半期報告書-第40期(2025/09/01-2026/08/31)
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。また、当社グループの事業は雑貨事業並びにこれらの付帯事業の単一事業であり、その事業が単一セグメントであるため、以下の事項はセグメント別に区別しておりません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 業績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用、所得環境の改善やインバウンド需要の増加等により緩やかな回復が続く一方、不安定な国際情勢や円安の進行、継続的な物価上昇に加え、金融資本市場の変動の影響など先行きに対する不透明感が継続いたしました。
このような環境のもと、当社グループは、2025年10月15日に公表いたしました5か年の「第5次中期経営計画(2026年8月期~2030年8月期)」の達成に向けて、初年である当期においては、「eコマース事業/エンタメ(IP)事業の拡大」「エコプロダクツ/気候変動対策・防災製品/トラベル関連製品/ペットウェア・関連製品の強化」「セールスプロモーションにおけるトレンド需要の獲得」「自社工場の強化」の4つの重点戦略を推進し、初年度の計画達成に向けて、社会環境や消費動向の変化を逃すことなく適時適切に捉え、新製品の投入や顧客企業の開拓、関係強化に努めました。
■eコマース事業
第5次中期経営計画においても、4つの成長戦略のひとつとして、ECサイトのオープン化※により、自社製品だけでなく他社製品も取り扱う、ECプラットフォームの構築に向けたeコマース事業の進化を掲げております。当期においてはeコマース事業の拡大を重点戦略とし、BtoBの主力サイトである「MARKLESS STYLE」のオープン化に向けた準備に取り組みました。また、新たな5つの専門サイトの当期末までの立ち上げに向けて、企画・開発などの準備に努めました。当中間連結会計期間の売上につきましては、「MARKLESS Connect」において、マーケティング支援強化など、顧客企業のECサイトでの当社グループの取扱製品の売上拡大に向けた取り組みの強化に加え、「MARKLESS STYLE」を経由した取引への移行に注力した結果、引き続き好調に推移し前年同期に比べ伸長いたしました。また、DtoC※※の主力サイトである「販促STYLE」、エンタメ・推し活マーケットに対応した物販・OEM向けの専門サイト「オリジナルグッズプレス」や企業・ショップ向けに特化した物販品や記念品などを製作する「オリジナルグッズドットコム」においては、特集ページやコラム等のコンテンツの充実や検索キーワードの拡充を図り、Web広告の出稿による新規会員の獲得に努めました。その結果、特に「オリジナルグッズプレス」「オリジナルグッズドットコム」の売上は前年同期比で大きく伸長し、eコマースの売上構成比や利益率の向上に寄与いたしました。
この結果、引き続き販売経路別の「卸売事業者向け」から「eコマース」経由への売上移行も寄与したことから、eコマースの売上は前年同期比で7億83百万円、21.1%の増収となり、売上構成比も前年同期より2.8ポイント拡大し30.3%となりました。
※卸・代理店向けECサイト「MARKLESS STYLE」では、印刷や加工に適した製品を自社で企画、開発・製造、国内自社工場において写真やイラストなどを細部まで鮮やかな色彩でプリントし、顧客企業に提供しております。ECサイトのオープン化により他社メーカーの出品を可能とすることで、掲載製品のカテゴリーや価格帯が拡がり、販売先である顧客企業の利便性を向上させるだけではなく、出品する他社メーカー及び「MARKLESS STYLE」の売上向上に寄与する仕組みを構築することにより、自社製品の強化に加え他社メーカーとの連携により顧客企業のニーズに応えることで市場での競争力を高める成長戦略です。
※※「Direct to Consumer」の略で、メーカーが自社で企画・製造した商品を、卸売業者や店舗などの中間業者を介さず、直接最終顧客に販売するビジネスモデル
「エコプロダクツ」
