四半期報告書-第28期第1四半期(令和4年1月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/05/13 12:18
【資料】
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【項目】
38項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症再拡大に係るまん延防止等重点措置が解除されるなど、経済・社会活動に回復の兆しが見られる中、地政学的リスクの高まりによるサプライチェーンの混乱、物流コストや原材料価格の高騰など、いまだ先行き不透明な状況で推移しております。
このような環境の中、当社グループはブライダル市場、ホテル市場及びウェルネス&リラクゼーション(W&R)市場における新たな価値の創造、高品質かつ魅力あふれる店舗づくりと付加価値の高いサービスの提供及び新型コロナウイルス感染症には万全の対策で取り組んでまいりました。
当年3月にはまん延防止等重点措置が解除され、回復の兆しが見えてまいりましたが、1月のオミクロン株感染急拡大による婚礼施行の延期や婚礼平均ゲスト数及び宿泊稼働率に回復の遅れが生じるなど、引き続き、今後を見通すことが難しい状況にあります。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、8,699百万円(前年同四半期比69.3%増)となり、利益面につきましては、営業損失1,845百万円(前年同四半期は営業損失3,774百万円)、経常損失につきましては各種助成金の受給及び急激な円安による為替差益の計上により973百万円(同 経常損失3,340百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失1,283百万円(同 親会社株主に帰属する四半期純損失2,787百万円)となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等の適用により、売上高は127百万円増加し、営業損失、経常損失及び税金等調整前四半期純損失がそれぞれ128百万円減少しております。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
① 婚礼事業
当第1四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症再拡大によるまん延防止等重点措置の中、婚礼施行件数が1,762件(前年同四半期比83.7%増)と売上高については徐々に回復の兆しが見えておりますが、1組当たり平均ゲスト数の回復の遅れから収益率が低下し損失となりました。
この結果、当セグメントの売上高は5,542百万円(前年同四半期比101.5%増)、セグメント損失は304百万円(前年同四半期はセグメント損失1,799百万円)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は104百万円増加し、セグメント損失は100百万円減少しております。
② ホテル事業
当第1四半期連結累計期間においては、継続する海外からの渡航制限の影響により宿泊・レストラン利用客や法人宴会需要が停滞しておりますが、ホテル婚礼施行件数は286件(前年同四半期比43.7%増)と緩やかに回復しており、売上高は微増し、利益面につきましては当セグメントの柱である宿泊稼働率が総じて低調で推移したことにより損失となりました。
この結果、当セグメントの売上高は2,472百万円(前年同四半期比43.7%増)、セグメント損失は1,077百万円(前年同四半期はセグメント損失1,492百万円)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は30百万円増加し、セグメント損失は29百万円減少しております。
③ W&R事業
当第1四半期連結累計期間においては、複合温浴施設「美楽温泉SPA-HERBS」において、来館数、売上高、セグメント利益ともに前年同四半期を上回り牽引しましたが、英国式リフレクソロジーサロン「クイーンズウェイ」については、集客に苦戦したことから当セグメント売上高は微増となり、利益面では回復基調にありますが損失となりました。
この結果、当セグメントの売上高は685百万円(前年同四半期比2.8%増)、セグメント損失は107百万円(前年同四半期はセグメント損失119百万円)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は7百万円減少し、セグメント損失は1百万円増加しております。
資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。 当第1四半期連結会計期間末における資産総額は、前連結会計年度末に比べ3,889百万円減少して、87,012百万円となりました。これは主に、投資有価証券及び有価証券を売却したことによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における負債総額は、前連結会計年度末に比べ2,672百万円減少して、67,587百万円となりました。これは主に、社債の発行により1,025百万円増加しましたが長期借入金が2,899百万円及び流動負債のその他が2,420百万円それぞれ減少したことによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における純資産総額は、前連結会計年度末に比べ1,216百万円減少して、19,424百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等により利益剰余金が1,575百万円減少したことによるものであります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。
(4) 主要な設備
該当事項はありません。