開発、人材教育、国内販売体制の再構築に努めた結果、通期連結業績は、2020年2月の時点で「5期連続の増益」を達成する見通しとなっておりました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大防止によるイベント自粛要請や海外渡航規制が出されたことで、2020年3月に予定されていた婚礼日の延期、宴会、宿泊、レストランのキャンセル等が発生し、本有事によるマイナス影響額は、売上高26億48百万円、営業利益14億29百万円となっております。
以上の結果、売上高は636億78百万円(前年同期比4.8%減)となり、営業利益は35億79百万円(前年同期比16.4%減)、経常利益は33億81百万円(前年同期比13.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は10億3百万円(前年同期比56.1%減)となりました。なお、事業別の状況は以下のとおりであります。
(国内ウェディング事業)
従来から継続して取り組んでまいりました既存店舗の戦略的リニューアルは、引き続き、取扱組数、単価上昇に大きく寄与しております。取扱組数につきましては、契約期間満了による一部店舗の営業終了及び新型コロナウイルス感染症拡大の影響等により、前年度と比べ、941組減少いたしました。一方、高付加価値商品及びサービスの導入により、挙式披露宴単価は、前年度比で79千円向上しております。
また、当連結会計年度は、収益性の改善を目的に不採算店舗を閉鎖し、経営資源の選択と集中を推進したことに加え、継続的に商品の高収益化に取り組んできた結果、売上総利益率が大幅に上昇いたしました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大により、例年では繁忙期である2020年3月の婚礼日の延期、宴会、宿泊キャンセル等が発生いたしました。
この結果、売上高は511億45百万円(前年同期比5.7%減)となり、営業利益は57億9百万円(前年同期比2.4%減)となりました。
(海外・リゾートウェディング事業)
海外・リゾートウェディング事業は、新規出店による競争環境の激化及び旅行代理店からの送客減少の影響で、日本人を対象とした挙式取扱組数が前年度と比べ、10.0%減少いたしました。一方、台湾、香港を中心とした東アジアマーケットは拠点拡大に伴い、取扱組数、単価共に堅調に推移しております。また、シェア拡大を目的に、国内に新規直営サロン3店舗(広島、名古屋、銀座)を開業し、中国(上海、北京)に営業所を設置したことで開業費、運営費が増加いたしました。
これらの結果、売上高は111億6百万円(前年同期比0.6%減)、営業損失は2億56百万円(前年同期は営業利益3億89百万円)となりました。
当連結会計年度末における総資産は581億97百万円となり、前連結会計年度末と比較し10億67百万円の増加となりました。これは土地購入等により有形固定資産が27億93百万円増加したことなどによるものです。
当連結会計年度末における負債は344億0百万円となり、前連結会計年度末と比較し4億51百万円の増加となりました。これは、長期借入金が17億46百万円増加したことなどによるものです。当連結会計年度末の純資産は237億97百万円となり、前連結会計年度末と比較し6億16百万円の増加となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが42億59百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが70億38百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが22億93百万円の収入となり、この結果、当連結会計年度の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)期末残高は、期首より4億90百万円減少し、60億78百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は42億59百万円(前年同期は64億49百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益を19億23百万円計上したこと、減価償却費を30億45百万円計上したこと、減損損失を14億19百万円計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は70億38百万円(前年同期は24億88百万円の支出)となりました。これは主に、土地購入等の有形固定資産の取得による支出72億61百万円、有形固定資産の売却による収入3億0百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は22億93百万円(前年同期は19億56百万円の支出)となりました。
③仕入、受注及び販売の状況
a.仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。
2. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3. その他は、仕入実績がないため、記載しておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.その他は、提供するサービスの性格上、受注状況の記載に馴染まないため、記載しておりません。
2.当連結会計年度において、受注実績に著しい変動がありました。これは受注組数の集計方法を変更
したことによるものであります。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。
2. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度は、「国内ウェディング事業」、「ホテル事業」、「海外・リゾートウェディング事業」の3事業の成長戦略を推進してまいりました。
主力である国内ウェディング事業は、安定したキャッシュフローを生み出し、他の2事業の成長投資を支えるべく、経営資源の最適配置、費用の効率化を進め、収益改善を図りました。
ホテル事業、海外・リゾートウェディング事業に関しても、新規出店に向けた不動産開発、人材教育、国内販売体制の再構築に努めました。
そのような中、新型コロナウィルス感染拡大により、イベント開催の自粛や海外渡航規制などが行われた影響により婚礼の延期、宴会や宿泊のキャンセルなどが発生しました。
以上の結果、売上高は636億78百万円(前年同期比4.8%減)となり、営業利益は35億79百万円(前年同期比16.4%減)、経常利益は33億81百万円(前年同期比13.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は10億3百万円(前年同期比56.1%減)となり、前年同期比では減収減益となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」をご参照ください。
セグメントごとの経営成績に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
国内ウェディング事業では、従来から戦略的に行っている既存店のリニューアル投資が、取扱組数の増加に寄与しました。しかしながら、契約期間満了による一部店舗の閉鎖の影響や新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、当期における取扱組数は前年度と比べ減少いたしました。
一方、高付加価値商品及びサービスの導入により挙式披露宴単価が上昇したことに加え、商品の高収益化に取り組んだ結果、売上総利益率は大幅に上昇いたしました。さらに不採算店舗を閉鎖し、経営資源の選択と集中を推進いたしました。
海外・リゾートウェディング事業では競合による新規出店による競争環境の激化及び旅行代理店からの送客減少の影響により、日本人を対象とした挙式取扱組数が減少いたしました。一方、台湾、香港を中心とした東アジアマーケットは拠点拡大に伴い堅調に推移しております。また、国内に新規直営サロン3店舗を開設するとともに、中国に営業所を設置したことにより開業費用、運営費が増加いたしました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
運転資金としては、食材等の仕入れや人件費その他の販売費及び一般管理費に関する支出などがあります。また、継続的な成長を実現するため、国内ウェディング事業においては既存店のリニューアルやホテル複合型施設の出店に注力し、海外・リゾートウェディング事業においては国内外の拠点数の拡大を行ってまいります。
これらの運転資金や設備投資に必要な資金は、営業活動から創出されるキャッシュフローと、金融機関からの借入により賄っております。
現時点において金融機関との関係は良好であり、必要な運転資金及び設備投資資金の調達に問題はありません。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、決算日時点での報告数値に対して影響を与えるさまざまな会計上の見積りが必要となります。ただし、将来に関する事項には不確実性があるため、実際の結果は、これら見積りと異なる可能性があります。
なお、新型コロナウィルス感染症拡大による業績等への影響を正確に予測することは困難であることから、当連結会計年度末時点で入手可能な情報等を踏まえて、新型コロナウィルス感染症による影響が少なくとも2020年9月ごろまで続くものと仮定し繰延税金資産の回収可能性や減損損失計上要否の判定を行っておりますが、その影響は不確定要素が多く、翌連結会計年度の当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
④新型コロナウィルス感染症による影響について
新型コロナウィルス感染症拡大による影響により、婚礼・宴会・宿泊・海外渡航の実施が一時的に見合わせとなるなど、当社グループを取り巻く経営環境は著しく悪化しております。この影響は一定期間継続するものと見込んでおり、特に海外リゾートウェディング事業への影響は国内ウェディング事業よりも長期化する可能性があります。
国内ウェディング事業においては、受注済みの婚礼の日程変更は多数発生しておりますが、キャンセルは低い水準で抑えられており、新型コロナウィルス感染症の影響が収まった後には、業績の回復を見込んでおります。
資金繰りに関しては、当面の営業キャッシュフローは厳しい状況となりますが、複数の取引金融機関との間で当座貸越契約を新たに締結するなど当社グループとして必要な資金を確保できており、当面の資金繰りに問題はありません。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におきましては、前年度に発表いたしました「長期経営方針~EVOL2027~」に基づき「ホスピタリティ産業にイノベーションを起こす」というミッションの下、「国内ウェディング事業」「海外外・リゾートウェディング事業」「ホテル事業」3事業の成長戦略を推進してまいりました。
主力である国内ウェディング事業は、安定したキャッシュフローを生み出し、他2事業の成長投資を支えるべく、経営資源の最適配置、費用の効率化を進め、収益改善を図りました。
また、今後の成長事業となるホテル事業、海外・リゾートウェディング事業に関しても、新規出店に向けた不動産開発、人材教育、国内販売体制の再構築に努めた結果、通期連結業績は、2020年2月の時点で「5期連続の増益」を達成する見通しとなっておりました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大防止によるイベント自粛要請や海外渡航規制が出されたことで、2020年3月に予定されていた婚礼日の延期、宴会、宿泊、レストランのキャンセル等が発生し、本有事によるマイナス影響額は、売上高26億48百万円、営業利益14億29百万円となっております。
