有価証券報告書-第24期(令和2年10月1日-令和3年9月30日)
業績等の概要
(1)財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルスの影響により景気の先行きは不透明な状況となっております。
これを受け、国内のインターネット関連市場は、動画視聴及びEC(インターネット通販)サービス等が拡大し、引き続き市場成長が継続しております。加えて、今後もインターネットにおける技術革新はますます進み、様々なサービスが展開されていくものと予想されます。
その一方で、リモートワークの拡大に伴うセキュリティへの不安の高まりや、IoT(※1)によりあらゆるものがサイバー攻撃のリスクにさらされる等、インターネットセキュリティの課題は年々深刻化しております。そのため、全てのインターネットユーザーが安心してインターネットを利用できるよう、投稿監視、カスタマーサポート、及びサイバーセキュリティへの関心は増加しております。
用語説明
(※1)Internet of Things(モノのインターネット)の略称。建物、車、及び電子機器等の様々なモノをネットワークによりサーバーやクラウドサービスへ接続し、相互に情報交換する仕組み。
このような環境のもと、当社グループは経営理念「We Guard All」を掲げる総合ネットセキュリティ企業として、「AIと人のハイブリッド」を強みに、高品質かつ高効率のセキュリティワンストップサービスを提供してまいりました。
加えて、投稿監視業務はインターネット世界の安心を、サイバーセキュリティ業務はインターネット世界の安全を実現するために必要不可欠であり、SDGs(ESG)に代表される社会課題の解決、及び持続可能な社会の構築において当社の存在意義は一層高まっております。
その中で、サイバーセキュリティ領域の強化を目的に、2020年10月にソフトウェア型WAF(※2)の開発を行う株式会社ジェイピー・セキュアを子会社化いたしました。
また、2021年7月にベトナムにおいて、E-Guardian Vietnam Co.,Ltd.を設立し、オフショアでの日本語カスタマーサポートを実施する体制を整えております。
用語説明
(※2)Web Application Firewallの略称。ウェブアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃を検出・防御し、ウェブサイトを保護するためのセキュリティ製品。
この結果、当連結会計年度における売上高は9,933,118千円(前年同期比27.6%増)、営業利益は1,968,868千円(前年同期比53.2%増)、経常利益は2,040,408千円(前年同期比53.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,086,746千円(前年同期比22.2%増)となりました。
当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はありません。業務の種類別の業績は以下の通りであります。
なお、2021年8月に当社連結子会社である株式会社グレスアベイルにおきまして、元代表取締役(以下「当該元代表取締役」という。)による不正行為が発覚いたしました。当該元代表取締役による不正行為に対し、社外取締役及び外部専門家を中心に構成される調査委員会(以下「当調査委員会」という。)を設置し、調査を進め、2021年11月11日、当調査委員会より、調査の結果判明した不正行為の疑義に関する事実関係と発生原因の分析、内部統制上の問題についての再発防止策の提言等を目的とする調査報告書が当社取締役会に提出されました。
当調査委員会により多面的に事実関係の調査を実施しましたところ、結論として、当該元代表取締役による不正行為として、①不適正な支出行為、②不適正な債務負担行為、及び③これらに連動する粉飾行為が認められました。
株主および投資家の皆様をはじめ、関係者の皆様には、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます。
当社におきましては、当調査委員会からの指摘を真摯に受け止め、全社をあげて、子会社に対する管理監督強化、M&Aにおけるデュー・デリジェンスの強化、当社内部監査部門の強化及び子会社経理業務フローの見直しといった再発防止策を実行し、信頼の回復に努めてまいります。
① ソーシャルサポート
ソーシャルサポートは、ソーシャルWebサービス(※3)等の様々なインターネットサービスを対象に、投稿監視、カスタマーサポート及び風評調査等を提供しております。
新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの増加や外出自粛によって、インターネットサービスは需要が増えたもの、減少したもの等大小様々な影響が出ております。
その中で、当社はコロナ禍においても成長を続ける動画領域に注力いたしました。これまでに蓄積したノウハウとAIの活用により高効率を実現し、売上を拡大いたしました。
その結果、売上高は5,283,203千円(前年同期比55.5%増)となりました。
用語説明
(※3)SNSやブログ等のソーシャルメディアや、ソーシャルゲーム、Eコマース等の個人同士双方向のコミュニケーションが介在する全てのインターネットメディア。
② ゲームサポート
ゲームサポートはソーシャルゲームを対象に、主にカスタマーサポート及び風評調査等を提供しております。
グループ会社であるEGテスティングサービス株式会社が、ゲーム開発・運営の品質向上サポートを目的に、基準通りの設計であることを検査する「開発レギュレーションテスト」を開始いたしました。
また、グループシナジーを活かしデバッグ業務とカスタマーサポート業務の営業戦略を連携して行い、受注拡大に努めました。
その結果、売上高は2,154,471千円(前年同期比13.6%減)となりました。
③ アド・プロセス
アド・プロセスは、インターネット広告審査業務及び運用代行業務を提供しております。
専門性の高い審査を実施できる人材の育成を目的に「赤坂 Ad Process Lab」を開設いたしました。
また、消費者庁主催のアフィリエイト広告等に関する検討会に登壇する等、知名度向上による拡販戦略を推進いたしました。
