訂正有価証券報告書-第15期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2016/06/08 13:03
【資料】
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【項目】
111項目

研究開発活動

当社グループは、「Fun(楽しく)・Useful(便利)・Easy(簡単)を実現するための技術を提供する」の方針のもと、音声認識事業分野を中心に研究開発を進めております。
当連結会計年度においては、アジア言語を中心とした多言語音声認識モデル及び対話システムの開発及び既存の音声認識モデル改善による基本性能向上、新しいバックエンドサーバシステム及びクライアントミドルウエアの研究開発等を実施いたしました。
研究開発費用総額は167,070千円であります。
(1)ライセンス事業
ライセンス事業における研究開発費用は165,007千円であります。
音声認識・UIソリューション事業分野の研究開発内容
①多言語サーバ型対話エンジンの開発
多言語対応の対話システムを構築するための共通プラットフォームを開発すると共に、このプラットフォームを用いたタイ語の対話システムの開発を実施しました。
②多言語音声認識モデルの開発及び性能向上
ニューラルネットワーク方式の音声認識エンジン向けの日本語、中国語、英語の言語モデル及び音響モデルの継続開発を行い性能の向上に努めました。また、新規にタイ語の言語モデルと音響モデルの開発も実施しました。
③音声認識バックエンドシステム及びクライアントミドルウエアの各種機能開発
接続のビジー状態を回避するための機能開発や、自然な対話を実現するためのバージイン機能開発、また常時待ち受け対応のクライアントミドルウエア開発等を行い、音声認識システムの付加価値向上のための研究開発を実施しました。
音声認識・UIソリューション事業分野の研究開発体制
音声認識・UIソリューション事業分野の研究開発活動は、当社の技術開発部及び株式会社ATR-Trekにて実施しております。
当社では、③音声認識バックエンドシステム及びクライアントミドルウエアの各種機能開発を実施しており
ます。
株式会社ATR-Trekでは、①多言語サーバ型対話エンジンの開発、②多言語音声認識モデルの開発
及び性能向上を実施しており、これらの活動の組織体制は、
①多言語サーバ型対話エンジンの開発は、言語処理開発部
②多言語音声認識モデルの開発及び性能向上は、音声処理開発部及び言語処理開発部で行っております。
(2)その他事業
その他事業における研究開発費用は、株式会社スーパーワンが実施した教育分野向け研究開発が2,062千円であります。