オリジナルブランド「MARKLESS STYLE」では、製品を企画、製造・販売する責任として、フェアトレード、エコマーク認証を取得した素材や、オーガニックコットン、バイオマスプラスチック、リサイクル・アップサイクル素材などの、付加価値を高めるサステナブル素材による製品の開発を強化し、環境に配慮した製品カテゴリーの拡充に努めました。また、「使い捨てない、繰り返し使える」製品を供給することで、環境に配慮した付加価値のある製品の提供を推進いたしました。主力製品であるエコバッグ、ボトル・タンブラーに加えポーチ・巾着が引き続き好調に推移いたしました。この数年製品開発を強化しアイテムを増強している気候変動対策製品では、冬のシーズンに向けて、ウォーム関連グッズであるUSBエコカイロやブランケットなどが好調に推移いたしました。また、第3四半期以降の売上獲得に向けて、主力となるアパレル製品や日傘などの企画・開発・製造に注力した結果、展示会において品質や価格等顧客企業から評価を得ております。これらの製品は、夏のシーズンにおける需要拡大を見据えて、製品在庫の積み増しに加え原材料の確保にも努めております。これらのエコプロダクツや気候変動対策製品は、印刷や加工に適した素材を使用しているため、写真やイラストなどをフルカラーで細部まで鮮明に印刷を施すことが可能となり、製品の品質に加え高い印刷のクオリティにより他社との差別化を図っております。加えて、“Handit シンプルサーモボトル”が2025年度グッドデザイン賞を受賞したほか、第2回フェアトレード・ジャパン アワード「セールス(コーヒー以外)部門 ブロンズ賞」を受賞いたしました。これらにより「MARKLESS STYLE」の売上は前年同期に対して伸長いたしました。
エシカルブランド「MOTTERU」では、当期においても環境省主催の「選ぼう!3Rキャンペーン2025」の対象製品に選出され、エシカルブランドとしての認知度向上に繋がりました。
この結果、エコプロダクツの売上は、前年同期比で4億89百万円、8.7%の増収となりました。
「ライフスタイルプロダクツ」
近年、個々のライフスタイルの変化が著しいことから、推し活市場が急激な拡大を遂げております。この時流をいち早く捉え、引き続き需要が高く、さらなる拡大をみせているゲーム・アニメ等の業界に加え、IPを活用した物販品やセールスプロモーションの動向を掴み、企画提案や営業活動を強化いたしました。ゲーム・アニメ等の業界では、EC販売やリアルイベント会場における物販品の需要拡大が継続しており、音楽や2.5次元、スポーツにおいても、物販品の需要増加が継続していることから、当社グループが強みとしている製品の品質や印刷のクオリティの高さなどを他社との差別化として販売の強化を図りました。セールスプロモーションでは、顧客企業の需要を取り込み、小中規模の案件を積み重ねることに加えて、大型のキャンペーン案件を複数獲得いたしました。トラベル関連製品では、人気が高いキャラクターとのコラボ製品が引き続き好調に推移したことなどから、前年同期に比べ売上が拡大いたしました。ペットウェア・関連製品では、秋冬物のペットウェアや犬具等に加えて、初めてとなる犬用のおやつ製品「甘熟王(かんじゅくおう)バナナ ボーロ」の販売開始に向けた対応のほか、新製品開発や販路拡大に取り組みました。ライフスタイルプロダクツに関連するデザインにおいて、国際的なパッケージデザイン賞「Pentawards2025」のゴールド賞を受賞いたしました。
「第5次中期経営計画」の成長戦略のひとつであるエンタメ(IP)事業の強化の一環として、2025年9月に東映で企画・プロデュースしてきた紀伊宗之氏が代表である株式会社K2Picturesと資本提携し、同社が運営する映画製作ファンドへの業務提携を伴う出資を行いました。この映画製作ファンドには、日本のみならず世界の映画界において有名な数多くの映画監督や日本を代表するアニメーションスタジオがプロジェクトに参加しております。また、エンタメ(IP)分野の製品カテゴリーを拡充する取り組みとして、2026年3月16日公表の「株式会社サウザンドの株式の取得による連結子会社化及び特定子会社の異動に関するお知らせ」のとおり、これまで自社製品として取り扱いがなかったフィギュアに関連するOEM製造・原型制作を中心に事業を展開する、株式会社サウザンド及び子会社アリスグリントが連結子会社となる予定であります。
この結果、ライフスタイルプロダクツの売上は、前年同期比で9億21百万円、13.4%の増収となりました。
「ウェルネスプロダクツ」
ポーチ・巾着、ミラーやマスクなどの衛生用品の売上により、前年同期比で26百万円、3.1%の減収となりました。
生産面においては、複数の生産拠点の確保及び為替や原材料価格の変動に対応した機動的な生産地の切り替え、物流経路の最適化を図り、厳しい外部環境が継続するなか安定供給と価格競争力の強化に努めました。また、海外拠点の生産管理体制や海外サプライヤーの工場視察を強化し、調達・管理コストの削減や製品の品質向上に努めたほか、CSR調達を推進いたしました。加えて、第3四半期以降のシーズン製品の需要増加を見込み、製品在庫の積み増しを行ったほか、猛暑シーズンに必要な原材料の調達を強化し、当面必要となる原材料を適正価格にて確保することに努めました。
国内自社工場においては、人員の適正配置や工程管理システムを導入し運用の定着に努めるなど、効率的なオペレーションの実現による生産性の向上に努めました。また、計画的に、生産性の向上やエンタメ・推し活需要のニーズに対応する最新鋭の印刷機械の導入を図りました。