その結果、売上高は1,134,236千円(前年同期比12.4%増)となりました。
④ サイバーセキュリティ
サイバーセキュリティは、主にWAFの開発及び販売、並びに脆弱性診断等を提供しております。
株式会社ジェイピー・セキュアは、100万サイトを超える導入実績がある国内利用サイト数1位のソフトウェア型WAFを提供いたしました。
また、脆弱性診断におきましては、EGセキュアソリューションズ株式会社が、グループシナジーを強みに既存顧客への深耕営業や新規開拓を目指してまいりました。
その結果、売上高は642,366千円(前年同期比129.0%増)となりました。
⑤ その他
その他は、主にハードウェアに対するデバッグ業務を提供しております。
EGテスティングサービス株式会社が、既存顧客への深耕営業や新規開拓を目指してまいりました。
その結果、売上高は718,841千円(前年同期比18.7%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は3,693,310千円となり、前連結会計年度末における資金3,369,161千円に対し、324,149千円の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は1,629,403千円(前連結会計年度は1,013,568千円の収入)となりました。
これは、税金等調整前当期純利益の計上が1,812,384千円に対して減価償却費の計上70,506千円、未払法人税等512,864千円の支払い、未払金の増加224,878千円などがあったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出された資金は837,163千円(前連結会計年度は195,886千円の支出)となりました。
これは主に連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出721,876千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出された資金は470,586千円(前連結会計年度は175,393千円の支出)となりました。
これは主に、自己株式の取得による支出296,368千円、配当金の支払いによる支出97,413千円があったことによるものであります。
生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当社グループは、生産に該当する事項はありませんので生産実績は記載しておりません。
(2)受注実績
当社グループのインターネットセキュリティ事業は、主に一般利用者から投稿されたコメント、画像等により業務が実施され、その処理件数に対して課金するシステムを採用しているとともに、受注から販売までの所要日数が短く常に受注残高は僅少であり、期中の受注高と販売実績とがほぼ対応するため、記載を省略しております。
(3)販売実績
当連結会計年度における販売実績を業務の種類別に示すと、以下の通りであります。
(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、以下の通りであります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成しております。
この連結財務諸表の作成にあたりましては、部分的に資産・負債、収益・費用の数値に影響を与えるような見積り等の介在が不可避となりますが、当社経営陣は過去の実績や提出日現在の状況等を勘案し、会計基準の許容する範囲内かつ合理的にそれらの判断を行っております。
なお、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は5,020,896千円となり、前連結会計年度末における流動資産4,418,514千円に対し、602,382千円の増加(前年同期比13.6%増)となりました。
これは主に、現金及び預金が324,149千円、売掛金が271,884千円増加したことによるものであります。
当連結会計年度末における固定資産の残高は1,811,581千円となり、前連結会計年度末における固定資産1,114,076千円に対し、697,504千円の増加(前年同期比62.6%増)となりました。
これは主に、のれんが422,783千円増加したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債の残高は1,922,217千円となり、前連結会計年度末における負債1,314,770千円に対し、607,446千円の増加(前年同期比46.2%増)となりました。
これは主に、未払金208,382千円の増加及び未払法人税等242,457千円の増加によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は4,910,260千円となり、前連結会計年度末における純資産4,217,820千円に対し、692,440千円の増加(前年同期比16.4%増)となりました。
これは主に、利益剰余金が983,863千円、自己株式が286,199千円増加したことによるものであります。
(3)経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は9,933,118千円(前連結会計年度比27.6%増)となりました。
(売上原価)
当連結会計年度における売上原価は6,392,385千円(前連結会計年度比23.7%増)となりました。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は3,540,733千円(前連結会計年度比35.2%増)となりました。
(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は1,571,865千円(前連結会計年度比18.0%増)となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は1,968,868千円(前連結会計年度比53.2%増)となりました。
(経常利益)
当連結会計年度における経常利益は2,040,408千円(前連結会計年度比53.8%増)となりました。
(税金等調整前当期純利益)
