有価証券報告書-第25期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。
①経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、個人消費の持ち直し、設備投資の増加等により、緩やかな回復基調が続きました。
電子書籍の市場環境は、電子コミックの売上が紙コミックの売上を上回る等、堅調に市場規模が拡大していますが、市場参入企業も多く、厳しい競争が続いています。この結果、コンテンツ需要の増加による、出版社等のコンテンツホルダーからの仕入コストが上昇しています。また、集客を強化するための、広告宣伝や販促コストも拡大傾向となっています。
このような環境の中で、当社グループは、顧客第一主義のもと、サービスの向上と他社との差別化を図るとともに、広告宣伝と販売促進施策を積極的に行うことによって、事業拡大に努めています。また、海外市場の開拓及び次世代コンテンツの開発にも積極的に取り組んでいます。
広告宣伝費は、継続的な効果検証により、前連結会計年度に比べて費用が減少し、売上高比率が改善しています。
販売促進施策は、新たなサービスポイント施策を導入する等の施策を実施しています。
広告宣伝及び販売促進施策の結果、会員数及びユーザーの購入金額が増加し、前連結会計年度に比べて増収、増益となっています。
海外市場の開拓は、台湾、米国市場での売上規模が拡大しています。
次世代コンテンツの開発は、制作体制の強化が進み、コンテンツ数が増加しています。
この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は19,162百万円(前年同期比18.3%増)、営業利益は1,970百万円(前年同期比54.2%増)、経常利益は1,993百万円(前年同期比59.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,348百万円(前年同期比58.0%増)となりました。
当社グループの事業は電子書籍事業のみであり、重要な事業拠点も当社のみとなっているため、報告セグメントはありません。
以下、当連結会計年度における主な活動状況を報告します。
(集客施策)
TVCM、インターネット広告等の広告施策を積極的に実施するとともに、広告効率の向上に努めました。TVCMは、第4作目として「Renta!姉の切り札編」をリリースしました。当CMは、CM総合研究所主催の「BRAND OF THE YEAR 2018」において、前作に引き続いて、「消費者を動かしたCM展開」を受賞しました。
また、当社独自のキャンペーン施策等を継続的に実施しました。講談社、白泉社、秋田書店、小学館、集英社、KADOKAWAなどの大手出版社と協力しての特別キャンペーンや、「タテコミ2周年記念!総額1000万ポイント還元キャンペーン」、「パピレス23周年Renta!大感謝祭」、「Renta!会員数500万人突破記念 最大50%還元キャンペーン」などを実施しています。
さらに、使えば使うほどお得になる「Renta!会員特典」を開始しています。
(サイト改良施策)
「Renta!」、「犬耳書店」のSNSのID認証によるログイン機能の追加、「Renta!」の決済サービスの追加を行いました。
また、「犬耳書店」のGoogle Home対応を実施し、読み上げサービスの提供を開始しました。
さらに、検索機能向上のためのAI実用化に着手しています。
(コンテンツ施策)
「Renta!」を中心に、タテ読みフルカラーコミック「タテコミ」の拡充を進めました。「タテコミ」の普及を目的として、comicoと「タテコミ」の相互販売の開始や、1コマタテコミ漫画「1コマの国のアリス」の制作を行いました。「1コマの国のアリス」は、「世界一長い1コマ漫画」としてギネス世界記録TMに認定されました。
また、オリジナル電子コミックレーベル「Renta!コミックス」の開始や、賞金総額100万円「Renta!コミック大賞」の5ヶ月連続開催を行っています。
さらに、KADOKAWAコンテンツの掲載の大幅拡充や、集英社コンテンツの掲載開始を行っています。
(次世代コンテンツ開発施策)
小説の文章を短く区切り、画像を追加した「絵ノベル」(特許取得済)及びコミックを動的演出で見せる「コミックシアター」の制作体制の強化を進めました。同時に、「絵ノベル」、「コミックシアター」のフルカラー化、フルボイス化などの改良を進めています。
また、「タテコミ」にアニメーション効果を付加した新サービス「タテコミMove!」を開始しました。
(海外展開施策)
翻訳体制を強化し、「英語版Renta!」、「中国語繁体字版Renta!」の掲載コンテンツの拡充を進めました。
また、2018年4月に、中華人民共和国で電子書籍事業を行うことを目的として、香港に子会社1社を設立しました。
(その他)
海賊版サイトをはじめとしたさまざまな電子書籍事業に関する問題に対応するため、読者への正規版購入と著者への収益還流を推進することを目的とし、電子書店5社(株式会社アムタス、株式会社イーブックイニシアティブジャパン、エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社、株式会社パピレス、株式会社ビーグリー)が発起人となり、「日本電子書店連合」を発足しました。
②財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は11,044百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,800百万円増加しました。これは主に、現金及び預金が2,374百万円、売掛金が510百万円増加したことによるものです。
固定資産は744百万円となり、前連結会計年度末に比べ123百万円増加しました。これは主に、繰延税金資産が101百万円増加したことによるものです。
この結果、総資産は11,789百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,923百万円増加しました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は5,111百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,662百万円増加しました。これは主に、買掛金が664百万円増加、未払金が280百万円増加、未払法人税等が359百万円増加したことによるものです。
