四半期報告書-第44期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益や雇用情勢は堅調に推移し、個人消費や設備投資に持ち直しの動きが見られるなど緩やかな回復傾向となりました。しかしながら、米国の政策動向や東アジア地域の情勢不安などによる世界経済の不確実性の影響もあり、依然として先行き不透明な状況となっております。
この様な経済環境のもと、当社グループが属するセールスプロモーション市場におきましては、消費マインドを刺激するために、各企業がセールスプロモーションに積極的な姿勢を維持していることから、市場は堅調に推移しており、特に当社グループも関連するインターネット広告市場は、スマートフォン市場の成長や動画広告、新しいテクノロジーを活用した広告配信の浸透等を背景に引き続き高い成長を遂げております。
この様な環境の中、当社グループでは、当社の強みであるセールスプロモーショングッズの企画・供給に加え、WEB、コンテンツ企画、システム開発、サプライチェーンマネジメント、コンサルティングなどの機能を備えることで、リアル(店頭)とデジタルの融合化によるワンストップサービスの強化を推進してまいりました。具体的には消費者と店頭商品をつなげるSNSの機能を組み込んだ当社グループ独自の新サービスを開発したことにより、消費者のキャンペーン参加率向上に寄与できたことから多くの受注を獲得できております。加えて当社独自の分析手法を使って新たなターゲットを発見するといったプロモーションへの取り組みも開始いたしました。また、更なるデジタル面での機能強化策として、当第3四半期連結会計期間において、FacebookやTwitterなどのSNSを活用した顧客企業のマーケティング支援を主力事業とするアライドアーキテクツ株式会社と協業関係の強化に向けた取り組みを開始しており、リアルとデジタルを融合する新たな販売促進支援サービスを確立していく予定であります。
次に、業界別の販売状況といたしましては、ファッション・アクセサリー業界及び化粧品・トイレタリー業界において売上を大きく伸ばすことができました。主要顧客でのグッズ需要を着実に取り込めたことに加え、人気キャラクターとのタイアップ企画による店頭施策に対して、WEBテクノロジーを融合したことで販売領域の拡大に成功いたしました。一方、流通・小売業界においては、当第3四半期連結累計期間では顧客との良好な関係により順調に販売を伸ばすことができたものの、前年同期における大型のタイアップ企画による特需を補うに至らず減少いたしました。その他製薬業界では新規領域での拡充を図っているものの、業界全体でのプロモーショングッズの取扱減少による影響を補完するに至らず、売上高は減少いたしました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における連結業績は、ファッション・アクセサリー業界向け及び化粧品・トイレタリー業界向けを中心に売上を伸ばすことができましたが、流通・小売業界向け及び製薬業界向けを始めとしたその他の売上の減少を補えず、売上高は8,121百万円(前年同期比1.3%減)と減収となりました。一方、販売費及び一般管理費においては、予算執行の厳格化を継続的に実施し、経費削減に努めたものの、人材強化による人件費の増加により、1,821百万円(同0.4%増)と微増となりました。その結果、営業利益は435百万円(同4.8%減)、経常利益は453百万円(同4.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は315百万円(同6.6%減)となりました。
なお、当社グループは、顧客の営業上の課題に基づいたセールスプロモーションの企画及び提案を行う単一の事業分野において営業活動を行っておりますので、セグメント情報の記載は行っておりません。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は5,303百万円(前連結会計年度末6,455百万円)となり、1,151百万円減少しました。主な要因は、自己株式の取得等により現金及び預金が690百万円、受取手形及び売掛金が302百万円減少したためであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は1,241百万円(同1,010百万円)となり、231百万円増加しました。主な要因は、満期保有目的債券の購入及び時価の増加等により投資有価証券が223百万円増加したためであります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は1,386百万円(同2,125百万円)となり、738百万円減少しました。主な要因は、支払手形及び買掛金が502百万円、未払法人税等が104百万円、賞与引当金が75百万円減少したためであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は347百万円(同311百万円)となり、35百万円増加しました。主な要因は、繰延税金負債が37百万円増加したためであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は4,811百万円(同5,029百万円)となり、218百万円減少しました。主な要因は、利益剰余金が、親会社株主に帰属する四半期純利益の獲得が剰余金の配当を上回ったことにより139百万円増加しましたが、自己株式の取得464百万円により株主資本が317百万円減少したためであります。