この結果、当中間連結会計期間の売上高は、148億45百万円(前年同期比13億36百万円、9.9%の増加)、営業利益は、売上高の伸長による売上総利益の確保により31億66百万円(前年同期比4億42百万円、16.2%の増加)となり、経常利益は32億49百万円(前年同期比3億30百万円、11.3%の増加)、親会社株主に帰属する中間純利益は21億17百万円(前年同期比1億50百万円、7.7%の増加)となりました。
当中間連結会計期間における販売経路別及び製品分類別の販売実績は、以下のとおりであります。
<販売経路別販売実績>
<製品分類別販売実績>
(注) デザインその他は、グラフィック・プロダクト・WEBデザインの受託業務や印刷業務等の雑貨製品に該当しないものであります。
② 財政状態の分析
(流動資産)
当中間連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ2億73百万円増加し、160億4百万円となりました。主な要因は、製品の増加4億68百万円、有価証券の増加3億79百万円、現金及び預金の減少6億67百万円によるものであります。
(固定資産)
当中間連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ3億18百万円増加し、83億85百万円となりました。主な要因は、投資その他の資産の増加2億25百万円、無形固定資産の増加1億25百万円よるものであります。
(流動負債)
当中間連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ3億47百万円減少し、31億27百万円となりました。主な要因は、その他の減少2億46百万円、買掛金の減少60百万円によるものであります。
(固定負債)
当中間連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ1億19百万円増加し、7億79百万円となりました。主な要因は、長期借入金の増加44百万円、退職給付に係る負債の増加12百万円よるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ8億19百万円増加し、204億82百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加5億7百万円、その他有価証券評価差額金の増加1億21百万円、繰延ヘッジ損益の増加85百万円よるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況の分析
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて5億45百万円減少し、60億65百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、当中間連結会計期間に得られた資金は14億6百万円(前年同期に得られた資金は19億86百万円)となりました。主な要因は、税金等調整前中間純利益32億21百万円による資金の増加及び法人税等の支払額10億97百万円、棚卸資産の増減額4億64百万円、受取利息及び受取配当金1億14百万円による資金の減少であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、当中間連結会計期間に使用した資金は4億81百万円(前年同期に使用した資金は2億31百万円)となりました。主な要因は、投資有価証券の取得による支出1億23百万円、無形固定資産の取得による支出1億41百万円による資金の減少であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、当中間連結会計期間に使用した資金は15億3百万円(前年同期に使用した資金は12億92百万円)となりました。主な要因は、配当金の支払額16億8百万円、長期借入金の返済による支出1億57百万円による資金の減少及び長期借入れによる収入2億円による資金の増加であります。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当中間連結会計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は20百万円であります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 業績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用、所得環境の改善やインバウンド需要の増加等により緩やかな回復が続く一方、不安定な国際情勢や円安の進行、継続的な物価上昇に加え、金融資本市場の変動の影響など先行きに対する不透明感が継続いたしました。