当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は1,812,384千円(前連結会計年度比42.2%増)となりました。
(法人税等)
当連結会計年度における法人税等は725,638千円(前連結会計年度比65.6%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は1,086,746千円(前連結会計年度比22.2%増)となりました。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 2事業等のリスク」に記載の通りであります。
(5)キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの状況
「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載の通りであります。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
1.各指標の算出方法は以下の通りであります。
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを使用しております。
(注4)有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。
(注5)利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
現在、インターネット関連市場は、引き続き市場成長が継続しており、今後もインターネットにおける技術革新はますます進み、様々なサービスが展開されていくものと予想されます。その中でも、PCやモバイルによるコミュニティサービスの活性化を目的としたコンテンツやアプリケーションは多数存在しており、ブログ・SNS・インターネット掲示板・ECサイト・オンラインゲーム等、利用者が集まり、投稿するといったプラットフォームが増加しており、掲示板投稿監視のニーズは高まっております。
このような環境の中、当社グループは総合ネットセキュリティ企業を目指し、各分野でNo.1サービスの量産を目標に、事業拡大及び収益性向上を追求してまいりました。多様化する顧客ニーズや市場拡大・変化に適合した各種サービスの提供に対応することで、総合ネットセキュリティ企業として更なる飛躍を目指し、企業価値向上を目指してまいります。
(1)財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルスの影響により景気の先行きは不透明な状況となっております。
これを受け、国内のインターネット関連市場は、動画視聴及びEC(インターネット通販)サービス等が拡大し、引き続き市場成長が継続しております。加えて、今後もインターネットにおける技術革新はますます進み、様々なサービスが展開されていくものと予想されます。
その一方で、リモートワークの拡大に伴うセキュリティへの不安の高まりや、IoT(※1)によりあらゆるものがサイバー攻撃のリスクにさらされる等、インターネットセキュリティの課題は年々深刻化しております。そのため、全てのインターネットユーザーが安心してインターネットを利用できるよう、投稿監視、カスタマーサポート、及びサイバーセキュリティへの関心は増加しております。
用語説明
(※1)Internet of Things(モノのインターネット)の略称。建物、車、及び電子機器等の様々なモノをネットワークによりサーバーやクラウドサービスへ接続し、相互に情報交換する仕組み。
このような環境のもと、当社グループは経営理念「We Guard All」を掲げる総合ネットセキュリティ企業として、「AIと人のハイブリッド」を強みに、高品質かつ高効率のセキュリティワンストップサービスを提供してまいりました。
加えて、投稿監視業務はインターネット世界の安心を、サイバーセキュリティ業務はインターネット世界の安全を実現するために必要不可欠であり、SDGs(ESG)に代表される社会課題の解決、及び持続可能な社会の構築において当社の存在意義は一層高まっております。
その中で、サイバーセキュリティ領域の強化を目的に、2020年10月にソフトウェア型WAF(※2)の開発を行う株式会社ジェイピー・セキュアを子会社化いたしました。
また、2021年7月にベトナムにおいて、E-Guardian Vietnam Co.,Ltd.を設立し、オフショアでの日本語カスタマーサポートを実施する体制を整えております。
用語説明
(※2)Web Application Firewallの略称。ウェブアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃を検出・防御し、ウェブサイトを保護するためのセキュリティ製品。
この結果、当連結会計年度における売上高は9,933,118千円(前年同期比27.6%増)、営業利益は1,968,868千円(前年同期比53.2%増)、経常利益は2,040,408千円(前年同期比53.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,086,746千円(前年同期比22.2%増)となりました。
当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はありません。業務の種類別の業績は以下の通りであります。
なお、2021年8月に当社連結子会社である株式会社グレスアベイルにおきまして、元代表取締役(以下「当該元代表取締役」という。)による不正行為が発覚いたしました。当該元代表取締役による不正行為に対し、社外取締役及び外部専門家を中心に構成される調査委員会(以下「当調査委員会」という。)を設置し、調査を進め、2021年11月11日、当調査委員会より、調査の結果判明した不正行為の疑義に関する事実関係と発生原因の分析、内部統制上の問題についての再発防止策の提言等を目的とする調査報告書が当社取締役会に提出されました。
当調査委員会により多面的に事実関係の調査を実施しましたところ、結論として、当該元代表取締役による不正行為として、①不適正な支出行為、②不適正な債務負担行為、及び③これらに連動する粉飾行為が認められました。
