四半期報告書-第16期第2四半期(令和3年1月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2021/08/11 9:41
【資料】
PDFをみる
【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、感染者数の増減を繰り返しながら経済・社会活動を続けることとなり、ワクチン接種の開始による先行きへの期待がある一方で、収束時期の見通しは依然として不透明であり、厳しい経済状況が続きました。
当社グループが属する住宅・マンション業界におきましては、新設住宅着工戸数に持ち直しの動きが見えるものの、建設現場の人手不足や木材の供給不足による影響を筆頭とした建築コストの高騰が続いており、事業環境は厳しい状況にあります。
このような環境の中、当社グループはお客様に利便性の高いエリアの建売住宅を提供するため、機動的な用地仕入に注力するとともに、完成在庫の早期販売に努めましたが、建築コストの高騰が収益に与える影響は大きく、建売住宅販売の収益は低調に推移しました。また、投資用不動産の販売により、売上高・各種利益は前年同期比で大幅増となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における経営成績は、売上高1,442,749千円(前年同期比89.9%増)、営業利益101,022千円(前年同期比544.5%増)、経常利益112,144千円(前年同期比688.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は76,161千円(前年同期比903.9%増)となり、売上高は過去最高となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①不動産販売事業
不動産販売事業におきましては、建売住宅販売は前年同様に低調に推移しましたが、投資用不動産1棟を販売したことにより、売上高及びセグメント利益は増加いたしました。この結果、売上高は1,384,719千円(前年同期比95.9%増)、セグメント利益は132,328千円(前年同期比169.3%増)となりました。
②不動産賃貸管理事業
不動産賃貸管理事業におきましては、改装・営繕工事が順調に推移し、経費削減に努めたことにより、売上高及びセグメント利益は増加いたしました。この結果、売上高は58,768千円(前年同期比10.4%増)、セグメント利益は10,715千円(前年同期比48.9%増)となりました。
また、当第2四半期連結会計期間における財政状態の状況は次のとおりであります。
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は3,779,922千円となり、前連結会計年度末に比べ609,133千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が104,401千円減少、販売用不動産が529,883千円減少、仕掛販売用不動産が34,396千円増加したこと等によるものであります。
固定資産は88,814千円となり、前連結会計年度末に比べ13,473千円減少いたしました。
この結果、総資産は3,868,737千円となり、前連結会計年度末に比べ622,607千円減少いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は352,758千円となり、前連結会計年度末に比べ56,366千円減少いたしました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が78,271千円減少したこと等によるものであります。
固定負債は1,645,254千円となり、前連結会計年度末に比べ591,472千円減少いたしました。これは主に長期借入金が549,926千円減少したこと等によるものであります。
この結果、負債合計は1,998,012千円となり、前連結会計年度末に比べ647,838千円減少いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は1,870,724千円となり、前連結会計年度末に比べ25,231千円増加いたしました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加76,161千円、剰余金の配当の支払いによる減少50,929千円によるものであります。
この結果、自己資本比率は48.4%(前連結会計年度末41.1%)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ104,401千円減少し726,289千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動により獲得した資金は605,225千円(前年同期は235,253千円の使用)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上による増加112,144千円、たな卸資産の減少による増加467,995千円、法人税等の支払42,802千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動により使用した資金は28,994千円(前年同期は16,921千円の使用)となりました。これは主に預り敷金及び保証金の返還による支出25,126千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動により使用した資金は680,631千円(前年同期は290,276千円の獲得)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出628,197千円、配当金の支払額50,808千円等によるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。