このような環境のもと、当社グループは、2025年10月15日に公表いたしました5か年の「第5次中期経営計画(2026年8月期~2030年8月期)」の達成に向けて、初年である当期においては、「eコマース事業/エンタメ(IP)事業の拡大」「エコプロダクツ/気候変動対策・防災製品/トラベル関連製品/ペットウェア・関連製品の強化」「セールスプロモーションにおけるトレンド需要の獲得」「自社工場の強化」の4つの重点戦略を推進し、初年度の計画達成に向けて、社会環境や消費動向の変化を逃すことなく適時適切に捉え、新製品の投入や顧客企業の開拓、関係強化に努めました。
■eコマース事業
第5次中期経営計画においても、4つの成長戦略のひとつとして、ECサイトのオープン化※により、自社製品だけでなく他社製品も取り扱う、ECプラットフォームの構築に向けたeコマース事業の進化を掲げております。当期においてはeコマース事業の拡大を重点戦略とし、BtoBの主力サイトである「MARKLESS STYLE」のオープン化に向けた準備に取り組みました。また、新たな5つの専門サイトの当期末までの立ち上げに向けて、企画・開発などの準備に努めました。当中間連結会計期間の売上につきましては、「MARKLESS Connect」において、マーケティング支援強化など、顧客企業のECサイトでの当社グループの取扱製品の売上拡大に向けた取り組みの強化に加え、「MARKLESS STYLE」を経由した取引への移行に注力した結果、引き続き好調に推移し前年同期に比べ伸長いたしました。また、DtoC※※の主力サイトである「販促STYLE」、エンタメ・推し活マーケットに対応した物販・OEM向けの専門サイト「オリジナルグッズプレス」や企業・ショップ向けに特化した物販品や記念品などを製作する「オリジナルグッズドットコム」においては、特集ページやコラム等のコンテンツの充実や検索キーワードの拡充を図り、Web広告の出稿による新規会員の獲得に努めました。その結果、特に「オリジナルグッズプレス」「オリジナルグッズドットコム」の売上は前年同期比で大きく伸長し、eコマースの売上構成比や利益率の向上に寄与いたしました。
この結果、引き続き販売経路別の「卸売事業者向け」から「eコマース」経由への売上移行も寄与したことから、eコマースの売上は前年同期比で7億83百万円、21.1%の増収となり、売上構成比も前年同期より2.8ポイント拡大し30.3%となりました。
※卸・代理店向けECサイト「MARKLESS STYLE」では、印刷や加工に適した製品を自社で企画、開発・製造、国内自社工場において写真やイラストなどを細部まで鮮やかな色彩でプリントし、顧客企業に提供しております。ECサイトのオープン化により他社メーカーの出品を可能とすることで、掲載製品のカテゴリーや価格帯が拡がり、販売先である顧客企業の利便性を向上させるだけではなく、出品する他社メーカー及び「MARKLESS STYLE」の売上向上に寄与する仕組みを構築することにより、自社製品の強化に加え他社メーカーとの連携により顧客企業のニーズに応えることで市場での競争力を高める成長戦略です。
※※「Direct to Consumer」の略で、メーカーが自社で企画・製造した商品を、卸売業者や店舗などの中間業者を介さず、直接最終顧客に販売するビジネスモデル
「エコプロダクツ」
オリジナルブランド「MARKLESS STYLE」では、製品を企画、製造・販売する責任として、フェアトレード、エコマーク認証を取得した素材や、オーガニックコットン、バイオマスプラスチック、リサイクル・アップサイクル素材などの、付加価値を高めるサステナブル素材による製品の開発を強化し、環境に配慮した製品カテゴリーの拡充に努めました。また、「使い捨てない、繰り返し使える」製品を供給することで、環境に配慮した付加価値のある製品の提供を推進いたしました。主力製品であるエコバッグ、ボトル・タンブラーに加えポーチ・巾着が引き続き好調に推移いたしました。この数年製品開発を強化しアイテムを増強している気候変動対策製品では、冬のシーズンに向けて、ウォーム関連グッズであるUSBエコカイロやブランケットなどが好調に推移いたしました。また、第3四半期以降の売上獲得に向けて、主力となるアパレル製品や日傘などの企画・開発・製造に注力した結果、展示会において品質や価格等顧客企業から評価を得ております。これらの製品は、夏のシーズンにおける需要拡大を見据えて、製品在庫の積み増しに加え原材料の確保にも努めております。これらのエコプロダクツや気候変動対策製品は、印刷や加工に適した素材を使用しているため、写真やイラストなどをフルカラーで細部まで鮮明に印刷を施すことが可能となり、製品の品質に加え高い印刷のクオリティにより他社との差別化を図っております。加えて、“Handit シンプルサーモボトル”が2025年度グッドデザイン賞を受賞したほか、第2回フェアトレード・ジャパン アワード「セールス(コーヒー以外)部門 ブロンズ賞」を受賞いたしました。これらにより「MARKLESS STYLE」の売上は前年同期に対して伸長いたしました。