以上の結果、売上高は636億78百万円(前年同期比4.8%減)となり、営業利益は35億79百万円(前年同期比16.4%減)、経常利益は33億81百万円(前年同期比13.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は10億3百万円(前年同期比56.1%減)となりました。なお、事業別の状況は以下のとおりであります。
(国内ウェディング事業)
従来から継続して取り組んでまいりました既存店舗の戦略的リニューアルは、引き続き、取扱組数、単価上昇に大きく寄与しております。取扱組数につきましては、契約期間満了による一部店舗の営業終了及び新型コロナウイルス感染症拡大の影響等により、前年度と比べ、941組減少いたしました。一方、高付加価値商品及びサービスの導入により、挙式披露宴単価は、前年度比で79千円向上しております。
また、当連結会計年度は、収益性の改善を目的に不採算店舗を閉鎖し、経営資源の選択と集中を推進したことに加え、継続的に商品の高収益化に取り組んできた結果、売上総利益率が大幅に上昇いたしました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大により、例年では繁忙期である2020年3月の婚礼日の延期、宴会、宿泊キャンセル等が発生いたしました。
この結果、売上高は511億45百万円(前年同期比5.7%減)となり、営業利益は57億9百万円(前年同期比2.4%減)となりました。
(海外・リゾートウェディング事業)
海外・リゾートウェディング事業は、新規出店による競争環境の激化及び旅行代理店からの送客減少の影響で、日本人を対象とした挙式取扱組数が前年度と比べ、10.0%減少いたしました。一方、台湾、香港を中心とした東アジアマーケットは拠点拡大に伴い、取扱組数、単価共に堅調に推移しております。また、シェア拡大を目的に、国内に新規直営サロン3店舗(広島、名古屋、銀座)を開業し、中国(上海、北京)に営業所を設置したことで開業費、運営費が増加いたしました。
これらの結果、売上高は111億6百万円(前年同期比0.6%減)、営業損失は2億56百万円(前年同期は営業利益3億89百万円)となりました。
当連結会計年度末における総資産は581億97百万円となり、前連結会計年度末と比較し10億67百万円の増加となりました。これは土地購入等により有形固定資産が27億93百万円増加したことなどによるものです。
当連結会計年度末における負債は344億0百万円となり、前連結会計年度末と比較し4億51百万円の増加となりました。これは、長期借入金が17億46百万円増加したことなどによるものです。当連結会計年度末の純資産は237億97百万円となり、前連結会計年度末と比較し6億16百万円の増加となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが42億59百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが70億38百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが22億93百万円の収入となり、この結果、当連結会計年度の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)期末残高は、期首より4億90百万円減少し、60億78百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は42億59百万円(前年同期は64億49百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益を19億23百万円計上したこと、減価償却費を30億45百万円計上したこと、減損損失を14億19百万円計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は70億38百万円(前年同期は24億88百万円の支出)となりました。これは主に、土地購入等の有形固定資産の取得による支出72億61百万円、有形固定資産の売却による収入3億0百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は22億93百万円(前年同期は19億56百万円の支出)となりました。
③仕入、受注及び販売の状況
a.仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 国内ウェディング事業(百万円) | 10,841 | 93.0 |
| 海外・リゾートウェディング事業(百万円) | 491 | 84.8 |
| 合計(百万円) | 11,333 | 92.6 |
(注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。
2. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3. その他は、仕入実績がないため、記載しておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注組数 (組数) | 前年同期比 (%) | 受注組数残高 (組数) | 前年同期比 (%) |
| 国内ウェディング事業 | 11,157 | 75.5 | 7,857 | 94.7 |
| 海外・リゾート ウェディング事業 | 7,389 | 72.0 | 4,100 | 106.3 |
| 合計 | 18,546 | 74.0 | 11,957 | 98.4 |
