有価証券報告書-第12期(平成30年5月1日-平成31年4月30日)

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2019/07/26 15:00
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経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の概要は次のとおりであります。
(1)経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、個人消費の回復や企業収益の改善等により、緩やかに回復いたしました。一方で、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動等の影響により、先行きは不透明な状況が続いております。 当社グループが属する業界におきまして、モバイルオンラインゲーム市場においては、株式会社矢野経済研究所の「スマホゲーム市場に関する調査(2018年)」によると、2019年度の国内スマートフォンゲーム市場は1兆1,000億円と、前年対比にて安定的に成長することが予想されております。VR/AR市場においては、The Goldman Sachs Group, Inc.が2016年に発表したデータによると、2025年にはVR/AR市場が約950億米ドル(約11兆円)まで拡大すると予測されております。 このような経済環境の中、当連結会計年度の売上高は21,257,580千円(前連結会計年度比21.6%減)となりました。また、営業損失は1,430,689千円(前連結会計年度は994,325千円の営業利益)、経常損失は1,661,464千円(同962,282千円の経常利益)、親会社株主に帰属する当期純損失は1,695,686千円(同552,928千円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
① モバイルオンラインゲーム事業
当社主力タイトルである「ファントム オブ キル(日本語版)」、「誰ガ為のアルケミスト(日本語版)・(海外言語版)」、「クリスタル オブ リユニオン(日本語版)・(海外言語版)」及び株式会社スクウェア・エニックスと共同開発した「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(日本語版)・(海外言語版)」に関しては堅調に推移したものの、前連結会計年度及び当連結会計年度に配信を開始した新規タイトルの売上寄与は限定的となり、また、経営資源の選択と集中を図るべく、一部タイトルの配信停止を行った結果、売上高が減少しました。
一方、一部主力タイトルにおけるTVCMの放映や、新規タイトルの配信に伴うプロモーションを実施したものの、その他のタイトルに関しては費用対効果を重視したプロモーション施策を実施したことに伴い広告宣伝費が減少し、販売費及び一般管理費が減少しました。
この結果、売上高は21,256,590千円(前連結会計年度比21.6%減)、営業損失は1,005,307千円(前連結会計年度は1,249,867千円の営業利益)となりました。
② VR/AR事業
VR/AR事業に関しては、将来、市場の急拡大が見込まれるVR/AR市場において早期に優位なポジションを築くことが重要な課題であると考えております。当社グループは、市場の状況に合わせて投資を行っていく方針であり、市場の黎明期においては国内外にて主にファンド出資を通じたVR/AR関連企業の成長支援を実施し、また成長期においてはコンテンツの開発を主体的に取り組み、VR/AR事業の収益化を目指してまいります。
当連結会計年度においては、Tokyo XR Startups株式会社及びNordic XR Startups Oy等におけるインキュベーションプログラムを通じ、世界を代表する企業の育成と輩出を目指して国内外のVR/AR市場におけるスタートアップ企業に対し様々な支援を提供いたしました。
また、当社グループがジェネラル・パートナーとして参画しているVenture Reality Fundを通じたグローバル投資を実行し、有力な技術・コンテンツ・人材を保有する企業との戦略的な連携を図ってまいりました。
この結果、売上高は990千円(前連結会計年度比38.0%減)、営業損失は425,381千円(前連結会計年度は255,541千円の営業損失)となりました。
(2)財政状態の状況
当連結会計年度末における資産合計は21,148,037千円となり、前連結会計年度末に比べ、1,919,477千円の減少となりました。流動資産合計は13,736,417千円となり、前連結会計年度末に比べ、3,535,836千円の減少となりました。これは主に現金及び預金の減少によるものであります。固定資産合計は7,411,620千円となり、前連結会計年度末に比べ、1,616,358千円の増加となりました。これは主に、ソフトウエア仮勘定及び投資有価証券の増加によるものであります。
当連結会計年度末における負債合計は7,554,410千円となり、前連結会計年度末に比べ、1,522,372千円の減少となりました。流動負債合計は6,207,220千円となり、前連結会計年度末に比べ、956,606千円の増加となりました。これは主に、1年以内返済予定の長期借入金の増加によるものであります。固定負債合計は1,347,189千円となり、前連結会計年度末に比べ、2,478,978千円の減少となりました。これは主に、長期借入金の減少によるものであります。
当連結会計年度末における純資産合計は13,593,627千円となり、前連結会計年度末に比べ、397,104千円の減少となりました。これは主に、利益剰余金の減少によるものであります。なお、自己資本比率は59.2%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末13,017,347千円に比べ3,119,298千円減少し、9,898,048千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果支出した資金は1,172,620千円(前連結会計年度は1,309,383千円の収入)となりました。収入の主な内訳は、売上債権の減少876,051千円であり、支出の主な内訳は、税金等調整前当期純損失1,408,315千円及び法人税等の支払額661,816千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は2,255,148千円(前連結会計年度は2,565,004千円の支出)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出1,207,532千円及び投資有価証券の取得による支出1,169,927千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は403,215千円(前連結会計年度は2,776,040千円の収入)となりました。支出の主な内訳は、長期借入金の返済による支出4,817,602千円であり、収入の主な内訳は、長期借入れによる収入4,000,000千円によるものであります。
(4)生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
② 受注実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
③ 販売実績
当連結会計年度におけるセグメントごとの販売実績は、次のとおりであります。
セグメント当連結会計年度
(自 2018年5月1日
至 2019年4月30日)
販売高(千円)前年同期比(%)
モバイルオンラインゲーム事業
日本語版14,127,12672.9
海外言語版7,129,46492.2
VR/AR事業99062.0
合計21,257,58078.4

