有価証券報告書-第14期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/30 16:01
【資料】
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【項目】
138項目

対処すべき課題


当社グループは、「Bright Value Creator ~人と先端科学の未来に向かう、輝ける価値の創造」という企業理念の下、独自開発の人工知能KIBITをはじめとする最先端技術の活用に加え、訴訟支援や不正調査で培ったノウハウを駆使し、情報社会 におけるさまざまな課題を解決することで、より良い未来の実現に貢献していくことを目指します。
(1) AI事業の体制強化
今後新たなステージへと進むためには、現在取り組んでいるAI事業3分野(ヘルスケア、デジタルコミュニケーション、ビジネスインテリジェンス)を急速に収益化する必要があります。平成29年1月に各分野に事業戦略推進の責任者が着任し、各分野の体制整備は大きく進展しています。今後は、営業力や開発力の強化に向けて、各分野の専門知識を持つ人材の獲得を進めてまいります。
(2) 米国子会社の体制強化とクロスボーダー営業の体制構築
平成28年7月に米国子会社3社を統合し、内部体制の強化に向けた組織改革を進めました。引き続き、グローバルでリーガル事業の業務効率化、サービスパフォーマンスの強化のため、組織の最適化を進めてまいります。また、現状も米国子会社と本社の協働によりアジアの大型案件を獲得するクロスボーダー営業は局所的に成功しておりますが、こうした活動を強力に面展開していくために、各国の状況、顧客ニーズを的確に察知し、迅速な意思決定を行える体制を構築して参ります。
(3) 管理体制強化への課題
日米で上場している企業として求められる内部統制の更なる強化と経営の効率化、会社資源の有効的活用等、企業の業績面での拡大成長に直接寄与できる体制の構築と強化を進めてまいります。