固定負債はありません(前連結会計年度末は0百万円)。
この結果、負債合計は5,111百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,662百万円増加しました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は6,677百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,261百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益1,348百万円の獲得によるものです。
この結果、自己資本比率は56.2%(前連結会計年度末は60.4%)となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っています。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、法人税等の支払等の要因により一部相殺されたものの、税金等調整前当期純利益1,993百万円(前年同期比59.1%増)を獲得したこと等により、前連結会計年度末に比べ2,361百万円増加し、当連結会計年度末には7,792百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は2,349百万円(前年同期比245.5%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,993百万円、売上債権の増加額510百万円、仕入債務の増加額664百万円、法人税等の支払額413百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は38百万円(前年同期は89百万円の獲得)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出337百万円、定期預金の払戻による収入332百万円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は39百万円(前年同期は246百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額98百万円、預け金の減少額167百万円等によるものです。
④生産、受注及び販売の実績
a.仕入実績
当社グループでは、実際に利用された電子書籍の利用価格及び販売数に応じて、出版社又は著者等に対し、一定割合の著作権料の支払いが発生します。当該著作権料が仕入に当たります。
当連結会計年度における仕入実績は、次のとおりです。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれていません。
b.販売実績
当連結会計年度の電子書籍事業の形態別販売実績は、次のとおりです。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれていません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されています。
会計方針は、当社グループの財政状態及び経営成績を正しく示すことができると判断したものを選択及び適用しています。
会計上の見積りを行うに際して使用した重要な仮定は、時価による測定を含め、合理的であると判断しています。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、売上高は19,162百万円(前年同期比18.3%増)、売上原価は8,435百万円(前年同期比20.3%増)、売上総利益は10,726百万円(前年同期比16.7%増)、販売費及び一般管理費は8,756百万円(前年同期比10.7%増)、営業利益は1,970百万円(前年同期比54.2%増)、営業外収益は26百万円(前年同期比62.0%増)、営業外費用は4百万円(前年同期比90.2%減)、経常利益は1,993百万円(前年同期比59.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,348百万円(前年同期比58.0%増)となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、売上高と売上原価及び広告費並びに販売促進費があります。
売上高は、継続的に実施している広告施策、販売促進施策、サービス改良施策等により、会員数、ユーザー購入金額が増加し、前連結会計年度に比べて増収となっています。
売上原価は、著作権利用料率の上昇や、「タテコミ」の制作及び海外向けコンテンツの翻訳費用が増加したことにより、前連結会計年度に比べて売上比率が増加しています。
広告費は、認知度の向上とユーザー層の拡大を図るため、一般層に向けてTVCM等のマス広告を積極的に実施していますが、継続的な効果検証によって効率性が向上したことにより、前連結会計年度に比べて発生金額が減少し、売上比率が低下しています。
販売促進費は、新規サービスポイント施策の導入やキャンペーン施策を強化したことにより、前連結会計年度に比べて発生金額、売上比率が増加しています。
当社グループの当連結会計年度末における財政状態は、流動資産は11,044百万円(前連結会計年度末比34.0%増)、固定資産は744百万円(前連結会計年度末比19.8%増)、資産合計は11,789百万円(前連結会計年度末比33.0%増)、流動負債は5,111百万円(前連結会計年度末比48.2%増)、固定負債はなし(前連結会計年度末は0百万円)、負債合計は5,111百万円(前連結会計年度末比48.2%増)、純資産合計は6,677百万円(前連結会計年度末比23.3%増)、自己資本比率は56.2%(前連結会計年度末は60.4%)となりました。
当社グループの資本の財源は、ほぼ利益剰余金となっています。
資金の流動性については、当社グループは、重要な設備等を必要としていないため、総資産の構成は、大部分が流動資産であり、また、流動資産の大部分が現金及び預金となっています。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、国内及び海外での電子書籍販売売上高を達成状況を判断するための指標としています。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。
①経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、個人消費の持ち直し、設備投資の増加等により、緩やかな回復基調が続きました。