エシカルブランド「MOTTERU」では、当期においても環境省主催の「選ぼう!3Rキャンペーン2025」の対象製品に選出され、エシカルブランドとしての認知度向上に繋がりました。
この結果、エコプロダクツの売上は、前年同期比で4億89百万円、8.7%の増収となりました。
「ライフスタイルプロダクツ」
近年、個々のライフスタイルの変化が著しいことから、推し活市場が急激な拡大を遂げております。この時流をいち早く捉え、引き続き需要が高く、さらなる拡大をみせているゲーム・アニメ等の業界に加え、IPを活用した物販品やセールスプロモーションの動向を掴み、企画提案や営業活動を強化いたしました。ゲーム・アニメ等の業界では、EC販売やリアルイベント会場における物販品の需要拡大が継続しており、音楽や2.5次元、スポーツにおいても、物販品の需要増加が継続していることから、当社グループが強みとしている製品の品質や印刷のクオリティの高さなどを他社との差別化として販売の強化を図りました。セールスプロモーションでは、顧客企業の需要を取り込み、小中規模の案件を積み重ねることに加えて、大型のキャンペーン案件を複数獲得いたしました。トラベル関連製品では、人気が高いキャラクターとのコラボ製品が引き続き好調に推移したことなどから、前年同期に比べ売上が拡大いたしました。ペットウェア・関連製品では、秋冬物のペットウェアや犬具等に加えて、初めてとなる犬用のおやつ製品「甘熟王(かんじゅくおう)バナナ ボーロ」の販売開始に向けた対応のほか、新製品開発や販路拡大に取り組みました。ライフスタイルプロダクツに関連するデザインにおいて、国際的なパッケージデザイン賞「Pentawards2025」のゴールド賞を受賞いたしました。
「第5次中期経営計画」の成長戦略のひとつであるエンタメ(IP)事業の強化の一環として、2025年9月に東映で企画・プロデュースしてきた紀伊宗之氏が代表である株式会社K2Picturesと資本提携し、同社が運営する映画製作ファンドへの業務提携を伴う出資を行いました。この映画製作ファンドには、日本のみならず世界の映画界において有名な数多くの映画監督や日本を代表するアニメーションスタジオがプロジェクトに参加しております。また、エンタメ(IP)分野の製品カテゴリーを拡充する取り組みとして、2026年3月16日公表の「株式会社サウザンドの株式の取得による連結子会社化及び特定子会社の異動に関するお知らせ」のとおり、これまで自社製品として取り扱いがなかったフィギュアに関連するOEM製造・原型制作を中心に事業を展開する、株式会社サウザンド及び子会社アリスグリントが連結子会社となる予定であります。
この結果、ライフスタイルプロダクツの売上は、前年同期比で9億21百万円、13.4%の増収となりました。
「ウェルネスプロダクツ」
ポーチ・巾着、ミラーやマスクなどの衛生用品の売上により、前年同期比で26百万円、3.1%の減収となりました。
生産面においては、複数の生産拠点の確保及び為替や原材料価格の変動に対応した機動的な生産地の切り替え、物流経路の最適化を図り、厳しい外部環境が継続するなか安定供給と価格競争力の強化に努めました。また、海外拠点の生産管理体制や海外サプライヤーの工場視察を強化し、調達・管理コストの削減や製品の品質向上に努めたほか、CSR調達を推進いたしました。加えて、第3四半期以降のシーズン製品の需要増加を見込み、製品在庫の積み増しを行ったほか、猛暑シーズンに必要な原材料の調達を強化し、当面必要となる原材料を適正価格にて確保することに努めました。
国内自社工場においては、人員の適正配置や工程管理システムを導入し運用の定着に努めるなど、効率的なオペレーションの実現による生産性の向上に努めました。また、計画的に、生産性の向上やエンタメ・推し活需要のニーズに対応する最新鋭の印刷機械の導入を図りました。
この結果、当中間連結会計期間の売上高は、148億45百万円(前年同期比13億36百万円、9.9%の増加)、営業利益は、売上高の伸長による売上総利益の確保により31億66百万円(前年同期比4億42百万円、16.2%の増加)となり、経常利益は32億49百万円(前年同期比3億30百万円、11.3%の増加)、親会社株主に帰属する中間純利益は21億17百万円(前年同期比1億50百万円、7.7%の増加)となりました。
当中間連結会計期間における販売経路別及び製品分類別の販売実績は、以下のとおりであります。
<販売経路別販売実績>
| 販売経路 | 売上高 | 増減 | ||
| 前中間 連結会計期間 (百万円) | 当中間 連結会計期間 (百万円) | 増減額 (百万円) | 増減率 (%) | |