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2017年5月1日
至 2018年4月30日)
当連結会計年度
(自 2018年5月1日
至 2019年4月30日)
販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)
Apple Inc.9,497,16635.07,318,52434.5
株式会社スクウェア・エニックス7,685,84928.46,621,20131.2
Google Inc.8,073,97629.85,970,79228.1

3.Apple Inc.及びGoogle Inc.は決済代行事業者であり、ユーザーからの代金回収を代行しております。
経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。
(2)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
① 「当連結会計年度の経営成績等」及び「セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況」に関する認識及び分
析・検討内容
「経営成績等の状況の概要 (1)経営成績の状況」及び「経営成績等の状況の概要 (2)財政状態の状況」に記載のとおりであります。
② 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものには、モバイルオンラインゲーム事業及びXR事業(VR、AR、MR等)等における人件費、外注費及び広告宣伝費のほか、XR事業、ブロックチェーン事業等の新規事業領域における国内外の有力企業への投資資金があります。
当社グループでは、運転資金は主として内部資金及び借入により資金調達をしております。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は9,898,048千円となり、当社グループの事業を推進していく上で充分な流動性を確保しております。
④ 経営者の問題認識と今後の方針
経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
⑤ 中長期的な会社の経営戦略
モバイルオンラインゲーム事業に関しては、引き続き、国内市場のみならず海外市場への積極的な展開を図ってまいります。具体的には、モバイルオンラインゲームのグローバルな配信体制の構築により、主に自社開発の良質なゲームコンテンツを世界各国に配信するとともに、プラットフォームやマーケティングパートナーとの連携、世界各国のゲーム開発会社との提携及び有名IPの活用等を積極的に推し進めていく方針であります。
XR事業(VR、AR、MR等)に関しては、将来、市場の急拡大が見込まれるXR市場において早期に優位なポジションを築くことが重要な課題であると考えております。当社グループは、市場の状況に合わせて投資を行っていく方針であり、市場の黎明期においては国内・海外にて主にファンド出資を通じたXR関連企業の成長支援を実施し、また成長期においてはコンテンツの開発に主体的に取り組み、XRサービスの収益化を目指してまいります。
ブロックチェーン事業については、株式会社gumi Cryptosを通じ、出資を通じた有力企業との戦略的連携を図るとともに、コンテンツの開発にも取り組み、将来における収益基盤を構築してまいります。

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