電子書籍の市場環境は、電子コミックの売上が紙コミックの売上を上回る等、堅調に市場規模が拡大していますが、市場参入企業も多く、厳しい競争が続いています。この結果、コンテンツ需要の増加による、出版社等のコンテンツホルダーからの仕入コストが上昇しています。また、集客を強化するための、広告宣伝や販促コストも拡大傾向となっています。
このような環境の中で、当社グループは、顧客第一主義のもと、サービスの向上と他社との差別化を図るとともに、広告宣伝と販売促進施策を積極的に行うことによって、事業拡大に努めています。また、海外市場の開拓及び次世代コンテンツの開発にも積極的に取り組んでいます。
広告宣伝費は、継続的な効果検証により、前連結会計年度に比べて費用が減少し、売上高比率が改善しています。
販売促進施策は、新たなサービスポイント施策を導入する等の施策を実施しています。
広告宣伝及び販売促進施策の結果、会員数及びユーザーの購入金額が増加し、前連結会計年度に比べて増収、増益となっています。
海外市場の開拓は、台湾、米国市場での売上規模が拡大しています。
次世代コンテンツの開発は、制作体制の強化が進み、コンテンツ数が増加しています。
この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は19,162百万円(前年同期比18.3%増)、営業利益は1,970百万円(前年同期比54.2%増)、経常利益は1,993百万円(前年同期比59.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,348百万円(前年同期比58.0%増)となりました。
当社グループの事業は電子書籍事業のみであり、重要な事業拠点も当社のみとなっているため、報告セグメントはありません。
以下、当連結会計年度における主な活動状況を報告します。
(集客施策)
TVCM、インターネット広告等の広告施策を積極的に実施するとともに、広告効率の向上に努めました。TVCMは、第4作目として「Renta!姉の切り札編」をリリースしました。当CMは、CM総合研究所主催の「BRAND OF THE YEAR 2018」において、前作に引き続いて、「消費者を動かしたCM展開」を受賞しました。
また、当社独自のキャンペーン施策等を継続的に実施しました。講談社、白泉社、秋田書店、小学館、集英社、KADOKAWAなどの大手出版社と協力しての特別キャンペーンや、「タテコミ2周年記念!総額1000万ポイント還元キャンペーン」、「パピレス23周年Renta!大感謝祭」、「Renta!会員数500万人突破記念 最大50%還元キャンペーン」などを実施しています。
さらに、使えば使うほどお得になる「Renta!会員特典」を開始しています。
(サイト改良施策)
「Renta!」、「犬耳書店」のSNSのID認証によるログイン機能の追加、「Renta!」の決済サービスの追加を行いました。
また、「犬耳書店」のGoogle Home対応を実施し、読み上げサービスの提供を開始しました。
さらに、検索機能向上のためのAI実用化に着手しています。
(コンテンツ施策)
「Renta!」を中心に、タテ読みフルカラーコミック「タテコミ」の拡充を進めました。「タテコミ」の普及を目的として、comicoと「タテコミ」の相互販売の開始や、1コマタテコミ漫画「1コマの国のアリス」の制作を行いました。「1コマの国のアリス」は、「世界一長い1コマ漫画」としてギネス世界記録TMに認定されました。
また、オリジナル電子コミックレーベル「Renta!コミックス」の開始や、賞金総額100万円「Renta!コミック大賞」の5ヶ月連続開催を行っています。
さらに、KADOKAWAコンテンツの掲載の大幅拡充や、集英社コンテンツの掲載開始を行っています。
(次世代コンテンツ開発施策)
小説の文章を短く区切り、画像を追加した「絵ノベル」(特許取得済)及びコミックを動的演出で見せる「コミックシアター」の制作体制の強化を進めました。同時に、「絵ノベル」、「コミックシアター」のフルカラー化、フルボイス化などの改良を進めています。
また、「タテコミ」にアニメーション効果を付加した新サービス「タテコミMove!」を開始しました。
(海外展開施策)
翻訳体制を強化し、「英語版Renta!」、「中国語繁体字版Renta!」の掲載コンテンツの拡充を進めました。
また、2018年4月に、中華人民共和国で電子書籍事業を行うことを目的として、香港に子会社1社を設立しました。
(その他)
海賊版サイトをはじめとしたさまざまな電子書籍事業に関する問題に対応するため、読者への正規版購入と著者への収益還流を推進することを目的とし、電子書店5社(株式会社アムタス、株式会社イーブックイニシアティブジャパン、エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社、株式会社パピレス、株式会社ビーグリー)が発起人となり、「日本電子書店連合」を発足しました。
②財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は11,044百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,800百万円増加しました。これは主に、現金及び預金が2,374百万円、売掛金が510百万円増加したことによるものです。
固定資産は744百万円となり、前連結会計年度末に比べ123百万円増加しました。これは主に、繰延税金資産が101百万円増加したことによるものです。
この結果、総資産は11,789百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,923百万円増加しました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は5,111百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,662百万円増加しました。これは主に、買掛金が664百万円増加、未払金が280百万円増加、未払法人税等が359百万円増加したことによるものです。
固定負債はありません(前連結会計年度末は0百万円)。