| エンドユーザー企業向け | 6,283 | 6,973 | 690 | 11.0 |
| 卸売事業者向け | 3,517 | 3,380 | △137 | △3.9 |
| eコマース | 3,708 | 4,492 | 783 | 21.1 |
| 合計 | 13,509 | 14,845 | 1,336 | 9.9 |
<製品分類別販売実績>
| 製品分類 | 売上高 | 増減 | ||
| 前中間 連結会計期間 (百万円) | 当中間 連結会計期間 (百万円) | 増減額 (百万円) | 増減率 (%) | |
| エコプロダクツ | 5,602 | 6,092 | 489 | 8.7 |
| ライフスタイルプロダクツ | 6,861 | 7,782 | 921 | 13.4 |
| ウェルネスプロダクツ | 844 | 818 | △26 | △3.1 |
| デザインその他 | 200 | 151 | △48 | △24.3 |
| 合計 | 13,509 | 14,845 | 1,336 | 9.9 |
(注) デザインその他は、グラフィック・プロダクト・WEBデザインの受託業務や印刷業務等の雑貨製品に該当しないものであります。
② 財政状態の分析
(流動資産)
当中間連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ2億73百万円増加し、160億4百万円となりました。主な要因は、製品の増加4億68百万円、有価証券の増加3億79百万円、現金及び預金の減少6億67百万円によるものであります。
(固定資産)
当中間連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ3億18百万円増加し、83億85百万円となりました。主な要因は、投資その他の資産の増加2億25百万円、無形固定資産の増加1億25百万円よるものであります。
(流動負債)
当中間連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ3億47百万円減少し、31億27百万円となりました。主な要因は、その他の減少2億46百万円、買掛金の減少60百万円によるものであります。
(固定負債)
当中間連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ1億19百万円増加し、7億79百万円となりました。主な要因は、長期借入金の増加44百万円、退職給付に係る負債の増加12百万円よるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ8億19百万円増加し、204億82百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加5億7百万円、その他有価証券評価差額金の増加1億21百万円、繰延ヘッジ損益の増加85百万円よるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況の分析
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて5億45百万円減少し、60億65百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、当中間連結会計期間に得られた資金は14億6百万円(前年同期に得られた資金は19億86百万円)となりました。主な要因は、税金等調整前中間純利益32億21百万円による資金の増加及び法人税等の支払額10億97百万円、棚卸資産の増減額4億64百万円、受取利息及び受取配当金1億14百万円による資金の減少であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、当中間連結会計期間に使用した資金は4億81百万円(前年同期に使用した資金は2億31百万円)となりました。主な要因は、投資有価証券の取得による支出1億23百万円、無形固定資産の取得による支出1億41百万円による資金の減少であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、当中間連結会計期間に使用した資金は15億3百万円(前年同期に使用した資金は12億92百万円)となりました。主な要因は、配当金の支払額16億8百万円、長期借入金の返済による支出1億57百万円による資金の減少及び長期借入れによる収入2億円による資金の増加であります。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当中間連結会計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は20百万円であります。