(注) 1.その他は、提供するサービスの性格上、受注状況の記載に馴染まないため、記載しておりません。
2.当連結会計年度において、受注実績に著しい変動がありました。これは受注組数の集計方法を変更
したことによるものであります。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 国内ウェディング事業(百万円) | 51,145 | 94.3 |
| 海外・リゾートウェディング事業(百万円) | 11,106 | 99.4 |
| 報告セグメント計(百万円) | 62,252 | 95.1 |
| その他(百万円) | 1,426 | 99.2 |
| 合計(百万円) | 63,678 | 95.2 |
(注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。
2. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度は、「国内ウェディング事業」、「ホテル事業」、「海外・リゾートウェディング事業」の3事業の成長戦略を推進してまいりました。
主力である国内ウェディング事業は、安定したキャッシュフローを生み出し、他の2事業の成長投資を支えるべく、経営資源の最適配置、費用の効率化を進め、収益改善を図りました。
ホテル事業、海外・リゾートウェディング事業に関しても、新規出店に向けた不動産開発、人材教育、国内販売体制の再構築に努めました。
そのような中、新型コロナウィルス感染拡大により、イベント開催の自粛や海外渡航規制などが行われた影響により婚礼の延期、宴会や宿泊のキャンセルなどが発生しました。
以上の結果、売上高は636億78百万円(前年同期比4.8%減)となり、営業利益は35億79百万円(前年同期比16.4%減)、経常利益は33億81百万円(前年同期比13.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は10億3百万円(前年同期比56.1%減)となり、前年同期比では減収減益となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」をご参照ください。
セグメントごとの経営成績に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
国内ウェディング事業では、従来から戦略的に行っている既存店のリニューアル投資が、取扱組数の増加に寄与しました。しかしながら、契約期間満了による一部店舗の閉鎖の影響や新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、当期における取扱組数は前年度と比べ減少いたしました。
一方、高付加価値商品及びサービスの導入により挙式披露宴単価が上昇したことに加え、商品の高収益化に取り組んだ結果、売上総利益率は大幅に上昇いたしました。さらに不採算店舗を閉鎖し、経営資源の選択と集中を推進いたしました。
海外・リゾートウェディング事業では競合による新規出店による競争環境の激化及び旅行代理店からの送客減少の影響により、日本人を対象とした挙式取扱組数が減少いたしました。一方、台湾、香港を中心とした東アジアマーケットは拠点拡大に伴い堅調に推移しております。また、国内に新規直営サロン3店舗を開設するとともに、中国に営業所を設置したことにより開業費用、運営費が増加いたしました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
運転資金としては、食材等の仕入れや人件費その他の販売費及び一般管理費に関する支出などがあります。また、継続的な成長を実現するため、国内ウェディング事業においては既存店のリニューアルやホテル複合型施設の出店に注力し、海外・リゾートウェディング事業においては国内外の拠点数の拡大を行ってまいります。
これらの運転資金や設備投資に必要な資金は、営業活動から創出されるキャッシュフローと、金融機関からの借入により賄っております。
現時点において金融機関との関係は良好であり、必要な運転資金及び設備投資資金の調達に問題はありません。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、決算日時点での報告数値に対して影響を与えるさまざまな会計上の見積りが必要となります。ただし、将来に関する事項には不確実性があるため、実際の結果は、これら見積りと異なる可能性があります。
なお、新型コロナウィルス感染症拡大による業績等への影響を正確に予測することは困難であることから、当連結会計年度末時点で入手可能な情報等を踏まえて、新型コロナウィルス感染症による影響が少なくとも2020年9月ごろまで続くものと仮定し繰延税金資産の回収可能性や減損損失計上要否の判定を行っておりますが、その影響は不確定要素が多く、翌連結会計年度の当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
④新型コロナウィルス感染症による影響について
新型コロナウィルス感染症拡大による影響により、婚礼・宴会・宿泊・海外渡航の実施が一時的に見合わせとなるなど、当社グループを取り巻く経営環境は著しく悪化しております。この影響は一定期間継続するものと見込んでおり、特に海外リゾートウェディング事業への影響は国内ウェディング事業よりも長期化する可能性があります。
国内ウェディング事業においては、受注済みの婚礼の日程変更は多数発生しておりますが、キャンセルは低い水準で抑えられており、新型コロナウィルス感染症の影響が収まった後には、業績の回復を見込んでおります。
資金繰りに関しては、当面の営業キャッシュフローは厳しい状況となりますが、複数の取引金融機関との間で当座貸越契約を新たに締結するなど当社グループとして必要な資金を確保できており、当面の資金繰りに問題はありません。