四半期報告書-第5期第2四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/08/14 15:38
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。なお、当社は、前第2四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、消費税増税に伴う駆け込み需要による反動があったものの、企業収益の改善や雇用情勢の好転など、緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、海外経済は米国経済が好調ではありますが、中国経済の成長鈍化やタイの政情不安など先行き不透明な状況も残されております。
このような情勢のもと、当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績は、予想された消費税増税に伴う駆け込み需要の反動もそれほど大きな影響を受けず、順調に推移いたしました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は77億36百万円、営業利益は13億90百万円、経常利益は13億43百万円、四半期純利益は8億70百万円となりました。
当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメントでありますが、各分野別の業績につきましては以下のとおりであります。
防除技術分野では、国内市場において、主力製品である殺虫剤を中心に堅調に推移しました。また海外市場では、各国での登録取得を推進しました結果、販売地域が拡大し、売上が順調に推移いたしました。以上の結果、防除技術分野での売上高は63億60百万円となりました。
施肥灌水分野では、消費税率引き上げ前の駆け込み需要とその反動の影響もありましたが、概ね順調に推移いたしました。その結果、施肥灌水分野の売上高は10億51百万円となりました。
バイオスティミュラント分野では、欧州、東南アジアを中心に「アトニック」の登録作業を進めた結果、販売地域が拡大し、売上高は3億24百万円となりました。
(2)財政状態の分析
①資産、負債および純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は122億68百万円で、前連結会計年度末に比べ22億19百万円の増加となりました。これは主に受取手形及び売掛金の増加19億76百万円によるものであります。
負債につきましては79億37百万円で、前連結会計年度末に比べ12億18百万円の増加となりました。これは主に未払法人税の増加3億44百万円、長期借入金の増加8億56百万円によるものであります。
純資産は43億31百万円で、前連結会計年度末に比べ10億円の増加となりました。これは主に四半期純利益による利益剰余金の増加8億70百万円、資本剰余金の増加2億20百万円によるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は19億9百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億89百万円増加しました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、2億45百万円の支出となりました。主な収入要因は税金等調整前四半期純利益13億33百万円、仕入債務の増加2億25百万円等によるものであります。また、主な支出要因は売上債権の増加20億28百万円、法人税等の支払額2億7百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、2億31百万円の支出となりました。主な支出要因は有形固定資産の取得による支出1億40百万円等によるものでありす。
財務活動によるキャッシュ・フローは、7億73百万円の収入となりました。主な収入要因は長期借入による収入10億円、自己株式の売却による収入3億92百万円等によるものであります。また、主な支出要因は短期借入金の純減少額2億円、自己株式取得による支出2億50百万円等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、4億27百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。