株主および投資家の皆様をはじめ、関係者の皆様には、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます。
当社におきましては、当調査委員会からの指摘を真摯に受け止め、全社をあげて、子会社に対する管理監督強化、M&Aにおけるデュー・デリジェンスの強化、当社内部監査部門の強化及び子会社経理業務フローの見直しといった再発防止策を実行し、信頼の回復に努めてまいります。
① ソーシャルサポート
ソーシャルサポートは、ソーシャルWebサービス(※3)等の様々なインターネットサービスを対象に、投稿監視、カスタマーサポート及び風評調査等を提供しております。
新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの増加や外出自粛によって、インターネットサービスは需要が増えたもの、減少したもの等大小様々な影響が出ております。
その中で、当社はコロナ禍においても成長を続ける動画領域に注力いたしました。これまでに蓄積したノウハウとAIの活用により高効率を実現し、売上を拡大いたしました。
その結果、売上高は5,283,203千円(前年同期比55.5%増)となりました。
用語説明
(※3)SNSやブログ等のソーシャルメディアや、ソーシャルゲーム、Eコマース等の個人同士双方向のコミュニケーションが介在する全てのインターネットメディア。
② ゲームサポート
ゲームサポートはソーシャルゲームを対象に、主にカスタマーサポート及び風評調査等を提供しております。
グループ会社であるEGテスティングサービス株式会社が、ゲーム開発・運営の品質向上サポートを目的に、基準通りの設計であることを検査する「開発レギュレーションテスト」を開始いたしました。
また、グループシナジーを活かしデバッグ業務とカスタマーサポート業務の営業戦略を連携して行い、受注拡大に努めました。
その結果、売上高は2,154,471千円(前年同期比13.6%減)となりました。
③ アド・プロセス
アド・プロセスは、インターネット広告審査業務及び運用代行業務を提供しております。
専門性の高い審査を実施できる人材の育成を目的に「赤坂 Ad Process Lab」を開設いたしました。
また、消費者庁主催のアフィリエイト広告等に関する検討会に登壇する等、知名度向上による拡販戦略を推進いたしました。
その結果、売上高は1,134,236千円(前年同期比12.4%増)となりました。
④ サイバーセキュリティ
サイバーセキュリティは、主にWAFの開発及び販売、並びに脆弱性診断等を提供しております。
株式会社ジェイピー・セキュアは、100万サイトを超える導入実績がある国内利用サイト数1位のソフトウェア型WAFを提供いたしました。
また、脆弱性診断におきましては、EGセキュアソリューションズ株式会社が、グループシナジーを強みに既存顧客への深耕営業や新規開拓を目指してまいりました。
その結果、売上高は642,366千円(前年同期比129.0%増)となりました。
⑤ その他
その他は、主にハードウェアに対するデバッグ業務を提供しております。
EGテスティングサービス株式会社が、既存顧客への深耕営業や新規開拓を目指してまいりました。
その結果、売上高は718,841千円(前年同期比18.7%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は3,693,310千円となり、前連結会計年度末における資金3,369,161千円に対し、324,149千円の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は1,629,403千円(前連結会計年度は1,013,568千円の収入)となりました。
これは、税金等調整前当期純利益の計上が1,812,384千円に対して減価償却費の計上70,506千円、未払法人税等512,864千円の支払い、未払金の増加224,878千円などがあったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出された資金は837,163千円(前連結会計年度は195,886千円の支出)となりました。
これは主に連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出721,876千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出された資金は470,586千円(前連結会計年度は175,393千円の支出)となりました。
これは主に、自己株式の取得による支出296,368千円、配当金の支払いによる支出97,413千円があったことによるものであります。
生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当社グループは、生産に該当する事項はありませんので生産実績は記載しておりません。
(2)受注実績
当社グループのインターネットセキュリティ事業は、主に一般利用者から投稿されたコメント、画像等により業務が実施され、その処理件数に対して課金するシステムを採用しているとともに、受注から販売までの所要日数が短く常に受注残高は僅少であり、期中の受注高と販売実績とがほぼ対応するため、記載を省略しております。
(3)販売実績
当連結会計年度における販売実績を業務の種類別に示すと、以下の通りであります。
| 区分 | 当連結会計年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) | 前年同期比(%) |
| ソーシャルサポート(千円) | 5,283,203 | 55.5 |
| ゲームサポート(千円) | 2,154,471 | △13.6 |
| アド・プロセス(千円) | 1,134,236 | 12.4 |
| サイバーセキュリティ(千円) | 642,366 | 129.0 |
| その他(千円) | 718,841 | 18.7 |
| 合計(千円) | 9,933,118 | 27.6 |
(注)1.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、以下の通りであります。
| 相手先 | 当連結会計年度 | |
| 売上高(千円) | 割合(%) | |
