有価証券報告書-第13期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/30 16:00
【資料】
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【項目】
130項目

対処すべき課題

これまで当社グループは、拡大成長に向けた取り組みを着実に進めてまいりました。ディスカバリ(証拠開示)の主要マーケットである米国にて2社を買収したことにより、米国からアジア企業の大型案件に対して戦略的アプローチをすることが可能になりました。今後は、拡大成長を実現していく必要があります。これまで培った経験から、新しいコンセプトである行動情報科学を提唱し、その中で開発した人工知能「KIBIT」等の技術を駆使して、訴訟支援や不正調査支援といった既存事業から、ビッグデータに対する情報解析事業等の新たな分野への展開も進めてまいります。また、経営管理体制の見直し、強化も継続的に図ってまいります。
(1) 拡大成長のための情報解析事業体制強化
今後新たなステージへと進むためには、現在取り組んでいるヘルスケア、デジタルマーケティング、ビジネスインテリジェンス分野においての情報解析事業を急速に収益化する必要があります。そのための体制強化として、企業理念の実現に貢献できる人材の獲得を進めてまいります。
(2) 米国子会社3社統合
eディスカバリ・リーガル業務の効率化、サービスパフォーマンスの強化のため、米国子会社3社における業務の統合および、組織の統合における最適化を進めてまいります。
(3) 管理体制強化への課題
日米で上場している企業が求められる内部統制の更なる強化と経営の効率化、会社資源の有効的活用等、企業の業績面での拡大成長に直接寄与できる体制の構築と強化を進めてまいります。