(3) 生産、仕入及び販売の実績
当社グループは、顧客の営業上の課題に基づいたセールスプロモーションの企画及び提案を行う単一の事業分野において営業活動を行っており、単一セグメントであるため、セグメント別の情報は記載はしておりません。
① 生産実績
当社グループの販売するセールスプロモーショングッズは広範囲かつ多種多様であり、同様の製品であっても仕様が一様ではなく、また、ポケットティッシュ以外の受注商品の製作につきましては全て外注先に委託しております。なお、当社グループで販売するポケットティッシュについて、その多くを当社の連結子会社である㈱岐阜クリエートにおいて生産しております。当第3四半期連結累計期間における、当社グループで生産しているポケットティッシュの生産実績を示すと、次のとおりであります。
(注) 千個未満は切り捨てております。
② 仕入実績
当社グループでは価格競争力を強化するため、一部の商品について中国より直接購買を行っております。当第3四半期連結累計期間における、当社グループにおける国内での仕入実績及び中国からの仕入実績を示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 販売実績
当第3四半期連結累計期間における、当社分類による顧客所属業種別に販売状況を示すと、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(4) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変動はありません。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益や雇用情勢は堅調に推移し、個人消費や設備投資に持ち直しの動きが見られるなど緩やかな回復傾向となりました。しかしながら、米国の政策動向や東アジア地域の情勢不安などによる世界経済の不確実性の影響もあり、依然として先行き不透明な状況となっております。
この様な経済環境のもと、当社グループが属するセールスプロモーション市場におきましては、消費マインドを刺激するために、各企業がセールスプロモーションに積極的な姿勢を維持していることから、市場は堅調に推移しており、特に当社グループも関連するインターネット広告市場は、スマートフォン市場の成長や動画広告、新しいテクノロジーを活用した広告配信の浸透等を背景に引き続き高い成長を遂げております。
この様な環境の中、当社グループでは、当社の強みであるセールスプロモーショングッズの企画・供給に加え、WEB、コンテンツ企画、システム開発、サプライチェーンマネジメント、コンサルティングなどの機能を備えることで、リアル(店頭)とデジタルの融合化によるワンストップサービスの強化を推進してまいりました。具体的には消費者と店頭商品をつなげるSNSの機能を組み込んだ当社グループ独自の新サービスを開発したことにより、消費者のキャンペーン参加率向上に寄与できたことから多くの受注を獲得できております。加えて当社独自の分析手法を使って新たなターゲットを発見するといったプロモーションへの取り組みも開始いたしました。また、更なるデジタル面での機能強化策として、当第3四半期連結会計期間において、FacebookやTwitterなどのSNSを活用した顧客企業のマーケティング支援を主力事業とするアライドアーキテクツ株式会社と協業関係の強化に向けた取り組みを開始しており、リアルとデジタルを融合する新たな販売促進支援サービスを確立していく予定であります。
次に、業界別の販売状況といたしましては、ファッション・アクセサリー業界及び化粧品・トイレタリー業界において売上を大きく伸ばすことができました。主要顧客でのグッズ需要を着実に取り込めたことに加え、人気キャラクターとのタイアップ企画による店頭施策に対して、WEBテクノロジーを融合したことで販売領域の拡大に成功いたしました。一方、流通・小売業界においては、当第3四半期連結累計期間では顧客との良好な関係により順調に販売を伸ばすことができたものの、前年同期における大型のタイアップ企画による特需を補うに至らず減少いたしました。その他製薬業界では新規領域での拡充を図っているものの、業界全体でのプロモーショングッズの取扱減少による影響を補完するに至らず、売上高は減少いたしました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における連結業績は、ファッション・アクセサリー業界向け及び化粧品・トイレタリー業界向けを中心に売上を伸ばすことができましたが、流通・小売業界向け及び製薬業界向けを始めとしたその他の売上の減少を補えず、売上高は8,121百万円(前年同期比1.3%減)と減収となりました。一方、販売費及び一般管理費においては、予算執行の厳格化を継続的に実施し、経費削減に努めたものの、人材強化による人件費の増加により、1,821百万円(同0.4%増)と微増となりました。その結果、営業利益は435百万円(同4.8%減)、経常利益は453百万円(同4.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は315百万円(同6.6%減)となりました。