この結果、負債合計は5,111百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,662百万円増加しました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は6,677百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,261百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益1,348百万円の獲得によるものです。
この結果、自己資本比率は56.2%(前連結会計年度末は60.4%)となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っています。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、法人税等の支払等の要因により一部相殺されたものの、税金等調整前当期純利益1,993百万円(前年同期比59.1%増)を獲得したこと等により、前連結会計年度末に比べ2,361百万円増加し、当連結会計年度末には7,792百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は2,349百万円(前年同期比245.5%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,993百万円、売上債権の増加額510百万円、仕入債務の増加額664百万円、法人税等の支払額413百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は38百万円(前年同期は89百万円の獲得)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出337百万円、定期預金の払戻による収入332百万円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は39百万円(前年同期は246百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額98百万円、預け金の減少額167百万円等によるものです。
④生産、受注及び販売の実績
a.仕入実績
当社グループでは、実際に利用された電子書籍の利用価格及び販売数に応じて、出版社又は著者等に対し、一定割合の著作権料の支払いが発生します。当該著作権料が仕入に当たります。
当連結会計年度における仕入実績は、次のとおりです。
| 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| 著作権料(百万円) | 7,596 | 120.3 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれていません。
b.販売実績
当連結会計年度の電子書籍事業の形態別販売実績は、次のとおりです。
| 当連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 前年同期比(%) | |
| ① 電子書籍販売(百万円) | 19,073 | 118.2 |
| ② その他(百万円) | 88 | 147.9 |
| 合計(百万円) | 19,162 | 118.3 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれていません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されています。
会計方針は、当社グループの財政状態及び経営成績を正しく示すことができると判断したものを選択及び適用しています。
会計上の見積りを行うに際して使用した重要な仮定は、時価による測定を含め、合理的であると判断しています。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、売上高は19,162百万円(前年同期比18.3%増)、売上原価は8,435百万円(前年同期比20.3%増)、売上総利益は10,726百万円(前年同期比16.7%増)、販売費及び一般管理費は8,756百万円(前年同期比10.7%増)、営業利益は1,970百万円(前年同期比54.2%増)、営業外収益は26百万円(前年同期比62.0%増)、営業外費用は4百万円(前年同期比90.2%減)、経常利益は1,993百万円(前年同期比59.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,348百万円(前年同期比58.0%増)となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、売上高と売上原価及び広告費並びに販売促進費があります。
売上高は、継続的に実施している広告施策、販売促進施策、サービス改良施策等により、会員数、ユーザー購入金額が増加し、前連結会計年度に比べて増収となっています。
売上原価は、著作権利用料率の上昇や、「タテコミ」の制作及び海外向けコンテンツの翻訳費用が増加したことにより、前連結会計年度に比べて売上比率が増加しています。
広告費は、認知度の向上とユーザー層の拡大を図るため、一般層に向けてTVCM等のマス広告を積極的に実施していますが、継続的な効果検証によって効率性が向上したことにより、前連結会計年度に比べて発生金額が減少し、売上比率が低下しています。
販売促進費は、新規サービスポイント施策の導入やキャンペーン施策を強化したことにより、前連結会計年度に比べて発生金額、売上比率が増加しています。
当社グループの当連結会計年度末における財政状態は、流動資産は11,044百万円(前連結会計年度末比34.0%増)、固定資産は744百万円(前連結会計年度末比19.8%増)、資産合計は11,789百万円(前連結会計年度末比33.0%増)、流動負債は5,111百万円(前連結会計年度末比48.2%増)、固定負債はなし(前連結会計年度末は0百万円)、負債合計は5,111百万円(前連結会計年度末比48.2%増)、純資産合計は6,677百万円(前連結会計年度末比23.3%増)、自己資本比率は56.2%(前連結会計年度末は60.4%)となりました。
当社グループの資本の財源は、ほぼ利益剰余金となっています。
資金の流動性については、当社グループは、重要な設備等を必要としていないため、総資産の構成は、大部分が流動資産であり、また、流動資産の大部分が現金及び預金となっています。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、国内及び海外での電子書籍販売売上高を達成状況を判断するための指標としています。