四半期報告書-第22期第3四半期(平成30年1月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/05/11 9:28
【資料】
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【項目】
23項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
なお、当第3四半期連結累計期間より、四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度末との比較分析は行っておりません。
(1)業績の状況
①経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善が継続しており、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、海外経済においては米国・欧州を中心に着実な成長が見られるものの、米国の保護主義政策の動向や円高傾向が進む中で、わが国では景気の先行きに慎重な企業が増えており、景気の下押しリスクとして懸念されております。
当社を取り巻く環境におきましては、システムのクラウド利用や更新需要の増加等により、企業のシステム投資は回復傾向がみられます。AIやIoT技術を利用する戦略投資としてのIT投資案件が増加しており、新しいビジネスの進展が期待されます。
かかる状況の下、当社は中堅・中小企業様向けの国際標準業務システムの導入において、SAP S/4HANA Cloudを活用するためにパブリック・クラウドにて導入するサービス提供を行っております。当社はこのパブリック・クラウド版の提供を通じて、さまざまな業種と業務におけるグローバルなデジタルビジネスに向けたエンタープライズ対応機能を提供して参りました。また、当社は顧客ニーズに適応した業務改善提案を実施するとともに、SAP ERP導入後の活用に向けたソリューションの提供を通じて、積極的なコンサルティング活動を推進して参りました。
このような結果、当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高14億22百万円となりました。利益につきましては、外注費が高水準で推移したことにより、営業利益18百万円、経常利益20百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益11百万円となりました。
なお、当社はERP導入事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
②財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は12億85百万円となりました。主な内訳は現金及び預金が4億91百万円、売掛金が2億44百万円、固定資産が2億35百万円であります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は4億71百万円となりました。主な内訳は買掛金が61百万円、退職給付に係る負債が1億23百万円であります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は8億13百万円となりました。主な内訳は利益剰余金が4億67百万円であり、自己資本比率は61.9%となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。