なお、当社グループは、顧客の営業上の課題に基づいたセールスプロモーションの企画及び提案を行う単一の事業分野において営業活動を行っておりますので、セグメント情報の記載は行っておりません。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は5,303百万円(前連結会計年度末6,455百万円)となり、1,151百万円減少しました。主な要因は、自己株式の取得等により現金及び預金が690百万円、受取手形及び売掛金が302百万円減少したためであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は1,241百万円(同1,010百万円)となり、231百万円増加しました。主な要因は、満期保有目的債券の購入及び時価の増加等により投資有価証券が223百万円増加したためであります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は1,386百万円(同2,125百万円)となり、738百万円減少しました。主な要因は、支払手形及び買掛金が502百万円、未払法人税等が104百万円、賞与引当金が75百万円減少したためであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は347百万円(同311百万円)となり、35百万円増加しました。主な要因は、繰延税金負債が37百万円増加したためであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は4,811百万円(同5,029百万円)となり、218百万円減少しました。主な要因は、利益剰余金が、親会社株主に帰属する四半期純利益の獲得が剰余金の配当を上回ったことにより139百万円増加しましたが、自己株式の取得464百万円により株主資本が317百万円減少したためであります。
(3) 生産、仕入及び販売の実績
当社グループは、顧客の営業上の課題に基づいたセールスプロモーションの企画及び提案を行う単一の事業分野において営業活動を行っており、単一セグメントであるため、セグメント別の情報は記載はしておりません。
① 生産実績
当社グループの販売するセールスプロモーショングッズは広範囲かつ多種多様であり、同様の製品であっても仕様が一様ではなく、また、ポケットティッシュ以外の受注商品の製作につきましては全て外注先に委託しております。なお、当社グループで販売するポケットティッシュについて、その多くを当社の連結子会社である㈱岐阜クリエートにおいて生産しております。当第3四半期連結累計期間における、当社グループで生産しているポケットティッシュの生産実績を示すと、次のとおりであります。
品目 | 生産高(千個) | 前年同四半期比(%) |
ポケットティッシュ | 107,722 | 98.7 |
合計 | 107,722 | 98.7 |
(注) 千個未満は切り捨てております。
② 仕入実績
当社グループでは価格競争力を強化するため、一部の商品について中国より直接購買を行っております。当第3四半期連結累計期間における、当社グループにおける国内での仕入実績及び中国からの仕入実績を示すと、次のとおりであります。
地域 | 仕入高(千円) | 前年同四半期比(%) |
国内仕入 | 5,304,755 | 98.0 |
海外(中国)仕入 | 448,076 | 94.0 |
合計 | 5,752,831 | 97.7 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 販売実績
当第3四半期連結累計期間における、当社分類による顧客所属業種別に販売状況を示すと、次のとおりであります。
分野 | 販売高(千円) | 前年同四半期比(%) |
自動車・関連品 | 1,396,097 | 98.9 |
ファッション・アクセサリー | 962,115 | 136.7 |
薬品・医療用品 | 837,231 | 88.4 |
流通・小売業 | 780,894 | 77.9 |
情報・通信 | 680,501 | 106.5 |
化粧品・トイレタリー | 608,578 | 123.9 |
金融・保険 | 547,827 | 96.3 |
飲料・嗜好品 | 516,997 | 122.8 |
外食・各種サービス | 328,860 | 88.6 |
不動産・住宅設備 | 327,285 | 90.2 |
食品 | 234,932 | 92.0 |
その他 | 899,989 | 85.6 |
合計 | 8,121,312 | 98.7 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(4) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変動はありません。