| TikTok Pte Ltd. | 1,815,452 | 18.3 |
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成しております。
この連結財務諸表の作成にあたりましては、部分的に資産・負債、収益・費用の数値に影響を与えるような見積り等の介在が不可避となりますが、当社経営陣は過去の実績や提出日現在の状況等を勘案し、会計基準の許容する範囲内かつ合理的にそれらの判断を行っております。
なお、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は5,020,896千円となり、前連結会計年度末における流動資産4,418,514千円に対し、602,382千円の増加(前年同期比13.6%増)となりました。
これは主に、現金及び預金が324,149千円、売掛金が271,884千円増加したことによるものであります。
当連結会計年度末における固定資産の残高は1,811,581千円となり、前連結会計年度末における固定資産1,114,076千円に対し、697,504千円の増加(前年同期比62.6%増)となりました。
これは主に、のれんが422,783千円増加したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債の残高は1,922,217千円となり、前連結会計年度末における負債1,314,770千円に対し、607,446千円の増加(前年同期比46.2%増)となりました。
これは主に、未払金208,382千円の増加及び未払法人税等242,457千円の増加によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は4,910,260千円となり、前連結会計年度末における純資産4,217,820千円に対し、692,440千円の増加(前年同期比16.4%増)となりました。
これは主に、利益剰余金が983,863千円、自己株式が286,199千円増加したことによるものであります。
(3)経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は9,933,118千円(前連結会計年度比27.6%増)となりました。
(売上原価)
当連結会計年度における売上原価は6,392,385千円(前連結会計年度比23.7%増)となりました。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は3,540,733千円(前連結会計年度比35.2%増)となりました。
(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は1,571,865千円(前連結会計年度比18.0%増)となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は1,968,868千円(前連結会計年度比53.2%増)となりました。
(経常利益)
当連結会計年度における経常利益は2,040,408千円(前連結会計年度比53.8%増)となりました。
(税金等調整前当期純利益)
当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は1,812,384千円(前連結会計年度比42.2%増)となりました。
(法人税等)
当連結会計年度における法人税等は725,638千円(前連結会計年度比65.6%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は1,086,746千円(前連結会計年度比22.2%増)となりました。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 2事業等のリスク」に記載の通りであります。
(5)キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの状況
「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載の通りであります。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
| 2018年9月期 | 2019年9月期 | 2020年9月期 | 2021年9月期 | |
| 自己資本比率(%) | 75.3 | 74.6 | 76.2 | 71.9 |
| 時価ベースの自己資本比率(%) | 763.6 | 364.3 | 605.0 | 446.4 |
| キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
| インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) | 726.7 | 1,261.7 | 754.6 | 10,056.6 |
1.各指標の算出方法は以下の通りであります。
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを使用しております。
(注4)有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。
(注5)利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
現在、インターネット関連市場は、引き続き市場成長が継続しており、今後もインターネットにおける技術革新はますます進み、様々なサービスが展開されていくものと予想されます。その中でも、PCやモバイルによるコミュニティサービスの活性化を目的としたコンテンツやアプリケーションは多数存在しており、ブログ・SNS・インターネット掲示板・ECサイト・オンラインゲーム等、利用者が集まり、投稿するといったプラットフォームが増加しており、掲示板投稿監視のニーズは高まっております。
このような環境の中、当社グループは総合ネットセキュリティ企業を目指し、各分野でNo.1サービスの量産を目標に、事業拡大及び収益性向上を追求してまいりました。多様化する顧客ニーズや市場拡大・変化に適合した各種サービスの提供に対応することで、総合ネットセキュリティ企業として更なる飛躍を目指し、企業価値向上を目指してまいります。